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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 09 2012

Category: Other Instrument  

Scott Tixier / Brooklyn Bazaar

  Scott Tixier (viollin)
  Douglas Bradford (guitar)
  Jesse Elder (piano, rhodes)
  Massimo Biolcati (bass)
  Arthur Vint (drums)
  Emilie Weibel (vocals-track 3)

  Recorded by Mike Marciano on September 13-14. 2011 at Systems Two Recording Studio, Brooklyn, NY
  SSC 1311 (Sunnyside) 2012

                     01. Keep in Touch
                     02. Bushwick Party
                     03. Arawaks
                     04. Elephant Rose
                     05. String Theory
                     06. Miss Katsu
                     07. Facing Windows
                     08. Shopping with Mark F
                     09. Roach Dance        All Songs Composed by Scott Tixier

モントルー生まれ、フランスでヴァイオリンを学び、現在はNYで活動しているという若手ヴァイオリニスト Scott Tixier(B1986)のデビュー作。
"Atlas Obscura"(別頁あり)で記事歴のある同じく若手ギタリストのDouglas Bradfordの参加も魅力で手を出してみました。

内容は、全てTixierのオリジナルとなる全9曲。また本作には、おまけとして5分程度のMpeg4形式のBonus videoのデータも入っているが、内容はPVのよ
うなものでCDではわからない映像として各人の確認ができるといった程度のもの。

まだ20代という若さの全て彼の手による全9曲だが、一聴して、アルバムを通して全曲全てしっかりとしたつくりとなっておりヴァイオリニストとしてのみ
ならず、コンポジション面での能力にも秀でたものがある彼は、おそらくそちらの方面でもやっていけるのだろう。
ヴァイオリンの方も、おそらく少年時代からクラシックでしっかり基礎を叩き込まれてきたのだろう、相当うまい。当方の駄耳では欠点らしきものも発見で
きない。だが、素直でない私は、でも無理にでも欠点を探せばなぁんて余計なことを考えてしまい、20代でこんな欠点、アラの無いキレイな音楽ってどう
なん?なぁんてことも考えてしまう。言ってみれば、今の彼は、キレイな円形、どこから見ても均整のとれた輪だ。でも20代だから、今から完成したら困
る。どこか歪みがあって、それを補ったり、作り直したりの過程で、個性やら魅力がついてくるのだろう。上手いけどそれが魅力につながっていない。イジ
ワルな見方かもしれないが、それが今現在の素直な感想でもある。しかし、かなりの上手さを既に身につけていることは確かなので、そんなイジワルな見方
をはねのけ、次作では、音楽としての魅力も十分備わった進化した姿を見せてほしい。

さて、ギターの Bradford ですが、明るく爽やかさもあるTixierの音楽の中で、彼の上記デビュー盤で見せていたダークで濁りもある質感のギターは、封印
してしまっているようだ。感性の質としては違うが、音楽の質としてはMethenyにも通じる爽やかなギタリストを演じており、その彼のデビュー作でわずか
に感じていた技術面の不安さも、わずか半年後の録音となる本作では、ほとんど感じられないほどになっているのは、進化していることの証とも言えるのだ
ろう。ただ、私にとって魅力だった彼のダークな感性の質が共演者により簡単に違ったものに変わってしまうことが、対応力があるととるのか、それとも自
分が無いととるのか、判断に苦しむところである。
いずれにしても、何か惹かれるものがあり、しばらく追ってみたい感性であることには違いない。


                
                19 years old Twins, Scott Tixier (Violin), Tony Tixier (piano)
                November 2007 at Théâtre de l'Odéon in Nimes (France)

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Scott Tixier


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