前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 05 2011

Category: organ (第2期)  

Gary Versace / Time and Again

Time and Again  Gary Versace (org)
  John Abercrombie(g)
  Rich Perry (ts)
  Billy Hart (ds)

  Recorded December 2004
  SCCD 31572 (SteepleChase) 2005

  01. Homeland
  02. 222
                    03. First Things Last
                    04. Excuse My Shoes
                    05. Time and Again
                    06. Ours
                    07. Russian Playground


Gary Versaceは、本作以前にもギタリストのJay AzzolinaやSheryl Baileyなどとのアルバムにサイドメンとして参加しているのですが、それらは日本の市
場には、ほとんど入ってこなかったので、このSteepleChaseというメジャーレーベルからの本作が、オルガニストGary Versaceの実質的な日本初登場盤と
なったように記憶してます。
「オルガン=黒っぽい」というような固定したイメージが蔓延している中、それとは違った感性を持ったオルガンに飢えていた頃でしたので、Abercrombie
の参加という魅力もプラスされ、私も即買いしたのは言うまでもありません。
当時は、私のorganに求める方向性にも合う新人のorganistということで、上記参加作のアルバムも既に聴いていましたが、当時の印象としてGoldingsや
Yahelと音楽的方向性で近いものがあるものの、彼らよりは、ややメインストリーム寄りの感じでしたので、先進性に溢れたorganistとしてうまく伸びてく
れるのか半信半疑で見守ってきたのですが、特に2005〜6年頃からは、多くの実戦で鍛え上げ、急速な成長を見せているのは、何ともうれしい限りです。

内容の方は、Versace曲6、Abercrombie曲1の全7曲ということで、Versaceのコンポーズ面での能力も見せてくれた1枚となっています。
リーダー作ではありますが、Abercrombieという大先輩との共演ということもあり、彼ら先輩を支えるという意識もあるのか、プレイの印象としては抑え
ぎみで、地味な印象も受けますが、Abercrombieというギタリストの感性が、Versaceに潜む新しい感性を引出し、クールでコンテンポラリーな感覚に溢
れた作品に仕上がっており、ここでのAbercrombieとの共演は、後のVersaceにとって大きな意味があったのではないだろうか。
Abercrombieのデリカシーに富んだギターもいい味を出しており、シブいという表現が似合う魅力に溢れたベテランになってきたといったところでしょうか。

Gary Versaceに関しては、このブログでは多数関連記事がありますが、必要な方は → こちらから


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Gary Versace

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Category: organ (第2期)  

Learning to Count / Brian Charette

Learning to Count





  Brian Charette (Hammond B3 Organ)
  Mike Dirubbo (as)
  Jochen Ruckert (ds)
  Recorded October 2009
  SCCD 31710 (Steeplechase) 2011

Brian Charette(B1972)は、このブログでも "Upside"(別頁あり)でとりあげたことがあり
ますが、その時はサイドメンとして入っていたBen Monder(g)を目当ての購入でした。
その前作では Monderが十八番とも言えるアルペジオを完全封印し、ストレートなオルガ
ン・ギタートリオ盤として好内容の一枚となってましたが、本作はMonderに替わりハー
ド・バッパーとも言ってよいasのMike Dirubbo(B1970)を迎えたオルガン・サックストリ
オというフォーマットになっています。勿論、購入のターゲットはBrian Charette、若手
でもありますので、前作からの進化もチェックしたいところです。

内容は、Charette曲8、他はW.Shorter曲、J.Lewis曲、S.Winwood曲各1の全11曲。

Charetteのオルガンは、前作と比べ大きな変化は見られませんが、そのプレイに多少、
モーダルな傾向が増し、より今の空気感も感じられるとの印象も受けます。まだ30代と
いうことでこのぐらいの時期は、一作ごとに大きな変化、進化を見せる場合もあるので、
そのあたりに期待もしていたのですが、まあ考えてみれば前作から、およそ1年後の録音
ということでこんなものでしょう。

Charetteのオルガンは、モーダルにクールに、そして泥臭さのない洗練された質感を漂わ
せ、21世紀のスタンダードとも言えそうなオルガン・トリオの一つの形を見せてくれてい
る。都会的でアカ抜けした、そしてオリジナル曲にもセンスを感じるオルガンである。
Shorter曲のT3 "Juju"やオリジナルのT9 "Good Tipper" などにおけるソロを聴くと左手
ベースラインの間に右手のコードバッキングなどを挟むあたりは、元来ピアニストであっ
たことを思わせるものがあり、アキの無い右手を使ってでも入れたかったのであろうその
ちょっとしたアクセントは、4ビートのドライブ感ある曲においては、いい味付けとなって
いるようだ。他のオルガニストがあまり見せないそんなところも彼のオルガンの魅力かも
しれない。
また、オルガンの場合、Jazzの本道から多少アウトしたところで勝負する人も多く、また
それが魅力となっているとも言えるのですが、Charetteは、まだ2作品しか聴いておらず、
今後どんな変化を見せるかわかりませんが、現在のところでは、しっかりと本道に近いと
ころで勝負するタイプのようです。このあたりは、貴重な存在でもあり大事にしてほしい
ところです。
年代の近い同じオルガニストでも、比較的キャリアのあるSam YahelやGary Versaceを
除けば、方向性の近いところでPat Bianchi, Jared Goldあたりが思い浮かぶのですが、
Goldが持つようなブルージー、アーシー感は薄く、よりクールなという印象を受ける
Charetteのオルガンですが、それだけに同時に、ちょっとおとなしいというような印象も
持ってしまいます。ただ、今世紀初め頃は、ピアニストとしての活動が多かったCharette
は、推測ですがオルガニストとしてのキャリアはまだ浅く、その点を考慮すれば、現時点
でこれだけ魅力的な彼のオルガンは、今後伸びる可能性を秘めているとも言えるでしょう。

アルトのDirubboてすが、安定したプレイで上手さも感じるアルトで、その淀みないソロは
本作の高評価にも大いに貢献していると思うのですが、ただ、こういう編成だと主役はアル
ト、テーマとそれに続くソロというおいしい部分は、アルトの担当が多く、Charetteのオル
ガン目当ての私としては、その辺に不満も残るというものです。しかもソロが終わればバッ
キングもなしで、Charetteのソロは常にdsとのデュオという形になってしまうということで、
前作のように比較的対等の立場も築けるというギター・オルガントリオという形の方がサウ
ンドの安定とやりとりのおもしろさもあるというのが私的感想でもあり好みでもあります。
Charetteは、オルガニストとしてのキャリアもまだこれからという時期、そしてこの貴重な
感性、刺激によっては大きな化学反応も望めるということで、共演者の人選も非常に重い意
味を持つ時期にさしかかっていると思う。
Brian Charette(org)-Gilad Hekselman(g)-Ari Hoenig(ds), こんなトリオで聴いてみたい
................無理か!

Charetteのオルガンが、これだけ魅力的であれば、3ヶ月後の録音になる本作とは逆に
Dirubboリーダー、Charetteサイドメンの "Chronos" も聴いてみなければならなくなった
ようです。

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Brian Charette

Category: Gallery > Matchbox  

Matchbox Art Gallery-8

            
                           

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Category: piano (第3期)  

Trio / Maj-Britt Kramer

MAJ-BRITT KRAMER

Maj-Britt Kramer (p)
Jens Skou Olsen (b)
Benita Haastrup (ds)
Recorded August 2006 and January 2007 CAL1073(Calibrated)

デンマークの女性ピアニスト Maj-Britt Kramer のトリオによる2008年作。
内容は、Kramer曲3、Olsen曲1、Haastrup曲1、他3曲の全8曲。

今まで出会ったことのないすばらしい感性との出会いを求めて終わりの無い旅を続けるおいら
は、そう、初ものハンターなのだ。しかし何も好き好んで初もののハントばかりしているわけ
ではない。これは、という獲物に出会い、過去盤掘り起こしからそのアーティストの全てのも
のを聴いてみたいと思わせる展開になることを望んでいるのだが、最近は、なかなかそういう
強烈な出会いがない。リリースしてしまうような獲物にしか出会わないのだ。
今回記事のMaj-Britt Kramer(初ものなので読み方もわからない、メイ・ブリット・クラメ
ル?)も、初の出会いですが、印象は決して悪くはない、しかしながら逆に強く惹き付けられる
部分もない。はっきり良くないのであれば、即売りという判定がくだせるのだが、内容は二度
と聴きたくないという類いのものではなく、そこそこ良いのだ。しかし何度もリピートしたく
なるというものでもないしなあ..........。

彼女の経歴など詳しいところは、わからないが、ジャケットを見てもわかる通り、決して若手
ではなく、中堅からベテランといったキャリアと推測しますが、ということは今後の著しい進
化も期待できないと見るのが妥当なところでしょうか。
まず美しいピアノの音が印象的です。彼女の楽曲もオリジナリティーに溢れた美しいもので、
歌心もしっかり持ってます。特に大きな欠点は見当たりません。
ということで、どこかほんの一部分でもいいので、強く惹かれる突出したところがあれば、そ
こをきっかけとして、突っ込んで聴いてもいけるのですが、平均的に良いというタイプなので
しょう。良いにせよ、悪いにせよ、その普通でない部分があればこそ記事にもしやすいのだ
が、こういうのはブロガー泣かせだ。
キレイなだけでなくどこかエグさも持っている、他はダメでも突出した部分があるといった個
性派に私は心惹かれるようです。
そんなことで、ちょうど字数も整ってきたので、本日の記事はこの辺にしておこう。

JAZZ-piano 38

Category: Gallery > ねこばなし  

Introducing Shirou !

嫁の実家の駄猫のシロウ君

おいらシロウ(四朗).............つっても、ご主人さんがいつのまにか付けちまった名前、
なぁんか、おいらニャア、ピンっとこねえんだよね!
何でも、ご主人さんとこは、娘が3人だとか、そいでもっておいらが4番目っちゅうこと
らしいんだが、おいら、基本は流れ者の一匹狼、姉ちゃんが3人いる一匹狼なんて、
なんだかカッコ悪いやねえ。
今は、旅の途中でご主人さんとこに引っかかっちまって厄介になってるっちゅうか、
まあ無理矢理引き止められて、おいらもどうしたもんか困ってるとこだ。
ご主人さんは、自分のことは棚に上げて、おいらを駄猫なぁんて言ってるけど....................
まあ確かに......................このていたらく、違えねえやねぇ。おいらもちょっとだけ納得よ!
おいら、ちゃぁんとしろなんて言われても無理だよね、おいらは、勝手気まま、自由が
生きがいの流れ者だかんね。


庭の畑でゴロン!(無防備にも、ひたすらいい調子で寝ているシロウ君です。それにしても
真っ昼間から畑のど真ん中でこのていたらく、流れ者としての鋭敏な感性は全く感じられ
ません。やっぱり駄ネコ!)
春眠暁を憶えず、つぅか春だよねぇ。自由、寝床・食物の心配なし................天国だあ。
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せっかくいい調子で寝てるっちゅうに、バチバチ写真なんかぁ撮るもんだから、
寝られりゃしねえ!ご主人さんも何を考えてるっちゅうのか、困ったもんだよね!
Shirou-2.jpg


駐車場の脇でゴロン!
おっ、いけねぇ、おいらのタマちゃんが......................丸見え.....................!
しかしまあ何だな、こんなしょうもねえ写真ばっか撮って喜んでるご主人さんも
おいら以上に駄目な奴かもよ!
えっ、駄嫁のダンナの方は、どんな奴かって? ブフッ(吹)。
でけえ声じゃ言えねえけんどよ.................おいら駄々夫ちゃんて呼んでるんだぜ、ブフッ。
フニャ、フニャ、フニャニャニャニャン................(爆、爆、爆....................)
今日のところは、これぐれえだ。まあ気が向いたらまた顔出すかもよ!
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Gallery-ねこばなし-1

Category: guitar (第2期)  

Places You Go / Brad Shepik

Places You Go-1 Places You Go-2

Places You Go-3  1.Temoin
  2.Air
  3.Return
  4.Crossing
  5.Five and Dime
  6.The South
  7.As Was
  8.Frozen
  9.Batur
  10. Tides

  Brad Shepik (g)
  Gary Versace (Hammond B3)
  Tom Rainey (ds)
  SGL SAI562-2(SONGLINES) 2007

Brad Shepik(B1966)は、米国ワシントン出身のギタリスト。
本作は、organにGary Versace、drumsにTom Raineyという先進性も備えたスタッフを
擁してのオルガン-ギタートリオ作ということで、期待も大きく膨らみます。
内容は、クレジットなくはっきりしませんが、ほとんどがShepikのオリジナルと思われる
全10曲。
Shepikですが、彼はPaul Motian のElectric Bebop BandにもRosenwinkelとのツインギタ
ーで参加歴があり、時折見せる浮遊感ある表現やMonderを思わせるアルペジオまがいの表
現など、やはりブルックリン系の匂いを強く感じさせるギターという印象を持ちます。
一聴して、音使いもノーマルだし引きつけられるようなキャッチーなハデさもなく、また昨
今のギタリストに多い超絶的テクニックを売りとして、それで押し切ってしまうというタイ
プでもないのですが、冷静沈着、クールなプレイぶりは個性的だし、言葉として表現しにく
いところだが、何か表面に表れていない奥の部分に何かを潜ませたような、ナイーブで、あ
る種のミステリアスなものも漂わせるそのギターは、不思議な魅力を持っている。
時折入る欧米系以外のものをイメージさせる旋律、そして変拍子曲などコンポジション面で
も個性とともに光るものがあり、地味ながらなかなかの曲者という印象です。
年齢的には、Ben Monder(B1962)などより4才ほど若い中堅といったところ、先が楽しみで
す。
Versaceですが、今世紀初めのデビューした頃は、コンテンポラリー系とは言っても、比較的
ノーマルなメインストリーム系の雰囲気も漂わせるオルガニストでしたが、ここ数年の多くの
経験が生き、今やコンテンポラリー系を代表するほどの勢いを見せており、本作でのこういっ
たメンバーの中にあっても違和感がないどころか、中心的存在としてのプレイぶりは、何とも
頼もしい限りです。
かつてオルガントリオと言えば、ブルージー、ファンキー、グルーヴィー.........といったイメ
ージが相場だったが、こういったモダニズム溢れたクールなサウンドに出会い、多少の進化も
感じとれるのは、このマイナーなエリアをずっと見守ってきた私としては、うれしいところで
す。
21世紀の空気感を漂わせたギター - オルガン・トリオとしてなかなかの好内容の、そして
Tom Raineyのdsの威力も見逃せない一枚。



Concert of Brad Shepik Trio at Café Wilhelmina.
Brad Shepik(g) Gary Versace(org) Tom Rainey(ds)

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Brad Shepik

Category: organ (第2期)  

Poisson Nageur / Gerard Marais

Poisson Negeur

Gerard Marais (g)
Emmanuel Bex (org)
Aldo Romano (ds)
Recorded 1992 AU Studio M.C. Limited (Paris)

購入ターゲットは、オルガンのEmmanuel Bex(B1959)。
Gerard Marais(B1945)は、フランスのギタリスト。このブログでも記事歴のある同じフ
ランスのMarc DucretやClaude Barthelemyより一回り上の世代で、彼らの派手なプレイ
スタイルと比べると地味な印象を受けるが、70年代以降、フランスのJazz Sceneを支えて
きた重要な存在であり、80年代以降 ギターによるビッグバンドを結成するなど、その活動
は多岐に渡っている。
彼は、テクニックにまかせて弾きまくるようなタイプではなく、本作での彼のプレイも
間の取り方、フレージングなどの端々に非常にセンスの感じられるものとなっている。
その音処理には、同世代のAbercrombieや一世代若いScofieldなどを意識したような部分
も感じられ、ベテランではあるが研究心旺盛なところも見せてくれる。
こういったオルガン・トリオというフォーマットでのプレイもめずらしく、彼を知る上で
は貴重な一枚と言えるでしょう。

さてBexですが、本作録音時は30代前半ということで、彼のキャリアからすれば、まだこれ
からという時期になりますが、すでにその個性的なスタイルは、できつつあり、若い頃から
独自の道を歩んできたOrganistであることを確認できます。
同じフランスには、Organistとして大先輩のEddy Louissがおりますが、おそらく何らかの
接点はあったのではと思います。
本作では、リーダーでもある先輩のMaraisのバックにまわり、終始堅実なプレイを見せてい
ますが、随所に光るものも感じさせ、若き日の個性派Organist Emmanuel Bexを知る上でも
貴重な一枚となっています。

Bexに関しては、このブログでは、多数関連記事がありますが、ここに表記しきれませんの
で、必要な方はお手数ながら検索 "Emmanuel Bex" またはカテゴリー "organ" よりお入り
ください。


Seamus Blake Quartet Live at Swing Hall

Seamus Blake (ts)
David Kikoski (p)
Matt Clohsey (b)
Ari Hoenig (ds)
at Swing Hall Musashino, Tokyo on May 15, 2011

Live Reportとして一つのまとまった記事にするつもりでしたが、今週は時間がとれません。
簡単に書いておきます。
ここ武蔵野スウィングホールは、昨年9月のAlessandro Galatiソロ・コン以来、久しぶりです
が、程よいサイズと階段教室状のつくりが非常に見やすく、プレイヤーの息づかいまで聴こえ
るほどの距離感は小編成のコンボを聴くには、非常に良い環境です。
Seamus Blake Quartet Japan Tourのラストということで、特に年長のKikoski さん、ちょ
っとお疲れのようで、曲が終わるたびにピアノに寄りかかったり、足を組んだままプレイ始ま
ったりと、外見に似合わずなかなかのヤンチャなオジさんでしたが、曲が始まり乗り出すと、
完全に入ってしまいアブナイ人に豹変、紅潮した顔を激しく振りながらモーダルに攻めまくっ
てました。なかなかのキャラです。それを見たSeamusがニヤリと笑うといった塩梅です。
Ari Hoenig、アイデア豊かで多彩なプレイは、まだまだ伸びる可能性を感じます。このタイ
ム感覚と瞬間のキレは、やはり限られた人と感じられるものがあります。期待通りの使い手
でした。
どっしり安定した力強いプレイで貫禄も感じるSeamusと、まずは満足のLiveでした。

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Emmanuel Bex

Category: sax (第2期)  

Riverview / Brian Patneaude



  1.Riverview
  2.By Reason of The Soil
  3.Jolo
  4.The Cost of Living
  5.Release
  6.Drop
  7.Chelsea Bridge
  8.Life as We Know It

Brian Patneaude (ts)
Mike Moreno (g)
Jesse Chandler (org)
Danny Whelchel (ds)
Recorded September 23, 2008 at Bender Studios, Delmar, NY  
WEPA 0209 (WEPA RECORDS)

内容は、Patneaude曲6、Don Grolnick曲1、Billy Strayhorn曲1の全8曲。
本作は、メンバーとしてMike Moreno、Jesse Chandlerの参加が魅力となり購入に至った
という背景もあるのですが、この2人のコンビは以前、Chandlerの2004年リーダー作とし
て"Somewhere Between" (FSNT)で体験済みでそのアンビエントなサウンドが魅力でした。
これは、余力があったらいずれまた記事としてUPしましょう。

さてBrian Patneaude(B1974)ですが、彼は生まれ故郷であるNY州のオルバニー付近をホー
ムグラウンドとしてずっと活動してきており、本作は彼名義のアルバムとして通算4作目と
なります。
バリバリ吹きまくるというタイプではないこのテナーは、力強さとともにゆったりとした
スケール感のあるブロウにより広大な空間を描いてゆきます。
僅かなアンビエント感と常に今を漂わせるクールな空気感がこのテナーの持ち味のようだ。
このPatneaudeのテナーに寄り添うChandlerのオルガンも、あくまで抑え気味にシルキー
な環境を創り出しており、それぞれのソロは、もちろんあるのだがソロを楽しむというより
4者によるトータルな音としてとらえるべき作品なのかもしれない。
そんな全体に淡い霧がかかったような空間を感じる本作ではありますが、随所に表れる
Morenoのギターが霧中の光のごとく、淡く、時に鋭く輝きを放ち、存在感を見せており、
本作の大きな魅力ともなっています。その新鮮なセンスからは、コンテンポラリーな Jazz
Guitar Scene においてますます重要な存在になってきたという印象を持ちます。
Morenoの新作 "First in Mind" は、まもなくリリース予定されており、注目するところで
す。
クールに洗練された現代感覚とともに僅かなアンビエント感も漂う今を感じるJazz!


CD release performance for "Riverview"
Brian Patneaude(ts), Mike Moreno(g), Jesse Chandler(org), Danny Whelchel(d)
at Massry Center for the Arts, Albany, NY - 2/7/09.

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Brian Patneaude

Category: Gallery > CD Jacket  

Original CD Jacket 7

      The Look of Love

    )この Original Jacketは、あくまで個人使用目的で作成したものです。
      商用への転用、転載等はご遠慮ください。
      ご理解のほど宜しくお願いいたします。

Gallery-CD Jacket-7

Category: vocal  

Ann Thomas / Sweet and Swinging

Ann Thomas




  Ann Thomas (voc)
  Erik Doelman (p)
  Jeroen Manders (ss, ts)
  Erik Robaard (b)
  Wim Kegel (ds)
  AL73142(A-Records) 1998

1.I've Got Beginner's Luck
2.This is where I Came In
3.You're Laughing at Me
4.There'll Always be Another Spring
5.With a Song in My Heart
6.The Best Time in My Life
7.You've Done Something to My Heart
8.You'll Never Know
9.So Blue
10.That's the Beginning of the End
11.All Through the Night
12.Why Did I Choose You
13.Dream Dancing

普段、一枚のCDを通し聴きしない私は、その時の気分でお気に入りの2~3曲をといった聴き
方が多い。
そんなつまみ食いの好きな私ですが、この盤のように後にも先にも1曲しか聴かないといった
極端なのもめずらしい。
他は全く反応しないが、1曲だけは無条件に反応する。私にとっては抜群にいい曲、ツボを知
っているニクい曲なのである。
T6 "The Best Time in My Life" だ。
私がVocalに求めているものが、全てとは言えないが、そのおいしい部分が満足できるレベル
で多く含まれている1曲である。
1曲だけというのも寂しいが、それがAnn Thomasということなのだろう。

でも、この曲に反応する人っておそらくいないでしょう。それぐらい人の感性とは違うもの
だし、受取り方も驚くほど違うというのが人の感性のデリケートなところ。
そんな同じような感性を持った方がいたらぜひ出会ってみたい。
このブログを始めたきっかけの一つは、自分と同じような感性を持って、同じような受取り方
をする人が世の中にいるのだろうかという単純な興味でした。
部分的には同じような感覚を持っていたとしても、多くの部分で共通性を見出せる人は、
まずいないとみているのですが......................。

JAZZ-vocal 16

Category: organ (第2期)  

3osity



Dave Corbus (g)
Pat Bianchi (Hammond B3 Organ)
Todd Reid (ds)
Recorded July 5, 2005 (CAPRI74077-2)

アルバムタイトルとなっている "3osity" はDave Corbus(B1960) をリーダーとするグル
ープだが購入のターゲットはPat Bianchi(B1976)。
集中的なBianchi追尾態勢の中から、掘り起こした過去盤である。
このグループは、結成時の "TRI-OCITY" という名称を "3osity" に改名したようだ。
内容は、CorbusとReidの曲がそれぞれ1曲ずつの他は、M. Tyner、T. Monk、K. Dorham
などからJ. Hendrixの曲に至るまで、彼ららしい選曲の全11曲。

録音日を見ると既に記事歴のある "East Coast Roots / Pat Bianchi"(別頁あり) からわずか
2ヶ月後ですから、ほぼ同時期になるんですね。メンバーの違い、そしてサイドメンとして
というあたりが、音楽にどのような違いとして出るのか、あるいは出ないのか、その辺も興
味のあるところです。

冒頭1曲目のTyner曲 "Inception" でアレッと思いました。このブログでも記事歴のある
Sam Yahelの "In The Brink of an Eye"(別頁あり)に入っている同曲と全く同じテーマ部の
演奏で、思わずCDを間違えたかなと思ったほどなのですが、良い方に解釈すれば、これは
遊び心でもあり、先輩格 Yahelへの敬意の表れでもあるのでしょう。そしてBianchiは、方
向性の近いオルガニストSam Yahelにも関心を持っていたことがうかがえます。

"East Coast Roots" でもそうでしたが、この頃のプレイには、既に独自性が芽生え始めてお
り、既に記事とした同グループの2002年作 "The Art of the Jazz Organ Trio"(別頁あり)
での平均的プレイと比べると、やや感じられたDeFrancescoの匂いも抜けつつあり、曲に
よっては、モーダル臭も漂わせるスタイルへの変化も見られるなど、やはりこの21世紀、
注目していかなければならないorganistとして再確認したしだいです。

S.Allen曲のT7 "This Could Be The Start of Something Big" では、音使いと高速プレイ
に、強いDefranceso色、そして意外にもK.Dorham曲のT6 "Una Mas" では、ごく部分的
ですが、Barbara Dennerleinのフレーズが聴けたのには、驚きでした。彼の見ていた方向
が、いろいろ見える思いがして興味深いところです。
そして今後は、独自性という部分でより磨きをかけ、進化させた姿を見せて欲しいというの
が私の願いでもあります。

尚、Pat Bianchiに関しましては、文中で紹介している他にも下記記事(別頁あり)もあります
のでご参考まで。
1.Looking Back / Dan Schwindt
2.Back Home / Pat Bianchi

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3osity

Category: Gallery > etc  

秩父

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昔の日本の風景を探しに秩父の方へ行ってきました。
本来の目的は、ちょっと調査したいものがあってのことだったので、そのついでといった
ところです。えっ、何を調査するのかって? そ、それは(汗)、、、、、、ナ・イ・ショ!

ということで秩父、けっして交通の便も良いとは言えないところでもあり、それだけに
シティ・ボーイ(笑)の私が普段目にすることの無いような昔ながらの良い風景をいっぱい
発見しました。


萩平農民歌舞伎舞台棟(普段目にすることもなくなった茅葺きが残ってました。)
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秩父の蕎麦屋(敵の腕を知るには、シンプルなもり、かけが一番。ハシゴそばもよし。)
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Category: guitar (第2期)  

Bandapart



Soren Kjaergaard (wurlitzer, loops)
Jakob Bro (g)
Jonas Westergaard (b)
Jeppe Gram (ds)
Recorded April 14-15, 2004 at Studio Minudio
ILK103 (ILK Records)

デンマークの奇才とも言っていいギタリスト Jakob Bro(ヤコブ・ブロー) を中心とした
グループ Bandapart のデビュー作。
内容は、全曲 keyboard担当のSoren Kjaergaard(セーレン・ヤガード)のオリジナルと
なる全9曲。

Jakob BroのguitarとKjaergaardのwurlitzerが絡み合いながらも生み出すレトロ感に溢
れた郷愁とアンビエントな世界は、ちょうどこのジャケットように哀愁も流れる独特の
世界感があり不思議な魅力を持っている。
Jazzに決まった形を求めてしまう人にはおすすめできない。こんなものをすすめたら、
こんなものはJazzではないと怒られてしまいそうだ。オーソドックスな4ビートJazzか
らは、形とともに感性面でも遠いところにあるJazzだと思う。でもやっぱりJazz、長年
Jazzとつき合ってきた私には、その奥にやっぱり濃いJazzの匂いを感じるのです。
一見、レトロでエコーの効いたチープとも思える、かつアドリヴで聴かせるようなパー
トも少ないというサウンドだが、その計算され、かなり創り込まれた音からは、彼らの
強い意志をもってのプレイであることを感じさせられる。

哀愁がありながらも、決して内省的な暗さはなく、摩訶不思議な音楽、やはり奇才と
言っていいだろう。

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Bandapart



Category: Gallery > etc  

根津のたいやき

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100%近い純度を誇るJazzネタを売りとしていた硬派の当ブログですが、ネタのダー
クさもあり、引く客も多いらしいとか...................?
そこで、別にイメージアップを目論んでいるわけでもないが、ゴールデンウィークで
もあるし、たまにはちょっと明るめのネタでも混ぜ込んで、ごまかすことにしよう。

地道に積み上げて来た硬派、ダーク、ハードボイルドなイメージも一気に崩れさって
しまいそうだが.............."たいやき"である。
たいやきと言えば 浪花屋(麻布十番)、わかば(四谷見附)、柳家(人形町) の御三家が頭に
浮かんでくるのだが、この根津のたいやきは、どうも柳家との関わりがあるらしいが、
はっきりしないので断言はしないでおくことにする。

たいやきのメインは餡。この根津のたいやきもその餡を引き立てるために、あくまで
でしゃばらず、極薄皮のつくりとなっており、脇役として実にいい仕事をしている。
いかに餡をうまく食べさせるか、その辺のところをよくわかっている歌伴みたいなも
のだ。メインとなる餡は、これまたあくまで甘さ控えめで、小豆の香りもしっかり立
てておりいい塩梅だ。そんな人がいるかわからないが、たいやきマニアには、おすす
めできる一品である。
こうしてみると、やはり味は柳家のDNAが入っていることを感じさせるものがあるの
は否定できないところである。
なぜか、CD Reviewみたいな表現になってしまうのは、一種の職業病であり、ご容赦
いただきたい。一点の曇りも無い透明感に溢れた私だったが、このブログを始めてか
ら、悪いクセが付いてしまった。

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  根津のたいやき
  東京都文京区根津1-23-9 (地図)
  Tel. 03-3823-6277
  たいやき 一ヶ 140円



根津神社
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