前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

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201401-3

              

Gallery-photo-35

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Category: organ (第2期)  

Jesse Van Ruller / Circles

  Jesse Van Ruller (g)
  Seamus Blake (ts)
  Sam Yahel (Hammond B3 organ)
  Bill Stewart (ds)

  Recorded Devember 15, 2002
  Criss Cross 1235 (2002)

  1. One
  2. Circles
  3. Here Comes the Sun
                     4. Black Ddahlia
                     5. 33 Waltz
                     6. Zoab
                     7. Cone with the Wind
                     8. Secret Champ

Sam Yahel(B1971)のライブがあったこともあり、彼関連作を何枚か聴いていたのだが、本作は以前、同じCriss Crossからの同メンバーによる次作
"Views" の記事にてジャケットのみの紹介という手抜きをしていたので、この機会に記事としておきます。

8曲中6曲がJesseの手によるという内容。
Jesse Van Ruller(B1972)と言えば、当時は、若くしてのモンクコンペ優勝以来、コンテンポラリーギターシーンの中での正統派としてまさに順風満帆の
ギター街道を突っ走っているといった感じでしたが、本作でのギターもスピード感に溢れた正確無比なピッキングによる技のキメには小気味よいほどの爽快
感があります。繰り出されるラインからは、単なるテクニシャンではない、非凡な歌心、センスも感じられ、私的にもJesseの勢いを感じる好きな時期の作
となっています。
近年の状況ですが、完成度の高いギタリストでもあり、その出来上がった殻を破ってどう進むのかというのも気になるところで、その辺は彼自身も模索の
段階であろうと見てますが、年齢的にも、自身未知の世界を開拓し、まだまだ新しい形を見せてほしいところです。
そういう意味では、Jesse自身初めてのギター・オルガン・トリオ編成の参加作 "Wheels & Wires / Florian Ross Elektrio"(2011)などでは、新しい何か
を求めて模索する様子も感じられ興味深いところでした。まだまだ何かを残してもらわないと困るギタリストだ。

勢いを感じるという点ではJesseのみならず、他のメンバーについても同様、ちょうど良いこの時期に同じような勢いを持つメンバーが集まった感もある本作
ですが、お目当てのYahelについてもしかり、90年代後半にオルガニストとしてデビューして以来2000年代前半頃までは、あくまでオルガン主体の活動に
より、オルガニストとしてベーシックな力をつけた時期であったと思う。2000年代後半ぐらいからピアニストとしての活動も多くなり近年では、オルガニ
ストとしてのリーダー作も極めて少ないという状況は、ちょっと心配になるところです。
小細工なしの外連味のないストレートなプレイが好結果につながったとも思える本作ですが、Yahelの現代性に溢れたクールでクリヤーな空気感を放出する
オルガンが本作のカラーを決定づけているように思う。
Yahelは、同時期ぐらいからは Joshua Redman、Brian Brade 等との活動がしばらく続くのだが、振り返ってみれば、私的にはRedmanのカラーと
Yahel のクリヤーなカラーとの化学反応は、あまり魅力的な結果を得られなかったと受け止めている。
やはり、当時本作を聴いた時の印象、その延長上にオルガニスト Sam Yahel の進化した姿をイメージしていたのだ。

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Jesse Van Ruller

Category: organ (第2期)  

Sam Yahel Trio Live

Sam Yahel (Hammond B3 organ, p)
Matt Penman (b)
Jorge Rossy (ds)

先日、Sam Yahel(B1971) Trio のライブがあった。サイド参加としては以前、体験済みだが自身リーダーでのオルガントリオとしては、今回初めてでもあ
り、これは期待しないわけにはいかない。
さて、このHammond B3という楽器は、その特殊性もあり、過去の経験から今回ツァーのライブ会場によっては用意できないということも十分予想できた
ので、Yahelのコンボオルガンではなく、あくまでHammond B3を聴くのが目的だった私としては、事前に名器Hammond B3を弾くことをうたっていた
武蔵野スイングホールを迷わず選択した。
たぶん、今回ツァーにおいて、Hammond B3常設店として有名な京都の "le club jazz" 以外ではピアノ・トリオだったのではないでしょうか?

オルガニスト Yahelの場合は、自らがベースを担当することもあり、ベーシストは使わないというのが常だったのですが、Matt Penmanを連れてきたの
もピアノ・トリオとしてのプレイもしなければならないというそんな事情があったのでしょう。
ただ、そういった事情で急遽実現したこのベーシスト入りのオルガン・トリオという編成ではありましたが、私的には前々から思っていたところもあり、
滅多に無い注目のライブになったことは言うまでもない。

Jazzにおいて、一般的にオルガニストにとっては、自身でベースラインもこなして一丁前といった考えがあるようで、ピアニストが片手間にオルガンに手を
出すような場合を除き、ほぼそれを専門職としているオルガニストの場合は、ベーシスト抜きの編成でバンドを組むのが常である。
しかしながら、このオルガニストにとって左手でベースラインを刻むことの負担は大きく、音楽に及ぼす影響もそれなりにあるものと考えている。この左手
の負担をなくすために足を使うベース用のフットペダルというものも、もちろんあるのだが、小技もききにくく、かなりの熟練者でも単調になりがちであり、
ほとんどの場合フットペダルは、補助的あるいはアクセントといった使い方、また全く使わないという人も多い。現在ではこのフットペダルをフル活用して
いるオルガニストは、ドイツのBarbara Dennerlein をはじめとして、非常に少ない。ジャズオルガニストのほとんどは、粘りのあるベースラインを求めて
左手を使っているというのが現状である。
こういった状況に、結果重視で、中には MMW の John Medeski のようにベーシストを使ってトリオを組むオルガニストもいるのだが、極めて少数派だ。
この辺は、以前から思っていたことでもあり、通常編成のようにベーシストを使えば、オルガニストの左手は解放され、コードワークなど新たな使い方に
より音の厚みが増すなどの効果他、そして新たに加わったベーシストとのやりとりから生まれるかもしれないsomethingなど、音楽を劇的に変える可能性
も秘めている。もちろんそれは全てのオルガニストに当てはまるものでもなく、自分でベースラインを刻むことにより、より高いパフォーマンスが可能に
なる、あるいは維持できるといったオルガニストも多いだろう。
要は、最終的に音になった時の結果、そこを求めるならば、ベースの考え方は、オルガニストそれぞれもっと自由な考え方をして良いのでは
ないだろうか。
今回のライブに特別な思いをもって臨むのは、そんな理由からなのである。

さて、ライブの方ですが、音楽は、あくまでYahel主導でベース、ドラムスはそれを支えるといった形を基本としていた中ではあったがPenmanの強いベー
ス、Rossyのコントロールの利いたドラミングは、音楽の質を高めることに大いに貢献していたのはまちがいないのだが、おそらくYahelがオルガン・コン
ボとしての自身の音楽を考えた上で強い意志をもってベース入り編成としたものでもないということで、彼の音楽、オルガンプレイに劇的な変化は見られな
い。Penmanのベースが加わったことで、そのやりとりから何かが生まれるかもといった部分でも、期待したほどの効果は生まれていなかった。
しかしである、彼らにとってもこの編成での経験はまだそんなに無いはず、手探り状態といったところもあっただろう。Yahel自身、ベースから解放された
左手を有効に生かしきれていない、そしてベーシストが入ったメリットを十分、音楽に生かせてないとも感じられた。それでも左手が負担から解放された
ことにより、いつになく右手からつくり出されるラインには、キレとアイデアが感じられハッとするような場面も度々あった。負担の軽くなった左手は、
めまぐるしいドローバーのコントロールでの多彩な音の使い分けにより、音楽の表情をより繊細に描き出していたように思う。
このPenmanの強靭なベースラインが入ったことでこれまでのYahelのオルガン・コンボとしての音楽の表情とは違う何かが生まれそうな気配も感じられた
のも確かだ。

今回のとりあえずのそうなってしまった感もある編成では、結果としてそこに劇的成果は見られなかったのだが、このベーシストを入れ、それを前向きに
音楽に生かしていこうという強い意志をもってするならば、従来のJazz Organの音楽を劇的に変化させ、そこに進化につながる可能性も見た思いがする。
今回ジャパンツァーのための一時的な編成だったのかもしれないが、そこに気づき、積極的にベーシストを活用し新しいJazz Organの流れを創り出してく
れることを期待したい。
そして一言付け加えるなら、Yahelはピアニストとしては、もちろん一流、しかしオルガニストとしては彼の考え方にもよるが、シーンの流れを変えられる
可能性を持った存在、やはりこちらで生きていくべき才能だろう。

それにしてもアナログ感もあるB3の響きは、やはり格別なものがあった。シルキータッチの微弱な音から強いアタック音、そしてロータリースピーカーに
よるうウネリ、ドローバーを自在に操り多彩に音の表情を変え、舐めるように鍵盤を這わせわせながら繰り出すYahelのラインは、悶絶ものだ。
左手の負担が減った分、ことのほか右手のラインは、デリケートに機能していた。先にあるものが見たい!

見やすい、音良し、おまけに安い、3拍子揃った大満足のライブでした。

Swing Hall-1 Swing Hall-2 Swing Hall-3

Sam Yahel 関連記事は → こちらから

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Sam Yahel

Category: Gallery > Matchbox  

Matchbox Art Gallery-33

                   BANK-2.jpg
                                                   sendai

             遠い記憶では、軽めのJazzやカクテル・ミュージックといった類いの生演奏を演っていたような...............

Gallery-Match Box-33

Category: organ (第2期)  

Vito Di Modugno / Organ Trio Plus Guests

  Vito Di Modugno (Hammond B3, rhodes)
  Pietro Condorelli (g)
  Massimo Manzi (ds)
  Guests
  Michele Carrabba (ts)
  Pino Di Modugno (accordion)

  Recorded at Sorriso Studio, Bari, Italy, November 2006
  123309-2 (RED) 2007

                    01. Haitian Fight Song
                    02. OK The Time is Right
                    03. If
                    04. Delgado
                    05. Got a Match
                    06. Little Wing
                    07. The Big
                    08. Fungii Mama
                    09. Senor Blues
                    10. Triss
                    11.La Zita Di Ceglie

イタリアのオルガニスト Vito Di Modugno(ビト・ディ・モドゥーニョ)のトリオに、曲によりゲストが入った一作。
内容は、Modugnoのオリジナル3曲、ジャズマン曲他で全11曲。

いきなりJimmy Smithもどきのキメのフレーズが飛び出し、ちょっと引いてしまうのだが、オルガンらしさを演出する儀式みたいなもので、これまでにも
実に多くのオルガン奏者から経験してきている。この Modugno も、こういった御大Smithをイメージさせるような動きを見せるのも極一部で、その他大半
は、特にSmithの影を強く感じるようなところもなく、感性としてはクールとまではいかないが、前世紀に多く見られた米国黒人系のコテコテ感はほとんど
無く、その音は、やはり欧州系白人のそれといった感じである。技術面もしっかりしており、ハモンドらしいサウンドも上手く引き出し、それを生かした
音楽となっているのではないだろうか。それだけに極部分的だが入るベタなフレーズが、興ざめしてしまい全体のイメージを壊してしまう気がするのはもっ
たいない気がする。
全体的印象として、上手さはあるものの、強くアピールしてくるという点で、もの足りなさも残り、再び手を出したくなるような要素に欠けるといった印象
を持ってしまうのは残念だ。リスナーが求めているのは、自身の好きな部分をとことん突っ込んでといった強い意志の部分、それが弱いと音楽も曖昧なもの
になってしまう。

             

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Vito Di Modugno

Category: guitar (第2期)  

Gordon Grdina / Think Like The Waves

Think Like-1  Gordon Grdina (guitar, oud)
  Gary Peacock (bass)
  Paul Motian (drums)

  Recorded January 21-22, 2006 at Brooklyn Recording, Brooklyn NY.
  SGL SA1559-2 (SONGLINES) 2006

  01. Yellow Spot into the Sun
  02. Different Places
  03. Platform
  04. Renunciation
                     05. Morning Moon
                     06. Ginger Root
                     07. 100 Years
                     08. Distant
                     09. Combustion
                     10. Think Like the Waves
                     11. Cobble Hill
                     12. Albert the Monk
                     13. String Quartet #6
                     14. Strathcona

カナダ出身のギター &ウード奏者 Godon Grdinaの師匠 Gary Peacock とそれにPaul Motianとを加えたトリオによる2006年デビュー作。
本作は、リリース当時購入したものですが、どうも馴染めず、長らく放置盤となっていましたが、Grdinaの新作 "No Difference" がTony Malabyの参
加も魅力でゲットしたこともあり、この機会に再度チェックしてみました。

内容は、全てGrdinaのオリジナルによる全14曲。
どの地域のものかは定かでないが、民俗音楽的な要素も入り込んで無国籍感漂う音楽となっているのだが、カナダ出身の彼がどこをどうしてこういうことに
なったのかは、情報不足でわかりません。が、その辺の経緯はともかくリスナーの私としては、こうして音楽となった結果が自分にとって魅力的か否か、
全てはそこなのだ。
Grdinaのギターは、ダークそして常に哀愁がつきまとい、明るくハッピーなものよりそちら系の音に惹かれる傾向がある私にとっては、その辺は全く問題
ないのだが、現代的でモダンな響きに指向のある私には、素朴な方向に寄った感のあるGrdinaのギターの響きは、私の指向とちょっとズレてしまうようだ。
そして、どうも気になるのが技術的な部分。感性重視の私ですが、音楽を聴く上でそこがたとえわずかでも気になるのは、やはりまずい。
表現上必要なければ、高速フレーズを難なくこなせなくても何ら問題はないのだが、自身の感性を100%表現しきれているのかと思えるようなところが、
所々で顔を出すのだ。非常に惹かれる部分を持っていながらも、そんなわずかなところが妙に気になってしまい、入り込めない要因ともなっているようだ。
この辺のところは、本作からおよそ6年後の録音となる前述の最新作でも同じような印象を持った。
私的には、ストレートに入り込めず、人を困らせる、こういったタイプも妙に気になってしまうのだが..................
久しぶりに再チェックしてはみたが、謎は残ったまま...................どうもなかなかスッキリとさせてくれない困ったギタリストだ。
う〜む!さらにもう一枚チェックしてみるか..................

  Think Like-2


              
              Gordon Grdina Trio Yellow Spot into the Sun

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Gordon Grdina


Category: organ (第2期)  

Adam Klipple & Drive-by Leslie / From Memphis to Bishkek

Adam Klipple-1 Adam Klipple-2

Adam Klipple (Hammond organ, rhodes, wurlitzer)
David Phelps (g)
Gregory Jones (eb)
Willard Dyson (ds)

Midlantic Records (2005)

1. Three by Four
2. A Fungus Amungus
3. Go Slow
4. Nutria Nougat
5. I Feel Diminished
6. Answer Wheel
7. Lagman for The Blagman
8. Waiting for Kenny
9. From Memphis to Bishkek

各種鍵盤楽器を操るAdam Klippleが、主に彼のHammond Organを中心としたグループ "Drive-by Leslie" による一遍。

どちらかと言うと、面と向かってじっくり聴くという種類の音楽ではないのかもしれない。しかしそれは内容が無く面と向かって聴く価値が無いという
ようなことではない。もちろん演奏の技術レベルが低く聴くに絶えないというようなことでもない、しっかりとした技術を持った面々である。
ゆるい一定のグルーヴ感が、ずっと持続するような、例えばクラブシーンなどではピッタリな、あるいは一種のアンビエント感といった見方もできる、
私的には、そんな受け取り方もしている音楽となっている。
例えば、音楽のテイストとしては、だいぶ異質だが Bugge Wesseltoft の New Conception of Jazz シリーズに通じるような部分も感じられ、これを
環境音楽にしてみると一種の心地良さみたいなものがあり、この思考を邪魔をされないといった性質が私的には、誠に快適なBGMとなるのである。

こういった音楽も別の価値観で見るならば、誠につまらないものとなることにもなりかねないが、人の価値観は多様、正解がないのがこの世界、
人それぞれいろんな受け取り方で楽しめればそれで良い。

JAZZ-organ 142

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201401-2

               

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        正月の喧騒の町中、店先で我関せずとばかり高いびき...........こっ、こっ、こやつ、でっ、できる(汗!)

Gallery-photo-34

Category: guitar (第2期)  

Romain Pilon / NY3

  Romain Pilon (guitar, composition)
  Matt Brewer (acoustic bass)
  Colin Stranahan (drums)

  Recorded by Micheal Perez Cisneros at Peter Karl Studio, New York, Sept 14-15, 2011.
  PJU008 (paris jazz underground) 2012

  1. Then She Blinked
  2. Cycles
  3. Last Sip
                      4. Blue (Bass Intro)
                      5. Blue
                      6. Those Three Days
                      7. 1m61
                      8. Low Key Lightly

フランス人ギタリスト Romain Pilon によるリーダー2作目。
Pilonは、これが初めてとなるのだが、前作 "David Prez-Romain Pilon Group(2007)" そして最新作 "Colorfield(2013)" といずれもテナー入りの
クァルテット編成となっているのに対し、本作がトリオとなっている魅力と、お初となる彼を知るためにも逃げ隠れのできないこのフォーマットで試して
みたいということで、本作を選択してみました。

一聴して、この熱くなることのないクールな無機質感、ハーモニーなどは、HekselmanやLundなどにも通じる今の時代の感性を備えた典型的なコンテン
ポラリー系ギタリストと言える。
このPilonに関する情報はほとんど持っておらず、知っているのは2000年代にバークリーを出ているということぐらいなのだが、プレイを聴くかぎりでは、
基本となる音出しが極めてきれいで、技術面での気になるようなところもなく、かなり巧い。ハイレベルだ。加えてコンポーズワークも同様にレベルは高く、
おそらくバークリーもトップクラスで卒業したのではと思わせる優等生ぶりを発揮している。

ひねた見方かもしれないが、この全てにおいて品良く平均レベル以上のソツない上手さが、個性を抑えてしまっているのかなぁ、などとも思えてしまうの
だが。何か一点でも突出したところ、あるいは弱点があることによって、そのデコボコ感がいい味となったり、あるいは個性につながったりといったことも
あるのだが....................。
とは、言っても上手いことは欠点ではなく、やはり長所である。ベーシックな部分では、すばらしいものを持ち、高いポテンシャルも感じられるギタリスト
だと思う。情報なく、30代半ばぐらいと推測しますが、このぐらいの年代だと私的判断基準として、完成度は全く求めず、可能性を感ずるか否かというあ
たりを重視してますが、その点では十分なものが感じられ、そんなに多くいるという存在ではないとも感じている。何よりも、可能性も感じられる若い感性
との出会いは、私の目的の一つとしているところでもあり、何よりなことなのである。何とかうまく伸びてほしいが、後は彼自身の考えと、この豊かな才能
を自身で伸ばしていくという才能あたりにかかってくるのだろうか。

本作での率直な印象だが、とにかく音楽に濁りが無くキレイ、良く言えばピュア、否定的な見方をすれば味気ない、この辺の受け取り方の差は、もう好みの
世界で、受け手の感性しだいで、どちらにでも転がるといった微妙なところだと思うのだが、最初に書いた、この音楽に表れたクールな無機質感というテイ
ストも結果的にそうなってしまった無機質感と無機質を強い意志をもって表現した無機質感とでは、似て非なるものだが、どれだけ意志の通った音を出せる
か、そのあたりなのだろうか。私的には、今後のあらゆる経験により、このピュアな感性にいろいろなものが付着してきた時に、それが味となって、より
魅力的な音を出すのではと思える。精製塩と不純物の混じった塩との違いみたいなものかもしれない。期待したいギタリストだ。

             
             
             Without a song, Romain Pilon trio
             Romain Pilon on guitar
             Ben Lecourt on drums
             Matyas Szandai on acoutic bass.

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Romain Pilon

Category: piano (第3期)  

Sean Wayland / Live at 55 Bar Dec 2009

55 Bar  Sean Wayland (ep, synth, voc)
  Mark Guiliana (ds)
  Jeff Hanley (eb)

  Recorded Live at 55 Bar December 2009
  SEED 015

  1. Arc is Enough
  2. Humdinger
  3. Im Comin Round to Bake Some Marshmellows on your Bbq
  4. Trane Plus Molly Equals Countdown
                     5. Minimalism
                     6. Turn Up
                     7. Its Better Down South
                     8. Harry

Sean Wayland(B1969)は、オーストラリア出身のピアニスト、というよりも活動の半分ぐらいはハモンドオルガンも含めたアコピ以外の鍵盤楽器を扱う
ことを考えれば、鍵盤楽器奏者という紹介の仕方が適切なのかもしれない。
そのハモンド奏者としては、以前記事とした "Live @ The Basement 080805"及び"Isaac Darche / Boom-Bop!tism" にて、またピアニストとしては、
"Live at Wangaratta 07" にて記事歴があるので参考まで。

さて本作ですが、自主制作でザックリと作ってあり、曲目、メンバーの担当楽器などのクレジットが全くありません。ということでiTunesに読み込んで、
ネット上から曲名取得を試したらゲットできました。また表記が無いので、あくまで推測ですがSeanの担当楽器は、上記のような感じだと思います。
ジャケットの方も、いままで撮りためてあった写真をそのまま利用したような手ヌキ感もあり、ペラペラのジャケットも手伝って誠に手作り感に溢れた1枚
となっていますw。

内容の方ですが、Seanはエレピとシンセを使い分け、ライヴ特有のいい意味でのラフな質感も漂わせながら、なかなかの好演を見せている。
Seanのプレイを聴くといつも感じることですが、私的好みから言えば、この人とても魅力的な感性の持ち主なんですねぇ。でもどこか磨きが足りなくて、
本来の光が出てないようなすっきりしないものがつきまといますが、それは余力が感じられるということで、決して悪い意味ではありません。
冒頭に鍵盤奏者と書いたが、そのいろんなものにまんべんなく手を出し過ぎている結果なのだろうか? 何か一つに軸足を置いてそれを極める方向で行った
ら、流れも変わるのかもしれないが、何分他人様のことなので、その辺は、わかりません。が、磨けば光るいいものを持っているのは確か、なんとかその
才能をさらに伸ばし、磨き込んでほしい。

そんな本作の流れにいい緊張感を創り出しているのが Mark Guiliana 。終始、タイトでドライに攻めるドラミングが、このライブという場の空気感にいい
ハリをもたらしている。

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Sean Wayland

Category: guitar (第2期)  

Jim Hall Trio featuring Tom Harrell / These Rooms

These Rooms  Jim Hall (g)
  Steve LaSpina (b)
  Joey Baron (ds)
  Tom Harrell (fh, tp-6)

  Recorded at Sorcerer, New York City Live 2 track digital February 9-10, 1988
  32CY-2297 (DENON) 1988

  01. With a Song in My Heart
  02. Cross Court
                    03. Something Tells Me
                    04. Bimini
                    05. All Too Soon
                    06. These Rooms
                    07. Darn That Dream
                    08. My Funny Valentine
                    09. Where or When
                    10. From Now On

昨年、これからクリスマスにという12月、旅立って行ったJim Hall(B1930)。ついこの間のことだ。
あれから、彼のアルバムも何枚か聴いてみたりしていたのだが、自然、当時の状況を思い出すやら昔を振り返ってみることになる。
Hallに初めて出会ったのは、"Chico Hamilton / Blue Sands" というアルバム。
知的でモダンでアカ抜けたタッチは、ブルース小僧あがりの少年には、Evansに初めて出会った時と同じように、何か惹かれるものがありながらも、とっつ
きにくさと敷居の高いものを感じたものだったが、ブルースの感覚が染み付いていた感性には、当然の反応だった。
このHallやらEvansの白人の感性を何の違和感もなく受け入れられるようになるまでには、時間を要し、本格的に彼らを聴くようになったのもそれからなの
だが、そこに至るまでには、自分の中で染み付いたブルース臭が邪魔になり排除しようとする感性の衝突があったりと、すんなり事が運ばなかった事をよく
覚えている。
この Chico Hamilton のグループからは、Jim Hall以外にも有望な新人ギタリストがデビューしており、Gabor Szabo, Larry Coryellなどに初めて出会った
のもこの Chico Hamilton のアルバムを介してであり、私のJazz初期においては、何かと関わりのあった存在なのだが、Hallのギターから、そんな当時の
ことがいろいろ思い出されてくる。

本作はHallの音楽史を振り返った時、特別な意味を持つ重要な作ではないのかもしれないのだが、こうしてHallを偲び、昔を辿りつつ何枚か聴いたりしてみ
ると、Harrellの温もりも感じられるフリューゲルホーンの参加もプラスに作用し、全体に地味なまったりとした印象もあるアルバムだが、今、この時期に
触れ、染みるものもあった。
Hall曲4、Harrell曲1、他スタンダードなどで全10曲。ソロ(t05)、デュオ(t07)、トリオ(t08)が各1曲ずつというつくりになっている。

Hallが58才の時の録音となる本作、一般のミュージシャンだと、前に進むのが億劫にもなってくる年代だが、Hallのプレイからは、当時としては新しい響き
も感じられ、アルバムタイトル曲 t6 "These Rooms" などでは、結果はともかくとして実験的試みも感じられるのだが、彼のプレイのこうした前を向いた
姿勢は、ラストまで持続しており、守りに入ってしまうという流れが多い中、何よりもその点でミュージシャンそしてアーティストとして評価できるのだ。
トリオでの t08 "My Funny Valentine" など、地味ながらモダンで新鮮なHallのセンスがキラリと光る。
Hall独自のタイムや和音の感覚、シングルトーン及びコードによるソロ、バッキングなどを駆使した歌い回し、そのどれもが知的で極めて洗練された響きだ。
あらためて、合掌!

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Jim Hall / These Rooms

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年の初めの大黒天

               

               初詣に行った先で、出会った七福神。
              七福神の御神徳は七福即生・七難即滅といわれ、信ずる者には全ての福を生み、
              全ての災難から守ってくださるそうな..................

              そんでもって、七福のうち他の神様には目もくれず、ひたすらその御利益を求めて
              人形まで買い込んでしまったのがこれ!
              大量の福を持ち、打出の小槌で必要な時にいつでも財を打ち出す神様だそうな.............
              ムフフフフフフ......................こっ、これで2014年は......................ドハハハハハハハハ
               
              誠に不純極まりないという年の始まりでした!


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