前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 08 2014

Category: piano (第3期)  

Andy LaVerne / I Have a Dream

I Have a Dream  Andy Laverne (p)
  Gary Versace (Hammond B3)
  Anthony Pinciotti (ds)

  Recorded Live at The Kitano Hotel, New York November 30 & December 1, 2007
  SCCD 31782 (SteepleChase) 2014

  1. Fire Wire
  2. Memoir
  3. Upside
  4. Refried Bananas
                     5. I Hav a Dream
                     6. I Fixed The Moon
                     7. Cantaloupe Island

Andy LaVerne(p)とGary Versace(org)とによる鍵盤楽器同士によるこの変則ブロジェクトもこれで4作目になるのだが、このブログでも
"All Ways (2005)"、"Andy LaVerne's One Of A Kind At The Kitano Vol.1(2009)" で記事歴がある。
本作は、彼ら、特にVersaceの最新の状況が知りたいということで、即ゲットしたのですが、クレジットを見たら前述のホテル北野でのライブ盤とは、同日
の録音ということでテンション一気に下がりました。
前述のホテル北野でのライブ盤もタイトルをよく見りゃ、'Vol.1" という文字が最後にクレジットされてるので、当初から "Vol.2" にあたるものを出すつもり
は、あったのだろうが、それにしてもこんなに間をおいて出すこともないと思うのだが........................

内容は、M5, M7のHancock曲を除く全てがLaVerneオリジナルとなる全7曲。
こういったケースの場合、いいものを選んだ後の残り物テイクというこことで、あまり期待もできないのだが...............と、低いテンションのまま聴き始める。
その印象は一気にひっくり返った。
無駄な飾りやいだずらに虚仮威しのプレイをすることもなく、ハデさを抑えたLaVerneのピアノには、確かな説得力が感じられる。それを支えるというより
は、Versaceのプレイにも、ソロにバッキングにアイデア豊かなものが感じられ、LaVerneから多くを引き出す触媒の働きとしても十分だろう。
勿論、VersaceにとってもLaVerneの質の高いプレイが自身のオルガンに普段ない何かをもたらしていると感じつつのプレイではないだろうか。

こうして聴いてみると、内容的には、Vol.1と比べても劣る要素は何も無く、充実の出来となっているのだが、その玄人受けするような内容ながらも、変則
編成でハデ、キャッチーといった要素の無い地味さが、録音から7年目のリリースとなった原因なのだろうか?だとしたら、その辺のレーベルの判断には
疑問を感ずる。

変則編成と書いたが、内容的に変則なものは何も無く、過去にも事例は多くはないだけに、開発余地を十分残した可能性も感じられる編成だ。
新たな開拓者の出現も期待したい。

JAZZ-piano 80
Andy LaVerne

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Category: Gallery > Photo  

201408-5

               

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Category: vocal  

Solveig Slettahjell Slow Motion Orchestra

  Solveig Slettahjell (vo)
  Sjur Miljeteig (tp)
  Morten Qvenild (p)
  Mats Eilertsen (b)
  Per Oddvar Johansen (ds)

  Henrik hannisdal (vln)
  Sidsel Scheen (vln)
  Marek Konstantynowicz (vla)
  Morten Hannisdal (cel)
  Rolf Steinar Borch (bcl)
                     Lene Lindquist (fl)
                     Tone Reichelt (horn)
                     Christian Jaksjo (tb)
                     Sissel Walstad (harp)
                     Nils Olav Johansen (g)
                     Eivind Buene (ensemble-arrangement/cond)

                     Recorded Live May 22, 2001 Oslo
                     CLCD69 (CURLING LEGS)

                     01. All the Way
                     02. Comes Love
                     03. Blame it on My Youth
                     04. My Heart Belongs Daddy
                     05. What a Little Moonlight can do
                     06. Little Girl Blue
                     07. I've got a Crush on You
                     08. I remember Clifford
                     09. Reaching for the Moon
                     10. Beautiful Love
                     11. Wild with the Wind

ノルウェーのヴォーカリスト Solveig Slettahjell(B1971)のデビュー盤。
そしてこの10年余りコンスタントなつき合いをしてきたヴォーカル盤でもある。
最初の出会いでインパクトはあっても、薄っぺらな音楽性しかないと飽きるのも早い。そういう意味では、つき合いが続いているのは、彼女が持っている
豊かな音楽性の結果でもあるのだろう。
音楽に取り組む真摯な姿勢が歌の魅力を損ねてしまう場合が往々にしてある。ヘンな生真面目さが歌に絡み付いてしまい堅苦しさというJazz Vocalとしては、
悪い方向に走ってしまうというようなことだ。
Solveig の場合は、適度にレイジーにそしてヌクというツボを心得ているようで、その辺の絶妙な出し入れは天性のものなのだろう。
わずかにハスキーぎみの声質で柔らかで繊細な表現から力強い表現までレンジの広さとしっかりした個性を感じさせてくれる。

バックは、行動を共にすることも多い小コンボを軸として曲により編成を変えるというスタイルとなっているが、これがなかなかの腕達者が揃っており、
変化に富んだ曲構成は、本作をハイレベルな一枚としている要因にもなっていると思う。
Morten Qvenild(p)のシャープな感性が印象に残るとともに、あらためてノルウェーミュージシャンの質の高さも感じる内容だ。

JAZZ-vocal 44
Solveig Slettahjell

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201408-4

             

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Category: guitar (第2期)  

Avi Rothbard / Twin Song

  Avi Rothbard (g)
  Jared Gold (organ)
  Joe Strasser (ds)
  Wayne Escoffery (ts)

  Recorded July 6 6 7, 2004 at Hickory Street Studio
  MR2005-311 (Midlantic) 2005

  1. Preach's Inches
  2. Minor Impact
                   3. Cheerleader
                   4. Twin Song
                   5. Triad
                   6. Five Corners
                   7. One & Nine
                   8. The Password
                   9. Just a Little Sip     All compositions by Avi Rothbard

日本では、山中千尋作に参加している事でもおなじみのイラエル出身のギタリスト Avi Rohbard の2005年作。特に強い関心を持っていたギタリストでは
なかったのだが、ちょうどJared Gold も参加してるので、今回初めてとなるAvi Rothbardとともにチェックしてみようということで手を出してみました。

一聴してみれば、ギター・オルガン・トリオを軸として曲によりゲストでEscofferyのテナーが入るという展開、そのサウンドテイストも典型的王道系と
いうことで、今現在、自分の求めている方向性のものではないのだが、Rothbard のギターからは、確かな技術と歌心が感じられ、いにしえのビッグネーム
の顔も浮かんでくる。こういったサウンドもある部分では逆に新鮮に感じられたり、貴重と思えたりするのは、今現在のある方向性の音に耳が馴染んで
しまっているということでもあるのだろうが、あらためて時の流れも実感する。とともに単一指向に片寄ってしまっている自分の耳も時々リセットする必要
もあるなどと思ったりもしている。

Oliver Lakeの "Plan" などでは、新しい響きも感じさせていたJared Gold ですが、こういった展開の中では全く普通の人になってしまっている。
この Gold は、今現在までの状況を振り返ってみれば、他のコンポラ系オルガニストとは、前世紀のオルガンを多少引きずっているという点で、若干の感性面
での違いもあり、過渡的オルガニストとも言えるのだが、ここ2〜3年の状況を見ても、ますます前時代のオルガン臭を感じるようになってきており、
自分の求めるエリアからは、少し外れていく傾向にあるなどと感じていたところでもあった。こういったプレイを聴くと、やはりの思いがする。

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Avi Rothbard

Category: Gallery > Photo  

201408-3

       

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Category: Gallery > 和菓子  

長門の久寿もち(日本橋)

   nagato-2.jpg nagato-3.jpg

この長門の久寿もちですが、材料としては、商品名としている葛(くず)ではなく本わらぴ粉100%になっていなっているので、内容的にはわらび餅と
言えますが、長門が創業した享保元年(江戸時代)頃は、庶民のおやつとしてポピュラーだったのが「くず餅」で、「わらび餅」というのは一般的に
知られていなかったという事情もあり、わかりやすいように「くず餅」にしたのがはじまりで、以来この「久寿もち」で通しているらしい。

使っている材料は、わらび粉、砂糖、きなこだけというシンプルなものですが、それだけに他の一般的なわらび餅が使う黒蜜も使わないこともあり、
控えめの甘さも手伝って、わらび粉本来のうま味と香りが、独特のとろけるような食感とともに口の中に広がります。

品数は、それほど多くはない和菓子屋ですが、それぞれの菓子の色、形、味には徳川八代将軍吉宗の頃から、幕府への菓子司として仕えた匠のこころ
も感じられる。

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長門)東京都中央区日本橋3-1-3 → 地図
   TEL. 03-3271-8966
   営業時間:10:00〜18:00
   定休日:日祝

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Category: guitar (第2期)  

Black Baptista / Thread The Needle

  Bryan Baker (g, vo)
  Andy Sanesi (ds)
  Peter Boskovich (b)

  ENILKRAD MUSIC (2011)

  01. Doing the Best
  02. Get Uo
  03. I Got You
  04. Amazing Grace
                     05. Chip Away
                     06. Downfall
                     07. The Ghost Inside
                     08. Patiently I Wait
                     09. Up too Long
                     10. Covar Rubias     All songs written by Bryan Baker

                     Bryan Baker plays MAGNETO guitars, GHS strings, DIGITECH pedals, and ROCKTRON amps.

Bryan Bakerを中心とするグループ "Black Baptista" による一遍。
内容は、ロック寄りのとかロックの要素も取り入れたとか、そういったレベルのものではなく、ここでBakerが目指しているのは、彼のvocalも含め完全に
ロックそのものである。
私も過去に通過してきた世界ではあるのだが、あくまで既に通り過ぎてしまった部分で、この先の未知のものとの出会いから自分の感性やら好みに変化は
当然あるのだろうが、先の予測はつかない。とは言っても過去に浸った世界でなつかしいと思えるものはあるにせよ、今現在から未来に向かって、再び夢中
になるようなことは無いと予測している。
ということで、今現在の自分が求めている音の方向性とは、かなりズレた音楽ということもあり、これを聴いての私の反応もかなり弱い。
但し、脳の回路をロック対応に切替えて対峙するならば、かなりすごいものがあり、その独自性ある圧倒的ギターワークとともに、ダーティーなボーカル
が創り出す黒魔術を思わせるような異様な世界感には、惹かれるものもあるのだが、それもある程度のところまでで、私の脳はロック対応へのシフト自体
にNOのサインを出してくるようである。

そんなわけで、おもしろいものはあるのだが、今の自分とは方向性の違いから、この盤に夢中になることもないだろう。
強烈なインパクトとともに出会ったデビュー盤の "Aphotic" 、その方向性の延長上に更なる彼の進化を期待してはいるのだが、Aphotic以降の彼の向く方向
はまちまち、その予測はつかない。年齢的にも自身の方向性を探っているというところなのだろう。
いずれにしても稀な才能、自身納得できるいい方向性を見い出してほしい。

国内では入手できず本国からのゲットだったのだが、モノクロの紙ジャケの表に値札の赤いシールが貼ってあり、はがすとキズになってしまう状態。
このデリカシーの無さ、大らかさは、良くも悪くも米国らしい。

JAZZ guitar 123

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Category: Gallery > Photo  

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Category: organ (第2期)  

Interstatic / Arise

  Roy Powell (Hammond organ)
  Jacob Young (g)
  Jarle Vespestad (ds)

  Recorded at Pettersens Kolonial Studios on August 29 - 31st 2013.
  RNR043 (RareNoise) 2014

  1. Douzy Mugwump Blues
  2. Caerbannog
  3. Alpha Dog
                     4. Iwato
                     5. Frank'll Fix It
                     6. In The Beginning
                     7. Alexa
                     8. Wonderfall
                     9. Doozy (Reprise)

Powell - Young - Vespestadとして "Anthem (2011)"でデビューしたこの3人組ですが、2作目からはグループ名を "Interstatic"として、そのグループ名
をそのままアルバムタイトルとしたのが2作目、本作は3作目になる。

日本では、ピアニストとして受け取っている人がほとんどだと思われるこのRoy Powellですが、以前から各種キーボードにも手を出し、ここしばらくは、
彼のハモンドオルガンを核としたこのトリオでの活動も続いている。
メンバーにも当初からYacob Youngが参加しており、ECMでの彼とは、全く違った顔を見せているのも気になるところである。
前2作では、グループとしての音楽的方向性がやや定まらず、散漫さとともに、メンバーそれぞれの折角の高い能力が機能不全をおこし、十分生かしきれて
いないと思えるような部分もあり、Roy Powellの鍵盤楽器奏者としての能力も認めていただけに、私的にはもの足りないものがあったのだが、本作も
本グループでの3作目ということで、その辺どうなっているのか非常に気になるものがありました。

ジャケットを見て、音楽の方もこんな方向で行くのかとも、ある程度の予想はしてましたが、ロックやプログレ、もちろんジャズ............といろんな要素が
入り混じり、一口で何と言えないようなゴッタ煮的性格は、前2作にも増してより進んでおり、そういう意味では、この線で方向性も定まってきたとの印象
も持ちます。しかしながらRoy Powellの高い能力そしてそこにギタリストJacob Youngも加わるとなれば、もっと魅力ある音楽のイメージをしてしまうと
いうのが人情というもの。結果は1+1=2 どころか1にも届いてないように思う。理屈はともかく、ストレートに彼らの音楽の魅力が伝わってこない。
私的にはゴッタ煮はきらいではない、新しい何かが生まれる可能性もあるということで、むしろ好んでそういったものを求める傾向もあるのだが、本作には
こういった方向性になった必然性が見えず、納得できない感が後を引くのだ。
ミュージシャンは、それぞれ固有の感性の質というものを持っている。もちろん例外もあるだろうが、一流のジャズボーカリストが、いきなり演歌を歌って
もこれは様にならない。流れている血が違うのだ。
本作において、彼らの過去の状況なども含めて考えれば、Powellの場合は、こういった方向性も十分考えられるのだが、Young感性を考えると違和感があり、
グループトータルに見るとどうもしっくりこないものが残ってしまう。またそれは3者それぞれの感性の質の違いも絡んで、微妙に機能不全をおこしている
といったらわかりやすいだろうか。互いのいい部分を引き出せず、干渉により互いの力を弱めてしまっている格好だ。
Jazzの本道にもう少し寄ったところで勝負した方が、より彼らの感性も生きるように思える。もっとも、彼ら自身が、これを単なるステップアップのための
チャレンジワークといった位置づけで考えているなら仕方ないのだが。
3人のベクトルが一致し、力が結集したら、何かが生まれるとも期待してしまう3人であるだけに、何とも残念でならない。
ハードにエフェクト処理をしたYoungのギターが、空しく響く。

             
             Interstatic - Live in Genoa (RareNoiseNight part of the Gezmataz Genoa Jazz Festival)
             Roy Powell - Hammond Organ
             Jacob Young - el. guitar
             Jarle Vespestad - drums

             
             

JAZZ-organ-159
Interstatic

Category: Gallery > Matchbox  

Matchbox Art Gallery-36

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                                           Tokyo Nippori

Gallery-Matchbox-36

Category: organ (第2期)  

Melvin Rhyne Quartet / Classmasters

  Melvin Rhyne ((org)
  Eric Alexander (ts)
  Peter Bernstein (g)
  Kenny Washington (ds)
  Daniel G. Sadownick (perc)

  Recorded December 19, 1999 in Brooklyn, NY, USA by Max Bolleman
  Criss 1183CD (CrissCross)

  01.Rhyne, Rhythm And Song (Melvin Rhyne)
                    02.Watch What Happens (Michel Legrand)
                    03.What Are You Doing The Rest Of Your Life (Michel Legrand)
                    04.Stanley's Shuffle (Stanley Turrentine)
                    05.Don't Explain (Billy Holiday / Arthur Herzog)
                    06.Well You Needn't (Thelonious Monk)
                    07.Oriental Flower (McCoy Tyner)
                    08.Search For Peace (McCoy Tyner)
                    09.Like Sonny (John Coltrane)
                    10.What Is This Thing Called Love (Cole Porter)

CrissCrossでの前作 "Kojo" に次ぐMelvinの作だが、ここでもギターには Peter Bernstein を起用している。
このMelvin−Bernsteinのコンビは、参加作も含めればけっこうあり、感性面での相性の良さも感じられる。
この時期、Bernsteinは、同じオルガニストでは、Larry Goldings, Sam Yahelなどのアルバムにも参加しているのだが、私的には、このMelvinのサウンド
の中でのBernsteinのギターの方がサウンドの中に違和感なく溶け込んでいると感じている。やはり流れのど真ん中を行く感性であろう。

内容は、Melvinのオリジナル1曲の他はジャズメン曲やスタンダードということで、黒人系オルガニストにありがちなブルース色の濃いコテコテ感も無く、
テイストとしては、前作同様、何も考えず心地良く聴けるといったストレートなものになっている。
この辺は、Wesとの共演以降も特に黒人系オルガニストが陥りやすいソウルやファンク路線に走ることもなく比較的中道を歩んで来たMelvinの姿勢、感性
によるところも大きいのだろう。こうしてあらためて彼のオルガンを聴くと、今の時代の中にあっては、ともすると目立たない存在になってしまうが、その
音楽には、長年、中道路線を貫いてきた、しっかりした芯のようなものも感じられ、ここで自分の中での評価もし直さなければと思わされる。
しばらくぶりに聴く機会ができて良かった。昨年、亡くなってしまったことが残念。

そんなMelvinの元で、フロントに立つEric、Peterのプレイも溌剌としたものもあり、こうして2014年現在、振り返って見れば彼らが最も輝いていた時期
なのかとも思えるのだが、年令的にもまだまだ新しいチャレンジをしてほしいと思える実力者だ。

音楽は、ストレートな展開の中にも、かすかなメロウ、哀愁といったテイストも加味され、地味ながらなかなかの好盤という誠にMelvin らしい一枚になっ
ている。

JAZZ-organ 158
Melvin Rhyne

Category: organ (第2期)  

Melvin Rhyne Trio / Kojo

Kojo.jpg  Melvin Rhyne ((org)
  Peter Bernstein (g)
  Kenny Washington (ds)
  Daniel G. Sadownick (perc)

  Recorded December 13, 1997 in New York City, NY, USA by Max Bolleman
  Criss 1164 CD(CrissCross)

  1.Blue Gold (Melvin Rhyne)
  2.Blues For Mike And Teju (Melvin Rhyne)
                    3.The End Of A Love Affair (E.C. Redding)
                    4.I Wish I Knew (Harry Warren / Mack Gordon)
                    5.Blue 'N' Boogie (Dizzy Gillespie / Frank Paparelli)
                    6.Loose Change (Melvin Rhyne)
                    7.In A Sentimental Mood (Duke Ellington)
                    8.A Time For Love (Johnny Mandel / Paul Francis Webster)
                    9.Dorothy (Melvin Rhyne)

ここしばらく黒人系でコンテンポラリー系の新しい感性を持ったオルガニストが、出てきてないなぁ.................などと思いつつ過去のCDなどを引っ張り出し
ては、見ていたら、Melvin Rhyne それに PeterBernstein の名前に手が止まった。
過去には、Wes Motgomeryなどとの共演でも私的にはおなじみのベテランオルガニストで、王道系の特別に新しい感性を持ったオルガンでもないのだが、
昨年亡くなっていることなども思い出し、久しぶりに聴いてみた。かれこれ10年くらいは、ご無沙汰してたんじゃないだろうか。

Melvin のオリジナル4曲他は、スタンダードなど聴き慣れたおなじみの曲が並んだ全9曲。
曲は、いずれも耳馴染みが良く聴きやすいといった印象、この聴きやすいといったあたりのテイストに、自分の感性が無条件に反発してしまうといったこと
なのか、あまりこういった王道系のプレイに接する機会も最近は、多くはなかったのだが、不思議とすんなり気持ち良く耳に馴染んできます。
Melvinのオルガンは、今時のコンポラ系オルガニストのように、高速フレーズが飛び出すわけでもなく技術面では、特別に目を引くようなものも無く、
ハモンドらしい音、そして予測できるほど当たり前と言えばそうなのだが音の選択、全てに普通を思わせるものではあるのだが、そこに反発することも無く、
結構気持ち良く聴けてしまうのは、経験豊富なベテランとしての豊かな音楽性といったあたりなのか、微妙なところだが、当たり前の音の選択というよりは、
ツボを得た音の選択といったものを感じさせるものがあり、そこに納得できるのだろう。
本作は、2曲ほどSadownickのパーカッションが加わるのだが、基本オルガン−ギタートリオということで、Melvin同様Bernsteinのギターもたっぷり入る
のだが、このあたりも本作を魅力盤としている大きな要素でもあり、外連味の無いストレートによく歌うBernsteinのギターは、大きな魅力ともなっている。
私的には、Bernsteinの好きな時期でもある。

これだけ理屈ぬきに楽しめる盤、ついでにMelvin−Bernsteinラインのもの、他のやつも聴いてみよう。

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Melvin Rhyne

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