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Category: sax (第2期)  

David Ambrosio / Gone

  David Ambrosio (b)
  Loren Stillman (as)
  Russ Meissner (ds)

  Recorded at Tedesco Studio’s, in Paramus, NJ, on December 18, 2012
  FSNT440 (FRESH SOUND NEW TALENT) 2014

  1. The Proof is in the Pudding
  2. Verse
  3. Let it Go
  4. Matters of Fact
                     5. Gone
                     6. Brahmin
                     7. Her Love was Like Kryptonite

ベーシスト David Ambrosio のリーダー作ながら、アルトサックス奏者 Loren Stillman(B1980)目当てのゲットだったこともあり、カテゴリ ”sax” の記事
とします。
リーダーの David Ambrosio は、NYをベースに活動してきたキャリアも豊富なベーシストだが、ビッグネームとの共演が比較的少なめで、地味な印象もある
せいか、キャリアの割には知名度が低く、アンダーレイテッドされるタイプと言えるのかもしれない。
当ブログでは、参加作 “Vinnie Sperraza / Peak Inn” で記事歴があるが、やはり他の過去作などを見ても、同じように、力があっても知名度が伴わないと
いったマイナーな匂いのある共演者とのつき合いが多いようにも思うのだが、その辺は、当方としてはあまり関係ないことで、むしろそういった地味な活動は、
売る、売れないといった世界とは距離を置いたところでの音づくりのイメージにもつながり、アーティストとしての好感度は高い。
もっとも、好感度が高くても、それが音楽としての結果につながらなければ、意味はないのだが.......................。

さて、内容の方だが、リーダーのAmbrosioを差し置いて、Stillman曲4、Ambrosio曲2、Meissner曲1とStillmanのオリジナルが半分以上を占めており、
その辺からも、本作の方向性みたいなものが感じられるような気がする。

目当てのStillmanだが、それなりにキャリアもあるので、ベテラン的イメージも持ってしまうが、若くしてシーンにデビューしているので、まだ35歳という
ことで、この世界では、若手と言っていい歳だ。
元々、Konitzの影も感じられた彼のアルトは、現在のコンテンポラリー・アルトサックス・シーンでは、少数派とも言っていいスタイル。フルトーンでハード
に攻めるよりも、熱くなり過ぎることもなく、あくまでクールに、思索的にソフトトーンでのヒネリの入った語り口が持ち味。
参加作ではあるのだが、本作でも彼を中心に据えた形をもって、彼のアルトは、いつもの彼よりは一見ストレートぎみとも見えるのだが、微妙に複雑に絡む
リズムの中でソフトトーンでの語り口には、やはり微妙にトゲも感じられる辛口テイストのものとなっている。
一見ふつうのストレートだから、いつでも打てると思っていたら、その微妙に変化してくるクセ球に、気がついてみればゲームも終盤になるというのに、完全
に抑えられてしまったという感じだ。
そんなことで、ヘンな例えになったが、まさに地味ながらそんな感じで、繰り返すほどに味の出てくる一枚だ。
そういう意味では、地味系のリーダーの持ち味もよく発揮された一枚とも言えるのかも。
本作を聴いて、やはり同じように地味系ベーシストのリーダー作にStillmanが参加した一枚 “Arthur Kell / Jester” を思い出した。

その他のLoren Stillman関連記事は → こちらから

JAZZ-sax 72
David Ambrosio
Loren Stillman

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