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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 09 2010

Category: guitar (第2期)  

Oceana / Ben Monder



 
  1. Still Motion
  2. Light
  3. Oceana
  4. Echolalia
  5. Double Sun
  6. Rooms of Light
  7. Spectre

Ben Monder (g)
Theo Bleckmann (voice)
Kermit Driscoll (b) on 3 and 4
Skuli Sverrisson (b) on 6 and 7
Ted Poor (ds)
Recorded at Brooklyn Recording January 25-27 2004
Track 1 recordedat Shelter Island sound October 22, 2004
SSC 1146 (Sunnyside Records)

ちょっと前に、"Upside / Brian Charette" (別頁あり)で初めてこのブログに登場して
もらったBen Monderですが、そのアルバムでは、あくまでオーソドックスな展開の中
で、彼がいったいどんなプレイをするのかという点に興味の焦点があったということで、
本来の彼の姿ではなく、言わば変則的な形でのこのブログ登場となったわけですが、彼
らしいアルバムもUPしておかねばと思い本作を選んでみました。

果てのない宇宙空間をイメージさせられるような、壮大なスケールを感じる音楽である。
そして、ジャズ、ロック、クラシック............だのとジャンルにこだわることが、とても
小さなことに思えてしまうほど、彼のめざしていることがそれらを超えた、遥か先にある
何かであることを感じさせられるような音楽でもある。
いきなり、そんなことを書いてしまうと、どうせジャズ色希薄な、なんだかわけのわから
ない音楽であろうと思われる方も多いかもしれないが、ジャズに形を求めない私にとって
は、りっぱなジャズなのである。いや、むしろそんなことはどうでもよいことで、大事な
のはジャズであるか否かではなく、すばらしい音楽であるか否かである。

アルペジオを駆使しての広がりある空間をイメージさせるのは、言わば彼の形ともなって
いますが、本作でも繊細でしなやかでありながらも強靭なアルペジオ奏法により、その
一音々々が、あくまで温度感の無い光を放つ無数の星のごとく、広大な宇宙空間にちりば
められてゆく様には、言いようの無い不思議な感動を覚える。
そしてそのイメージ創出には、Theo Bleckmann の透明感あるvoiceも大きく貢献してい
ることは言うまでもない。

高い技量を持ちながらも、トータルなサウンドを重視するMonderには、あえて個を捨て
プレイすることのできる、その強い意志も感じとることができる。
しかし、出るべき時には、ためらいなく出るのがMonder。T6 "Rooms ofLight" では、
宇宙空間を飛び交う光を思わせるような、目の覚める光速ソロが走る。ヤッてくれます。
テクニックにまかせ、のべつ幕無しの速弾きがまかり通る昨今、技の使いどころ、そして
キメどころを心得た仕事人である。
いやはや、何ともドラマチックな感動を覚えるアルバムだ。


Theo Bleckmann (voice & loops) and Ben Monder (guitar)
live at the re: thinkjazz festival in Brescia, Italy


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Ben Monder

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