前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 07 2012

Category: guitar (第2期)  

Marc Ducret / L'Ombra di Verdi

ombra.jpg


  Marc Ducret (g)
  Bruno Chevillon (b)
  Eric Echampard (ds)
  
  Recorded June 1998
  at Studio La Buissonne by Gerard de Haro.
  screwu70010 (screwgunlegalline) 1999


01. Dialectes
02. Lust
03. Description du Tunnel
04. Unes Cene Surtout se Renouv Elait Cha que Jour
05. Tarot
06. Un Certain Malaise

Bruno Chevillon(b)、Eric Echampard(ds)という、レギュラーメンバーを従えての
Ducret トリオ作。
管が入ることにより、Ducretの出番も減ることもあり、またリスナーとしては、自由度
の高いトリオというフォーマットは、非常に魅力なのですが、意外にこのフォーマットで
聴けるDucret盤は少なく、その点、当時真っ先に手を出したという本作です。

昨今のギタリストは、テクニシャンが多い。そして技術自体が目的化してしまっていると
思えるほど、そのテクが音楽の邪魔をし、鼻につくといった場面に出会うことも多い。
なまじ高い技術を持ったばかりに、やたらそれを使いたがり、挙げ句その技術に振り回さ
れる、本末転倒である。

技術面でも高いものを感じさせるDucretだが、決して技に溺れることなく、その技の使
いどころを心得、目的に向かってクールにシゴトを遂行する男である。
本作でも、唸るChevillonベース、ドライでタイトなEchampardのドラムス、それに反応
しつつ且つ逆にそれを刺激として返信しつつ空間を構築していくDucretのシゴトぷりは、
実にクールである。
その大胆な攻めからは、ワイルドでラフなものをイメージされるかもしないが、それは
彼の瞬時の緻密な計算ときめ細かな技の使い分けによるところ大なのである。
ヒートする場面でも、それを俯瞰で見て自らを制御する冷徹な目を持つプロである。

本作は、tam.ra先生の → "tam.ra's Jazz Note"でも紹介済みだ。

その他のMarc Ducret関連記事は → こちらから

JAZZ-guitar 41

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Category: organ (第2期)  

Gary Versace / Outside In

Outside In


  01. Dangerous Land
  02. Grand Inquistor
  03. Blue Soup
  04. Now is Then
  05. Poster Boy
  06. Pinwheel
  07. A Thousand Words
  08. Many Places

Gary Versace (org)
Donny McCaslin (ts, ss)
Adam Rogers (g)
Clarence Penn (ds)
Recorded April 11, 2007. (Criss Cross 1298)

他ブログで扱っていないスキマ商品あるいは決してスポットの当たることのない不運な盤
を並べて、そこに存在価値を見い出していくというのが当ブログの一応の基本コンセプト
である。
それが超マイナーブログのそして後発ブログの生きる道と考えたからに他ならない。
従って、他ブログで並んだ商品は、100%とは言わないが極力店頭には出さないという流
れになってしまっている。
そういう意味では、他所さんから見たら共通点も見い出しずらく、極めて絡みずらいブロ
グということになるのかもしれない(苦笑)。
まあ、そんな一応のコンセプトもあるのだが、他で記事となっているのを目にしてしまう
と、記事化への意欲が極端に低下してしまう、モチベーションが維持できないといった私
自身の気持ちの有り様も大いに関係してはいるのだが.................。

本作も、このブログを始めた当時(2010年1月)は、既に他ブログで記事化されていたのを
いくつか目にしていたので、当然のように記事とはしていなかったのですが、無名時代か
らストーカーのように後をつけ、Versaceものはほとんど並べるという当ブログにあって、
彼の作品中でも意味のある本作を記事としていないのは、片手落ちではないかということ
で、本日、晴れてのUPとなったしだいであります。
ということで相変わらずのブチブチと能書きの多さ、ご容赦を。

さて本作ですが、Versace参加作は別として、彼のリーダー作としては、過去 John
Abercrombie, Dick Oatts, Vic Juris, Adam Nassbaum............など先輩格のベテランを
共演者としてきたものばかりで、本作のように比較的近い世代で且つミュージシャンとし
ての方向性にも近いものがある共演者との作品は初めてということもあり、それまでのリ
ーダー作とは意味合いの違うメンツ的な魅力もあったということで、当時、期待を持って
即買いしたものですが、内容の方もその期待を裏切らないVersaceに最も期待している部
分であるコンテンポラリーな質感が、ストレートに出たものとなっており、彼の作品では、
外せない1枚となっています。

本作に至るリーダー作、参加作もほとんど聴いていた中で、彼のコンポジション面での能
力やアドリヴの中で見せる瞬時のメロディーメーカーとしてのセンスなども感じてました
が、本作も全て彼の手による全8曲、リーダー作として勝負のできる今の感覚を備えた
McCaslin, Rogers, Pennという俊英も揃え、クールな仕上がりを見せています。
音楽的方向性も比較的近いということもあり、GoldingsやYahelとはよく比較される
Versaceは、彼らよりOrganistとしてのデビューが遅かったこと、また若く見えるタイプ
ということもあり、彼らより若く見られがちだが、実際はGoldingsとは同じ68年生まれ
ということで、本作は39才時の録音ということになる。決して若手とは言えない年代に入
ってきているVersaceだが、リーダー作としては、モーダルなアプローチも多用してクー
ル、メカニカルに時には変拍子も加えスリリングにと、それまでのものよりも彼のやりた
い音楽をやった感のある1枚ではないだろうか。
ただ、特別のリーダー作としての気負いがあったわけでもないだろうが、捻ったテーマの
ものも多く、もっと素直にやれば、元々のメロディーメーカーとしてのセンスも生きただ
ろうにとも思えるところも多少感じられ、その点本作のように全曲オリジナルではなく、
他人の曲ばかりで臨んだ "Reminiscence"(別頁あり)のような楽しめるアルバムという点
での自身が楽しむかのような奔放な自由さがもう少しほしかった気もするのである。
100%楽しめるアルバムでありつつ、内容も申し分ないもの、この2つを両立させるのは、
難しいテーマだが、Versaceもそういう段階にきているミュージシャンであろう。

ということで100%満足の盤とはいかないまでも、21世紀のスタンダードとも言える
Organ Jazzの形を提示したという点で記憶にとどめておくべき1枚と言ってもいいので
はないだろうか。
ただ、Organを中心に大きく見渡してみれば、これとて半世紀程前のLarry Youngの延長
上のと見ることもできよう。今、待たれるのはYoungもSmithも引き合いに出さなくとも
語れるような革命家の出現だ。あまりにも人材が少ないというOrgan界だが、そこに期待
したい。

その他のGary Versace関連記事は → こちらから

JAZZ-organ 107

Category: piano (第3期)  

Trio M / Big Picture

Big Picture



  01. Brain Fire and Buglight
  02.For Bradford
  03. Naive Art
  04. Big Picture
  05. Modern Pine
  06. Secrets to Tell You
  07. Feekonomics

Myra Melford (p)
Mark Dresser (b)
Matt Wilson (ds)
Recorded at Acoustic Recording Studios, Brooklyn, NY December 16, 2006
CG134 (Cryptogramophone) 2007

いずれも米国のfree jazz/improvの文脈で活動してきたMのイニシャルを持つ3人
の個性派によるグループ "Trio M" の2007年作。
決まったリーダーはなく、3人が対等に曲を持ち寄った内容となっている。

90年代前半のデビュー当時のMyra、ハードでパーカッシブな攻めの勢いは、年令
とともに柔らかさも加わり、近年の彼女の音楽は幅も広がり包容力も感じられるよ
うなピアニストそしてコンポーザーになってきたように思う。

本作においても、その幅を広げた語り口からは、変幻自在の強力なリズム陣との
フリーな絡みを基本としながらも、伝統的バップ、ブルースやメロディアスな展開
も加わり、また静と動、それらが全体として絶妙のサジ加減で配分され共存した音
楽となっているのではないだろうか。
普段は、表面にあまり出さないが、奥に濃厚なブルース感覚も潜ませているMyra
のピアノは、その質感に微妙な影をつけ魅力となっている部分もあるのだろうか。
Dresserのアルコも相変わらず魅力的な響きを出しており、このトリオでの彼の存
在は大きい。

その他のMyra Melford関連作は → こちらから



Myra Melford plays blues piano @ Inage Candy

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Myra Melford

Category: guitar (第2期)  

Douglas Bradford / Atlas Obscura

Atlas Obscura  Douglas Bradford (g)
  John Beaty (as)
  Pascal Niggenkemper (b)
  Nicholas Anderson (ds)

  Recorded at Peter Karl Studios, Brooklyn, NY on March 24 & 25, 2011
  FSNT404 (2012)

  01. Drink Up
  02. Fast Talker on a Slow Walk Part 1
  03. Fast Talker on a Slow Walk Part 2
                    04. Nice View
                    05. Bastard in a Basket
                    06. Deep Water Horizon
                    07. Umbra
                    08. Wisteria

若手ギタリスト Douglas Bradford の初リーダー作。
未知の感性との出会いを求める私は自然、初物買いが多くなりますが、今回も初めての出会いということで、情報はあまり持っていないので、詳しい経歴
などわかりませんが、風の便りにNY界隈のライブ・シーンでは、度々目にする名前として知っておりました。
今回FSNTからの初リーダー作ということで、そのジャケットのダークなイメージに、吸い寄せられるように手が伸びてしまいました。

内容は、全曲Bradfordのオリジナルとなる全8曲。メンバーは、写真で見る限りでは、全て彼とは同世代で固めているようだ。

一聴してみると、ジャケットでイメージしていたように明るくハッピーな要素は微塵もなく、全編に霧が立ちこめ、ダークな世界となっている。しかもそこ
にはダーティーな感性も加味され、それはBradfordのギターのみならず、Beatyのアルトも濁りが入り、バンド全体のサウンドイメージとしても妖しげな
雰囲気さえ漂うという、明るく、爽やかなものを良しとしない私にとっては、うれしい盤となっているのである。
さて、そんなメンバーの感性の質としても、全員に同じ方向性を感じ相性面でもバンドとしてまとまりの良さを感じるのですが、完成度として、やはりあく
までまだ過程の音といった印象は拭えず、特にこのBradfordのギターの深く沈潜したような感性には惹かれるところも大いにあるのですが、その感性を
十分に生かしきれないような微妙なところの今一歩のツメにもどかしさも感じます。もっとも彼は、ギターを初めて手にしたのがハイスクールの時らしい
ので、技術面ではまだまだ未開拓の部分を多く残していると言っていいのかもしれません。テクに感性が伴わないのは、どうにもなりませんが、感性が先行
し、テクが追随するのは理想的でもあり、この形で伸びてくれれば、特異な感性の持ち主Bradfordの可能性には大きなものも感じます。
サウススポーで変則的なドラミングを展開するAndersonのタイム感にも惹かれます。彼らの持つ感性のテクスチャー、この部分でまだ実体もはっきり見え
ず、全てに過程を思わせるのだが、それだけに何か得体の知れない大きな可能性も感じるのだ。


                
                atlas obscura @ Korzo 10/18/11, excerpt from "umbra"
                Douglas Bradford - guitar, John Beaty - alto
                Pascal Niggemkemper -bass, Nick Anderson - drums.

                この動画、CD録音時から7ヶ月後ぐらいになりますが、状態はUPしてます。
                洗練度が増す一方で、当初持っていたワイルド感が薄れたような...........。
                しかしこのわずかな間にBradfordのギターは、確実に前に進んでいる。驚き!

JAZZ-guitar 40

Category: Gallery > CD Jacket  

Original CD Jacket 12

   
   Jazz Vocal v2

     
    注)このOriginal Jacketは、あくまで個人使用目的で作成したものです。
      商用への転用、転載等はご遠慮ください。
      ご理解のほど宜しくお願いいたします。

Gallery-CD Jacket-12

Category: guitar (第2期)  

Havard Stubo / Spring Roll Insomnia

Spring Roll Insomnia  01. Ringormens Vals

  Bjornfjell Suite
  02. Part 1:Shooting Against the Light
  03. Part 2:Insomnia
  04. Part 3:The Wheel

  05. John, Dear
  06. 3 AM Meltdown
  07. RED
  08. Kappvandarens Sang

Havard Stubo (g)
Knut Riisnas (sax, fl)
Torbjon Zetterberg (b)
Hakon Mjaset Johansen (ds)
Recorded at Store Studio, Bodo February 13-15 2011
BLGCD016(BOLAGE)

Havard Stubo(ホーバール・ステューベB1977)は、ノルウェー北部Narvikの生まれ。名
門トロンハイム音楽院出身のギタリスト。
このブログでは、彼の所属するグループ "Jupiter"(別頁あり)での記事歴があるが、この
Jupiter盤では、ゲスト参加のJonas Kullhammar(ts)やオルガンのSteinar Nickelsenを
目当ての購入でしたが、初の出会いとなったHavard Stuboのギターには、惹かれるもの
があり、この予期せぬ出会いに、ひとりほくそ笑んでおりました。
私の場合、Blues, Rock系からJazzになだれ込んできたというあたりもあるのか、このギ
ターというものには、その中に、ダーティー、ラフといったような質感を求めてしまうと
いうような性癖があるのだが、このStuboのギターには、伝統的Jazzを基本としながらも
今を生きるギタリストにふさわしいコンテンポラリーな感性とともに適度にダーティー、
ラフといったエキスも混入されており、このギタリストの持つ言わば性格といったところ
に私のアンテナが反応を示したといったところでしょうか。もっともこのダーティーやら
ラフといった質感も過ぎたるは何とやらで、あくまで程度問題、微妙な混入のサジ加減が
好みに大きく影響してくるのは言うまでもない。
この点で、ついちょっと前にLive感想として記事とした同じノルウェー出身のギタリスト
Lage Lundに相性の悪さを感じたのも、彼らが持つ性格からくる微妙な音楽の質感の違い
なのかもしれない。

内容は、Stubo曲6(内3曲は組曲仕立て)、Zetterberg曲2の全8曲。
メンバーだが、Knut Riisnas(クヌート・リースネス)は、ノルウェーでは、有名な60年代
にデビューしたというベテランのサックス奏者、他はいずれも若手という編成になってい
るが、いずれもスカンジナヴィア・ジャズ・シーンでは名のしれた存在である。(ノルウェ
ー名の名前がいずれも上手く入力できず正確性を欠いているが悪しからず)

さて、本作ですが、JupiterでのStuboと比べると、私が惹かれたという部分、かすかな
ダーティー、ラフといった質感は薄れてきてはいるものの、その分、洗練度を増している
と思えるようなものがあり、その薄れたのもその結果と納得できるもので、その前に進ん
できていると思える彼の音楽には好印象を持ちます。
特にギタリストには、ダーク、ダーティー、ラフ.........といったノーマルな美の基準には
反するような質感を求めがちな私の好みからは、本作での明るさとともに爽やかさも感じ
られるStuboのギターは、やや遠ざかる方向に進んできているとも感じられるものの、普
段忘れがちなギターが弦楽器であることをあらためて思い出させるような、弦の弾性を感
じる反発力と活力あるギターは、練習によって得られるようなものでもなく、天性のもの
であり、過去この感覚を覚えたギタリストというと、感性の質は全く違いますが、あの天
才Django Reinhardtを思い出してしまいます。近いところでは、Pat Methenyなども浮
かんできますが、やはり限られた存在とも思えますが、何よりも基本にノリの良さと溢れ
る歌心を持っていることが彼の強みでしょう。

また、ギタリストとしてのみならず、コンポジション面での能力にも高いものが感じられ
るこのキタリストの可能性は大だ。不安要素を上げるとすればその上手さであろうか。
上手すぎることが、感性面での伸びの妨げになることはめずらしいことではない。そうな
らないことを願うばかりである。
本作は、メンバーのレベルは、いずれも高く、北欧でもとりわけこのノルウェーJazz、要
注意をあらためて感じたしだいである。



Håvard Stubø Quartet - live at Victoria/Nasjonal jazzscene, Oslo, 26.03.2010.
Håvard Stubø: guitar, Knut Riisnæs: sax,
Daniel Franck: bass, Håkon Mjåset Johansen: drums.

JAZZ-guitar 39

Category: Gallery > ねこばなし  

シロウくんのスローな一日

おいらシロウ!(毎度おきまりの登場パターンだが)
おいらも、このブログの主のしつこい出演依頼に根負けしちまって
何度か登場してるうちに、まあ、おいらのルックスの良さもあって
すっかり人気者になっちまったようだ。
このブログの主は、そんなおいらの人気に目をつけて、バチあたりにも
アクセスUPを企んで、このブログに顔を出してくれと頼み込んでくる始末。
このブログも、他所さんで扱わないスキマ商品を地道に並べてナンボの
超マイナーが売り、それが不届きにも安易にアクセスUPなんか考えちまったら
おしめえだと思うんだが.......................。

とは言っても、まあ、困ったもんだが、おいらも頼まれちゃあ、イヤとは言えねえやねぇ。
ということで今日は、とりあえず出てやるということで話がまとまっちまった。
気は進まねえが、とりあえず本日のお題は「おいらのスローな一日」っつうことで........


neko9-1.jpg



  夕方起床するところから一日が始まる。
  おいらネコ族は、夜活動する夜型。
  たまに人間化して夜昼逆転しちまった
  ようなのがいるが、あれはネコではな
  い(キッパリ)。
  もちろん起床時間もアバウト。
  そんなファジーな感覚こそがスローラ
  イフのこころだ。
  ↓
  夕飯
  魚系、鳥系中心に湯通しなど調理方法
  にも変化をつけたもの。
  ご主人さんも、おいらの好みをすっか
  り、覚えちまったようだ。
  ↓
  巡回パトロール及び夜遊び、他諸々。
  ↓
  夜中から明け方ごろ帰宅。
  もちろん時間は、あくまでアバウト。
  ↓


neko9-2.jpg
  カリカリを食べ一息ついたところで、
  毛繕いなどを済ませる。
  (カリカリとは、健康で丈夫な歯育成
   のためご主人さんが用意してくれて
   いる歯ごたえのあるネコフード)
  ↓
  朝飯まで軽〜く寝る
  ↓
  ご主人さんの朝食に合わせ、一旦起き
  て朝飯。
  ネコ缶主体となるが、飽きるので同じ
  内容、銘柄は続けないのが鉄則である。
  ↓
  寝る
  ひなたぼっこの気持ちの良い季節は外
  など季節により柔軟に対応。
  ↓
  間で、その時の状況に応じて間食など
  適宜。
  ↓
  一番上に戻り循環 ↑





(かくして、昼型の我々人間は、一日の大半を寝て過ごすというシロウくんの
 バチあたりな姿ばかりを目にすることになるのである。
 まあ何と気ままで自由な理想的なライフスタイルを送っている奴である。
 知らぬ間に主従が逆転してしまい、うまく動かされているのは、
 もしかしたら我々人間なのかも.............................................う〜む!)


これまでのシロウくんについては、カテゴリー「ねこばなし」からどうぞ
 
Gallery-ねこばなし-9

Category: piano (第3期)  

Hollywood Trio / Up for Air

Up for Air


  01. Con Alma
  02. Passages
  03. Ballad for Kate
  04. Mr. Elvin
  05. Up for Air
  06. Sweet Fantasy
  07. Phone a Friend

Larry Goldings (p)
Darek "Oles" Oleszkiewicz (b)
Adam Czerwinski (ds)
Recorded on March 20th, 21st in 2002 in Bakery Studio Hollywood California.
GPTS 018 (Gats Production)

オルガニスト Goldingsをずっと追ってきている私だが、そのオルガニストGoldingsを知
るためにもビアノの状況もチェックの必要ありということで当時購入の本作。
内容は、Goldings曲3、Czerwinski曲2、Oleszkiewicz曲1、Gillespie曲1の全7曲。

Oleszkiewicz - Czerwinskiのコンビがバックを努めるトリオということで、このジャケ
ットのイメージなどを含め、おおよその内容のイメージもしていたのですが、大筋イメー
ジした線で仕上げてありました。
アクなく、クセなくキレイにまとめて、ピアノトリオとして平均点はクリヤーしていると
いったところでしょうか。それまでにもGoldingsのピアノに触れる機会は、度々あったの
で、彼がピアニストとしてもやっていける感性と技量は、十分持ち合わせていることはわ
かっているのですが..................
オルガニストGoldingsにも言えることですが、自身のリーダー作よりも、先進性ある強い
リーダーの元での方がいいものを残す傾向があること、本作を聴いていると、同じような
ことがピアニストGoldingsについても.............と思えてしまうのである。
本作は、それなりによくまとまっているピアノ・トリオ・アルバムではあると思う。
Goldingsのピアノは、クリアー、明快なタッチで技量面でも申し分ないものを見せており、
リズム陣のコンビもしっかりと、全体のサウンドとしては、西海岸のイメージそのままに、
カラッと爽やかに澄み切ったサウンドとなっている。
が、魅力は?と問われれば否なのである。個性に欠けた、薄味で浸透力の弱い音なのであ
る。
ただ、私はGoldingsのピアノは、これが全てではないことも度々の経験からよく知ってい
る。こうしたリーダー盤では見せない別の面があることも。
条件さえ整えば見事なピアニストにもなるのだが......................指揮官としては並、しか
し高能力を持った指揮官の元では有能な兵隊、結局はそこが弱点ということになるのか、
はたまたこう受け取る私の単に好みの問題と言ってしまえばそれまでではあるのだが.....。


例えばScofieldの元で見せる彼のピアノ、本作からは感じられない全く異質の魅力を発散
する。私は、これをピアニスト Larry Goldings と思っている。


"Unique New York" (Scofield)
John Scofield, Larry Goldings, Bill Stewart, Dennis Irwin (Italy)

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Larry Goldings

Category: organ (第2期)  

Sam Yahel / Searchin'



  01. Serchin'
  02. Half Baked
  03. Never Let Me Go
  04. Raining on the Rosebush
  05. A Suspicious Love
  06. A Sleepin' Bee
  07. Hymn for Her
  08. My Ideal
  09. Block

Sam Yahel (hammond b-3 organ)
Peter Bernstein (g)
Joe Strasser (ds)
with on titles1, 5, 8 and 9
Ryan Kisor (tp)
Eric Alexander (ts)
Recorded live two track digital on 20th April, 1996
86004-2 (NAXOS) 1997

Sam Yahel(B1971)の初リーダー作。
内容は、Yahel曲(5,7)2、Alexander曲(9)1、スタンダード他で全9曲。

この後、Criss Crossレーベルの看板オルガニストとしてPeter BernsteinやRyan Kisor
などのアルバム他でコンテンポラリー系オルガニストとして徐々に洗練度を増していくと
いうYahelだが、本作では、かすかに前時代のオルガン臭も残しており、彼のオルガニス
トとしての出発点の状況も見え、今現在の彼のオルガンを知る上でも良い資料となるだろ
う。しかし、わずか15年ほど前の本作にそんな説明の仕方が通用するというのも、彼の
オルガンの質も、この初期から見れば、だいぶ質を変えてきているということになるのだ
ろうか。
共演者であるBernstein, Kisor, Alexanderなどは、本作当時は、次代の主流になるであろ
う感性としてそれぞれに期待されていた素材でもあり、本作もそれなりの内容に仕上がっ
ていると思うのだが、彼らの今現在の状況を見ると、基本的に当時とあまり変化を見せて
おらず、変化を見せてない分、後退しているとも思えてしまうのは、ちょっと寂しいとこ
ろである。ミュージシャンにおける現在進行形とは、一時的なものではなく、いかにその
前を向いた姿勢を継続して持ち続けられるかが問われるところであろう。

Yahelに関しては、この後Criss CrossでのBernsteinを従えたリーダー作後、
Jesse Van Rullerとの共演作などを経て、レーベルも代わりJoshua Redmanなどとの共
演など新種の感性との出会いもあり順調な進化を見せていたのですが、ここしばらくは
オルガニストとしてのリーダー作は無く、もっぱらピアニストとしての活動に精を出して
いるという状況は、人材不足のオルガン界にあって、デビュー当時から期待し追いかけて
きた私としては甚だ不満なのである。
Yahelにとっては、厳しいのかもしれないが、ここは大局的視野での判断も必要と考える。
やはり、軸足はオルガンに置く、それが生きる道だと思う。

どうも不満がたまっているようだ。いらんことを口走らないうちに、この辺にしておこう。

その他のSam Yahel関連記事は → こちらから

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