前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

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Category: guitar (第2期)  

Marc Ducret / Tower-Bridge

 TowerBridge-2.jpg

Kasper Tranberg (trumpet)
Dominique Pifarely (violin)
Tim Berne (alto saxophone)
Fidel Fourneyron (trombone)
Matthias Mahler (trombone)
Alexis Persigan (trombone)
Fred Gastard (bass saxophone)
Antonin Rayon (piano)
Sylvain Lemetre (percussion)
Peter Bruun (drums)
Tom Rainey (drums)
Marc Ducret (electric guitar)

Recorded on November 15, 2012 at Pole Sud, Strasbourg & November 21. 2012 at Salle Paul Fort, Nantes.
AYLCD-139-140 (ayler records) 2014

Disc1) 1. Sur l'Electricite  2. Real Thing #1  3. Real Thing #2
Disc2) 1. Real Thing #3  2. Softly Her Tower Crumbled in the Sweet Silent Sun  3. L'Ombra di Verdi

Marc Ducret(B1957)の新作となるが、録音は "Tower" シリーズ(全4作)の後半と、かぶった時期の2012年となっており、メンバーも同シリーズに
参加していたメンバーとほぼ同じだが、同シリーズではアルバムによりソロ、4人、5人、7人となっていた編成の全員が参加した形となっている。
編成面もベースレスで2ドラムスに3本のトロンボーンが入るという一般性にとらわれることを拒絶する誠にDucretらしいメンバー構成。

初っ端から、張りつめた空気に溶け込むように、あるいは切り裂くように濃密なインプロの絡みが、刻々と表情を変化させつつ展開されるという流れの
全6曲は、全て10分〜20分以上という長尺ばかり、濃い。
内容的には、どフリーという印象はない。しっかりした骨格の上に、そこに臨機応変、瞬時の感性のひらめきにより自由な肉付けを施しつつ全体を創り
あげていくといったイメージか。
Ducretのギターも、無限の広がりを感じさせるスペイシーな表現からその空間を瞬時に切り裂くような鋭角的な切り込みなどハンパないキレを見せており、
そのエフェクトの使いこなしは、自身の声のように表現手段として自在に操っているといった次元にあることも感じられる。
そういった、自身の出番においては、ギタリストとして極限られた存在であることを感じさせるパフォーマンスも披露してくれるのだが、本作においては、
骨格をつくり、流れをコントロールし、全体像を創りあげていくといった部分で彼のコンポーズ面での並々ならぬ能力が見え、あらためて感心させられる。
2セットのドラムスとpercussionの絡みがつくり出すsomething、鋭くエフェクトを利かせたPifarelyのviolin、ベースレスを意識させない管の使い方
...................等々、聴きどころも随所にあるのだが、それを俯瞰で見てトータルにコントロールし精緻な音楽と感じられるレベルにまでしたMarc Ducret
という才能に賛辞を送りたい。
この種の音楽を頭でっかちで考え過ぎなどと評されてしまう場合も多いが、否、感性のぶつかり合い、瞬間においては、これほど考えるスキは微塵も
なく直感的に連動していく音楽もなかなかお目にかかれないのではないだろうか。

その他のMarc Ducret関連記事は → こちらから

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Marc Ducret

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Category: guitar (第2期)  

Shan Kenner Raw Trio / Brooklyn Sketches

  Shan Kenner (g)
  Ryan Berg (b)
  Rudy Royston (ds)

  Recorded June 6th 2008 at Newkirk Studios, Brooklyn, NY
  sk-0253 (2008)

  1. The Bulldog
  2. Windows
  3. Substance
                     4. Holding Pattern
                     5. Brooklyn Sketches
                     6. Forgotten Agenda
                     7. Blue in Green
                     8. Swiftness
                     9. Evan

初めてのギタリストで、ジャケットもなんだかなぁといった感じだったのだが、Rudy Roystonの名前も入っていたので、若手コンポラ系という予測の
もとにゲットしてみました。

一聴してみれば、典型的コンポラ系の感性そしてエフェクトに頼ることのない真っ当な音使いの正統派といった堅気の印象。
ちょっと清く明るめのテイストが私的好みとは違うのだが、技術面でも平均値はクリアーしており、Brooklyn界隈で活動するごくスタンダードなギタリスト
といったところが初聴き印象。

何回か繰り返すと、このギタリストの個性とは言えないような独特のクセとでも言ったらよいのか、どうも気になってしまうところがありどうも入り込め
ない。音そのものはクリアー、バラード系のスローな展開では、そのクセも出ず、まずまずなのだが、ちょっと速い展開になってくると全てがトレモロ弾き
みたいな感じになってしまい、それがためにやたら音数が多く、結果フレージングのラインが不鮮明、歯切れが悪い、メリハリが無いといった印象のものに
なってしまっている。
クセと個性とは紙一重のところもあり、「あばたもえくぼ」ではないがこのクセを心地良くプラスのものとして、受け取る人も、もしかしたらいるのかも
しれないが、少なくとも私的には相性悪しだった。
技術レベルは、決して低いとは思わないのだが、何かもったいない気がしてしまうギタリストだ。

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Shan Kenner

Category: Gallery > Photo  

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Category: guitar (第2期)  

George Dumitriu

前々回記事としたルーマニアのギタリスト兼ヴァイオリニスト George Dumitriu。


            
            Steven Kamperman HORIZON TRIO - 'Penguence'
            Steven Kamperman alto clarinet • Sanem Kalfa vocals • George Dumitriu violin/guitar


            
            In Your Own Sweet Way - George Dumitriu Graduation Concert
            Graduation concert of romanian jazz guitarist George Dumitriu,
            from Prins Claus Conservatorium, Groningen, Netherlands.


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Category: piano (第3期)  

Kaja Draksler

前回記事のスロヴェニアのピアニストKaja Draksler

            
            jazzahead! 2014 - European Jazz Meeting - Kaja Draksler


            
            
            Kaja Draksler & Matiss Čudars - Kor Improvisation


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Kaja Draksler

Category: vocal  

Sanem Kalfa / Nehir

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Sanem Kalfa (voice)
Kaja Draksler (piano)
George Dumitriu (guitar)
Mattia Magatelli (bass)
Kristijan Krajncan (drums)

ZR1412002 (ZENNEZ) 2014

1. STORM  2. NEHIR  3. LAYKLA  4. CEMBERIMDE GUL OYA  5. COME RAIN OR COME SHINE  6. BLU SKIES  7. YOU BETTER GO NOW
8. UNBALANCED  9. CANTO DE OSSANHA  10. PRAYER FOR THE PEOPLE  11. VIRA  12. SOMETHING MORE ABOUT IT  13. GIRIZGAH

Sanem Kalfa は、トルコ出身。
チェリストとしての経験もあったらしいが、Jazzへの傾倒もあり、2010年モントルー・ジャズ/ヴォイス・コンペでのウィナーの受賞歴がある。

1曲目からトルコ出身という出自がそのまま色濃く出ており、欧州を感じさせるリリシズムと哀愁漂う中東的メロディーラインとが入り組んで、独特の世界
を創り出している。
伸びのある高音域に特徴のある彼女の声質で、かなりスキャットを多用するのが彼女のヴォーカルスタイルのようだ。技術面でもかなりハイ・レベルのもの
を感じさせるものがあるのだが、それが音楽に技巧的といった匂いを感じさせないのは、彼女の音楽的懐の深さゆえなのだろうか。
スタンダードでの解釈なども彼女の感性による新鮮な表現には非凡なものを感じる。
伝統に必要以上に縛られることなく、新世代のヴォーカリストとして新しい形を創り出してほしい、期待したい。

今回、私的には他にも収穫があった。
このバックを支えるメンバーが非常に良い。本作における彼らの貢献度は高い。東欧圏出身者が多く、トルコ出身のKalfaの感性との相性あるいは共感でき
るといったものもあったのだろう。米国ミュージシャンとの共演では、また異質の音楽になっていたのではないだろうか。
特にスロヴェニアの女性ピアニスト Kaja Draksler そしてルーマニアのギタリスト George Dumitriu の感性には、惹き付けられるものが随所にあった。
感性面、技術面いずれもハイレベル、そして何よりも音創りの面で前向きなものが感じられるところに先の広がりも思わせるところが良い。
今まで出会ったことのない感性を求める私にとっては、こういった新しい出会いが何よりの収穫なのだ。

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Sanem Kalfa

Category: Gallery > Photo  

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                  所用ついでに、知らない街を散策していたら、見覚えのあるロゴが目に入る。
                  ん〜っ、これってロゴ同じだし〜..................丸の内と関係あるのか?

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Category: Gallery > Photo  

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Category: Other Instrument  

Sam Most / Organic Flute

  Sam Most (fl)
  Joe Bag (org)
  Mark Ferber (ds)

  Recorded at Multi Media Music, Hollywood, California by Mark Vincent, January 2009
  LiquidJazz 2010

  01. Speak Low
  02. Bluesette
  03. Yesterdays
                    04. The Nearness of You
                    05. Darn That Dream
                    06. So in Love
                    07. Relaxin' at Camarillo
                    08. We'll be Together Again
                    09. Pensativa
                    10. Indiana
                    11. Blue Daniel
                    12. You Stepped Out of a Dream

最近、聴く機会も多かった1枚。
本作でフルートを担当そしてリーダーの Sam Most は、たしか昨年亡くなったなどと思っていたら、新しい年が明けたのでもう一昨年ということになるん
ですね。
本作録音時は、80になろうかという時期ですが、その活き活きしたフルートのプレイには驚く。あらためてフルーティスト Sam Mostを見直した。
Most は、フルート以外にも cl や ts などでのプレイもあるのだが、私的には好きな楽器でもあるし、このフルートとの相性が一番良い。

音楽の方は、小難しい要素は皆無、スタンダードを並べて実に気持ちよく楽しく聴けるという内容に仕上げている。
こういった流れだと、ついついイージーな方向へもという展開にもなりがちだが、小粋、コジャレ感とともにイージーになる一歩手前、紙一重のところに
コントロールしている。これも長年Jazzと良い関わり方をしてきた Most の音楽性、Jazz観といったものの表れなのだろう。
音楽は全編に渡り、ほぼ4ビート主体の定型スタイルながら、その決まった枠の中で職人的技が冴え渡り、実に活き活きとした無になって楽しめるJazzに
仕上げている。職人という言い方はアーティストに対して悪い意味で使われる場合もあるが、ここでは年季の入った経験豊富なツボを心得たといういい
意味での職人だ。

そんな4ビートのグルーヴ感をつくりだしている大きな原動力にもなっているのが、地味ながら確かな職人 Joe Bag の左手、そのベースラインが
Mark Ferber のドラミングとともに音楽に推進力をもたらしている。
Joe Bag については、このブログでは、ボーカリスト Anna Callahan作の "It's Just the Rain" で記事歴もあるが、独自性も備えたコンポラ系の
クールな感性のオルガニストとして、もっと評価されてしかるべき存在だと思っている。本作でも彼の働きは大きく、大ベテラン Most の枯れたフレージ
ングを支えるとともに、そのクールなオルガンワークは、音楽に今の空気感を吹き込みフレッシュなスパイスとなっている。

            
            

JAZZ-other instrument 27
Sam Most

Category: vocal  

Diana Krall / Stepping Out

  Diana Krall (voc, p)
  John Clayton (b)
  Jeff Hamilton (ds)

  Recorded by Ian Terry at Kingsound Studios in North Hollywood, CA, October 18-19, 1992.
  GRD-9825 (GRP) 1993

  01. This Can't be Love
  02. Straighten Up and Fly Right
  03. Between the Devil and the Deep Blue Sea
  04. I'm Just a Lucky So and So
                     05. Body and Soul
                     06. 42nd Street
                     07. Do Nothin' Till You Hear from Me
                     08. Big Foot
                     09. Frim Fram Sauce
                     10. Jimmie
                     11. As Long as I Live

まもなく、新作 "Wallflower" のリリースが予定されているDiana Krallですが、エルヴィス・コステロとの結婚後、どうも歌の魅力が薄れてしまったと
感じるところもあり、それまで全作聴いていたDianaでしたが、とんとご無沙汰してしまっていた。
年の初めに思い出したようにDiana Krall(B1964)の原点とも言えるデビュー作を引っ張り出してみた。

彼女は、カナダのブリティッシュコロンビア州のナナイモの出身、位置的には、ジョージア海峡を挟んで対岸にはバンクーバーそして米国との国境を挟んだ
先が、ちょうどシアトルといったあたり、幼い頃に家族でバンクーバーに転居してからバークリーに入学するまでは、そこが生活の拠点となっていたようだ。
バークリー卒業後、西海岸のロサンゼルルスでの活動を経て90年にニューヨークへ転居、そして93年の本デビュー作につながっている。

本作を初めて聴いた頃、それがジャケットの印象に通じるようなものがあり、いいのか悪いのかわからないが、内容のよく出たジャケットなどと思えたもの
だった。後のDianaのジャケットに徐々に表れてくるような洗練感は全くと言っていいほど無く、まさに荒削りだが Jazzフィーリングの塊みたいなシーン
に登場してきた頃の状況が、そのまま見えてくるような一種の素朴さも漂うジャケ写である。

そんな原石を思わせるような本作ですが、そこに感じる可能性の大きさが、やはりDiana Krallのデビューアルバムであることを強く感じる一枚と言える
でしょうか。
極部分的だが彼女のピアノに同じカナダの大先輩オスカー・ピーターソンを感じる部分もあるのは、何か感慨深いものもある。
シーンに出て来た当初の勢いとともに彼女の原点も見えてくるようなアルバム、そして大きな可能性も感じさせてくれた一作。
Dianaには、今一度この頃を思い出してほしい。
新作は、豪華アレンジで歌うポップソング集といった内容らしい。この「豪華」といったテイストがどうもひっかかる。手が伸びるか微妙だなぁ。

JAZZ-vocal 46
Diana Krall

Category: Gallery > Photo  

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                      先日、謎の小動物の足跡を発見したが、
                    今朝は、これとはまた別種の足跡が
                    まっさらな雪面に点々と・・・・・・・・・・・・・・

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                      近寄って、よく見たら
                    これ間違いなく"ニャン"だねw


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Category: Gallery > Photo  

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