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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

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Category: guitar (第2期)  

John Scofield / A Moment's Peace

Moments P-1


  John Scofield (g)
  Larry Goldings (p,org)
  Scott Colley (b)
  Brian Blade (ds)

  Recorded January 2011 at Sear Sound, NY
  (Emarcy BOO15590002) 2011

Moments P-2  01. Simply Put
  02. I Will
  03. Lawns
  04. Throw It Away
  05. I Want To Talk About You
  06. Gee Baby Ain't I Good To You
  07. Johan
  08. Mood Returns
  09. Already September
  10. You Don't Know What Love Is
  11. Plain Song
  12. I Loves You Porgy

本作は、昨年のリリース当時は、多くのブログで既に記事にもなっていたということで、既に記事としての存在価値も薄れた感があり、また、そんな中で私
ごときの駄文記事を後から出す必要もなかろうということでUPはしてなかったのですが、前々回、久しぶりに聴いた彼の初期作がきっかけでBallad弾きとし
てのScofieldの話題を記事としたこともあり、自分の中のケジメ、備忘録として、本作は記事としておくべきと判断したしだい、遅ればせながらですが、こっ
そりUPしておきます。

前々回記事でも書いたのですが、私は、Ballad弾きとしてのScofield(B1951)に特別の思いを持っている。もちろん疾走感あるスリリングな展開で見せる彼の
ギター、これも好きだ。しかし、それは別として、やはり私にとって彼のBalladは特別なのである。
楽器で言えば、お気に入りとなっているBalladは、意外とサックス系に多く、これは持続音で人の声に近いといったことも関係しているように思えるのだが、
このギターとなると過去、あまり魅力的なBalladとの出会いはなく、むしろJazzに入る以前のRock, Bluse時代での出会いが多かったように思う。
ScofieldのBalladが私にとって魅力的に写ったのも、もしかしたらこの辺のところも多少関係しているのかもしれない。Scofield以前の正当派のギターの場合、
減衰音という楽器特性も関係し、ともすると私にとっては、Balladは単調になりがちだが、Scofieldのギターは、各種エフェクトによる持続音に近い音使いや、
Blues ギタリストで多用されるチョーキングなども加え、あたかも人が歌うがごときギターは、それまでにない表現により、GuitarのBalladの表現を大きく変
え、新たな魅力を創り出したのではないだろうか。もちろんこれは、そういった技術面の部分も関係してはいるのだろうが、Scofield自身にBallad歌いとして
の希有な才能があったからに他ならないのだが。
とにもかくにもJazz突入以来、Scofieldは、心に温もりの灯がともるようなBalladを聴いた初めてのギタリストなのである。

さて、ということで本作ですが、今までScofieldをあまり聴いてこなかった方が、初めてこれを聴いたら、もしかしたらベテランギタリストのユルイBallad集
というような受け取り方をされる方も多いかもしれません。人の感性もいろいろ、過去の経験もいろいろということで、その受け取り方もいろいろ出てくるの
が当然であり、まあそれが正常な反応ということなのでしょう。
私的には、本作録音となった2011年はScofieldが、ちょうど還暦を迎えるという年でもあり、まさに円熟の境地を迎えたScofieldの、やはり彼ならではの
Ballad集となっていることに満足の出来と受け取っており、特にT03からT06へとつながる4曲は、お気に入りとして昨年から頻繁にお世話になりました。
A. Lincolnの曲だがポーランドの歌手Aga Zaryanでも馴染みのあったT04 "Throw It Away" での泣きのギター、Peggy Leeで馴染みのあったT06 "Gee Baby
Ain't I Good to You" でのブルーな味など、歌ものでのギターの歌いっぷりは、絶品の感あり。
年の離れた兄貴分的存在のScofieldを、しっかり支えようという姿勢も明確なGoldingsのプレイもその意志がはっきりしていて気持ちの良いものがある。曲
の雰囲気によりor, p使い分けているGoldingsだが、オルガニストGoldingsをずっと追ってきた私としては、欲を言えば、オルガンのみて弾き分ける彼を聴い
てみたかった気もするのだが、それは贅沢というものか。

こうして還暦を迎えてのScofieldのBalladを聴いてみると、特にライブ環境などにおける緊張感もある中での表現など、濃密度という点では、過去作の方によ
り惹かれるものを感じるのだが、本作でのやや密度が薄くなったとも思えるその差の部分に、経験ということばが適切かわからないが、ことばにできないよう
な何らかのものが入り込み、若い頃とはまた違った魅力あるBalladと感じるのである。そして、その差の部分こそが単なるイージーリスニングと本作とをはっ
きり分けているところとも思えるのである。
ことば少なくして多くを語るを理想とする私にとって、空間を全て音符で埋め尽くしてしまうようなスタイルは、求めるものではない。この間を自在に操るが
ごときギター、やはり私にとって、彼はBallad弾きとして極めて限られた存在であるようだ。


          

          "Someone to Watch over Me" Recorded live at Forum Leverkusen, November 2010
          John Scofield - Guitar
          Steve Swallow - Bass
          Bill Stewart - Drums       思いの全てを詰め込んだ熱い一音に泣ける!

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John Scofield

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Category: guitar (第2期)  

John Scofield Trio featuring Chris Potter / Georgia on My Mind

               

               

               Jazzclub Train:Aarhus, Denmark 9.7.2005

               John Scofield (g)
               Chris Potter (ts)
               Dennis Erwin (b)
               Bill Stewart (ds)

          極めてオーソドックスなBalladプレイの中に、彼らのピュアなJazzのスピリットが感じられるのがうれしい!

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