前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 04 2013

Category: Gallery > 和菓子  

群林堂の豆大福(文京区音羽)

            wagashi 4-1 wagashi 4-2

ハードボイルド感も漂う、100%硬派のJazzブログとしてスタートしたつもりだったのだが、...............今回は、とうとう豆大福の登場となってしまいました。

この豆大福ですが、東京の名物になっているらしい(誰が言ってるかわからない)。それで一応、巷では「虎ノ門の岡埜栄泉」「音羽の群林堂」「高輪の松嶋
屋」が御三家などと言われているらしい(これもはっきりわからない)のだが、今回は、文京区音羽で大正初期の創業以来100年ほどの歴史あるという「群林
堂」です。ここは土地柄、かつては文豪達もよく顔を出したとか。目の前には、講談社という立地。


北海道富良野産の赤えんどう豆、十勝産の小豆など厳選素材を使ったこの豆大福は、餅と豆のほのかな塩味と粒あんの甘みが実によくバランスしています。
初代から受け継ぐ伝統の技と変わらぬ手間ひまをかけた丹念な仕事、広告は出さない、支店も出さない、デパ地下などへの出店もしない、地方発送もしない
というこの堅いシゴトぶりが味の秘訣でしょうか。
午後の早い時間には売り切れてしまうようです。また、翌日には餅が固くなり、本来の食感、味が失われるため賞味期限は即日。したがってまとめ買いは避
けるのが基本。

ちょっと渋めのお茶に豆大福、合わせるJazzは、あくまで甘さ抑えた辛めのものがよろしいようで。

群林堂)住所:東京都文京区音羽2-1-2(護国寺駅より徒歩1分)地図
    営業時間:9:30〜15:00(売り切れしだい閉店、日曜定休)
    ねだん:豆大福一ヶ ¥160(2013年4月現在)
    その他:予約、地方発送は受け付けない

Gallery-和菓子-4

スポンサーサイト
Category: guitar (第2期)  

Michael Felberbaum / Sweet Salt

Sweet Salt  Michael Felberbaum (g)
  Pierre De Bethmann (p, ep)
  Darryl Hall (b)
  Karl Jannuska

  Recorded at Studios De La Seine. Paris, December 2 and 3, 2005
  FSNT 275 (2006)

  01. All Fall
  02. Camel
  03. Tal Tales
                     04. Sweet Salt
                     05. Phosphor-essence
                     06. London
                     07. A Brief Interval
                     08. Coin
                     09. Opi Dance     All compositions by Michael Felberbaum except "London"

Michael Felberbaumは、当ブログでは、2002年作の"Emmanuel Bex/Jazz(z)"(別頁あり)にて記事歴があり、そこでは幅広い表現力と先進感に富んだ感性
で可能性ある若手ギタリストとしての出会いでしたが、本作は当時、Pierre De Bethmamm参加の魅力も手伝い購入したもの。
内容は、共作の1曲を除き全てFelberbaumのオリジナルとなる全9曲。"Sharp Water"に続く自身2作目となるリーダー作。

前述の参加作となるBexのアルバムでは、Bexのコンポーズと後押しもあり、4ビートからフリー、ロックティストのものまで、エフェクトを利かした音色を
含め多彩な表現を見せてくれたが、そのイメージをもって本作を聴くと、至極真っ当なトーンでおとなしくも感じてしまうのだが、こちらはリーダー作とい
うことで、本来、彼自身がめざしている方向はこちらなのかもしれない。
本作は、非4ビート系が中心、感性も典型的コンテンポラリー系を感じさせるそれである。やたらコケおどしの速弾きをかましてくるタイプではなく、丹念に
紡ぎ出すフレージングは、ともすると地味と受け取られるかもしれないが、その繰り出してくるラインには、高いセンスも感じられます。
確実な音出しからも確かな技術が見え、彼の音楽からは、技術はあくまで従であり、必要に応じるといった確かな姿勢も見えてきそうです。

全体としては、やはりBethmannの存在感が強く、アコピ、エレピ使い分け多彩な表現で本作にも多いに貢献していると思うのだが、それが逆に繊細な表現
者 Felberbaum の存在感を薄めてしまったのかもしれない。
本作以降、逆にBethmannリーダー作にも参加の多いFelberbaumは、Bethmann好みのギタリストでもあるのだろう。
Felberbaumとしては、冒険心を持って、前述の参加作のように、もっと自由に、大胆に演ってほしかった感もある1枚だが、ギタープレイとともにコンポー
ズ面でも非凡なものを感じる内容となっている。

JAZZ-guitar 65 amazon quick link
Michael Felberbaum

Category: sax (第2期)  

Donny McCaslin / Give and Go

Give and Go  Donny McCaslin (ts, ss)
  John Swana (tp)
  Steve Cardenas (g)
  Scott Colley (b)
  Gene Jackson (ds)

  Recorded June 2, 2005
  Eng. Max Bolleman
  CRISS 1277 CD

  01. Outlaw
                     02. Scrappy
                     03. Drift
                     04. Give and Go
                     05. The Liberators' Song
                     06. Two/Three
                     07. Doom Fuss
                     08. Eronel

私がMcCaslin(B1966)に初めて出会ったのは、Gary Versace(org)の "Outside In"、その後、彼のリーダー作 "In Pursuit"、そして過去にさかのぼる形で
本作という順番で聴いているのだが 、本作の当時の出会いの印象としては薄かったこともあり、その後、長らく放置盤となっていましたが、ちょっと気に
なるところもあり、あらためてチェックしてみました。

一聴して、当時、初聴きで薄かった印象はどこへやら、なかなか聴かせてくれます。
録音時、30代末期にあたるMcCaslinですが、現在の独自性もあるテナーの響きは、本作時点でも十分感じられ、今の彼につながるそのサックス奏者としての
能力の高さを発揮しています。何よりも、私が重視してミュージシャンに求める独自性、個性といった部分で高いレベルにあると感じられるのは、うれしい
ところですが、こういった広く万人が受け入れにくいといった感性を持った個性派というあたりが、日本ではあまり知られていない存在だったという本作リリ
ース当時の状況を作っていたとも言えるのでしょうか。
こうした個性あるいはクセといった部分をどう感じるかどうかで好き嫌いもはっきり分かれるタイプとも言えますが、私的には、Jazzという世界で生きる
ミュージシャンとしては、個性は重要要素でもあり、それが好みであるか否かとは別問題として評価ポイントと考えている。
そもそもアーティストの能力とは、人気、受けの良さとは連動してはいないし、抜けた美的基準を身につけたアーティストが万人受けするはずもなく、それ
は、歴史を振り返ればわかる通り、それが世の常というものである。

本作では、その個性という点で、McCaslin同様、Cardenasのギターが光っており、本作の魅力もこの2人がすべてと言ってもいいくらいなのではないだろう
か。この個性派2人に挟まれたSwanaは、平凡に感じてしまう。

JAZZ-sax 49 amazon quick link
Donny McCaslin

Category: Gallery > CD Jacket  

Original CD Jacket 13

                        
                        


                    注)このOriginal Jacketは、あくまで個人使用目的で作成したものです。
                      商用への転用、転載等はご遠慮ください。
                      ご理解のほど宜しくお願いいたします。

Gallery-CD Jacket-13

Category: vocal  

Jane Monheit in Concert(Taking a Chance on Love)

Jane Monheit  Jane Monheit (voc)
  Michael Kanan (p)
  Orlando Le Fleming (b)
  Rick Montalbano (ds)
  Miles Okazaki (g)
  guest
  Dori Caymmi (g-07)

  Recorded live in Concert at the 2004 Brecon International Jazz Festival in Brecon, Wales.
  SVD 59847 (SONY BMG MUSIC) 2005

  01. Honeysuckle Rose
  02. In the Still of the Night
  03. I Should Care
  04. Why Can't You Behave?
  05. Bill
  06. I Won't Dance
                      07. Embraceable You
                      08. Do I Love You?
                      09. Too Late Now
                      10. Dancing in the Dark
                      11. Taking a Chance on Love
                      12. The Waters of March

しばらく放置してあったJane MonheitのDVDですが、最近何かと気にはなっていたMiles Okazaki、当時は無名だったこともあり、参加していることも気
づかなかったのですが、最近それに気づき、久しぶりのMonheitと合わせチェックしてみました。

右端にダークスーツにキッチリとネクタイのOkazakiを確認(笑)。中央付近にはLe Flemingもいます。Jane Monheitの歌伴を仰せつかったということで、
現在の彼の音楽状況とは、全く別の世界での彼、そんな中で、いったいどんなプレイ状態なのか、これはこれで非常に興味のあるところです。

まずJaneのヴォーカルですが、こうしてあらためて聴くと非常に上手い歌手ですね。ミディアムでのスウィング感、バラードでのナイーヴな表現力、メロデ
ィのフェイクのセンス.............などなど、これは現在の正統派と呼べる歌手の中でもトップクラスに入るレベルだと思うのですが、この欠点らしい欠点が
見当たらず、クセが無く素直といったあたりが、素直でない私のストライクゾーンからボール半個分ぐらい外してしまっているのかといった感じ。こうして
久しぶりに聴いてみると、結局その辺の微妙なところが、長い間、放置してしまった原因なのかもしれない。
ヴォーカルは、私にとっては、声質、クセ(個性)あたりが結構高いウェイトを占め、上手い、ヘタではなく、まずはその辺が好みの範疇に入っているかで、
振り分けられるようだ。
とは言いつつも、このJane Monheit、なかなかいい歌手であることは間違いない。評価を問われれば、Aと答えるでしょう。常々言ってることだが、単純
に好き嫌いの好みと評価は別だ。ただ、ひたすら自分の楽しみを追う道楽となれば、世間の評価は全く関係なく、自分の好き嫌いが全てであることは言うま
でもない。
メンバーの先頭に立って引っ張っていかなければならないヴォーカリストとしては、勝ち気で姉御肌の性格もよろしいようです。

さて、Miles Okazakiですが、現在の彼からは、想像しがたいほどの別人のプレイを見せておりますが、正統派ヴォーカルのコンサートですから当然のこと
です。彼本来のスタイルでやったら、コンサートぶち壊してしまいますから。
こういった状況下でもきっちりストレートにこなせる対応力を見せてもらい、基本がしっかりあっての今ということで、ある意味、納得のDVDでしたが、
当時は感じなかったものの、Miles Okazakiの現在を知った上で、こうしてあらためて見ると多少の違和感があるのも事実でした。

JAZZ-vocal 32 amazon quick link
Jane Monheit

Category: Gallery > Photo  

201304

       
       201304.jpg


Gallery-photo 9

Category: organ (第2期)  

InterStatic

  Roy Powell (Hammond organ, moog, electronics)
  Jacob Young (eg, ag)
  Jarle Vespestad (ds, cymbals)

  Recorded by Espen Amundsen
   at Pettersens Kolonial Lydstudio Honefoss Norway August 2nd and 13-14th October 2011
   (RareNoise) 2012

  01. Stills
  02. First Vision
                     03. Flatland 1
                     04. Washed Up
                     05. Reel Time
                     06. InterStatic
                     07. Water Music
                     08. The Elverum Incident
                     09. Americana
                     10. Flatland 2

この3人によるアルバムは、2010年録音の "Anthem" (別頁あり)にて記事歴がありますが、本作は2作目になり、グループ名も "InterStatic" としたようで
す。購入のターゲットは、オルガンのRoy Powell。
内容は、Powell曲6、Young曲2、3者共作曲2の全10曲。

ピアニストとしての能力に高いものを感じていたPowellですが、そんな彼がどんなオルガンを見せてくれるのか興味津々だった前作でしたが、グループとし
ての音楽的方向性が定まっていない感もあり、アルバムとしてやや散漫な印象もありましたが、約1年半後の録音となる本作どうなっているのでしょう。

一聴してみると、音楽は前作にも増して、方向性のはっきりしないものとなっていると感じるのだが.......................。
Roy Powellは、伝統を踏まえたストレートなプレイ良し、一方では高い先進性も持ち合わせているという広い音楽性と対応力を備えているがために、共演
者のタイプにより、時に同じ人とは思えないほどの全く違ったプレイを見せるというめずらしい存在なのだが、本作でも、前作を含め、私がこれまで聴いた
彼関連数作からは、イメージしがたい内容となっている。そのこと自体はよいのだが、音楽の方向性に迷いがなく、3者の力が同じ方向に向かって結集され
ているのかといった疑問がわくのである。私がこうして本作を購入するのもPowellの能力を認めており、惹かれる部分があるからこそなのだが、音楽の方向
性に疑問も残り、折角の彼の魅力でもある先進性も備えた能力が出し切れていないと思えるのである。
それは、ギターのJacob Young(B1970)にも言えることで、彼のこれまでを考えれば、この音楽の方向性が、彼の方向性とは合わないとも思えるのである。
本作でYoungのギターは、エフェクトにより、やや歪みを入れたりもしてますが、それがダーティーあるいはラフといった質感を求めてといったものではな
く、単に汚い音とも感じるのは、何を求めてのエフェクトなのかといった疑問もわくところである。

Powell目当ての本作でしたので彼のオルガンを中心に見させてもらえば、そして本作の方向性についてもPowellが中心となって打ち出していると仮定するな
らば、共演者の人選に問題があると思える。すなわちYoungのギターは、この音楽の方向性の中では彼の良さは出てこない。共演者の対話の中から新たな
サムシングを生み出すといった要素の強いJazzにおいてはこの影響は大きく、共演者の刺激により自分からも何かが引き出されるという部分で十分に機能し
なかったと思えるのである。
Powellは、この音楽の方向性で何かを求めようとするならば、Youngのギターから得られるものは無い、そしてYoungもこの方向性では、自分を生かせな
いだろう。
折角の才能が、機能不全を起こして、能力が発揮できないということが何とも残念でならない。もっともそういったこと全てを含めて能力と言ってしまえば
それまでなのだが...................................。
本作は、録音時点で彼らが目指していたものの、あくまでその過程の音としてとらえておくべきなのだろう。いずれにしてもRoy Powellについては、その高
い潜在能力を感じている数少ない存在だけに、今後の展開には、注目していきたい。


             この3人による、初期の頃のスタイル。
             
             Live from Pettersens Kolonial Lydstudio Jan.14 2011


             グループ "InterStatic" となってからのスタイル。
             
             InterStatic live dates in London New York Genova and Oslo

JAZZ-organ 127 amazon quick link
InterStatic

Category: guitar (第2期)  

Pat Martino / Live at Yoshi's

Yoshi s  01. Oleo
  02. All Blues
  03. Mac Tough
  04. Welcome to a Prayer
  05. El Hombre
  06. Recollection
  07. Blue in Green
  08. Catch

  Pat Martino (g)
  Joey DeFrancesco (org)
                     Billy Hart (ds)
                     Recorded December 15-17, 2000, at Yoshi's Oakland, CA
                     Blue Note 4997492

復帰後のPat Martino(B1944)盤としては、初めての購入となった盤ですが、厳しいプレイも予想されるMartinoの元でのDeFrancescoが、この厳しい環境
下でいかなるプレイを見せてくれるのか、確認のためもあっての当時の購入でした。

内容は、Martino曲5、Miles Davis曲2、Sonny Rollins曲1の全8曲。

Martinoは、ご存知のように独自のスタイルを持ち、70近いという現在も熱狂的支持者がいるというギタリスト。アラビア人の父とイタリア系の母という出
自も彼の特異な感性の形成には関係しているのでしょう。
彼は、80年、脳動脈瘤という大病の手術後、記憶を全く失い復帰は絶望視されたが、80年代後半復帰、しかしながら以前の状態には遠く、完全に元の状態
に戻るのは無理とも思われたが、彼の凄まじいまでの復帰への執念が実り、本盤を聴く限り状態はかなり戻ったようだ。
Martinoは、私にとっては特別に密なつき合いをしてきたギタリストではなく、Trudy Pitts他などオルガン絡みでつき合いのあったというギタリストであり、
本作もDeFrancesco参加ということがあっての購入でした。ことば少なくして多くを語るを理想とする私にとって、空間を全て音符で埋め尽くしてしまう
彼の刻むスタイルが私の好みではないというのが理由なのだが、こうしてあらためて聴いてみると数々の修羅場をくぐり抜けてきた彼のギターは、圧倒的な
存在感と泣く子も黙らせるような威圧感を持っているのは、素直に認めざるを得ないし、他流派ながら、こうして独自のスタイルを創り上げたことは高く評
価しなければならないとも思っている。好みと評価は分けて考えなければならない。

さて、DeFrancesco(B1971)ですが、その定評あるテクニックを存分に駆使して本作でも快調に飛ばしているのですが、相手が個性派として独自の形で押
し通すMartinoだけに、その対比で計らずもその弱点が目立つ形になってしまった。気合いの入ったいいプレイはしているものの、結果として出て来る音は、
その多くが師匠Jimmy Smithの影響圏内にある音なのだ。デビュー当時は、次代のオルガン奏者として大いに期待した彼ですが、オルガン界でもトップクラ
スのテクニックを誇るというだけに、その上手さが災いしたのか、感性面での進化にブレーキがかかってしまった格好だ。
Smith直系の上手いオルガニストとして終わってしまうとしたら、あまりにも惜しい。彼に何を求めるかで、その評価も大きく変わるというオルガニストだ
が、まだ40を過ぎたばかり、今後は彼の考え方しだい、期待したいところです。

JAZZ-guitar 64 amazon quick link
Pat Martino

Category: organ (第2期)  

Carmen Intorre Jr. / For the Soul

for the soul  Carmen Intorre, Jr. (ds, perc)
  John Hart (g)
  John Irabagon (ts, as)
  Pat Bianchi (org, key)
  Joey DeFrancesco (numa organ)

  Recorded at Tedesco Studios, Paramus, NJ
  RAR1008CD (RandomActRecords) 2012

  01. Too High
                     02. Tergeversation
                     03. Carmen's Caddie
                     04. Cannonball
                     05. Steps
                     06. Only One
                     07. Good for the Soul
                     08. Gibraltar
                     09. Josie
                     10. Black Market

Carmen Intorre Jr.名義の本作ですが、Pat Bianchi(B1976)目当ての購入。また予々聴きたいと思っていたJohn Irabagonの参加も大きな魅力となって
いる。リーダーのCarmen Intorre Jr.は、当ブログでは、Pat Bianchiの "Back Home"(別頁あり)で参加していましたが、DeFrancescoとの活動歴もあり、
またBianchiにとっては、DeFrancescoは師匠格となる存在ということで、普段から何かとつながりのある面々となっているようです。
ただ、このオルガン2人という編成が、何を求めてなのか、よくわかりませんが、DeFrancescoがプリセット音源内蔵のトーンホイール・オルガンのクロー
ンモデルとも言える簡易タイプのNuma Organを担当しているということは、もしかしたら親分格のDeFrancescoが仲間を招集し実現したアルバムといっ
たところなのかもしれません。このNuma Organは、DeFrancescoのオルガンサウンドをベースに開発されたという経緯もあり、テストあるいは、宣伝を
兼ねてといった見方もできなくはないが、まさかそんなことはないと思うが......................。

さて、内容の方ですが、Carmen曲 06"Only One" の他はジャズメンの曲などで全10曲となってますが、アルバムタイトルやユルいジャケットからある程度、
イメージできるように、ファンキー、ブルージーあるいはスローな曲ではメロウといったような言葉も浮かぶような展開となっています。
私が目当てとしていたBianchiに淡い期待をしていたのは、コンテンポラリーな質感に溢れたモーダルなプレイ、この状況では、やはり無理があるようです。
Bianchiは、デビュー当時、師匠格DeFrancescoの影響もあり、Smith から続く従来型のオルガンスタイルが見られましたが、徐々に新しいスタイルも身に
つけてきており、最近ではそのモーダルでコンテンポラリーな質感に溢れたオルガニストとしてマークしてきた存在なのですが、本作は師匠DeFrancescoが
一緒でアルバムのコンセプトもあるという状況、仕方ないのでしょうか。
ただ、Bianchiは、共演者などでこういった展開になるケースも多く、自分で望む状況を自ら作り出していく強い姿勢も必要なところです。
本作で、主にオルガンのソロをとっているのは、Bianchiの方だと思われますが、両者ともよく聴いてきた私が100%断定できないのは、それぐらい初期の
Bianchiは、DeFrancescoの影響下にあったということで、言い換えれば本作のBianchiも現在の進化してきた姿以前の初期の姿に後退しているともとれる
プレイには、ちょっと残念です。

全体的に、旧時代のオルガンJazzを引きずったとも言えるような展開になってしまっているため、Irabagonのsaxにも厳しいプレイは見られず、彼の能力を
確認するに至りませんでした。いずれまた機会を見て他のアルバムでチェックすることにしよう。

Pat Bianchi 関連記事は → こちらから

JAZZ-organ 126 amazon quick link
For the Soul

Category: Gallery > ねこばなし  

新顔現わる!

              neko14-2.jpg

          シロウくんが突然姿を消してから、一つの季節が過ぎ、季節は春。
          見慣れない総トラが度々、偵察に来るようになりました。
          ノラなのか飼い猫なのか、全くわかわからない。
          よく観察しようとすると、テキも同じことを考えているようです。
          一定の距離を保ちつつ、こちらをじっと観察しているようです。
          こちらも人相は決していいとは言えないので、きっと怪しい奴と思っているんでしょうねぇ。(苦笑)
          しばらくニラメッコが続きます。

          しかし、このトラちゃん、どっかで見たような気もしたので、いろいろ調べたところ、それらしい写真を1枚発見。 → ここ
          どうやらかつて、シロウくんのシマに侵入してきたこともある他所の組の者、まちがいない。
          シロウくんの姿が見えなくなったので、これ幸いとばかり、縄張り拡大のためのまずは下調べといったところか。
          一方、家主の方は、これも何かの縁とばかり、ノラであることが判明すれば、強力に家猫化計画を進める勢いを見せていますが...........、
          何分、相手は全く素性のわからない謎のネコ氏、先の展開は全く読めません。

          このはなしに続きがあるのかもわかりませんが、対照となるトラちゃんに名前も無いのは、何とも話もしずらいので、
          シロウくんに絡めて、とりあえず「トラジロウくん」ということにいたしましょうかねぇ。

Gallery-ねこばなし-14

Category: guitar (第2期)  

John Scofield / Works for Me

Works For Me-1  John Scofield (g)
  Kenny Garrett (as)
  Brad Mehldau (p)
  Christian McBride (b)
  Billy Higgins (ds)

  Recorded January 6-8, 2000.
  (Verve 549281-2) 2001

  01. I'll Catch You
  02. Not You Again
                     03. Big J
                     04. Lose Canon
                     05. Love You Long Time
                     06. Hive
                     07. Heel to Toe
                     08. Do I Crazy ?
                     09. Mrs. Scofield's Waltz
                     10. Six and Eight
                     11. Freepie
                     12. This Thing

蛇の道を好んで歩んできたScofieldが、ストレートな4ビートという本道に挑んだ本作。そのあたりの彼の考えはBilly Higginsをはじめとしたスタッフ人選
にも表れている。

極めて普通な4ビートそして曲展開の流れの中でScofieldの繰り出すラインは、抑制の利いた普通を装いながらも、既成の線路には微妙に収まりきれない動
きを見せており、そのあたりがいい味となっていると思える本作である。
普通にやって全く普通のものを創ってしまっても意味がなく、その辺の際どいサジ加減は、元々Scofieldの頭の中にあったのだろう。安易にスタンダードを
使うでもなく、全曲オリジナルで固めたコンポジション、スタッフ人選の微妙さなどにも彼の思惑が見えるような気がする。

普通の中で発揮される彼の変則的フレキシビリティーが、微妙に普通でないものをもたらしており、そのあたりをどう感じるかで本作の評価も変わるのだろ
うか。
私的には、一見普通だがよく見れば普通でないといったあたりがツボで、お気に入りとなっている、そして新しい時代のジャズ・ギターを切り拓いてきた彼
らしい1枚とも言えるだろうか。

JAZZ-guitar 63 amazon quick link
Works for Me

1
3
5
6
8
9
11
12
14
15
16
18
20
22
24
25
26
28
30
> < 04