前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 03 2013

Category: guitar (第2期)  

Mikkel Ploug Group featuring Mark Turner

Mikkel Ploug  Mark Turner (ts)
  Mikkel Ploug (g)
  Jeppe Skovbakke (b)
  Sean Carpio (ds)

  Recorded by Thomas Vang at on Location Studios, February 13-14, 2006.
  (FSNT 263)

  01. Fouri
  02. Big City Walk
                    03. Turners Odysseys
                    04. Breakfast Special
                    05. First Song
                    06. 21. Century Folk Song
                    07. Logicunlogic
                    08. The Vodka is on the Bottom
                    09. Play It to the Ground       All Compositions by Mikkel Ploug Petersen

デンマーク出身のMikkel Ploug(B1978)のアルバムタイトル通り、Mark Turnerを全面的にフィーチャーしてのデビュー盤。この後、同メンバーでの2作目
"HARMONIEHOF(Rec.2007)" をリリースしている。

全9曲オリジナルで固め、デビュー作への意気込みも感じられるPlougのギターですが、このMark Turnerとのコンビで連想する通り、ちょっとだけ上の世
代となる Kurt Rosenwinkel あたりを意識してきたであろう感性であることを強く感じますが、おそらくそんなこともあっての Mark Turner起用だったの
か.......................と、そんな気もしてしまいます。

本作時点での印象ですが、新しい世界を切り拓いてJazzギターの新しいスタイルを創り出していくといった革新性はなく、決して革命家というタイプではあ
りませんが、いたずらに速弾きに走ることもなく、その丹念に紡ぎ出される流れは、なかなかセンスも感じられます。
が、本作時点での印象としては、強い独自性と個性という点で、やや物足りなさを感じてしまいます。この特に裾野が広く強者も多いというギター界で生き
抜いていくためには、その辺に課題を残しているようにも思いますが、28才時の作ということを考えれば、もっともっと攻めの姿勢を前面に出しても..........
..........と、思えてしまいます。でないと道は開けてこないでしょう。

独特の世界を持ったMark Turnerのテナーも終始、安定したプレイで本作への貢献度大なのですが、このあまり山谷がなくフラットな感覚というのも彼の持
ち味で、もしかしたらPlougもこのTurnerの世界に惑わされた、あるいはその感性に引っ張られたという見方もできるのかもしれません。
ただ、ずっと見てきたであろうKurtという存在、そして本作でのTurnerの起用、このあたりに、まずは超えなければならない壁があるようにも思える本作で
しょうか。
安定を求めるのではなく、創り出すことへの冒険とチャレンジ、そのための強い意思と攻めの姿勢、それがあってこそ、初めてそこに何かが生まれるかもし
れないという期待も持てるというものだろう。

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Mikkel Ploug

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Category: Gallery > Matchbox  

Matchbox Art Gallery-26

                             
                             
                                   Tokyo Kokubunji

    この店は、たしか70年代終わりごろにオープンしたように記憶している。
    当時は、中央線沿線を拠点とするJazzミュージシャンも多く、後に西荻窪アケタの店の明田川氏や新星堂の村上氏(現国立NO TRUNKS店主)など
    が呼び始めたことで「中央線ジャズ」といったことばも生まれたほど、何かとJazzとは、縁のある一帯だった。
    私も、新宿に始まり中野、高円寺、西荻窪、吉祥寺といったこの沿線のライブスポットには、よく行ったものでしたが、
    そんな中、後発のこの"Alexander"は、都心からちょっと離れた国分寺という場所ではありましたが、一時期、お気に入りのライブスポットとして
    よく足を運んだのを記憶している。
    しかし後に、まだ若いオーナーでしたが、お亡くなりになり、結局オープンから10年ほどで店が幕を閉じることになったのは非常に残念なことでした。
    「中央線ジャズ」最盛期に存在感ある輝きを放った歴史に残る店だったと思います。

Gallery-Match Box-26

Category: piano (第3期)  

Jesse Stacken / Magnolia






  Jesse Stacken (p)
  Elvind Opsvik (b)
  Jeff Davis (ds)

  Recorded June 18, 2009 at Systems Two, Brooklyn, NY.
  FSNT359 (2010)

magnolia-2.jpg  01. Solstice
  02. Magnolia
  03. Aquatic House
  04. The Whip
  05. Crow Leaf Frog
  06. Time Canvas
  07. Face           All songs Composed by Jesse Stacken

Jesse Stacken(B1978)は、ミネソタ出身、2002年からニューヨークを拠点として活動している若手ピアニスト。2005年からこのメンバーでトリオとして
の活動をスタートして以来 "That That"(2008)に続くこのトリオ2作目となるが、メンバーの2人もNYアンダーグラウンドシーンでは、おなじみの注目株。

仄暗く沈んだタッチのStackenだが、本作でも冒頭一曲目からその持ち味全開の間を思いっきり生かしたダークな一音、一音に、奈落の底にでも突き落とさ
れたような感じだ。
スローばかりでなく、Davisのドラムスが激しいロックビートを刻み、Opsvikのビッグトーンのベースが唸り、Stackenのピアノも鍵盤を強打する展開でも
やはりその質感は、ひたすらダークなのである。
そんな仄暗さで全編統一された感もある本作だが、ちょうどまん中に挟んだT04 "The Whip" のみ、妙に明るくスウィングする曲調と展開もノーマルな4ビ
ート、ノーマルなフレージグとなっている。明らかにあえて装った普通、意図的にされた曲構成と思えるのだが.................なかなかの策士でもあるようだが、
当方の解析作業も思うように進まず、敵のねらいも、いまいち掴みきれないといったところ。
ダークな質感と鋭いタッチは、私好みなのだが、何か考えて納得してからでないと音にしないと思えるようなところもあり、その鋭い感性をダイレクトにさ
らけ出すような直感的ブレイをしたら...............とも思うのだが。要再解析のピアノだ。

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Jesse Stacken


Category: Gallery > Photo  

Spring is Nearly Here

  
           
                                                         katakuri

Gallery-photo-8

Category: organ (第2期)  

Georges Arvanitas / Orgue Hammond

Orgue Hammond  Georges Arvanitas (org)
  Jean-Claude Oliver (g)
  Jacky Samson (b)
  Charles Saudrais (ds)

  Recorded 1987 (CARRERE CA 96.452)

  01. Moanin'
  02. Cry Me A River
  03. Misty
  04. How Insensitive
                     05. Bluesette
                     06. The Man I Love
                     07. Trois Trois Deux Blues
                     08. Triste
                     09. Lyon's Blues
                     10. Satin Doll
                     11. Please Bossa
                     12. Tenderly
                     13. Twistiti
                     14. The Girl From Ipanema
                     15. Mood Indigo
                     16. Stranger In Paradise
                     17. Blues For Joe
                     18. Mack The Knife

ビアニストとして知られたフランスの Georges Arvanitas(B1931)は、エディット・ピアフの歌伴などスタジオ・ミュージシャンとしても多く活動してお
り、そんな折、オルガンも扱うこともあったが、オルガニストとしても数枚のアルバムを残している。そんな数少ない彼のオルガン作でも代表作と言ってよ
いアルバムである。

印象としては、おなじみのジャズ・スタンダードを中心として、あくまでアクなくクセなくサラリと品よくサバいてるといった感じで、一般的にオルガンに
求められがちなコッテリ、ブルージーといったものを期待すると裏切られる。

本職のオルガニストではないということで、負担の多い左手のベースは避け、専門のベース奏者を入れた編成としており、全体に右手のつくりだす端正なラ
インにフランスらしいオシャレ感とともに趣味の良さは感じられるのだが、ベースラインから解放された左手をより有効に生かせたなら、グループのサウン
ドにも厚みと魅力が増したのではないだろうか。

BGMとしては高品質だが、面と向かって聴くには物足りないといったような中途半端さとともに、やはりピアニストが演じた片手間感は拭えない。

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Georges Arvanitas

Category: organ (第2期)  

Sam Yahel / Jazz Side of the Moon

Jazz Side-1  Sam Yahel (Hammond B3 organ)
  Mike Moreno (eg, ag)
  Ari Hoenig (ds)
  Seamus Blake (ts)

  Recorded September 11th & 12th, 2007 at St. Peter's Church, New York City
  SACD 338 (CHESKY) 2008

  01. Breathe
  02. On The Run part 1
  03. Time
                     04. Any Colour you Like
                     05. The Great Gig in The Sky
                     06. Money
                     07. Us and Them
                     08. Brain Damage
                     09. On The Run part 2

ピンクフロイドの "The Dark Side of The Moon" をカバーした内容となっており、ずっと後を追ってきた Sam Yahelのリーダーアルバムとして、またメン
バーへの期待感もあり、当時、リリース時には、すぐ飛びついたというアルバム。

元となるピンクフロイドのアルバムは、もちろんよく知っているアルバムですが、Yahelは、楽曲を題材として利用して、新しくJazzアルバムを創ったので
あり、今、あえて元となったフロイドのアルバムと比較して考える必要はないでしょう。
内容の方ですが、けっこう創り込まれた感もある、全体に抑制の利いたクールな味わいの1枚に仕上がっています。
抑え気味にバックにまわる展開も多いYahelですが、クールにコントロールされたソロには、彼の持つ先進性も感じられます。Yahelは、ちょうど本作リリー
スした2008年頃から、オルガニストとしての露出が、めっきり減ってしまい、もしこのままオルガニストとして順調な進化を見せていれば..................などと
思ってもしまうのですが、その辺は本人のことなのでわかりません。どういうコンセプトを持って音楽と向き合っているのか、本人に聞いてみたいところです。
そんな抑えた展開の中でのMorenoのシゴトが光っている。限られた出番だが、ソロにバッキングにそのデリカシーに富んだセンスを発揮して、Yahelと共
に本作のクールな味わいづくりに決定的なシゴトをしているのではないだろうか。

私的好みだが、Seamusどうこうではなく、このサウンドは、管なしで創ってほしかったという気もする。
また、こういった展開なのでHoenigの本領発揮というわけにはいかなかったが、このメンバーであれば、こういったアルバムコンセプトではなく、共演者
との対話の中から、その互いの刺激により新たなsomethingを生み出そうとするJazz本来の形の中で、丁々発止のソロの応酬といったものを聴いてみたい
と思うのは私だけでは、ないだろう。聴き手である我々ばかりでなく、もしかしたら彼ら自身にも不完全燃焼を感じた点もあったかもしれない。
創り手の気持ちと受け手でである我々のニーズとの間にズレがあって、ビジネス面で失敗していると思えるようなアルバムも数多く目にするが、これは、音
楽をビジネスライクに考えるということではなく、需要と供給の状況を把握し、その部分でより良いものを創る才能ある人材も必要だ。勿論そういった形の
アルバムづくりが全てではないが。この面々であれば、化学反応するよううまく機能させれば、さらに魅力的なアルバムもイメージできるのだが.................。

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   Jazz Side-2

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Sam Yahel

Category: Gallery > Photo  

貼り紙

             

Gallery-photo-7

Category: guitar (第2期)  

Samuel Blaser Quartet / As The Sea

As The Sea  Samuel Blaser (tb)
  Marc Ducret (g)
  Banz Oester (b)
  Gerald Cleaver (ds)
  Recorded at Hnita-Jazz Club in Heist Op Den Berg, Belgium on November 5 and 6, 2011
  Hatology718 (HAT HUT Records) 2012


  01. As The Sea, Part 1
  02. As The Sea, Part 2
  03. As The Sea, Part 3
  04. As The Sea, Part 4     All compositions by Samuel Blaser

Marc Ducret(B1957)との双頭コンボとも言ってよい Samuel Blaser Quartet の "Boundless"(別頁あり)に続く2作目。
Ducret目当てで購入した前作では、初めてだったこのSamuel Blaserのハイクォリティぶりに、宝物でも掘り当てたような気分、合わせてその相乗効果とい
うべきか、お目当てのDuccretのキレも尋常ならぬものを見せていたということで、新作となれぱ期待しないわけにはいきません。

10分以上の長尺3曲を含む全てBlaserのコンポジションによる4曲構成、そして組曲仕立てというスタイルも前作と同じだ。
前作からおよそ1年後となる録音の本作ですが、回を重ねてきた成果でもあろうか、互いの呼吸を感じ取り、さらに高いレベルでの一瞬の以心伝心を可能と
した音楽は、前作以上に自由が感じられるのだが、そんな流れの中でも、とりとめのない展開にはなっておらず、各人のプレイは押し引きのタイミングや
ディテールまで精緻なつくりを見せており、4者のコンビネーションは、限りなく自由でありながらも計算されつくされたかのような構成美を形作っている。
この自身のプレイを俯瞰視しながらクールにそれを制御できるという点では、ずっとMarc Ducretのギターにそれを感じてきており、やはり限られた存在だ
と思うが、このSamuel Blaserのトロンボーンにも、この30程という若さにしてDucretと同じような匂いを感じるのだ。この自由な流れの中で、タイミング
とその方向性のキッカケを提示しているのも彼なのだろう。
DucretのギターにしてもBlaserのトロンボーンにしても、この陳腐な既成の概念にとらわれない大胆かつ繊細な音使い、多彩な表現という点でも通じるもの
があるのだが、それは、彼らの表現の幅を格段に広げることにもつながっており、音楽は、不穏な空気が支配するダークなアンビエント感とともに、壮大な
スケールの空間感覚の中に余白と余韻が巧みに生かされたものとなっている。

Ducretサイドに立って考えて見るならば、共演者との対話の中から、その互いの刺激により新たなsomethingを生み出すという部分が音楽のクォリティに
大きく関わるというJazzにおいては、次のステップに進むためにも、このSamuel Blaserというトロンボーン奏者は、能力、年令的にも近年出会った最良の
刺激剤と思える。本プロジェクトにおけるDucretのパフォーマンスのクォリティがそれを如実に物語っていると思えるのだ。当然のことながら、それは同様
にBlaserにとっても言えることで、これほどの経験豊で先進感溢れた刺激剤はなく、これから続く彼の長いキャリアの中で重い意味のあるステップとなるのは
間違いないだろう。

前作同様、ライブ音源ということも関係しているのか、音質面で物足りなさが残る。特にCleaverのds、折角の繊細なシンバルワークが録りきれていない、
dsが奥に引っ込んでしまっているのが残念。テクスチャーまで感じさせる繊細な表現が生命線とも言える彼らの音楽だけに、次回あるならば、万全の体勢で
臨んでもらいたい。

終始、息を飲む緊迫感も持続するような創造の現場、楽しくスウィングしてハッピーなJazzとは対極にあるようなJazzだが、私にとっては、これもまた楽し!

JAZZ-guitar 61

Category: guitar (第2期)  

Jonathan Kreisberg Solo

              
              Jonathan Kreisberg warms up with Summertime to begin a masterclass at USC.

              


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Jonathan Kreisberg

Category: guitar (第2期)  

Marc Ducret / Un Certain Malaise

          Un Certain Malaise-1 Un Certain Malaise-2

          Marc Ducret (guitars)

          track 1 recorded live July 11, 1997, Festival de la Cite Lausanne
          all others recorded live June 12 & 14, 1997, Instants Chavires, Paris
          screwu 70005 (SCREWGUN)

          01. What Did I Forget ? (Ducret) - Old Brown Shoe (G. Harrison)
          02. (Detail)
          03. Mefiance
          04. Certain Malaise
          05. Bruit Court
          06. Mazurka

ギター一本で勝負に出たという、まことにDucretらしいライブ音源。

このギター・ソロについては、ピアノ・ソロほどの例はなく、過去にアルバムとして出している人も限られたものとなるのだが、ちょうど本作を記事にと思
っていたところ、タイムリーにも、同じギターのJonathan Kreisbergのソロの新作 "One"を入手し、聴く機会があったのだが、それなりの上手さは感じる
ものの、いまいち魅力に欠けるといった印象もあり、彼の作品群の中でも、ここでワンクッションおいて、次につなげるためのといった位置づけの作品とも
とれるような、やや盛り上がりに欠けるものでした。内容としては悪くないのだが、彼のトリオやクァルテットなどでの良さ、楽しさを知ってしまっている
ので、どうしてもそれらと比べてしまうのだが、やはりかなりの腕達者でさえ、このギター・ソロという分野は、リスナーを楽しませるという部分で、ハー
ドルの高いものという印象を強く持った。

前置きが長くなってしまったが、さてDucret、とかく退屈になりがちなソロものですが、それだけに通常の彼の盤では見られないようなありとあらゆるワ
ザを使った多彩な表現も飛び出し、リラックスさせてくれるような場面は皆無。
陳腐な使い古した表現など一切なし、あらためて彼の独創性、そしてそれを支える無尽蔵のアイデアに脱帽です。
また、それを可能としている技術という部分でもハンパないものがあり、異次元のものを感じるのである。しかもそれが決して一人歩きすることなく、自分
の意思の制御下に置いていると感じられる点、やはり限られた人のみが持つ領域であろう。

そこはかとなく漂うこのジャケットの変態感もマル。

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Marc Ducret

Category: Other Instrument  

Arthur Kell / Jester

  Arthur Kell (b, compositions)
  Loren Stillman (as)
  Brad Shepik (g)
  Mark Ferber (ds)
  
  Recorded in Regensburg, Passau and Pfaffenhoffen in December 2010.
  BLUR0033 (Brooklyn Jazz Undeground Records) 2012

  01. Quarter Sawn
  02. Ijinna
                     03. Jester
                     04. Song for the Journey
                     05. Anima Negra
                     06. Tiki Time Bomb
                     07. Arts et Metiers

Arthur Kell名義の本作ですが、Loren Stillman(B1980), Brad Shepik(B1966)揃っての参加も魅力で手を出してみました。
このBJU Recordsからは、本作の姉妹編とも言える "Victoria" が2010年にリリースされており、dsがJoe SmithからMark Ferberに変わっての2作目とな
る。本拠地とするNYだけでなく、欧州での活動も多いKellだが、本作もドイツコンサートツァーでのライブ録音となっている。

この一筋縄ではいかないというスタッフを擁しながらも、オーソドックスな展開の中に4人のチームプレイは、見事なコンビネーションを見せており、その
ウィットに富んだ音楽は、時にトリッキーな動きを見せたり、またユーモアや遊び心を巧みに配しながらのその高い完成度のアンサンブルは、Kellのコンポ
ジションによるところ大なのであろう。

Stillmanは、Kellのコンポジションのもと、普段の自身のアルバムで見せる、巧みなコンポーズワークから解き放たれ一アルト奏者としての、そのしなやか
なプレイから創り出されるラインは、無上の美を放っており、普段の彼のリーダー作とは、また違った一面を見せているが、彼のいっぱい詰まった引き出し
の全てを覗いてみたいものである。
それを支え、触発するShepikのギターも独創性に富んでおり、組み合わせの妙というか、このShepikのギターがあってのStillmanのアルトなのか、あるい
は、アルトあってのギターなのか、このひたすら地味を押し通すギターの存在感も見事。

タイトルの道化師のごとく、Kellは、決して主役になることはないが、3人を生かすサイドワークは、まさに一流の道化師といったところか。


               
               Arthur Kell / Loren Stillman / Brad Shepik / Joe Smith at Jimmy Glass Jazz Club - Valencia / Spain


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Arthur Kell

Category: Gallery > Matchbox  

Matchbox Art Gallery-25

                         
                         

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