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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 09 2010

Category: piano (第3期)  

The End of a Summer / Julia Hulsmann Trio

Hulsmann-2.jpg

Julia Hulsmann (p)
Marc Muellbauer (b)
Heinrich Kobberling (ds)
Recorded March 2008 Rainbow Studio, Oslo (ECM 2079)

夏の終わりに

今回は、夏も終わろうというこの時期に、タイムリーなアルバムタイトルにつられ、前回
聴いたのも、やはり去年の今頃であったような...........約1年ぶりで聴いた、ドイツ人女性
ピアニストでもありコンポーザーのJulia Hulsmann(B1968)の本作をとりあげてみます。

内容は、Hulsmann曲6、メンバー曲3、他1の全10曲。

モノクロジャケットのイメージを裏切らないECMらしいクールで詩情溢れる音楽である。
Hulsmannのピアノは、メロディーを大事にする、一音を大事にするといった、彼女の
姿勢がよく反映されており、その音数を絞ったシンプル、端正な音楽は、本作のアルバム
タイトルでもある "The End of a Summer" のごとく余韻を感じさせるものとなっており、
そういった彼女の意志の通った一枚となっている。
オリジナル曲以外では、1曲だけSealの "Kiss from a Rose" のカバーがありますが、
Hulsmann は、見事チャーミングな一曲に仕立て上げています。

近年、やたら手数の多いピアノ(まあ、他の楽器においても同じ傾向だが)が多いが、これ
も表現上の必然性がありそうなっているのなら納得できるのだが、のべつ幕無しにこれをや
られると聴く方は疲れる。しかも手癖が多いと、もう興ざめだ。表現者は緩があって、はじ
めて急が生きることを知るべきであろう。そして「ことば少なくして多くを語る」という表
現もあることも知るべきであろう。
Hulsmannの時代に逆らったプレイは、好感度大である。


Julia Hulsmann Trio "The End of a Summer" 02.12.09 Gruner Salon, Berlin


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Julia Hulsmann

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