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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 08 2011

Category: organ (第2期)  

Jack of Hearts / Anthony Wilson

Jack of Hearts

Anthony Wilson (g)
Larry Goldings (organ)
Jeff Hamilton (ds on tracks 2, 3, 4, 9)
Jim Keltner (ds on tracks 1, 5, 6, 7, 8, 10)
Recorded at Ocean Way Studio A, Hollywood CA, January 27 & 28, 2009
GRV 1046-2 (Groove Note)

Anthony Wilsonは、Diana Krallの数々のアルバムに参加のギタリストとしておなじみです
が、Dianaのアルバムからもわかるように、ブルージーなテイストを持つ極オーソドックス
な王道系のスタイルが彼の形となってますが、購入のターゲットとしたのは、オルガンの
Larry Goldingsです。王道系のギターということで、私が現在求める方向性とは違ってしま
いますが、そんな予想されるかなりオーソドックスな中で、Goldingsがどんなプレイをして
いるのか、興味の焦点は、そんなところでしょうか。

内容は、Wilson曲3、Wilson-Goldings曲2、Ellington曲2、Hawkins曲1、Jerry Goldsmith
曲1、Van Dyke Parks曲1の全10曲。

予想したようにWilsonのギターは、ブルージーで王道系の匂いを振りまくのですが、このスタ
イルで全編ストレートに押し切ると思いきや、半分以上の6曲にPops畑との共演も多い
Jim Keltnerが参加しており、かすかなPopフレーバーも漂う曲調が多くなります。そのこと自
体は問題ないのですが、一般の方は感じないかもしれないかすかなカントリーの匂いを感じて
しまうのです。なぜそれがだめなのか、これを説明していくと長くなるので簡単にしますが、
私はJazz以前にBluesを通ってきているのですが、この黒人の生活の歌が元になっているBlues
と白人の音楽としてのカントリーとは、どこかで反発するところがあり、Bluesにのめり込ん
でいた少年には、カントリーは受け入れがたい音楽で、これは理屈ではなく、感覚的に拒否反
応として表れますが、そんな昔の名残が今でも残ってるということでしょう。
ですから、ビル・フリーゼルのギターやら野良ジョーンズの歌は感性が衝突して苦手です。

話が、だいぶそれてしまいましたが、ということで本作の内容も予想していたものとは違った
もので、各楽曲も綿密な打合せをして作り込まれたといったものが多く、従ってギターとオル
ガンの丁々発止のやりとりなどあるはずもなく、スリル感も無いものとなつています。
となると目当ては、こんな展開の中ではありますが、Goldingsが見せるプレイのみという寂し
いことになってしまいました。
救いはJerry Goldsmith曲の T5 "Theme from Chinatown" で見せたGoldingsのオルガン。
本アルバムで唯一感じる今のセンスが、これだけというのも寂しいが。

ちょっと前は、コンテンポラリー系の若手オルガニストといった感覚で見ていたのですが、気
がついてみれば、この分野でも、もう年長と言っていい年令になるんですね。
近年のGoldingsの活動を見ると、ややeasyな方向に流れており、本職のOrganistとして目を
引くリーダー盤を残していないのも気になります。このままの流れだと、あまり明るいものが
見えてきません。折角のセンスも錆び付いてしまうのが心配です。それを発揮できる場を作る
のも、自身の強い意志でしょう。
振り返って見れば、自身のリーダー作よりも、強い意志と先進性を持ったリーダーの配下での
方が、良い結果が出る傾向があるのは、納得できるところです。
そろそろ指揮官として、結果を残さないと.........................。

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Anthony Wilson

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