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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 05 2011

Category: guitar (第2期)  

Places You Go / Brad Shepik

Places You Go-1 Places You Go-2

Places You Go-3  1.Temoin
  2.Air
  3.Return
  4.Crossing
  5.Five and Dime
  6.The South
  7.As Was
  8.Frozen
  9.Batur
  10. Tides

  Brad Shepik (g)
  Gary Versace (Hammond B3)
  Tom Rainey (ds)
  SGL SAI562-2(SONGLINES) 2007

Brad Shepik(B1966)は、米国ワシントン出身のギタリスト。
本作は、organにGary Versace、drumsにTom Raineyという先進性も備えたスタッフを
擁してのオルガン-ギタートリオ作ということで、期待も大きく膨らみます。
内容は、クレジットなくはっきりしませんが、ほとんどがShepikのオリジナルと思われる
全10曲。
Shepikですが、彼はPaul Motian のElectric Bebop BandにもRosenwinkelとのツインギタ
ーで参加歴があり、時折見せる浮遊感ある表現やMonderを思わせるアルペジオまがいの表
現など、やはりブルックリン系の匂いを強く感じさせるギターという印象を持ちます。
一聴して、音使いもノーマルだし引きつけられるようなキャッチーなハデさもなく、また昨
今のギタリストに多い超絶的テクニックを売りとして、それで押し切ってしまうというタイ
プでもないのですが、冷静沈着、クールなプレイぶりは個性的だし、言葉として表現しにく
いところだが、何か表面に表れていない奥の部分に何かを潜ませたような、ナイーブで、あ
る種のミステリアスなものも漂わせるそのギターは、不思議な魅力を持っている。
時折入る欧米系以外のものをイメージさせる旋律、そして変拍子曲などコンポジション面で
も個性とともに光るものがあり、地味ながらなかなかの曲者という印象です。
年齢的には、Ben Monder(B1962)などより4才ほど若い中堅といったところ、先が楽しみで
す。
Versaceですが、今世紀初めのデビューした頃は、コンテンポラリー系とは言っても、比較的
ノーマルなメインストリーム系の雰囲気も漂わせるオルガニストでしたが、ここ数年の多くの
経験が生き、今やコンテンポラリー系を代表するほどの勢いを見せており、本作でのこういっ
たメンバーの中にあっても違和感がないどころか、中心的存在としてのプレイぶりは、何とも
頼もしい限りです。
かつてオルガントリオと言えば、ブルージー、ファンキー、グルーヴィー.........といったイメ
ージが相場だったが、こういったモダニズム溢れたクールなサウンドに出会い、多少の進化も
感じとれるのは、このマイナーなエリアをずっと見守ってきた私としては、うれしいところで
す。
21世紀の空気感を漂わせたギター - オルガン・トリオとしてなかなかの好内容の、そして
Tom Raineyのdsの威力も見逃せない一枚。



Concert of Brad Shepik Trio at Café Wilhelmina.
Brad Shepik(g) Gary Versace(org) Tom Rainey(ds)

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Brad Shepik

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