前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 02 2013

Category: Other Instrument  

Bobby Previte & Latin for Travelers / Dangerous Rip

Dangerous Rip  Bobby Previte (ds,voice)
  Jerome Harris (g, eb, voice)
  Stewart Cutler (g on tracks 1-5))
  Jamie Saft (org, elp, moog, eb)
  Marc Ducret (g on tracks 6)

  track 6 recorded live January 22, 1997, Basement Club, Sydney, Australia
  all other tracks recorded live May 25, 1998, Teatro Puccini, Merano, Italy
  Eng:Chris Vine
  ENJ9324-2 (enja)

                     01. Heart on My Sleeve
                     02. Clear the Bridge
                     03. You Tell Me
                     04. Bobby's New Mood
                     05. Open Jaw
                     06. Surf Medley(Misirlou - Walk Don't Run - The Victor - Telstar)

本作は、当ブログ始めて間もない頃、記事歴のある"Bobby Previte / My Man in Sydney(Rec.1997)"(別頁あり)の続編的位置づけのアルバムとして、購入
したもので、その目当てはMarc Ducretでしたが、後でジャケットをよく見たら、Ducretは、1曲のみでの参加で、しかも前述のアルバムとは同日録音のも
のということで、ちょっと肩すかしを食らった感じでした。

内容の方ですが、大半の5曲がDucret抜きということで、前作に比べ多少毒気も薄くなったかなといった印象もあるものの、その分Harrisの出番が増え、彼
のボトルネックを駆使したプレイとSaftのオルガン、エレピが絡み、全体に米国の南部臭も漂うブルース、ロック、ジャズとが入り混じったようなサウンド
となっているのだが、時期的にはその後に訪れるMedeski Martin & WoodやZony Mashなどジャムバンドブームのちょっと前となる。

さて、肝心のDucretが入った1曲ですが、60年代のサーフ・ミュージックのメドレーということでディック・デイルやベンチャーズでおなじみの曲が並び、
おそらく、ライブの場所とシドニーの最も暑い時期ということで、その場のノリでお遊びといったところなのでしょうか。
リードをとっているのは、Ducretと思われますが(?)、結構マジで弾いており、オリジナルにも忠実にやっているところが、ちょっと笑えますが、おそ
らくこれをやるにあたって、そんなに練習を重ねたわけでもないと思いますが、難なくこなしてしまうあたりは、さすがです。Ducretは、少年時代にこう
いったところに夢中なエレキ小僧だったのでしょうか?

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Bobby Previte

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Category: organ (第2期)  

Isaac Darche / Boom-Bop!tism

Isaac Darche  Isaac Darche (g)
  Sean Wayland (Hammond B3 organ)
  Mark Ferber (ds)

  Recorded at Systems Two Studios, Brooklyn, January 21st, 2011
  BJUR 032 (brooklyn jazz underground records) 2012

  01. Beautiful
  02. Broke-Coke-Ho
  03. East Gardens
  04. You Are Too Beautiful
                      05. The People Above Us
                      06. Mona Vale
                      07. Error and Trial
                      08. Green Team

Sean Wayland(B1969)目当ての購入ですが、今回、初顔合わせとなる若手ギタリスト Isaac Darche のチェックも兼ねてといったところ。
Waylandは、オーストラリア出身でピアノをはじめ各種キーボードにもまんべんなく手を出しているといった印象を持ってますが、彼にとってはこの
Hammond一本で勝負しているのもめずらしく、2007年作の "Live @ The Basement" 以来ということで、当ブログとしても、避けて通れない1枚です。

内容は、Darche曲4、Wayland曲3にスタンダード曲1となっているが、一聴してみると、Waylandが目立つ展開が多く、年上でもあり、キャリアもある彼
が実質的リーダーという感じなのでしょうか。
さて、そんなWaylandのオルガン・ワークですが、他のコンポラ・シーンのオルガニストに通じるベタつきのないクールな感性で、鍵盤さばきにもキレがあ
り、これまでオルガンに専念していれば、おもしろい存在にもなっていただろうとも思えるものがあります。何よりも現在から未来に向かって行ける感性を
基本に持っているということは、何よりも強みだと思いますが、場数を踏んでこそ開発されるという側面もあり、彼のこれまでのシゴト状況を振り返れば、
他の専門職のオルガニストに比べれば、オルガンに接してきた時間も非常に少ないものでしょう。
そういった状況も関係しているのか、彼のオルガンには、左手のベースライン、特に4ビート以外の展開時に物足りなさを感じます。また、アドリヴでのパタ
ーン化されたフレーズの繰り返しやそれの上下移動といった動きが目立ち、アイデア面での物足りなさといった点も見受けられますが、この辺は、多分に
共演者であるギタリストからの刺激といった部分も大いに関係しているとの印象も持ちます。
しかし、これらは、共演者の選択あるいはオルガンでの場数を踏むことにより、ある程度改善されることも予想され、何よりも基本となる感性面で光るもの
を基本に持っていることを考えれば、それを生かしさらに伸ばしてもらいたいといったところです。現状では不満も残りますがおもしろい存在には違いない。

お初となるギターのIsaac Darcheですが、詳しい情報なく年令などわかりませんが、写真などから20代後半から30ぐらいと思われます。コンポラ系と言っ
てよい感性ですが、現代Jazzシーンにおいては、その中でも特別にに新しい感性は見受けられず、あくまでメインストリーム、やや後ろ寄りかといったとこ
ろでしょうか。技術面でもテクニシャンがゴロゴロいるという今のギターシーンにおいては、ごく平均レベル、音使いの面でもナチュラルでノーマルであり、
全てが普通を感じさせ、逆に気になる欠点も見当たらないといった状況を考えると、裾野の広いこのギター界にあって、今後の苦労が見えるような気もしま
す。何か一つでも突出した部分があれば、道も拓けて行くのでしょうが.................................。
ギタリストの私的判断材料としているものの一つに、Balladがあるが、本作中の唯一のBallad, T04 "You Are Too Beautiful" では、単調になりがちな表現
に、やはりの感あり。

この "Brooklyn Jazz Underground Records" なるレーベルは、ネーミングの雰囲気から、その音楽にも先進性に富んだものも期待したのですが、内容は、
ややその先進感に乏しいととも思えるもので、ちょっと残念なところでした。特に若いリーダー氏は、先を見据えて、思いきった攻める姿勢も見せないと、
次につながっていかないと思うのだが。

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Sean Wayland

Category: organ (第2期)  

Emmanuel Bex / Mauve

  Emmanuel Bex (organ, Rhodes, clavinet, OBX, voice harmoniser, accordeon)
  Stephane Huchard (ds - 1, 4, 5)
  Jean-Philippe Viret (b - 8)
  Jerome Barde (g - 7, 9)
  DJ Shalom (scratch - 1, 5)
  Patrick Bebey (voc. flute - 5)
  Myriam Betty (perc - 1, 2, 6, 8)
  Jaco Largen (perc - 3, 5)
  Xavier Jouvelet (programming, percussions - 1, 2, 5)
  Erwan Lekeravec (cornemuse - 1)
  Francois Laizeau (ds - 9)
                      Marc - Michel Lebevillon (b - 9)

                      Recorded March / June 1999 in Aubervillers / France
                      PW 027 (PEE WEE)

                      01. Funky Pipe
                      02. Mauve
                      03. The Man I Love
                      04. Une Chanson Douce
                      05. Ethnic
                      06. Paname
                      07. Swing
                      08. Pour Sophie
                      09. Mauve Le Matin

独特な雰囲気を持つフランスのオルガニスト Emmanuel Bex(B1959)の誠に個性的1枚。その個性がどう出るかによっては、好みもはっきり分かれるとい
うような類いのアルバムも多いBexだが、私自身にとってもこれほど好き嫌いの激しいアルバムを出してくるオルガニストは他にいないといった存在である。
まあ、それも個性派たる所以と言えるのだろうか。しかし、その嫌いな方のアルバムも決して内容悪しで嫌いというものではない。いずれも音楽として評価
するに値する内容ではあるのだが、単純に自分の好みに合わないといった性質のものなのである。
そんなBexなのだが、好きなオルガニストでもあり、自分の中での評価も高いという存在であり続けているのは、最も高みに達した時のプレイを記憶してし
まっているからなのである。そんな彼を私は勝手に一発屋と呼んでいるのだが、本作は一発にならなかった方の1枚と言えるかもしれない。

と、そんな当時の印象を持っていた本作でしたが、久しぶりに聴くと、デリカシーに富んだ感性や近未来をイメージさせるような先進感溢れる1曲もあった
りと、思わず引き込まれるような場面もあり、当時とは受け取り方の多少の違いも感じたというしだい。受け手である私の感性も変化してきているというこ
となのでしょう。
すべては、変化を求めてのこうした活動、望むところです。

その他のEmmanuel Bex 関連作は → こちらから

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Emmanuel Bex


Category: guitar (第2期)  

Ictus Live

  Lotte Anker (ts, ss)
  Marc Ducret (g)
  Peter Friis Nielsen (eb)
  Stefan Pasborg (ds, perc)

  Recorded live June 17, 2004, Copenhagen Jazzhouse
  except track 5 recorded live May 31, 2002, Copenhagen Jazzhouse
  ILK TCB 008 (ILK Music)

  01. Ile
  02. Ping Pank / Orbituary
  03. The Sky Below / Restoration
                      04. Meltdown
                      05. Resollition in Retrosepect

デンマークとフランスの混合グループ "Ictus" によるライブとなっている本作ですが、購入の目当ては、Marc Ducret(B1957)。
このIctusについては、グループのできた経緯など詳しいところはわからず、CDとしても知っているのは本作のみで、他にもあるのか?不明です。

Lotte Ankerは、80年代初頭、コペンハーゲン大学に在籍暦があるので現在50才ぐらいと思われますが、デンマークの女性sax奏者で、作曲活動も多い。
私的にはCraig Taborn(p), Gerald Clever(ds)とのトリオでの活動で接点があるが、先鋭性、即興性の強い音楽で長年、デンマークのみならず各国で地道
な活動を続けてきているが、本作の"ictus" もおそらく、その活動の中心となっているのは彼女なのではないだろうか。

このジャケットですが、全体をスカーレット系の鮮やかな赤を基調にしたバックに飾り気のないシンプル、モダンな書体のロゴを白で、あくまで控えめに
レイアウトしたという極めてシンプルなデザインが、なかなかいい。ことば少なくして多くを語るを理想の音楽と考える私にとっては、ヴィジュアル的に表
すと、こんなようなことなのかもしれません。

さて、内容の方ですが、完全フリーのシステムという中、音楽は不穏な空気も漂う静けさの中にスタートしていきます。
無音状態で始まる冒頭の曲ですが、日常をイメージさせる音がポツリ、ポツリ.....と入っていくごとに、仮想の音空間にも、しだいに現実のリアリティーが
出てきますが、流れが進むにつれ、互いの音への反応するという過程を繰り返すごとに、何もなかった空間も各種入り乱れて混沌とした状況になってきます
が、そこからイメージされるのは、世の中の不条理、切迫感、不安感、怒り、暴力........................等々、一般的に言われるところの楽しいものは無く負の要素
に満ち溢れているのだが、しかしこれをもって、この音楽を楽しくないものとして切り捨てるわけでもなく、逆に自分の感性に何かが反応するところがあり、
楽しいというよりは、心惹かれる音として感じられるのである。
それら負の要素を肯定するわけでもないのだが、ひと時の非日常を味わえたことでの満足なのであろうか?
日常のリアリティーを感じさせるような音使いを混じえながらも、結果的には非日常を感じさせる...............................音楽とは、おもしろいものである。

Ankerの存在感、Ducretのキレる高品質のインプロ、鋭いレスポンスを見せるPasborg........................う〜む

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Marc Ducret


Category: Gallery > ねこばなし  

流れ者復帰!

  neko13-main.jpg

 
 本コーナーの主人公 シロウくんが、ある日突然、姿を消してしばらく経ちました。
 ご主人さんは、来る日も来る日も今日は戻るかもしれないと待っていましたが............................
 そのご主人さんの完全家ネコ化計画も、順調に進み、ほぼ完成に近いところまで来ていたのですが、元々が流れ者で自由こそが生きがいという本人(とは言
 わないか?)の意思を尊重し、計画を進める中でも行動の自由は一切妨げないということで、専用ネコドアも設け、家への出入りも自由にしてましたが、そ
 れがためにもし災難に遭う結果になったとすれば、残念なことです。
 外出の多かったシロウくんですが、だんだん家で過ごす時間も多くなり、いなくなるちょっと前は、一日の大半を家で過ごす生活状態で、たとえ外に出ても
 身体的な問題が無い限りは、ほぼ100%戻ると思える家ネコ状態になってましたので、戻らない原因を考えると、あまりいい想像ができないのですが、、、、
 元々流れ者だったシロウくんは、外で生きる術を知っています。どこかで、たくましく生きていてくれることを信じ、タイトルも「行方不明」とはせず、前
 向きに「流れ者復帰」としました。
 考えてみれば、シロウくんは、ご主人さん(義理の両親)を、気持ちの面でどれだけ癒してくれたことか、その効果は計り知れないほど大きなものがあったと
 思います。外では、抗争好きのヤクザなシロウくんでしたが、人には決してツメを出さないというやさしい一面もあるヤツでした。あらためて感謝です。
 いつの日か突然、顔に引っ掻きキズでもつくって、ひょっこり表れる、そんな気もしてますが...........................................................そうあってほしい。 

        
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Category: guitar (第2期)  

Rez Abbasi Trio / Continuous Beat

Continuous Beat-1



  Rez Abbasi (guitars)
  John Hebert (bass)
  Satoshi Takeishi (drums)

  Recorded by Michael Brorby at Acoustic Recording, Brooklyn, May 14-15. 2012.
  ENJ-9591 2(enja) 2012

Continuous Beat-2  01. Introduction
  02. Divided Attention
  03. Major Major
  04. Rivalry
  05. iTexture
  06. The Cure
  07. Off Minor
  08. Back Skin
  09. Star Spanled Banner


パキスタン出身のギタリスト Rez Abbasi(B1965) による通算9作目となる本作は、enjaレーベルへ移籍して2作目となるが、自身初となるトリオ作という
ことで期待感も大いに高まります。
内容は、Abbasiのオリジナル5曲の他、T. MonK, Jarrett, G. Peacock, J. S. Smith(米国歌)曲などで全9曲。

これまでのAbbasiの作では、楽器編成や人選にもインド、パキスタンを中心とした南アジア色が強く出ており、実際、音楽の方もそういった傾向のものと
なっていたのだが、彼は4才で米国に移住しており、これまでの人生の大半を米国で過ごしてきていることを考えれば、その血の要素の部分が、彼の音楽に
あまりにも強く出ていることが、逆に不自然にも感じていたところも多少あったのだが、enjaに移籍しての前作 "Suno Suno(2011)"、そして本作と、それ
までの強い南アジア色は、多少薄れ、音楽は自然なものになっているとも感じられ、コンテンポラリーな質感に溢れた今のギター・トリオとなっていること
に、これが本来の彼の感性かとも思えるのである。
走り過ぎるとなくクールにコントロールの利いたタイトなリズム陣のプレイぶりも良く、そのカッティングエッジなセンスにあくまで自然に程よく混入され
た南アジアのエッセンスが隠し味となり独自性ある音楽としていることに、Abbasiの音楽も一歩前に進んだとの印象もある。

これまでのアルバムからも、高速フレーズも難なくこなしていた彼がトップレベルのテクニックを持っていることは感じていましたが、多くのテクニシャン
が陥る刻み過ぎて音数の使い過ぎ、弾きまくり、結果、音楽のクォリティを落とすといったような悪癖は見当たらず、ここぞの場面で出すワザが効果的であ
り、そんな緩急とメリハリのあるワザの使いどころを心得ているあたりにも彼の非凡な面が表れているのではないだろうか。
初期の頃から見ると、かすかに感じられたMethenyライクなカラッとした明るさは、長年過ごした西海岸を離れ、NYでの活動が定着したことも関係してい
るかはわからないが、多少ダークな方向へと寄ってきているのも、私の望むところである。また以前は、極めてナチュラルな音使いだった彼のギターも、場
面により使い分けるエフェクト処理に対する柔軟性も見られるなど、そんな感性の質という面でもわずかに変化が感じられ、独自性という面でも前に進んで
きている感があり、年齢的にもこれから中堅からベテランへといった時期、今後のシゴトぶりが非常に楽しみと思える存在になってきたこと、うれしい限り
である。

冒頭1曲目での本編につながっていくイメージを喚起するようなソロ、そしてラストの"米国歌"は、幼少期に移り住んできて以来、長年暮らしてきた米国への
敬意か。概してオリジナルにより魅力を感じる、速い展開良し、スロー良しと現代感覚に溢れた要注目ギター・トリオ。


             
             Rez Abbasi(g) John Hebert(b) Satoshi Takeishi'ds) 


その他のAbbasi関連作は → こちらから

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Rez Abbasi



Category: guitar (第2期)  

Jean Paul Bourelly / Rock The Cathartic Spirits

JP Bourelly  Jean Paul Bourelly (g, voc, subatomic guitar bass, keyboard bass)
  "Kundalini" Mark Batson (key, org, p - except 6)
  Reggie Washington (eb - 1, 4, 5, 6, 7)
  Alfredo Alias (ds - 1, 4, 5, 7, 8)
  Lonnie Plaxico (ab -2, 3, 9, 10)
  Kevin "K-Dog" Johnson (ds -2, 3, 9, 10)
  Jalal Sharriff & Michael Wimberly (perc - 2, 3, 9, 10)
  . J. Logic (Jason Kimbler) (turntables -2, 7)
  Booker T (ts -4, 9)
  Irene Datcher (background vocals - 4, 5)

                     Recorded at Green Street Recording, NYC un March & April 1995
                     Eng:Rod Hui
                     (DIW-911)

                     01. Rock The Black Triumvirate
                     02. Chocolate Storm
                     03. Keep Com'n
                     04. Rainbow Trail
                     05. Creativitea
                     06. Rock The Cathartic Spirits
                     07. Neo-Boogaloo Consciousness
                     08. Hangin' at The Kushite Lounge
                     09. Dark Clouds Roll
                     10. Badriia

アルバムタイトルが長過ぎ、タイトル欄に収まりきれなかったので、まず正式タイトルを記しておきます。
Jean-Paul Bourelly & The BlueWave Bandits / Rock The Cathartic Spirits:vibe music and the blues!

ハイチ人の父とアメリカ人の母を持つJean Paul Bourelly (B1961)は、当ブログ開始当初の "Boom Bop / Jean-Paul Bourelly"(別頁あり)で記事歴があり、
jimi Hendrixの影響下から始まりジャズ、ロック、ブルース、ロックなどが混ざり合ったジャンルレスの汎黒人音楽の再前衛に位置する感性として以前は、
大きな期待もしていた彼ですが、近年、目立った動きもなく、以前の勢いも多少薄れた感があるのは、心配なところです。

本作は、Cassandra Wilsonの "Point of View(Rec.1985)"でデビューして以来、個性とともにミュージシャンとして勢いも出てきた時期の作でもあり、
Hendrixの濃い影響の上に、彼の生まれながらに持つハイチの血の要素、あるいは時にアラブ的フレーズも飛び出したりと、種々雑多な要素が入り混じった
ディープな臭気を放つサウンドは、時にスピリチュアルな雰囲気さえ漂わせながらも濃密な空間を創り出している。ピュアとは対極にあるような濁りきった
ダーティーな音の中に、ある意味、清さも感じられるのは、生々しいまでの魂の叫びが存在するからなのだろうか。
タイトル曲のT06 "Rock The Cathartic Spirits" におけるギタープレイの生々しさなど、スピリットに溢れた表現は、彼ならではのものだろう。
極めて濃いHendrixの影を落とす彼のヴォーカルには、Blues弾き語りの伝統も強く感じられる。


               BLACK STONE RAIDERS - Jean Paul Bourelly, Darryl Jones & Will Calhoun
               
               BLACK STONE RAIDERS
               Jean Paul Bourelly-g Darryl Jones-bg Will Calhoun-dr
               Objekt 5 Halle/Saale

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Jean Paul Bourelly


Category: organ (第2期)  

Bryan Baker, Brian Charette and Andy Sanesi

          

          Bryan Baker on guitar
          Brian Charette on keyboard
          Andy Sanesi on drums

          in Downtown LA at First and Hope supper club

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Category: organ (第2期)  

Vic Juris / Listen Here

Listen Here  Vic Juris (g)
  Brian Charette (Hammond B3)
  Anthony Pinciotti (ds)

  Recorded March 2010
  Engineer:Manfred Knoop
  SCCD 31723 (SteepleChase) 2011

  01. Empty Pages
  02. Victim
                    03. My Shining Hour
                    04. Only the Lonely
                    05. Southside
                    06. Eddie Who
                    07. Turquoise
                    08. Israel
                    09. Sun Burn
                    10. Listen Here

Vic Juris(B1953)のリーダー作ですが、購入のターゲットは、オルガンのBrian Charette(B1972)。
内容は、Jurisのオリジナル5曲を含む全10曲。

Brian Charetteは、当プログでは "Upside/Brian Charette"(別頁あり)、"Learning to Count/Brian Charette"(別頁あり)にて記事歴がありますが、感性
としては、コンテンポラリー系の中でも中道を行く今の時代の典型的なオルガニストといったところでしょうか。
そんな彼は、当初はピアニストとしてスタートしており、オルガニストとしてシーンに出始めたのも今世紀に入ってしばらくしてからと記憶してますが、そ
ういったキャリアを考えると、Goldings, Yahel, Versaceといったコンポラシーンを代表する他のオルガニストと比べ、年令面ではほぼ同世代ながら、オル
ガニストとしてのキャリアは彼らより浅く、開発の余地を残しているといった印象もプレイから感じられます。今後どれだけ自分の才能を切り拓いていける
のか、その辺は、あくまで本人の姿勢の問題なのでなんとも言えませんが、これまでの彼のシゴトから判断すれば、磨けば光るものを持っているのは確か、
さらなる可能性を広げるのも自身の考え方しだい、期待したいところです。

さて、本作ですが、同じJuris絡みのオルガン・ギタートリオとして "Gary Versace/Reminiscence"(別頁あり)という盤がありますが、ここでは、あくまで
Versaceリーダーということで、JurisのギターもVersaceの質感に合わせていた感もあり、そういった感性面での柔軟性と器用さも見て取れましたが、本作
は、逆にJurisがリーダーということで、従来メインストリーム系の色も多分に残すJurisのギターのもと、コンポラ色の強いCharetteのオルガンがどうなの
か、チェックしたいところです。

持ち味のキレと歯切れ良さとともに、予想通りのオーソドキシーを感じさせるJurisのギターとその音楽の中で、Charetteも自分の持ち味であるクールなコ
ンテンポラリーティストを発揮しており、オルガニストとしてデビューした当初と比べると、いい意味で合わせるうまさも出てきたという印象もあり、参加
作としては、まずまずといったところでしょうか。
しかし、次回、自身のリーダー作を出す機会があるならば、自身の中から新しいものを引き出し、新たな音楽を生み出すためにも、先進性ある感性の共演者
をぜひ選んでもらいたいものである。共演者との対話の中から、その互いの刺激により新たなsomethingを生み出そうとするJazzにおいては、その共演者の
持つ意味は極めて大きいのである。


          
          Brian Charette (on Hammond 101) and Martina Fišerová (vocals) live in Studi
          Recorded on camera mic in September 2011 at studio Faust Records Prague.

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Vic Juris
Brian Charette



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