前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 05 2012

Category: organ (第2期)  

All Ways / Andy Laverne

All Ways
  01. Without a Song
  02. Apropos
  03. Watermelon Man
  04. Hydroponic
  05. So Long Ago
  06. Blue Bossa
  07. Love is a Many Splendored Thing
  08. Bewitched, Bothered and Bewildered
  09. All Ways
  10. Cool De La

Andy LaVerne (p)
Gary Versace (Hammond B3 Organ)
Billy Drummond (ds)
Recorded March 2004
SCCD31569 (SteepleChase) 2005


このAndy LaVerne(p)-Gary Versace(org)という変則的編成のものは、以前、この
シリーズの3作目となる "Andy LaVerne's One Of A Kind At The Kitano Vol.1"
(別頁あり)で記事歴がありますが、本作はその1作目にあたります。
内容は、LaVerne曲5、H. Hancock曲1、K. Dorham曲1、他3の全10曲。

最初に変則編成と書いてしまったが、そもそもピアノとオルガンは同じ鍵盤楽器ですが、
全く異質の楽器であり、イメージされるダブル鍵盤楽器というような違和感は、実際には
無い。丁度ピアノ+ギター・クァルテットのようなものと思えば良いでしょう。
本作では、コード・バッキングは、主にLaVerneが、そしてベース・ラインをVersace
が担当し、ピアノとオルガンの熱いソロのやりとりが見られ、そこに変則というような
イメージは全く無い、極めて真っ当でストレートなJazzが展開されており、Versaceの
オルガンも、その楽器の特性を生かした多彩な音の表情のコントロールにより、音楽に
バラエティーに富んだ表情を与えている。
こうした編成での試みも、過去の例は極めて少なく、開発精神をもってすれば、まだまだ
新たな音楽、Jazzが生まれる可能性も感じられ、新たなクリエイターの出現を期待したい。

Gary Versaceに関しては、このブログでは、上記作品以外にも多数関連記事があります
が、ここに表記しきれませんので、必要な方は → こちらからどうぞ

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Andy LaVerne

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Category: piano (第3期)  

George Colligan Trio Live at Blues Alley

Blues Alley


  01. Desire
  02. This I've Always Known
  03. Euphoria
  04. Thought Police
  05. Middle of Somewhere
  06. Battle Cry
  07. Last Tango in Brooklyn
  08. Sun Stone

George Colligan (p, Korg CX3 organ, Yamaha P80, Emu Proteus 2000)
David Ephross (acoustic and electric basses)
Steve Haas (ds)
Recorded live at Blues Alley, Washibgton DC, February 13, 2002
JCC001(OASIS)

ワシントンのBlues Alleyにおけるライブであることに加えColligan(B1969)がオル
ガンも扱っていることも魅力で当時Colligan盤としては、初めての購入となる本作。

ライブということもあり、スタートからモード全開で攻めに攻めまくるColliganが
飛び出し圧倒される。この辺のモーダルなプレイには、多分にHancock臭が感じら
れ、彼がかなりのHancock好きであったこともうかがえるが、モーダルなプレイと
なると、とかく無機質、クールな質感になりがちだが、Colliganの場合は、特にア
ップテンポ時の、火の出るようなホットなプレイというのが彼の持ち味なのだろう。
本作では、あくまでアコースティックピアノがメインで、エレピ、オルガンの曲も
含まれるという内容となっているのだが、通常ピアニストがそれ以外の鍵盤楽器を
扱っても、同一人物がプレイしているであろう痕跡は残るものだが、Colliganは、
フレージング、タッチなど、その使い分けも鮮やかと思えるものがある。Colligan
は、各種鍵盤楽器以外にも他盤では、時にはトランペット、ドラムスなどもプレイ
するなど器用なところも見せてくれるが、それらはいずれも片手間感はなく器用貧
乏になっていないのは、やはり彼のセンスなのでしょう。
尚、本作で使用しているオルガンは、DSP音源のKorg CX3ということで、チープ
感があるのが、ちょっと残念ですが、おそらくHammondを使ったら、音楽のクォ
リティも違ったものになったのではないでしょうか。
通常ライブ・スポットでは、ピアノは常設してあってもHammond Organまで常設
しているところは少なく、ミユージシャン自身が持ち込むことになりますが、そう
した場合、運びやすいこういった簡易タイプのオルガンを使うか、あるいはピアノ
で代用する場合も多く、そういったことに妥協できないというオルガニストは、運
搬しやすい特注のB3を用意していることも多く、まあこういった状況は、特にこれ
から売り出していこうという若いオルガニストにとっては、ハンデでもあり、つら
いところです。

Colligan, 30代前半時のアグレッシブかつホットな1枚。確かな腕を持つ男である。

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George Colligan

Category: Gallery > Photo  

5月の道

      

Gallery-photo 2

Category: organ (第2期)  

John Abercrombie / Tactics




  01. Sweet Sixteen
  02. Last Waltz
  03. Bo Diddy
  04. You and the Night and the Music
  05. Chumbida
  06. Dear Rain
  07. Mr. Magoo
  08. Long Ago and Far Away

John Abercrombie (g)
Dan Wall (org)
Adam Nassbaum (ds)
Recorded live at Visions, N.Y.C. July 13-15, 1996.
(ECM 1623) 1997

John AbercrombieのオルガンにDan Wall(1953)を起用してのECM第3弾。
内容は、Abercrombie曲3、Wall曲2、Nassbaum曲1、スタンダード2曲の全8曲。
本作はライブということで、10分を超える長尺曲が半分を占める。

このメンバーでの初作 "While We're Young"(別頁あり)、そしてそれに続く
"Speak of the Devil"(別頁あり)からほぼ3年後となる本作、しかもライブという一発勝
負の環境が、適度な緊張感も加えて魅力的な好アルバムになっているのではないでしょ
うか。
普段は、AbercrombieにしろWallにしろ、あまりブルージーな表現はしないのだが、そ
れでもAbercrombieなどは、アルバム中に1曲ほどそういった曲が含まれていることも
よくあり、それが私的お気に入りとなっていることも多い。本作でもWall曲 t3
"Bo Diddy"でのAbercrombieは、奥に潜ませていたブルーな感性をにじませるようなプ
レイを見せており、Wallにしても、普段あまり見せない部分である。
昔、Blues好きだった頃、白人の演るBluesに黒人のそれとは、違った魅力を感じること
があった。外の者だからこそわかるおいしい部分、白人のそれにそういったものを感じた
のかもしれないが、このAbercrombieのギターにも同じようなことが言えるのかもしれ
ない。黒人のそれとは違った、白人だからこその抑えたモダンでブルージーな表現、もっ
とも限られた人だからこその出せる味ではあるのだが。

最近、アバクロ絡みDan WallのECM 3作を記事としてきましたが、こうしてあらためて
彼の数年間に渡る仕事を聴き返してみると、多分にAbercrombieの感性に引っ張られた
ところはあるものの、デリカシーある叙情性を備えつつ、次の世代のオルガニストにつな
がる先進性も十分に備えたコンテンポラリー系オルガニストとして、Larry Goldingsなど
次世代オルガニストに残したものも大きく、とかく目立たない存在だが、おさえておかね
ばならない存在であること、あらためて確認したしだいである。

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John Abercrombie



LIVE INFORMATION

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  http://www.pit-inn.com/index_j.php



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Chris Potter-1205
                     http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/



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Category: organ (第2期)  

John Abercrombie / Speak of the Devil

Speak Devil-1 Speak Devil-2

01. Angel Food
02. Now and Again
03. Mahat
04. Chorale
05. Farewell
06. BT-U
07. Early to Bed
08. Dreamland
09. Hell's Gate

John Abercrombie (g)
Dan Wall (org)
Adam Nassbaum (ds)
Recorded July 1993 Rainbow Studio, Orlo
(ECM 1511) 1994

John AbercrombieのオルガンにDan Wallを起用しての前作 "While We're Young"(別頁
あり) に続くECM第2弾。
内容は、Abercrombie曲3、Wall曲3、Nassbaum曲1、3名共作曲2の全9曲。

前作からほぼ1年後になるという本作ですが、前作に引き続きAbercrombieの耽美的世界
も感じられる好内容のギター・オルガントリオ盤に仕上がっています。
この種のオルガン入編成のものについては、当時は、オルガンらしくないクール、温度感
の無いといった表現がされてましたが、これはオルガンと言えば、暑苦しい、泥臭い、黒
っぽい.........といった、一種の特殊分野的見方が蔓延していたことの表れでもあり、これ
は現在も多分にこの傾向にあると言えるのではないでしょうか。
ここでのDan Wallは、至極真っ当なJazzをプレイしており、感性面でも当時のコンテン
ポラリー・オルガン・シーンをリードしていたであろう感性を見せており、世代的には、
Jeff Palmerとともに、Larry Youngから現在のGoldings, Versace, Yahel, Bianchiなど
へつながる間の世代のオルガニストとして、地味ながらもその果たした役割は大きかった
のではないだろうか。
部分的にドイツのオルガニストBarbara Dennerleinのドローバー・チューニングやフレ
ージングに見せる感性に非常に似たものを感じ、ハッとするようなところもあり、世代的
にはWallが上になるが、オルガニストとしての活動時期は重なり、もしかしたらどちらか
が、その影響を受けたといったこともあるのかもしれない。

私的ベストチューンは、T4 "Chorale" 、ギターのエフェクト音には、時代を感じさせる
ものがあるが、ストレートな展開で見せる彼らのノリ、特にAbercrombieのギターから
くり出される先進感もあるフレージングは、今の時代にあてはめても全く古さを感じさせ
ないものがあり、あらためてAbercrombieというギタリストの独自性と先進性を再認識
させられる。新しいおもちゃのごとく若手ばかりがもてはやされるが、時代を切り拓いて
きて、なおかつその前向きな姿勢を維持し続けるベテラン、この存在は大きい、やはり限
られた人であろう。
90年代前半という時代を考慮し、オルガン史を振り返ってみるならば、当時の先端を進ん
でいたギター・オルガン・トリオと言えるのではないだろうか。

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Dan Wall


Category: vocal  

"From Above" / Viktoria Tolstoy


Viktoria Tolstoyのアルバム 「My Swedish Heart」 からの一曲
"From Above"
Wakeniusのギターが泣かせる。





「My Swedish Heart」の記事は → こちらから

Ulf Wakeniusについては、後日(2006年)、Kjell Ohman(p), Hans Backenroth(b)
Joakim "Jocke" Ekberg(ds)を従えたカルテットを生で聴く機会に恵まれましたが、
このユニットは、Petersonの世界が色濃く反映されたもので、残念ながら、本曲に
感じられるような哀愁ある響きは聴けなかった。
その時点での自分の求める方向性とは違ったこのライブでの印象が後を引き、その
後、彼とは疎遠になってしまったという経緯があるのだが..................................
人生とは、押し並べてちょっとした出会いのタイミングに大きく左右されるもので
ある。


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Viktoria Tolstoy

Category: guitar (第2期)  

Joel Harrison / Search

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01. Grass Valley and Beyond
02. A Magnificent Death
03. All The Previous Pages are Gone
04. The Beauty of Failure
05. Whipping Post
06. O Sacrum Convivium
07. Search

Joel Harrison (g)
Donny McCaslin (ts)
Gary Versace (p, Hammond B-3)
Christian Howes (violin)
Stephan Crump (b)
Clarence Penn (ds)
Recorded at Sear Sound:December 2010
SSC 1300 (SUNNYSIDE) 2012

Joel Harisonは、本作のわずか一月前の録音となる "Holy Abyss"(別頁あり)にて記事歴が
ありますが、購入のきっかけは、Harrisonには悪いが、いずれも共演者の魅力というのが
まずあり、ついでにHarrisonのチェックを兼ねてというところであった。
前述の盤では、Cuong Vu(tp)とRoy Powell のオルガン、そして本作ではDonny
McCaslin(ts) とGary Versaceのオルガンといったところでしょうか。
内容は、Harrison曲4、Harrison-Versace曲1、他2曲となっているが、いずれも
Harrisonのカラーが強く出たものとなっているのではないだろうか。

ほぼ同時期の録音となる前作でも感じたことだが、本作においても全体としてかなりつく
り込まれた物語性も感じるような仕上がりとなっており、その傾向は本作においてより強
いものとなっていると感じる。しかし作品の質感としては、前作の無機質、硬質感、クー
ルといった質感に対し、本作においては、米国の原風景もイメージされるようなところも
ある、一種の爽やかさも感じる質感になっており、これはいずれもHarrisonの頭にあるイ
メージを具現化したものであり、そのめざすイメージにより、共演者もうまく使い分けた
ということなのだろうか。
本作においてHarrisonは、ボトルネックと思われる表現他においてギタリストとしても高
いレベルにあることを感じる部分はあるものの、多くのソロはとらず、もっぱらコンポー
ズ面に力を注いだといった感じで、自分の意思を隅々まで通した作り込んだ音楽というの
が彼の流儀なのであろう。こうして出来上がった音楽で、共演者それぞれのソロには、
Harrisonの意思が強く反影されていると感じられるのである。その点は良いとして、私的
には、本作における彼のめざす音楽の爽やかな質感が、どうも私の求めるものとは、ズレ
があることを感じたしだい、この辺のかすかなカントリー臭もある彼の感性は、Norah
Jonesとのつながりがあることからも何となくわかる気がする。ミュージシャンとして認
めるところはあるものの、私にとっては、所詮他流ということか。
Harrisonの強い意思の元、任されたパートを弾くVersaceのピアノは、キレイだし、上手
い、でも、そこに魅力は感じないというのが私の感性なのである。
ちょっと期待した前述の "Holy Abyss" でのRoy Powellのオルガン、そして本作での
Versaceのオルガンは、いずれも一部環境づくりに使われたのみというのも残念。
ピアノが本業のPowellはともかく、ただでさえ人材不足のオルガン界、Versaceはオルガ
ンで結果を出すのが、彼の生きる道であろうと思うし、それを期待したい。

JAZZ-guitar 36

Category: Gallery > ねこばなし  

戻ってきた日々

(キナコちゃんが姿を消して
 ..............................................季節は冬から春へ、
 傷心の日々を乗り越え、春の訪れとともにシロウくんにも
 以前のダラ~っとした日々が戻ってきたようです。)

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  春満喫!

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  (春はとにかく眠い。
   ドヨ~ンとして、目は半分死んでる
   状態。なんとも情けない!)


(しかし、一歩外に出れば、そこは渡世人(猫?)あがり、
 飼いネコとして静かな日々を送ってほしいという、ご主人さんの切なる願いを尻目に、
 激しい抗争に明け暮れるというバチあたりな日々を送っているようで、顔の生キズも
 絶えません。困った奴です。)

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  (時には、他の組関係者がシロウくんの
   シマに侵入。
   シロウくんと鉢合わせしようものなら、
   大変なことになります。)


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  撮らんでくれい!

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Category: organ (第2期)  

Orgue / Eddy Louiss







  Eddy Louiss (org)
  Jimmy Gourley (g)
  Guy Pedersen (bass on 1, 4)
  Kenny Clarke (ds)

01. A Night in Tunisia
02. Bluesnef
03. Tin Tin Deo
04. Autumn Leaves
05. Four and Six ~ Summertime
Recorded December 15. 16 and 17, 1972, Studio Fremontel, Le Fidelaire.
276673-8(UNIVERSAL)

今回でオルガン記事も、ちょうど100回目になりました。その他の楽器という扱いで、
CDショップでもコーナーが無いというところもあるなど、常にマイナーな特殊分野
として扱われることも多いわけですが、正しいJazzを愛するピアノファンには、同じ
鍵盤楽器として一段低いものといった見方をする方も多いようです。
そんなマイナーなオルガンネタですが、当初から、このきりの良い100本という数字
は、こなしておきたいという一応の目標でもあったわけですが、この100回目にあた
り、1回目に記事としたEddy Louissを選んでみました。

Eddy Louiss(B1941)は、世紀末ころからの私の第2期organ期とも言ってよいその初
期段階で強力な推進力ともなった、私にとっては、organにおいては、師匠的存在。
遠い昔に、FMで流れていた "Dynasty / Stan Getz"(別頁あり) での彼のオルガンを
強い印象として記憶していたことが 大きなきっかけでもあり、すべての始まりでも
あったわけです。
60年代後半、デビュー当時のEddy Louissは、米国のLarry YoungやJimmy Smithと
は、違った独自のスタイルと感性を持ったorganistとして、そのギラつくほどの才気
あふれるプレイぶりには、目を見張るものがありました。

本作は、彼の本国フランスでのデビュー当時の注目された状況も落ち着き、後に彼
の多面性が強く表れてくる時代の前になる時期の作であり、ストレートにJazzと取
り組んだ作として、フレージングの巧みさ、歌心、そしてトップクラスのテクニック
を感じさせる切れ味.............等々、すべての面で限られた存在であることを感じさ
せてくれます。

フランスのorganistの演る "Autumn Leaves" 、米国のそれとは、やはりひと味、
違ったものを感じます。ここをことばで説明するのは難しいところですが、彼の感
性の質がよく表れているところではないでしょうか。
t5のクレジットが "Four and Six" となってますが、これはWes Montgomeryで
おなじみの "Four on Six" です。

その他のEddy Louiss関連記事は → こちらから

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Eddy Louiss

Category: organ (第2期)  

John Abercrombie / While We're Young

While Were Young

  01. Rain Forest
  02. Stormz
  03. Dear Rain
  04. Mirrors
  05. Carol's Carol
  06. Scomotion
  07. A Matter of Time
  08. Dolorosa

John Abercrombie (g)
Dan Wall (org)
Adam Nassbaum (ds)
Recorded June 1992.
ECM 1489

John Abercrombieのリーダーアルバムですが、購入のターゲットは、オルガンの
Dan Wall(B1953)。
Dan Wallは、振り返ってみれば、このブログでとりあげるのは初めてになりますが、特
に嫌っていたというわけでもなく、好みのオルガニストとして彼のアルバムもほとんど聴
いてきました。ただ、近作で思うような作がなく、気がついてみれば記事にするタイミン
グを外してしまい、現在に至ってしまったといったところでしょうか。
世代的には、このブログでも記事歴のあるJeff Palmer(B1951)と近く、感性面でも両者
ともに、黒っぽさを表面に出さないクールなティストが持ち味という点で共通しているも
のがある。
同時代に本作のリーダーでもあるAbercrombieが、知性派とも言ってよい彼らを好んで
起用したのも、Abercrombie自身の感性の質を考えればうなずけるところである。
この同世代のWall, Palmerという共にAbercrombieとは関わりのある2人のオルガニスト
は、同じように共に過小評価という扱いをされてきたという点でも共通の物がある。
世間のオルガンに求める "らしさ" というものがいかに古くさく固定化されたものであっ
たということなのだろうか。
オルガンジャズなどという特別な言葉で表現され、ファンキー、グルーヴィー........などの
イメージしかされない、そしてその他の楽器としての扱い............もうそういう時代は、と
っくに終わっていると思うのだが.............。
本作は当時のいわゆる世間一般が考えるところのオルガンジャズらしくないサウンド、これ
をECMらしいサウンドなどと簡単に表現されることも多かった本作だが、彼らの感性だから
こそ、この耽美性も感じられるクールでありながらも、決して表面に表れない奥のところで
は熱いマグマも潜ませているかのような独特の味わいが生まれたのだろう。

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John Abercrombie

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