前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

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Category: guitar (第2期)  

Tim Miller Trio 2

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Tim Miller (eg, ag)
Joshua Davis (b)
Take Toriyama (ds)

Recorded 2007 by Steve Hunt at The Kitchen, Chelmsford MA
(AVENIR RECORDS) 2008

01. Electric
02. By the Sea
03. Elements
04. Flying
05. Night Sky
06. Arc
07. Thread
08. Grey to Blue
09. Trace
10. Drop of Ink
11. Recall
12. Open

しばらく聴いてなかったTim Miller、思うところあり久しぶりに引っ張り出してみた。
Mick Goodrickの弟子的存在でその師匠と同じく母校バークリーで教鞭を執っているというTim Millerですが、Goodrickと共著でギター教則本なども
出しており、なかなかの理論派のようでもあります。

本作は、同一メンバーでの "trio" に続く2作目、全曲 Millerのオリジナルとなっている。
プレースタイルは、かなりテクニカル、メカニカルな印象もあり、ヘッドレスギターの使い手であることなども含めて、大枠でとらえるならHoldsworth
の流れをくむギタリストと見ていいのではないでしょうか。ただし、理論面ではともかくとして、あくまで聴いた感覚でしか言えないが、ソロにおける
Holdsworthのスケールライクなラインの印象とは、ちょっと微妙に違うニュアンスや音の選択にも独特のものが感じられ、年齢的にも先の変化も見込んで
考えるならば、単純にHoldsworthyと決めつけた見方をしてはいけないのかもしれない。

バークリーで教鞭を執る立場でありながらも一方では自身のプレイで、沈着冷静かつ無表情といった音の質感の中にクールな変態性も見せるというあたりに、
何か変に惹かれる(笑)ものもありますが、本作以降のアルバムリリース情報が無いのは、ちょっと残念なところです。教師としてばかりでなく、新作アルバム
のリリースなど、実戦の場で自身の世界を表現する方にも力を注いでほしいものである。

             
             Tim Miller Trio playing rhythm changes in Baltimore

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Category: guitar (第2期)  

Davy Mooney / Astoriano

  Davy Mooney (7 strng guitar)
  John Ellis (sax)
  Simon Lott (ds)
  Mat Clohesy (b)
  Brian Coogan (org)

  Recorded June, 2007
  Qacp-45003 (LateSet) 2008

  01. Wrinkles
                     02. Countdown
                     03. Astoriano
                     04. Prospectin'
                     05. Satan Doll
                     06. I Will Wait for You
                     07. Moon Song
                     08. The Simple Life
                     09. In This Balance of Time
                     10. A Girl for All Seasons
                     11. The Hills of Earth (Charybdis Slope)

全く知らないギタリストながら、メンバーから推測する期待感もあり手を出してみた。
M2のコルトレーン曲、M6のおなじみルグラン曲を除いて全てMooneyのオリジナルとなるようだ。
Davy Mooney(デヴィ・ムーニー?)は、どうやらニューオリンズ出身らしい、なので Ellis, Cooganなどからこのメンバーもニューオリンズつながりという
ことなのかもしれない。

一聴してみれば、この7弦ギターを操るMooneyは、典型的な今の時代のメインストリームを行く感性、ストレートにその思いきりよく強引に攻めるプレイ
は、なかなか気持ち良いものがある。
アルバム中、唯一のオルガンとのトリオによるM7 "Moon Song" などCooganのクールなハモンドの響きとSimonのブラッシュワークをバックにスローな
展開で歌うギターもなかなかいい味を出している。
おそらく、過去にWesなど王道系のギターは、たっぷり聴きこんできたと思われ、現在の典型的コンポラ系の感性の奥には、そういった伝統も見え隠れする。
フレージングや間の取り方など個性も感じられるMooneyのギター、買って正解だった。荒削りだが、うまく伸びていってほしい。
あらためて思うのは、裾野が広いギター界、無名でも巧いのがいっぱいいるんだねえ! 逆に考えれば、メジャーな存在になるには、能力だけではない
運も多分に関係してくるのだろう。微力ながら、そんな運に恵まれない才能を1人でも多くの人が知る機会にでもなれば、まったく軟弱極まりないこのブログ
だが、わずかにその存在価値もあるというものかもしれない。

話がそれてしまったが本作、メンバーは、いずれも腕達者、ストレートに歌うJohn Ellisも魅力の盤となっている。

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Davy Mooney

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201409-5 謎のマスクニャン

                 

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Category: organ (第2期)  

The Night Crawlers / Down in the Bottom

  Cory Weeds (as)
  Steve Kaldestad (ts)
  Chris Gestrin (Hammond B3 organ)
  Dave Sikula (g)
  Jedde Cahill (ds)
  with the Big Band Sound add

  Recorded at The Cellar Restaurant Jazz Club in Vancouver, BC, Canada on July 6th & 20th, 2010
  CL72010 (CELLAR LIVE) 2010

                     01. Apercu
                     02. Goin' Down'
                     03 Marrket-Place
                     04. Esperanto
                     05. Down in the Bottom
                     06. Moonlight in Vermont
                     07. Neckbones
                     08. Zattitude
                     09. Bean O
                     10. Love Bowl
                     11. Modal Issue

Jedde Cahill (ds)を中心とするクインテット The Night Crawlersを軸としてそこにビッグバンドが加わり、60年代を思わせるようなホットでスケールの
大きなサウンドが展開される一遍。
以前から聴きたいと思っていたChris Gestrinのオルガンが、大きくフィーチャーされるということでのゲット。
日本では、ピアニストとして知られているGestrinは、当ブログでも彼の初期作 "Trio(2000)" にて記事歴があるのだが、その後のBen Monder参加の
"Distance" 他などではフリー寄りの尖った感性も見せるなどしていたこともあり、そんな感性の持ち主のオルガンもぜひチェックしてみたいと思っていたの
ですが、日本ではカナダで活動するピアニストとしてでもマイナーな存在であることに加えてその彼のオルガン関連作など仕入れる店があるはずもなく、
そんな状況に当方も半ば見て見ぬふりをする放置状態でもあったのだが、間違って仕入れてしまったのか偶然発見し、ゲットとなったしだい。

全体のサウンド印象としては、半世紀前の音の焼き直しといった感もあり、新たな発見は何も無く、ハズした一枚ということにもなるのだが、無になって
聴けば、全編ホットな展開が続き、それなりに楽しめる一枚という内容だ。
というわけで自然、耳はGestrinのオルガンに向いてしまうのだが、全体のノスタルジックなサウンドに合わせ溶け込むように、あのピアノで見せてくれる
ような尖った部分はすっかり奥に潜めてしまっている。
ただ、オルガンのプレイ自体は手慣れたものもあり、ピアニストがやる片手間感は無く、オルガンでの活動もそこそこしていると思わせるものもあり、
今後、あるかどうかわからないが、自身の感性が出るオルガニストとしてのリーダー作にぜひ期待したいところだ。
本作でオルガニスト Chris Gestrin を判断するのは不可だった。

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201409-4

            

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Category: vocal  

Solveig Slettahjell / Silver

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Solveig Slettahjell (vo)
Mats Eilertsen (b)
Sjur Miljeteig (tp)
Morten Qvenild (p)
Per Oddvar Johansen (ds)

CLCD80 (Curling Legs) 2004

01. Take It with Me
02. Second Time Around
03. What is Thing Called Love
04. C. Parkers Wisdom
05. What It
06. You Won't Forget Me
07. Nobody's Fault But Mine
08. Moon River
09. Time after Time
10. 12th of Never
11. The Mre I See You
12. Look for the Silver Lining

ノルウェーのヴォーカリスト Solveig Slettahjell(B1971)のデビュー作 "Slow Motion Orchestra(2001)" に続く2作目。
前作での大編成の核となっていた活動を共にする4人をバックに、メンバーのオリジナルなども混じえながらのスタンダードを中心とした曲構成。

この5人編成のグループをSlow Motion Quintetと名のっているように、スローバラードを中心として、ゆっくりとした透明感もある時の流れを感じる
ようなアルバムに仕上がっている。
そんな音の流れの中で、Solveigのクールでセンシティブなボーカルが光るが、そういった表面上の印象とは別に、奥に素朴さとともに芯の強さも感じ
られるあたりが、この歌手の魅力でもあるのだろうか。

音数を抑えたSjur Miljeteigのtp、斬新なアレンジなどコンポーズ面でも光るベースのMats Eilertsenなど
前作同様、バックを務めるメンバーの質の高さも伝わってくる一枚。

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Solveig Slettahjell

Category: Other Instrument  

Paco Charlin / Organic Motion Philosophy

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Marcus Strickland (ts, ss)
Lage Lund (g)
Paco Charlin (b)
Juanma Barroso (ds)

Recorded at Teatro Principal (Pontevedtra, Galiza), August 23, 2008
FC45CD (free code) 2009

1. Sunlight
2. Rhythm Flow
3. Organic Motion Philosophy
4. The Question
5. Step B
6. The Answer
7. Melodic Speaking
8. Extended Capacity
9. River Sprit

スペインはガリシア出身のベーシスト Paco Charlin(パコ・シャルラン)のリーダー作ですが、先日記事とした "Paco Charlin / Kiuye" とは、レーベル、
録音場所も同じということで、同じような流れの中で製作されたものと思われ、楽器編成も同じ、前述盤ではdsを担当していた E.J. の双子の兄弟
Marcus StricklandのテナーとLage Lundのギターという布陣。前述盤のVicente Marcian (ts)とMike Moreno (g)との違いが音楽にどう現われるのか
といったあたりも興味のあるところです。

前述盤同様、全てCharlinのオリジナルで固めた全9曲。
前述盤と同じく、冒頭にアルバムの核となるような曲を配置しており、やや不穏さもあるオープナー、Lundのギターも妖しさを放ち、まずまずのスタート。
聴き進めていくと、意外とストレートでカラッとしたテイストの展開で彩られており、そのあたりがちょっと私的期待とは、若干ズレが生じたかなといった
ところだが、プレイ自体に何ら問題はなく、上質の一枚に仕上がっていると思える内容だ。
ただし、あくまで自分の感性を通して聴くわけだから、そこに私的好みといったものがはたらくのは当然のことであり、シゴトとしてではなく道楽としてと
いうことになれば、何よりもそこが唯一の判断基準となるのである。
回りくどい言い回しになってしまったが、本作、微妙に私的好みを外した盤のようだ。
この辺の受取り方も、今回は特に前述のMoreno参加作とほぼ同時期に聴くことになったので、いやでも比較する結果になってしまうのはやむを得ないとこ
ろだが、本作も前述盤とは関係なく単独で聴いたら、満足の一枚だったかもしれない。その点では不運だったと言えるのかもしれないが、自分とは感性(好み)
が違う人が聴けば、全く逆の受け取り方をする人も多いだろう。そのぐらいの微妙な質感の違いだ。
Strickland のストレートで米国流のテナーと曲によりソプラノの使用、対するMarcianの木質の音とやや影を感じるテナー、この差がそのまま音楽の質の
違いにもつながったのか、そしてMorenoとLundのギターの質感にも微妙な影響を及ぼしたのか.........................
共演者との対話の中から、その互いの刺激により新たなsomethingを生み出そうとするJazzにおていは、その共演者の持つ意味が大きいこと、あらためて
感じます。

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Category: Gallery > Photo  

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Category: oldies  

Jimi Hendrix / Blues

  01. Hear My Train a Comin' (acoustic)  December 19, 1967
     Jimi Hendrix (12 string guitar, voc)
  02. Born under a Bud Sign  December 15, 1969
     Jimi Hendrix (g, voc), Billy Cox (b), Buddy Miles (ds)
  03. Red House  December13,1966
     Jimi Hendrix (g, voc), Noel Redding (b), Mitch Mitchell (ds)
  04. Catfish Blues  November 10, 1967
     Jimi Hendrix (g, voc), Noel Redding (b), Mitch Mitchell (ds)
  05. Voodoo Chile Blues  May 2, 1968
     Jimi Hendrix (g, voc), Jack Casady (b), Mitch Mitchell (ds), Steve Winwood (org)
  06. Mannish Boy  April 22, 1969
                       Jimi Hendrix (g, voc), Billy Cox (b), Buddy Miles (ds)
                     07. Once I Had a Woman  January 23,1970
                       Jimi Hendrix (g, voc), Billy Cox (b), Buddy Miles (ds), Unknown (harmonica)
                     08. Bleeding Heart  May 21, 1969
                       Jimi Hendrix (g, voc), Billy Cox (b), Buddy Miles (ds)
                     09. Jam 292  May 14, 1969
                       Jimi Hendrix (g, voc), Billy Cox (b), Mitch Mitchell (ds), Sharon Layne (p)
                     10. Electric Church Red House  October 29, 1968
                       Jimi Hendrix (g, voc), Noel Redding (b), Mitch Mitchell (ds), Lee Michaels (org)
                     11. Hear My Train a Comin' (electric)  May 30, 1970
                       Jimi Hendrix (g, voc), Billy Cox (b), Mitch Mitchell (ds)

                     MCD 1060 (1994)

Jimi Hendrixの死後、発掘された未発表音源を含めた多くの編集盤が比較的コンスタントにリリースされていますが、本作は、ブルースマンとしてのJimiに
フォーカスし、未発表音源を含めた全11曲の厳選したブルースナンバーのみを集め、94年にリリースされたものですが、内容の方もなかなか充実の1枚に
なってます。Bluesを通過しJazzに入ってきた私ですが、当時、ロッカーとしてのJimiよりブルースマンとしてのJimiが好きだった私にとっては、永久保存
盤として誠にありがたい1枚。
レコードからCDの時代になって間もない頃、例外なく全レコード処分という取り返しのつかないミスを犯してしまいましたが、当然その中にもJimiのアル
バムも多数含まれ、彼のデビュー盤 "Are You Experienced" も入っていたわけですが、その中にJimiのブルースというよりもブルースそのものに取り憑か
れる大きなきっかけともなった1曲 "Red House" が入っていましたが、本作には、当時の私の方向性に大きく関わったその1曲が含まれているのも誠にあり
がたい。今回記事化にあたり、"Red House"久しぶりに聴いてみましたが、録音から半世紀近く経っているにもかかわらず全く色褪せを感じないのには驚か
されます。アイデア、オリジナリティー、テクニック.................彼のブルースとしてのギターワークが、いかに先を見ていたものか、今さらながら思い知らさ
れます。

          

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Jimi Hendrix

Category: Gallery > Photo  

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Category: Other Instrument  

Paco Charlin / Kiuye

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Vicente Marcian (ts)
Mike Moreno (g)
Paco Charlin (b)
E. J. Strickland (ds)

Recorded at Teatro Principal (Pontevedtra, Galiza), July 18, 2009
FC50CD (free code) 2011

1. Kiuye
2. The Wrestler
3. Open Road
4. Line
5. Fcl
6. Hum
7. Mad Circle
8. Toy
9. Magnetic Tape

日本では Abe Rabade Trio のベーシストとしてピアノファンには、おなじみのスペインはガリシア出身の Paco Charlin(パコ・シャルラン)ですが、
この Rabade Trioとは別に自身のリーダー作として気になるメンバーでのアルバム情報は得ていたのですが、Jazzとしてはマイナーな地域のスペインと
いうこともあり、なかなか入手機会に恵まれず放置状態でしたが、たまたま機会に恵まれgetとなったしだい。

内容は、全てCharlinの手による全9曲。
冒頭のタイトル曲、のっけからガツンっというよりは、その不安定な要素と妖しさも漂う静かな出だしに惹き付けられます。
このテナーは、今回お初になりますが、最初のテーマ部あたりで見せる歌わせ方やら持っている雰囲気で、なかなかの実力者であることも伝わってきます。
柔らかな身のこなしからイクべきところではイク緩急の出し入れ、写真で見る限りでは若手、楽しみな存在です。

そして、そのMarcianとともにフロントで本作のカラーに大きく関わるシゴトを見せているMike Moreno、いいです。
特に本作において、私的には冒頭曲やラスト曲の不穏な響きも感じられるゆったりとした展開の中で時折、速いパッセージも絡めてくるといった緩急ある
展開が好みです。
こうして本作、通して聴いてみると、Morenoのギターにも、NY絡みのメンバーによる他作とは、その音楽に微妙に質感の違いも漂い、そのあたりも魅力と
感じるのだが、リーダーであるCharlinそして、出自不明だが名前から判断すればやはり欧州系と思われるMarcian、彼らの感性の質と絡んだことによる
化学反応の成果とも言えるのだろうか。

堅実なベースワークとともに、楽曲の魅力とトータルに音楽を俯瞰視できるリーダー Paco Charlin の存在も大きい。

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