前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

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Category: Gallery > Matchbox  

Matchbox Art Gallery-13

            
                          

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Gallery-Matchbox-13

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Category: piano (第3期)  

Door / Fieldwork

Door-2.jpg

01. Of
02. After Meaning
03. Less
04. Balanced
05. Bend
06. Cycle 1
07. Pivot Point
08. Pivot Point Redux
09. Ghost Time
10. Cycle 2
11. Pai

Vijay Iyer (p)
Steve Lehman (as)
Tyshawn Sorey (ds)
Recorded December 21, 2007 at Brooklyn Recording, Brooklyn NY
PI26 (PI RECORDINGS) 2008

Vijay Iyer(B1971)が、自身名義のものとは別に、グループ名を冠した "Fieldwork"での3
作目。
dsは、前作 "Simulated Progress" のElliot Humberto Kaveeから、Steve Lehmanのグル
ープでもおなじみの、今注目の若手黒人ドラマー Tyshawn Soreyに代わっている。
内容は、Iyer曲3,Lehman曲2、Sorey曲6の全11曲。

さて、bass-less 編成というこのトリオですが、同編成としてCecil Taylor-Jimmy Lyons-
Andrew Cyrilleのトリオを思い出してしまいますが、Cecilからの影響も受けたと語るVijayに
は、この辺の意識も多分にあったのかもしれない。本作では、特に誰がリーダーというものは
なく、三位一体の対等なコラボレーションが展開されている。

bass-lessということで、Iyerのパーカッシブな低音部そして Soreyのバス・ドラを利かし
た、全体にゴツい重低音の音塊が乱れ飛ぶという油断のならない展開になっています。
複雑なコード進行とキメ、変拍子、走る殺気.............と、つっかかるようなビート感も加わ
り、絶えず張りつめたようなアブストラクト、シリアスが充満するという空気感の中で緊張感
を強いられるような展開の連続ですが、聴き終わった後の疲労感は意外になく、爽やか感も残
るという一種の体育会系ノリといった部分もありますが、最近、聴いたものの中でもその抽象
性は高く、心してかからないと切られます。
若手 Soreyのヘヴィーで瞬発力あるドラミングも聴きもの。本作でも一番多い6曲を提供して
おり、ピアノに手を出すこともあるという彼は、才気に溢れたドラマーだ。

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Fieldwork


Category: organ (第2期)  

Wheels & Wires / Florian Ross Elektrio

Wheels  Wires-1  Florian Ross (Hammond B3)
  Jesse Van Ruller (g)
  Martijn Vink (ds)

  Recorded March 8-10, 2011. Mixed & Mastered by Florian Ross.
  FNCJ-5549 (55 Records)
  
  01. Dropshot
  02. Okay
  03. Heather Deep
  04. Sarinah
                     05. Swing By
                     06. Scratch
                     07. Biscuit
                     08. West Babylon, NJ
                     09. Kat & Penny
                     10. Tremor

初めてドイツのFlorian Ross(B1972)に出会ったのはピアニストとしての彼でしたが、これまでにもピアニストとしては、好盤を残しており、日本でも知ら
れた存在ともなっていますが、過去、オルガニストとしては、Nils Worgram Nostalgia Trioでのサイドメンとしての参加歴がありますが、オルガニストと
してのリーダーアルバムは、今回が初めて、しかも脇を固めるのはJesse Van Ruller(g)とMartijn Vink(ds)ということで期待しないわけにはいかないメンバ
ーです。
Jesse Van Rullerにとっても、このOrgan-Guitarトリオという編成でのアルバムは、私の記憶に間違いなければ、初めてとなるのではないでしょうか。
そのあたりも非常に楽しみです。

ライナーによると、Florian RossがOrganに手を出すきっかけとなったのが、'94年、彼が22才の時、NYのクラブで聴いたLarry GoldingsのOrganだった
らしい。その時の印象が強烈に残っていたようで、ピアニストとして活動しながらも、Organへの熱き炎は、心の奥にずっと残っていたようで、後に今世紀
に入り前述のNils Worgramの誘いもあり、Organに手を出すきっかけとなっているようである。
GoldingsのOrganに惹かれたということもあり、彼のOrganも、やはり非常にクールな印象を受ける。ジャージーな面も見せながらも、米国系黒人Organist
に見られるような黒っぽさ、ベタつきのないサラっとしたさばきが、今のOrganを感じさせてくれる。
よく言われる、従来型の固定した決めつけの「Organらしさ」というものを求めてしまうと、このサッパリ感が物足りなく感じてしまうのかもしれないが、
Organも前に進むためには、そろそろこの楽器としての特性からというよりも、音楽そのもののイメージを決めつけてしまうような前時代的観念である
「Organらしさ」という色メガネを通して見ることの悪癖に気づかなければならないだろう。

さて、Jesseのギターですが、これまでコンテンポラリーな中での正当派として、極めてストレートな印象も強かった彼ですが、本作においては、共演者と
の化学反応もあり、これまで彼の奥に潜んでいた面も表面化して、違った味わいを見せているのは興味深いところです。
エフェクトにより、Scofieldにも通じるような多少のdirty感も加わり、持ち前のキレ味も冴えたギターは、新たな可能性も感じさせてくれます。
モンク・コンペ優勝という勲章を手にし、順風満帆でギター街道を歩んできた、どちらかというと優等生のイメージと、テクニック面でも完成された感があ
先の見通しの悪い部分も若干感じていた彼のギターでしたが、新たな刺激により奥に潜んでいたワルの部分も、見せ始め、なかなかおもしろいことになり
そうな期待もさせてくれます。
このFlorian Rossという共演者の刺激により、Jesseの別の面も引き出されていることを考えると、Jazzにおいては、共演者の持つ意味の大きいこと、あら
ためて感じます。JesseのOrganとの共演作では、他にSam Yahel参加の "Views"や "Circles"(別頁あり)がありますが、これらはSemus Blakeも加わった
クァルテット編成で、直球でグイグイ押すといった印象でしたが、本作では同じストレートでも手元で微妙に変化するくせダマも交え攻めてきますが、これ
を覚えたのは大きい。音楽の幅も広がるでしょう。

これまでJesseとは、共演も多いMartijn Vinkですが、幅広い対応力も感じさせてくれる彼のdsも今後注目していきたいところです。
全体としては、このメンバーでのデビュー作ということもあるのでしょうか、うまくまとめた感もある本作ですが、特にリーダーのRossに関しては、その
光る感性を感じるものがありながらも、オルガニストとしては、まだ途上という感もあり、また、Jesse Van Ruller Trioと言ってもいいぐらいの抑えた内容
になっているのは残念なところです。
自分の名を冠したグループなのだから、リーダーとしてもっと前面に出て、リスクを恐れずにもっと大胆に攻める姿勢があれば、何か生まれたかもと思える
ところもあり、2作目がもしあるならば、そんなところにぜひ期待したいものです。
いずれにしても楽しみなトリオの出現、うれしい限りです。

                Wheels  Wires-2

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Florian Ross

Category: organ (第2期)  

Inside Nitty-Gritty / Barney Wilen

Inside Nitty-Gritty

  01. Valse Hot
  02. Dig
  03. Caravan
  04. Granadas
  05. My Ideal
  06. Ah Si vous Connaissies Ma Poule
  07. Blue Lou
  08. The Trolley Song
  09. Parlez-Moi
  10. Parisian Thoroughfare

Barney Wilen (ts, ss)
Emmanuel Bex (org)
Peter Gritz (ds)
Recorded on October 5-7, 1993, in Paris
TKCV-79021 (Venus)

Barney Wilen名義のアルバムではありますが、購入ターゲットは Emmanuel Bex(B1959)
Wilenの元で若き日のBexがいったいどんなプレイをしているのか、それをチェックしたいが
ための当時の購入だったと思います。
Barney Wilenと言えば、映画「死刑台のエレベーター」の音楽でのマイルスとの共演を思い
出しますが、この時 Barneyは、二十歳そこそこという若さ、早熟のテナーマンとして一躍有
名になった記念すべき作品でしょう。
その後、第一線を離れる時期もあったBarneyは、80年代後半に本格的に復帰し、ハイペース
のアルバムリリースが続いた時期もあったが、この時期にその完熟したとも言える名人芸の
Balladも多く残している。
そんな時期の本作ですが、Barneyとしては、珍しいSax-Organトリオというフォーマットで
の一枚。Barneyは、この3年後の1996年に亡くなっているのですが、最後まで自分の形を通
したSaxプレイヤーであったのではないでしょうか。

さて、Bexですが、現在の彼がそうであるように、ここでのBexも既に個性派としての形はで
き上がっており、他の誰のOrganでもない、BexスタイルのOrganを聴くことができます。
しかもそれは、当時の米国系Organistとは、異質の世界であり、フランスだからこそのOrgan
とも言えるでしょう。
繊細な表現も得意な彼は、Barneyのしっとりとした音楽にも好サポートを見せており、米国で
は、決して生まれない独特の空気感を創り出している。

Bexに関しては、このブログでは、多数関連記事がありますが、ここに表記しきれませんので
必要な方はお手数ながら検索 "Emmanuel Bex" よりお入りください。

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Barney Wilen

Category: guitar (第2期)  

Things Never Done / Maciek Grzywacz

Things Never Done-1


  01. Evenness
  02. Seven Fat Years
  03. Mountainous Duchy
  04. Deceptively Peaceful
  05. Countdown
  06. Things Never Done
  07. Minor Lunacy
  08. Hocus Pocus

Maciek Grzywacz (g)
Avishai Cohen (tp)
Piotr Lemanczyk (b)
Krzysztof Gradziuk (ds)
Recorded March 27 & 28, 2006 at SL Studio Gdansk by Marcin Raatz
(EMG 001) 2006

ポーランドのギタリスト Maciek Grzywacz(マチェク・グジィヴァチュ)については、2011年
の最新作 "Black Wine"で出会い、過去作もどうしても聴いてみたいとの思いから、過去にさ
かのぼり2006年作 "Foces Within"に至る3作品を記事としてきましたが、いずれもポーラン
ドの音源ということで、その入手はスムーズにいきませんでした。彼の過去作は、まだまだ
チェックしたいものがありますが、先が思いやられます。
さてそんなことで、既に記事とした3作は、いずれもコンテンポラリーな質感という点では、
非常に高いものがあり、その先進性に溢れたプレイには目を見張るものがありました。
本作は、既に記事とした3作と比べ、イスラエル出身のトランペッター Avishai Cohenの参加
もあり、よりストレートなJazzという展開の中で、Grzywaczのギターもストレートに実にあ
ざやかなプレイを見せています。

Avishai Cohenは、ご存知イスラエルのトランペッターですが、同姓同名のベースプレイヤー
がいることでもおなじみで、今や本場NYでも、"イスラエル"というキーワードなくしては、
Jazzを語れないというぐらい、光る才能が出てきていますが、本作のCohenも、セロニアス
・モンク・ジャズ・コンペで入賞するなど、その先駆的存在と言ってもいいのではないでしょ
うか。本作でもCohenのtpは、ハード・ブローでグイグイ引っぱり、音楽に推進力をもたら
し、貫禄すら感じる堂々のプレイを見せています。

リーダーのMaciek Grzywaczは、本作録音時点の知名度においては、Cohenに譲るものがあ
りますが、プレイの方は全く負けておりません。確かなテクニックは、もちろんのこと何より
もその自由で創造性に富んだ先を見据えたプレイには、限られた存在であることを感じるもの
があります。

関連作)
Black Wine / Maciek Grzywacz Trio
Fourth Dimension / Maciek Grzywacz
Forces Within / Maciek Grzywacz

Things Never Done-2

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Mciek Grzywacz

Category: Gallery > etc  

秋の一日 part 2



100% Jazzの硬派ブログとしてスタートしたつもりでしたが、元来、気の多い私は、音楽同
様ついつい、あちこちに手を出してしまい、このブログもだいぶ本道からそれて、いろいろ
不純な要素が入ってきて、先行き不透明なものが漂い始めてきましたが、まあ、その不純、
邪道の中にこそおもしろい発見があるものです。そんな流れにまかせるのも良いでしょう。
ということで秋の一日、今回も前回同様、東京ですが、日の出町方面へ足をのばしてみまし
た。ここは都心から電車他で2時間ほど、東京西部に位置し、今でも昔ながらの自然が残って
おり私のお気に入りスポットも多数あるという地域です。
近年、タウンウォーキング感覚の軽装で入山する人もよく見かけるようになりましたが、マム
シ、ヤマカガシ、スズメバチ.........などの危険生物の他、絶えずおびただしい数の蚊がまとわ
りついてくるという一帯、それなりの装備は必須です。
また、基本として自然保護の精神を持って自然と接することも必要でしょう。
さあて、さっそく調査入ります!

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  今年はキノコのはずれ年のようです。
  お目当てとなるようなキノコは皆無。

  そんな中で、カラカサタケ発見!
  大型のキノコで、汁ものには不向きですが、
  肉質は柔らかく、癖の無い風味で、フライ、
  てんぷらなどに利用できますが、今回はパ
  スタ、秋ナスと合わせて、色どりにピーマン、
  そしてベーコンを添えて、「秋の香りのペペ
  ロンチーノ日の出風」ってな感じで攻めてみ
  ました。ワインもすすみます。
  自然の中で、自らゲットした天然の食材と
  いうのは、格別のものがあります。

  また、キノコは、食用としては100%の確信が
  持てないものには絶対に手を出さないこと、
  鉄則です。



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  ガマズミ
  
  秋の真っ赤に完熟した甘酸っぱい実は、
  3ヶ月ほどで見事な透明感ある赤色のガマズミ酒
  に変身予定。







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こんなのもゴロゴロいます!
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古民家
自然の経年変化により見事にエイジング処理された蔵の色と肌合い、歴史を感じます。
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帰り際に、またまた一癖ありげな蕎麦屋発見!

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しかし、要予約の蕎麦コースの店ということで、とりあえず断念。
まあ、蕎麦屋なんてぇのは、ちょっと小腹がすいた時、行き当たりばったり、フラっと
へえれるとこが、いいんじゃねえか、てやんでい、蕎麦屋も予約して行くようになっち
まったらおしめえよ!(と、心の中で一応叫んでみる................ぶちぶち)
しかし、この吸い込まれてしまいそうなシブいアプローチ、機会があれば、日をあらた
めて調査に入ることにしよう。

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Category: guitar (第2期)  

SOLID! / Bjorn Vidar Solli - Daniel Formo - Truls Ronning

  Bjorn Vidar Solli (g)
  Daniel Formo (Hammond B3 Organ)
  Truls Ronning (ds)
  
  Recorded March 29-31, 2005 at Audiopol, Skien, Norway by Audun Kleive.
  JARCD 016 (solid jazz)  
  
  01. Dr. Merkwurdigliebe
  02. Fresh Fruit
  03. Enlight
  04. Risoner
                     05. Time to Go
                     06. Lundblues
                     07. Jarlegata
                     08. Boone Tune
                     09. Things to do Today 

ノルウェーのギタリストBjorn Vidar Solliを中心としたグループ "Solid" による本作は、Vidar Solli曲7、Daniel Formo曲2の全9曲という内容。

この編成から、GroovyでFunk色の強いジャムバンド的なものや黒っぽいサウンドをイメージされる方も多いかと思いますが、しかもそこに入るギターもあく
までブルージーな雰囲気というあたりでしょうか、それが一般的にorgan入りのユニットのイメージなのかもしれません。
しかし、本作のユニットには、そんな空気感は微塵もありません。清々しいほどのクールネスからは、現代的感覚も感じられます。
このユニットは、2002年のノルウェーにおいてグランプリにあたる "Young Jazz Musicians of The Year" にも選ばれており、なるほどその演奏能力のレベル
も高いものがあります。

ギターのVidar Solliは、エフェクトによる音処理などの小細工は一切無く、ストレートで21世紀の現時点では、オーソドックスで先進性という点ではやや薄い
と思えるものもありますが、その流れるような滑らかなフィンガリングから繰り出されるフレーズからは、今の空気感も十分感じられます。歌心にも見るべき
ものがあり、特にギターでのBallad表現においては、その差も顕著に出てきますがこのVidar SolliのBallad表現には心惹かれるほどの何かがあり、非凡なセンス
を感じます。

クールにアシストするFormoのオルガンもいい味を出してます。同じクール系では、米国にもGoldings, Yahel, Versace...........などいますが、彼らとはまた
違った質感を持ったクールネスで北欧という土壌に生まれ育った独特のものなのでしょうか。詳しい経歴など不明で、写真ではVidar Solliよりも若そうで、
今後が楽しみになるオルガニストということで、リーダー作のリリースを期待しましょう。

高い能力がありながら、世界レベルでは、あまり知られていないというこの "Solid" ですがまもなくSeamus Blakeを大きくfeatureした新作のリリースも予定
されており、世界にアピールする良い機会になるのではないでしょうか。

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Solid

Category: sax (第2期)  

Raw Materials / Vijay Iyer & Rudresh Mahanthappa

Raw Materials






  Vijay Iyer (p)
  Rudresh Mahanthappa (as)
  Recorded October 4, 2005
  SVY17603 (SAVOY JAZZ) 2006

01. The Shape of Things
02. All the Names
03. Forgotten System
04. Remembrance
05. Frontlash
06. Five fingers Make a Fist
07. Inside the Machine
08. Stronger Than Itself
09. Come Back
10. Fly Higher
11. Common Ground
12. Rataplan
13. Hope

Vijay と Rudresh、邪魔者ぬきの差しの勝負ということで、普段あまりDuoものは好んで
聴かない私ですが、これは見届けないといけません。
内容は、クレジットなくわかりませんが、すべて2人のオリジナルと思われる全13曲です。

冒頭1曲目の "The Shape of Things"、抑え気味で、まだ十分、パワーに余力を感じさせ
ながらも、力強くも押しつぶしたような音とともに、意志の通った、呪文のような
Rudreshのアルトが滑り出し、思わず引き込まれてしまいます。
はたしてこの一編、両者は対決なのか、あるいは協調の姿勢を見せるのか、興味のあった
ところですが、時には対峙、時には協調そして一方のサポートと絶妙の可変性ある距離感
を保ちながらも、有機的な絡みとともに創り出される流れは多彩な表情を見せてくれます。

そんな濃密な絡みを思わせる展開ですが、両者の美意識には異質の領域が存在し、そこに
は、互いに陵駕されない、相いれないといった強い意思も見てとれ、互いに反するかのよ
うな自由な動きも見せるのですが、結果的には、全体として1つの存在であるかのような
音としているのは、そこに、両者のしたたかな、見えない計算もあったのであろうか、や
はり我々では、計り得ない何かを持った2人のやりとり、お見事!
全体的にダークで緊張感あるスリリングな流れの中にあって、時折見せるMahanthappa
の歌心も光る。

関連記事)●Codebook / Rudresh Mahanthappa
     ●Apti / Rudresh Mahanthappa's Indo-Pak coalition
     ●Tasty ! / MSG(Rudresh Mahanthappa)
     ●The Beautiful Enabler / Mauger(Rudresh Mahanthappa)
     ●Historicity / Vijay Iyer
     ●Tragicomic / Vijay Iyer

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Rudresh Mahanthappa

Category: Gallery > etc  

秋の一日

自然派の私は、街中の生活が続くと禁断症状が出ます。
で、自然に触れるため、秋の一日、東京のはずれの方へ足を伸ばしてみました。
これが東京かよ!と思うほど、のどかな風景が広がっています。ド田舎もいいところです。



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                                   きのこ発見!


途中 "Lotus Elise" に遭遇!
Lotus Elise
ドライバー氏は、セレブ臭も漂う、品の良さげなロマンス・グレーのおじさん。トイレを
探していたようで、かなりバタバタと焦りの表情も見えます。道路の端に車を寄せる余裕
もなく、あわてて飛び降りるようにして、トイレに駆け込んでいきました(笑)が、
そこをすかさずパシャッ! オープンは冷えるからね~大変だよね~。



こんなに人気の無いところで、一癖ありそうな店構えの蕎麦屋発見! 早速、調査!
oume soba-1

oume soba-2 oume soba-3
てんぷらのネタは季節の野菜、エビの他に巨峰、梨、梅干し等も入り新感覚にも積極的に
挑んでいる姿勢が見える。いずれも美味、キレがある。
メインの蕎麦も鋭い、そばつゆも一般的なカツオだし系統ではなく、動物系よりも植物系
をメインとしたものらしい、昆布と何なのか..................う~む、独自性も感じられる、
この味。
それとなくどんな使い手がいるのか、帰り際に厨房なんぞ覗き込んでは、怪しまれたが、
どうも60代の夫婦と思われる2人でやっているらしい。
あの年にして、前を向いた意欲溢れるモノづくりの姿勢...........、明るい未来が見えてくる
ようだ。何だかCDリビューみたいなリポートになっちまったようだが...................(笑)。




超がつくほどのド田舎で、これまた場とは不釣り合いの超がつくほどの先鋭的Jazz、
庭には、番犬には絶対ムリと思われる、おっとり性格の大型犬、家の中には、のんびり屋
のネコがいて............................う~む、夢だなっ!........................さあ、仕事だぁ!

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Category: organ (第2期)  

Local Dialect / Jay Azzolina

Local Dialect

  01. Friends of Friends
  02. Three Ladies
  03. Between Thoughts
  04. Angel's Dance
  05. Smile for Me
  06. Acceptance
  07. Sofia's Eyes
  08. Mind Your Mind
  09. Exit Strategy

Jay Azzolina (g)
Tim Ries (sax)
Larry Goldings (org)
John Patitucci (b)
Greg Hutchinson (ds)
Garagista Music 2007

Jay Azzolina(B1952)名義のアルバムですが、購入のターゲットはLarry Goldings(B1968)。
Jay Azzolinaは、このブログでも最初の頃、Gary Versace(B1968)目当てでゲットした
"Live at One Station Plaza"(別頁あり)にて記事歴がありますが、当時は、Azzolinaに関して
の情報もほとんど入らず、若手ギタリストと思っていたのですが、今回あらためて調べてみた
らScofieldやMethenyなどとは同世代になるんですね。その時のジャケ写も、かなり若く見え
たので、すっかりダマされてしまいました。
同様にGary Versace(org)に関しても、以前は情報が少なく、また若く見えるタイプであった
こと、そしてデビュー時期などのことから、同じコンテンポラリー系のオルガニストでは
Larry GoldingsやSam Yahelよりも若手と推測していたのですが、実際はGoldingsと同年生
まれということで、単に外見やイメージで年を判断するのは危険であること、つくづく感じま
した。

さて、そんなことでこのリーダー氏Jay Azzolinaも、過去フュージョン系での活動歴も多い、
キャリア豊富なベテランで、上述のアルバムからも感じとれましたが、引出しも多く、いろ
いろなパターンに対応できるバリエーションを持っていながら、そのプレイも安定したもの
を持っており、場数も多く踏んでいるのでしょう、安心して聴いていられるものがあります。

一聴してMethenyを思わせるようなギターの彼ですが、そのワイド・レンジの対応力も本作
においては、いい表れ方をしていないというのが率直な感想です。おそらく曲ごとに違った
表情を持たせて一枚のアルバムをというようなコンセプトが、あったのではと思われますが、
メロウな雰囲気も漂う典型的ユル系フュージョン・サウンド、打ち込みの使い方の悪い例と
も言える機械的テクノ・サウンド、ストレートなJazz...........と、こうも表情の違う曲が次々
と表れてくると、聴く側としては、ちょっと疲れてしまいます。

saxのTim RiesとorganのGoldingsは、全曲に参加しているわけではなく、お目当ての
Goldingsは、3曲参加ということで、不満も残りますが、特に彼参加のラスト2曲は、ストレ
ートな展開でコンテンポラリー・テイストのすばらしい出来となっており、このコンセプト
で、全編仕上げたら見事なアルバムにもなったと思えるのは、残念です。
久しぶりに聴いた、Goldingsのモーダルに激しく攻めるプレイに一応満足。他曲は聴かない
ことにしよう。

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Jay Azzolina

Category: Gallery > Matchbox  

Matchbox Art Gallery-12

       
       
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Category: vocal  

Ballads and Burton / Ann Burton

Ballads  Burton


  Ann Burton (voc,)
  Louis Van Dyke (p)
  Jacques Schols (b)
  John Engels (ds)
  Rudy Brink (ts)
  Recorded 1969
  ESCA 5041(Epic)

1.A Lovely Way to Spend an Evening
2.Try a Little Tenderness
3.Bang Bang
4.Someone to Watch over Me
5.The Shadow of Your Smile
6.It Never Entered My Mind
7.That Old Devil Called Love
8.Here's That Rainy Day

このアルバムは、以前ほとんどvocalを聴かなかった時代の、数少ない例外とも言える一枚。
オランダの歌手Ann Burton(B1933)の "Blue Burton(Rec.1967)" に続く2作目の
アルバム。
歌詞を大事にし、噛み締めるように唱うAnn BUrtonの持ち味が良く出た一枚で、聴いた後
にいつまでもメロディーが、フレーズが耳に残るという不思議な魅力を持った本盤である。
地味でどこかはかなさを漂わせたAnnのヴォーカルを支えるバックが、そういった味わいを
より深めるほどの、切々としたプレイを見せており、決して一流とは言われることのない、
Louis van DykeのピアノとRudy Brinkのテナーは、しみじみとしたB級の味により、本
作を一級のヴォーカル・アルバムとしている。
Jazzのスタンダードばかりでなく、ポップス畑の曲もよく取り入れる彼女は、そういった
ポップな曲も、彼女色の見事なJazzにしてしまうが、本作でもCher(シェール)の大ヒット
ナンバー "Bang Bang" をLouis van Dykeの耳にこびり付くような、切ないシングルト
ーンと相まって、見事に料理して見せてくれる。
いい意味で、想像を裏切るハッとするようなフレーズを連発し、非凡なところを見せてくれ
るLouis van Dykeの持ち味が良く出た一枚でもあると思うが、唄伴で光り輝くところがま
た彼らしいところか。
捨て曲なしの全8曲。一流には、創り得ないB級Jazzメンが、創った見事な名盤だ。

(ここで言っているB級とは、決して悪い意味ではありません。誤解なきよう。)

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Ann Burton

Category: sax (第2期)  

Strange Unison / Open Loose

Strange Unison-1


  Tony Malaby (ts)
  Marc Helias (b)
  Tom Rainey (ds)
  
  Recorded May 11-12, 2007
  by Andrew Felluss at 58 North Six
  Media Labs, Brooklyn, NY.
  RL013 (Radio Legs Music)

Strange Unison-2

  01. Graveling
  02. Blue Light Down the Line
  03. Sonic Rights
  04. CBJ
  05. Illustrate
  06. Circling
  07. Johnas and Marks
  08. Irrational
  09. Silent Stutter

Mark HeliasをリーダーとするOpen Loose名義のアルバムですが、購入のターゲットは、
Tony Malaby。
内容は全曲Helias のオリジナルとなる全9曲。

このアルバムは、1年位前からDUに、発注→未入荷キャンセル→再発注というパターンを
3度ほど繰り返しても、結局入荷せずあきらめていたのですが、偶然、いままで扱ってい
なかった他店で発見し、やっと巡り会えました。
Open LooseでのMalaby を聴くのは本作が初めてになるのですが、最初に聴くのは、こ
の霊気を含んだかのような怪しげなジャケットもあり、どうしてもこれにしたいと思って
いたのですが、入手まで1年以上を要するという大仕事になってしまいました。

さて、内容の方ですが、苦労の末の入手であったこともあり、なかなかの魅力盤です。こ
のメンバーで、ピアノレスのサックストリオということで、かなりフリーキーな絶叫モー
ドの展開も予想されたんですが、意外や、怪しげに脅しも入るいつものMalaby とは、ち
ょっと違った雰囲気です。比較的オーソドックスな展開の中でメロディアスに円熟味も見
せてくれますが、そこは、Malabyのことですからオーソドックスとは言え、通常のメイン
ストリーマーのテナーとは、ひと味も二味も違い、適度な現代感覚も加味した味加減は、
実にいい塩梅に仕上がっており、また違ったMalabyの魅力の出た一枚となっています。
こういったものを耳にすると、タイプは全く違いますが、Archie Sheppを思い出してしま
います。彼は、前衛の闘士としてバリバリ活動していた時代にも、時々オーソドックスな
スタイルで魅力的なテナーを聴かせてくれ、全く本作と同じように、そのひと味違ったオ
ーソドキシーが非常に味わい深いものでした。

ワイドレンジの対応力と独特の柔らかな音をもってグルーヴィーに粘り、うなるHeliasの
ベースの理屈ぬきのカッコ良さ、これまた木質の柔らかさを思わせるテナーを自在に操る
Malabyの柔軟な感性、緩急自在のドラミングをみせるRainey、これらが絶妙にブレンド
され、普通の中に見え隠れする普通でないものの存在が、怪しい魅力を放つ。
技を出し切っていない、十分な余力を残した中でのこれだけのパフォーマンスを見せる
Tony Malaby、テナー奏者としての大きさを感じる一枚でもありました。

関連記事)● Voladopes / Tony Malaby's Apparitions
     ● Pas De Dense / Daniel Humair, Tony Malaby, Bruno Chevillon
     ● Panoramic / Steve Cardenas

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