前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 07 2011

Category: piano (第3期)  

Whirl Pool / John Taylor




  01. Consolation
  02. Whirlpool
  03. For Ada
  04. Nicolette
  05. The Woodcocks
  06. I Love You Porgy
  07. Everybody's Song But My Own
  08. In The Bleak Midwinter

John Taylor (p)
Palle Danielsson (b)
Martin France (ds)
Recorded in Ludwigsburg on 21, 22 October 2005 at Bauer Studios
CAMJ7802(Cam Jazz)

John Taylor(B1942)の前回記事にした"Angel of the Presence"(別頁あり)のほぼ1年後の
録音となる本作は、全く同一メンバーにより、Taylor曲3、Kenny Wheeler曲3、他2の全
8曲という内容になっている。
この1年間という時間の経過がプレイにどう表れるのか、その辺も興味のあるところです。

オープニングのWheelerの曲 "Consolation" が哀感あるキャッチーなメロディーラインで
まずグッと心を掴む演出はアタリだ。しかも音質が非常にクリアーで、鮮度バツグンだか
らたまらない、Danielssonの巧みなベースワークも生々しく記録されており、大いに盛り
上げてくれる。この1曲でこのアルバムの評価は、ほぼ固まったようなものだ。
全体の印象としては、前作の流れに沿ったものとなっており、Taylorらしく適度な尖り感
を潜ませながらも明快でメリハリあるという側面とデカシーに富んだリリシズムに溢れた
側面とを持ったハイセンスなピアノトリオアルバムとなっている。
スリリングなインプロもすばらしい。

さて、最新作 "Patience / S. Kerecki & J. Taylor"(別頁あり)に続いて2回連続でCam Jazz
レーベルからのJohn Taylor Trioのアルバムを記事としましたが、私的には、2002年録音
となるECMよりリリースの"Rosslyn"(別頁あり)でのMarc Johnson(b)、Joey Baron(ds)との
コンビによるスリリングなインタープレイが記憶に残るところで、同じトリオというフォー
マットであるならば、そちらに軍配を上げてしまいます。

ハイクォリティーの内容は前作と何ら変わらないのですが、これまで、ともするとメカニカ
ルな印象を受けるほど、その寸分の狂いもない精度と俊敏性を見せていたTaylorのピアノタ
ッチ、気にしなければ気づかないほどのわずかな、いつもの彼とのキレ味の違いを感ずるの
は、私だけであろうか。このアルバムで初めて見せたTaylorのこの感覚、単に気のせいであ
ればよいのですが、ちょっと気になります。

追記)この機会にJohn Taylor 5連チャンぐらいやって、少し貯まったものを吐き出してお
   こうと企んでいたのですが、基本、雑食性で飽きっぽく、気の多い私にはムリなよう
   でした。3つが限度です。キツい!John Taylorは、またの機会ということで、次回か
   らは、無節操にあっちこっちに手を出す通常お気楽モードに戻ります。

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John Taylor

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Category: piano (第3期)  

Angel of the Presence / John Taylor

Angel of The Presence

  01. Up too Late
  02. Dry Stone
  03. In Cologne
  04. Sweet Dulcinea
  05. Vaguely Asian
  06. Fable
  07. Afterthought
  08. Intro to No Particular Song

John Taylor (p)
Palle Danielsson (b)
Martin France (ds)
Recorded in Ludwigsburg on 17, 18 October 2004 at Bauer Studios
CAMJ7778(Cam Jazz)

前回、John Taylorを記事としましたが、彼の作もちょっと貯まってしまっているので、つ
いでと言っては何ですが、この機会にちょっとUPしておきます。

一本筋の通った硬質感とともに俊敏で知的なピアノ、そして何よりも多くのアーティストに
とって難しい、長年維持し続けているその前向きな音創りの姿勢を持つJohn Taylor(B1942)
は、私の好きなピアニストの一人でもあり、このブログでも"Rosslyn"(別頁あり)、
"Nightfall "(別頁あり)、そして前回トピックの最新作 "Patience"(別頁あり)の記事歴があり
ます。内容は、Taylor曲4、Kenny Wheeler曲2、Steve Swallow曲2の全8曲。

私的には"Rosslyn"あたりのプレイに彼の良いイメージを抱いており、その抽象的、観念的
とも言える彼の音楽の質、そして多少のダークな質感あたりにも魅力を感じていたのです
が、本作では、具象的タッチも加わりその画風もわかりやすく広く受け入れやすくなってい
るとの印象を受けます。しかしそれは、大衆に媚びたという悪いイメージではなく、彼の魅
力でもあったミステリアスという部分では幾分希薄になったものの、明快で躍動感も感ずる
ような別の魅力が加わったものになっているのではないでしょうか。
この辺は、たぶんにCam Jazzというレーベルのカラーも関係していると思われますが、それ
までどちらかというと過小評価されてきたJohn Taylorというピアニストにとっては、その能
力を広く知らしめるという意味で、良い機会になったとも思えるのです。

本作でも彼の持ち味でもある、機動性に富んだ俊敏な動きを見せながらも、リリシズム溢れ
たその音楽からは、清々しいほどの美意識を感ずることができる。

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John Taylor

Category: piano (第3期)  

Patience / Stephane Kerecki & John Taylor

Patience-2.jpg

Stephane Kerecki (b)
John Taylor (p)
Enregistre les 27 et 28 septembre 2010
ZZT 110402 (Zig Zag Territoires) 2011

01.Prologue
02.Manarola
03.Patience
04.Kung Fu
05.Gary
06.Interlude
07.La Source
08.Valse Pour John
09.Bad Drummer
10.Jade Visons
11.Luminescence
12.Epilogue

70になろうかという現在まで、前進意欲を維持し続ける、その音創りの姿勢に共感できる
ものがあり好きなピアニストの一人でもあるJohn Taylor(B1942)は、このブログでも
"Rosslyn"(別頁あり)、"Nightfall "(別頁あり)の記事歴があります。
Stephane Kereckiに初めて出会ったのは、本作とは同レーベルからリリースされ、Tony
Malaby目当てにゲットしたKereckiのリーダー作 "Houria"、そしてフランスのピアニスト
Guuillaume De Chassyの "Fareway So Close"、この辺は余力があればまた記事とします
が、この2作からKerecki には、いい印象を持っていたのですが、今回、その親子ほどの年
令差になると思われる異世代のJohn TaylorとのDuoということで、いったいどんな音が飛び
出してくるのか、期待は大きく膨らみます。

これまで、特にCam Jazz以前のTaylorのピアノには、ともするとメカニカルで冷徹とも言え
る硬質な質感があり、そのあたりも彼の魅力として感じていたのですが、本作ではその質感も
だいぶ印象の違ったものになっているようです。そのエッジが面とり処理がされ、幾分かまろ
やかになったと思えるそのピアノの音は、かすかな温もりと柔らかい表情を持って語りかけて
くるのです。

ここでの2人の音楽からは、言ってみれば、透明水彩による淡彩といったものをイメージして
しまいます。しかもペン、鉛筆などによる下図の無いまっさらのキャンバスに、大まかな方向
性のみを決めて、流れの中で描き上げた小作品集といった感じでしょうか。
互いの提示する彩りに反応し、時には同色の色を重ね、そして時には反対の色をぶつけ、濃密
な流れを創り出していきます。淡彩によるあくまでも淡く透明感のある色は、重なるごとに強
弱、そして色の変化を微妙に見せながらも、多彩で豊かな表情を創出していきます。
2人の感性は、鋭利そのもの、しかも互いの提示を聴き逃すまいと、張りつめるほどの緊張感
さえ感じられますが、その鋭利な感性によって導き出されてくる音の、それとは反した温もり
ある柔らかく穏やかな音の並びからは、過程での互いの心の化学反応の熟成を思わせます。

近年の作品の中でも、先進性をも感じるほどの、そして余分な要素を一切排除したかのような
シンプルでモダンな感性を発散するTaylorピアノは、この若いKereckiという才能によって導
き出されたという見方もできるでしょう。しかしそこに、音創りの姿勢において、あくなき冒
険心と攻める姿勢を維持していればこその結果でもあり、何よりもそこに納得してしまうので
す。

Taylorにとっては、同じフォーマットのDuo作としては2004作のCharlie Haden(B1936)と
の"Nightfall "がありますが、このHadenとのアルバムに感じていたようなモヤモヤ感は本作
には無く、その視界の開けた透明感には清々しいものさえ感じられますが、同時にJazzにおい
ては、共演者の持つ意味の極めて大きいこと、あらためて感じさせられた一枚でもありまし
た。



Stéphane Kerecki & John Taylor @ Live at Duc des Lombards

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John Taylor

Category: vocal  

"Don't Explain" / Billie Holiday

Jazzにおけるアドリヴという部分に魅力を感じていた私は、スキャットという手法がある
にせよ、歌詞という制約のあるVocalは、インスト物に比べ即興性が薄くなるなどと、硬派
jazzファンを自認する私は勝手な理由をつけては、特別な例外を除き、長年Vocalを避けて
きました。(その辺は、"Vocal編プロローグ"でも述べております。)
その数少ない例外の1人が Billie Holidayです。前回記事のDexter Gordonの"Don't Explain"
も私が初めて出会ったのは、この彼女自身の歌詞によるBillieのものです。
歌詞だけ見ると何と他愛も無いものですが、これをひとたび Billieが歌うと、命が吹き込ま
れ、リアリティーとともに訴えかけてくる心動かされる曲として生まれる................そんな
感覚を味合わせてくれた数少ない歌手でした。
長年Jazzを聴いてますが、これほど唄に心を感じる歌い手は、いません。
オシャレ系全盛の昨今、こういう歌い手は、もう出てこないのかもしれませんね。


DON'T EXPLAIN
Billie Holiday / Arthur Herzog Jr.
  
  Hush now, don't explain
  Just say you'll remain
  I'm glad your back, don't explain
  Quiet, don't explain
  What is there to gain
  Skip that lipstick
  Don't explain
  You know that I love you
  And what love endures
  All my thoughts of you
  For I'm so completely yours
  Cry to hear folks chatter
  And I know you cheat
  Right or wrong, don't matter
  When you're with me, sweet
  Hush now, don't explain
  You're my joy and pain
  My life's yours love
  Don't explain




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Billie Holiday

Category: sax (第2期)  

A Swingin' Affair / Dexter Gordon

A Swingin Affair  Dexter Gordon (ts)
  Sonny Clark (p)
  Butch Warren (b)
  Billy Higgins (ds)
  
  Recorded on August 29, 1962
  CDP 784133 (Blue Note)

  1.Soy Califa
  2.Don't Explain
                    3.You Stepped Out of a Dream
                    4.Backbone
                    5.Until the Real Thing Comes Along
                    6.McSplivens 

"Don't Explain"

Tenor Sax Ballad 追っかけ時代、Dexter Gordonは、好んで聴いたテナーマンだった。柔らかなビッグトーンをもって、朗々とした、ちょっと遅れ
ぎみに音を置いていくという歌い方は、彼独特のものであり、その情感豊かな表現は、比類なき魅力に溢れたもので、この"Tenor Sax Ballad"という
ものを特別なジャンルとして私に思わせた主たる要因ともなっている。
そんな中でも本アルバム中の1曲 "Don't Explain" は、はずせない1曲なのである。

50年代の大半を麻薬療養のため棒に振ってしまったDexter Gordonは、60年代に入り見事カムバックするが、本作はちょうどその時期にあたり、
その後Dexは活動の場を欧州に移すことになる。麻薬常習者ということでキャバレー・カードを没収されたことが理由にあったようだ。

以前は、ほとんどVocalは聴かなかった私ですが、例外としてよく聴いたのがこの BillieHolidayの "Don't Explain" である。Helen Merrillのもよく
知っているが圧倒的にいいのはBillieだった。Lester Youngから多くを学んでいるDexは、当然のことながらLesterとの共演も多く、関係も深いBillie
のこの歌は、幾度となく聴いていると思われます。
そんなこの曲ですが Dexは完全に自分のものとし、この上ないTenor Balladとして見事に歌いきっており、数多いDexのBalladの中でも最上位にランク
される1曲だろう。

            

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Dexter Gordon


Category: organ (第2期)  

Plan / Oliver Lake Organ Quartet

Plan-2.jpg

Oliver Lake (as)
Freddie Hendrix (tp)
Jared Gold (org)
Johnathan Blake (ds)
Recorded February 6th & April 20th 2009
Passin' Thru 41226 (Passin' Thru Records) 2010

購入のターゲットは、オルガンのJared Gold。
Gold については、このブログでも彼のリーダ作 "Out of Line"(別頁あり)で記事歴がありま
すが、録音日を見てみると2009.2.6は、本作と同日なのですが、別レーベル、別メンバー
ということで可能なのでしょうか?ちょっと疑問です。

さてGoldですが、その "Out of Line" 他、彼のリーダー作では、これまでコンテンポラリー
系とは言っても、従来型オルガンのブルージー、アーシーでホットなティストも残す王道寄り
のプレイを見せていましたが、本作では、長年フリー界隈で生きてきたベテラン・アルト奏者
Oliver Lake(B1942) の元、いったいどんなオルガンを出してくるのか、興味津々といったと
ころです。内容は、全てOliver Lakeのコンポジションによる全8曲。

一聴して、やはりフリーの世界で生きて来たLake の楽曲らしく、ダークに沈みこんだイメー
ジのものが多いのですが、どフリーという感じではなく、結構創り込まれた楽曲が並びます。
こういったイメージの中でプレイするオルガニストも非常に少なく、最も経験があるのは、
John Medeskiですが、ファンク色も見せる彼は、本作のGoldとは、だいぶ質感も違います、
またコンテンポラリー系のGary Vrsaceもたまにフリー寄りのプロジロェクトに参加すること
は、ありますが、あくまで寄りというあたりで、完全にフリーの展開の中ではまだ経験不足で
もあり、またそういったタイプでもないでしょう。

さて、そういったフリー系ミュージシャン独特の匂いを放つLakeの世界の中で、Jaredも基
本、フロントのラフ、フリーキーなバックとして締めたプレイをしているのですが、それで
もいつもとは違った不穏な響きやフリーキーなプレイも飛び出すなど、引出しの多いところ
も見せてくれます。しかも、極めてクールな質感を保ちつつのプレイぶりは、現代的な魅力
も感じます。Jaredは、Lakeの"Makin' It"にも参加しており、こういった傾向の音楽にも指
向があるのでしょう。ちょっと楽しみになります。
オルガニストでは、こういうところに手を出す人も少ないだけに、普段の王道路線のものよ
り、私的には、開拓者としてこの線でがんばってもらえれば、それだけ楽しみも増えてあり
がたいというものですが.......................。Jared 頼むよ!

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Oliver Lake

Category: vocal  

Blue Moments / Sabina Hank

Sabina Hank




  Sabina Hank (voc, p)
  Georg Breinschmid (b)
  Alex Meik (b - 2, 5, 8, 10)
  Stephan Eppinger (ds)
  Recorded February 5-9, 2001
  Q0105-2 (Quinton)

1.Restless Souls
2.Out In Birmingham B
3.On The Street Where You Live
4.Beautiful Love
5.Smoke
6.More Than A Friend
7.Caravan
8,Secret Sun
9.Silent Tears
10. Cruising Around Birmingham B
11. For All We Know

Sabina Hank(B1976)は、オーストリアのPianist, Vocalist。Pianoも弾くVocalistとしては、
Pianoもキッチリ弾くタイプで、Pianistとしてもやっていけるだろう。
内容は、彼女のオリジナル7曲を含む全11曲。
このアルバムも聴くのはほとんど1曲という1曲聴きアルバムになっている。
インスト物とは違い、単純に好みに左右される傾向にあるヴォーカルにおいては、曲の好き
嫌いも顕著に出る。自分を楽しませるために聴くわけだから、好き嫌いのわがままは、大い
に結構、それでいいとも思っているし、そうしないと道楽にはならない。わがままを通して
こその道楽なのである。
また、常々インスト物では、先進性がどうのこうのと言っている私ですが、ヴォーカルにお
いては、あまりそういったものは求めません。
ヴォーカルにおいては、そういったものが過度になってしまうと、味気ない、つまらないも
のになってしまうので、私にとっては、結局インスト物とは求めるものが全く違う別世界と
言えるのかもしれない。
それじゃあ普通でいいのかと言うと、そうはいかないやねぇ。普通のものを聴いたってつま
んないし、あくまでノーマルな装いだけど、ちょっと抜け出た部分は欲しいやねぇ。
と、わけわかんないことばっか言ってると嫌われるのでこの辺にしておこう。

ということでT4 "Beautiful Love" 、光ってます。
かつてEvansのもので大のお気に入りだったこの曲、抜群にいいのですが、他の曲にどうし
て、これだけの味を出せなかったのか.............。
しかしだ、平均点でミュージシャンを評価するほどわたしは野暮ではないつもりだ。
最も高みに達した時、それがそのミュージシャンの能力であり、そこで評価したいと思って
いる。普段は平凡でも、時に爆発的なプレイをする、それも人間らしくていいではないか、
ということでSabina Hank、この1曲で私の評価は決まった。

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Sabina Hank

Category: Gallery > ねこばなし  

惰眠

おいら シロウ。
前回も話したが、おいら基本は流れ者。
それが、ひょんなところから、今はご主人さんのところで厄介になっちまってる。
というわけで、食物、寝床の心配なし、
おまけに、おいら専用のネコぶとんまで用意されちまったら
これは、十分活用しないといけないやねぇ。
自然、毎日が食っちゃ寝のパターン。
てなわけで、このクソ暑い日中は、昼寝に限る。
ムダなエネルギーは使わない、流れ者として生きる基本だ。
ご主人さんにも、見習ってもらいたいもんだ!


「シロちゃん、お行儀悪いですよ~ん。」
 ズー、ズー、ズー、ズー、ズー.........

Shirou 2-1


「シロウ君、ちゃあんとしなさい(イラッ)。」
 ズー、ズー、ズー、ズー、ズー、ンガー.......

Shirou 2-2


「シ、シロウ、いいかげんにしなさい(怒)。」
 ズッ、ズッ、ッ、ブリッ、スーッ、ズー、ズー..........

Shirou 2-3


(まあ何ともざっくばらんというか、大らかなネコである。
 しかも、このON - OFFの切換えの見事なこと..................
 情けない話だが、人もこうありたい...............などと思うのである。
 
 それにしても、一部のスキもない.............う~む。..............で、できる(汗).............!)

Gallery-ねこばなし-2

Category: organ (第2期)  

Human Spirit / Thomas Marriott

Human Spirit-1 Human Spirit-2

1.You Don't Know What Love Is
2.Hiding In Public
3.Human Spirit
4.Low Key Lightly
5.Side Walk
6.Yakima
7.Lisa
8.The Brown Hornet

Thomas Marriott (tp, flh)
Mark Taylor (as)
Gary Vesace (hammond B-3)
Matt Jorgensen (ds)
Recorded April 15th, 2009 at Avast Studios, Seattle, WA
ORIGIN 82588 (ORIGIN RECORDS) 2011

シアトル界隈をホームグラウンドとし、全米屈指のトランペット・コンテスト
「カーマイン・クルーソー・ジャズ・トランペット・コンペティション」優勝者でもある
Thomas Marriott のセルフプロデュースとなる本作ですが、購入ターゲットは、オルガン
のGary Versace(B1968)。
内容は、Marriott曲5、Duke Ellington曲1、Miles Davis曲1、他の全8曲。

冒頭1曲目のスタンダードナンバー "You Don't Know What Love Is"から高速4ビートの
MarriottとVersaceの疾走感溢れるソロが飛び出し、まずはこれでハートをキャッチしよう
という展開だ。
Versaceのオルガンは、コンテンポラリーな質感を前面に出したモーダルな速い展開のソロ
で、このエリアでは中心的存在として成長したことを感じさせてくれるものがあります。
そしてMarriottですが、コンペ優勝者というだけあり決してテクニシャンタイプではないも
のの技術面では、安心して聴いていられるものがあります。asのMark Taylorは、共に活動
することも多く、なかなかの強力コンビのようです。
Marriottは今回が初めてで他盤を聴いてないので、本作だけでは何とも判断しがたいところ
もありますが、このグループのサウンドを聴いていると電化に走る以前のMilesのコンボが
頭に浮かんできますが、あれほどの緊密でスリリングなモード感はなく、わずかな現代版
ハードバップ臭といったものも感じます。
Versace参加作では、当ブログでも記事歴のある2002年録音でやはりトランペットがリーダ
ーのIngrid Jensenの"Now as Then / Project O"(別頁あり)あたりを思い出してしまいます
が、当時のVersaceとは進化もあり、感性の質は変化してきており、こういった2管編成で
トータルなサウンドも重視した一種の決められた形あるサウンドの中ではVersaceの感性は
十分生かせないというのが私の感覚で、もっと個を生かしたコンテンポラリーな質感溢れた
中でこそ最も活き活きし且つ能力も引き出されるオルガニストというのが私の見解でもあり、
またそうあってほしいというのが願いでもあります。

全体を通して、Marriottのオリジナルよりも他の3曲の方が、魅力的且つ出来が良く感じる
のは単なる私の好みだけでもないでしょう。こうもはっきりわかれるのもめずらしい。

Gary Versaceに関しては、このブログでは、本作以外にも多数関連記事がありますが、ここ
に表記しきれませんので、必要な方はお手数ながら検索 "Gary Versace" よりお入りくださ
い。

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Thomas Marriott

Category: organ (第2期)  

Movin' & Groovin' / Jake Langley

Movin  Groovin  Jake Langley (g)
  Joey DeFrancesco (hammond B3)
  Byron Landham (ds)
  
  ACD62212 (ALMA) 2006 Tronto, Canada

  01. Dis Here
  02. Jeanine
  03. Who Can I Turn To
  04. Uptown
                    05. Canadian Sunset
                    06. Jingles
                    07. Take It Easy
                    08. Minor League
                    09. Crazy She Calls Me

Jake Langleyはカナダのギタリスト。このブログでもSam Yahel(org)参加の"Here & Now"(別頁あり)で記事歴がありますが、本作では、オルガンにJoey Defrancesco(B1971)が参加しており、このコンビでは過去に2004年にアルバム"Diggin' In"のリリース歴があり本作は2作目ということになります。
Defrancescoに関しては、早熟の天才として10代でのデビュー以来、大きな期待を持って見守ってきてはいるのですが、私が思うような変化を見せてくれな
いこともあり、以前は、ほとんどのアルバムをチェックしていたのですが、最近は、全作をチェックする状態ではありません。しかし、こうして時々その進化
を期待してはチェックしているというオルガニストで、本作も購入のターゲットは、Joeyです。

さて、本作でのDeFrancedcoですが、父親がやはりジャズオルガニストということで、小さい頃からオルガンに接してきたこともあり、そのオルガンの扱いも
手慣れたもので非常に上手いと思えるものがあり、テクニックも、オルガン界トップクラスと言ってよいものを持っています。
彼のオルガンは、初期段階で御大Jimmy Smithの多大な影響を受けており、それが彼のオルガンのベースでもあり、出発点ともなっていますが、その辺は、
彼の初期アルバムを聴けば、そのほとんどに濃厚なSmithの影を見ることができます。彼の少年時代のアイドルは、JimmySmithであり、大きな存在であった
ことも伺い知れ、この辺は、ほとんどのミュージシャンがそうであるように、彼の場合はJimmy Smithの影響下からプロとしてのキャリアをスタートさせた
と言っていいでしょう。
そんなことで、10代でのプロデビューでもあり、大きな可能性を秘めたオルガニストということで、Smithの影響圏から徐々にはずれ、独自の形を見せて
くれるものと大いに期待し見守り続けてきているのですが、初期段階からは、多少の変化は見せてはいるものの、本作でもそれは、私の感覚からは独自の形
とは認めがたい範疇に入るものであり、これだけ上手いオルガニストでありながらもったいないとも思ってしまうのです。そして穿った見方をすれば、この
上手さ、器用さが進化にブレーキをかけてしまったとも思えるのです。
これまでの彼の状況と年令、そして音創りの姿勢においてeasyな方向に走りやすいという彼の資質を考えると、その可能性も徐々に小さなものになってきて
いると言わざるを得ないのですが、Smith 直系の上手いオルガニストとして終わってしまったとしたらあまりにも惜しい才能とも思ってしまうのです。
本作でも曲により、コンテンポラリーな質感を漂わせたキレキレのプレイが飛び出し思わず身を乗り出すような展開も見せたりと、この部分で本人の強い
意志があれば、元来持っているそのすばらしい才能も開花されるだろうとも思えるのですが、と思うと曲によりSmithそのものといったオルガンが飛び出し
たり、どうも理解に苦しむところです。
先人の創り出したスタイルの中で単に楽しければというeasyな方向に走りやすいというのが彼の資質でもあるようですが、本人の意識改革さえあれば、
その才能も生きるであろうと思えるのですが..........。デビューが早かっただけに、すごいベテランであるかのように感じますが、まだ40、ここで奮起して
何とかこの流れを変えてもらいたい、そして何とか一発逆転の大ホームランを期待したい。頼むよ!

さて、遅くなってしまいましたが、リーダーのJake Langley、前述のSam Yahel参加のアルバムで見せた、かすかなコンテンポラリー感は、やはりオルガン
がJoeyであることもあり、ブルージーなテイストある典型的メインストリーム系のギタープレイで通しており、本作全体の印象も従来型の極めてオーソドック
スなギター-オルガン・トリオと呼べるものになっています。JakeにしてもJoeyにしても、確かな腕を持ったご両人なので、そこにコンテンポラリーな質感、
そして従来なかった新しいものを求めないのであれば、まさに本道を行く上質な楽しめるオルガントリオ盤として高評価の内容となっています。
しかし、前向きにという私の枠からは、ちょっと外れてしまう内容であることが残念です。

追記)Joey DeFrancescoに関し、批判的内容を含む記事となってますが、オルガンに関わりの深い私にとって、また同様に関わりの深い当ブログとして、
   現在オルガン・シーンを語る上で、その中堅的存在として、アルバムリリースも非常に多い彼の評価は、避けて通れないもであり、多くのDeFrancesco
   ファンに対する攻撃的意図は全くありませんので、これもDeFrancescoへの期待の表れとご理解ください。

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Joey DeFrancesco
Jake Langley


Category: piano (第3期)  

Trio / Chris Gestrin

Chris Gestrin

Chris Gestrin (p)
Andre Lauchance (b)
Dylan Van Der Schyff (ds)
Recorded at the Western Front, Vancouver BC, April 10th and 11th 1999
MAX0066CD (Muximum Jazz) 2000

Chris Gestrin(B1972)はカナダのピアニスト。とは言ってもオルガンや各種キーボードでの
プレイも多く、広い活動をしてきている。先進性あるコンセプトの持ち主だけに、彼のオル
ガンもチェックしてみたいと思っているのですが、入手しずらく、現在のところ確認できて
おりません。
本作は、彼の初期作でピアノトリオとしては、比較的オーソドックスなスタイルでの一作と
なってますが、後に、Ben Monder(g)参加の "Distance" や、最新作 となる"The Melody
That Is"などではフリー寄りのプレイも見せており、versatileなタイプのマルチ・キーボー
ダーと言ってよいのだろうか。
内容は、Gestrin曲3、メンバー3人共作曲3、他スタンダードなどで全11曲。

Gestrin を初めて聴いたのは本作なのですが、冒頭の曲あたりのイメージから、第一印象と
して、星の数ほどいる奇麗系の叙情派かと思ってしまったのですが、聴き進めていくとその
一聴してオーソドックスな中に現在の彼に繋がっていくような、かすかなその種の匂いも感
じ取ることができます。
スタンダードナンバーやおなじみのジャズメンのナンバーにおける解釈にも曲者ぶりが感じ
られます。
Dylan Van Der Schyffの多彩なドラミング、Andre Lauchanceのベースプレイなど、いずれ
もボンヤリ聴いていると聴き逃してしまう地味さはありますが、同様にやはりなかなかの曲者
とみました。
そんなマイルドな表向きとは裏腹に奥に辛口を潜ませたような本作ですが、Gestrinのオリジ
ナル T10 "Waiting for April" は、ストレートな表現で素直に美しいと思える一曲。
叙情性ある表現においても一級品であることを見せてくれる。

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Chris Gestrin

Category: organ (第2期)  

Exit 13 / Cuenca-Koehler-Stryker

Exit 13
  1.Miss C's Shuffle
  2.Exit 13
  3.Slow Hot Wind
  4.Big Ed
  5.Ritha
  6.Minor League
  7.Happy
  8.It's Easy to Remember
  9.Croquet Ballet

Sylvia Cuenca (ds)
Kyle Koehler (org)
Dave Stryker (g)
Recorded May 2002 in New York
CD 002 1475 (Etoile Records)

女性ドラマーのSylvia Cuencaを中心とするユニットですが購入のターゲットは、若手オ
ルガン奏者Kyle Koehler(カイル・コーラー)。

Kyle Koehlerについては、2004年頃だったと記憶しますが、来日もあり話題になったり、
4~5年ぐらい前まではサイドメン参加のアルバムリリースなどの情報は入っていたのです
が、ここ最近は情報なく、その存在もすっかり忘れていましたが、しばらくぶりに本作を
見つけ出し、思い出しました。
簡単に忘れては困るというレベルのオルガニストなので、自分の備忘録も兼ねて、この機
会についでに記事としておきましょう。Kyleの年令についても、はっきりしませんが本作
録音時点では間違いなく若手、白人オルガニストです。

さて、本作ですが全体の印象としては、白人オルガニストということでコテコテ感は、あ
りませんが、適度にブルージーな雰囲気を漂わせたギター・オルガントリオとしての王道
系サウンドと言ったところでしょうか。しかしながらこのあたりは、先輩格のギターであ
る Strykerの存在も大きく関わっているのではと思います。Strykerは、彼の持ち味を十分
に発揮し、ブルージーに、そして時にはオクターブ奏法なども交え、このグループの王道
カラー創りの中心となってプレイしており、後輩のKyleとしては、Sylvia姉御とDave兄貴
に挟まれて、もうこの流れでいくしかないでしょう。Sylviaのドラムスも女性とは思えない
タフな叩きっぷりで、しっかり締めています。
しかしながら、基本王道系のオーソドックスな流れではありますが、Kyleのオルガンには、
同じ白人オルガニストGoldingsゃYahelなどに通じるコンテンポラリーな質感もわずかに
感じることもでき、その辺、本作だけで彼の本質は掴みきれず、また彼の考え方にもより
ますが、今後の流れにより、その感性の質も変化していく可能性も大いにあり、注意深く
見守っていく必要ありと感じていたのですが、情報が入らなかったこともあり、いつのま
にか忘れた存在になっていました。
これを機会に、また注意を向けていくことにしましょう。しかしその後Kyleは、どうして
いるのであろうか。



Sylvia Cuenca(ds) Ed Cherry(g) Kyle Koehler(B-3org) "Caravan"
大阪中之島公会堂 2004.8.4

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Silvia Cuenca

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