前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 04 2010

Category: Gallery > CD Jacket  

Original CD Jacket 1

Vocal 1

一枚のCDを通し聴きせず、気分で1, 2曲をピックアップして聴くような聴き方の多い
私は、CDの出し入れに煩わしさを感じ、お気に入りだけを集めた自作Compilation盤
を作ってみました。その内容記録として、必要に迫られ作った簡単なラベルから高じて、
CD Jacket と呼べるような現在の形にまでなりました。
そんなCompi. 盤から始まった Original Jacket ですが、始めてみると市販されている
CDのジャケットも内容とデザインが一致しないなど、満足できるものが意外と少ないもの
で、そんな気に入らないジャケットも、たまに作り直しては、楽しんでいます。

但し、CD Jacketを作るといっても、自分のイメージする写真などの材料があるわけでも
なく、非常に限られた材料しかないという条件、そして日々の限られた時間の中での作成
ということで、ほとんどひらめきだけのスピード作成というものですが、ラフジャケット
あるいはスナップ写真的感覚で楽しんでいただければ幸いです。

尚、著作権などの問題もありますので、展示させていただくものは、限られたものになると
思います。
また、展示物は、あくまで個人使用目的で作成したものですので商用への転用、転載など
はご遠慮ください。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

Gellery-CD Jacket-1

スポンサーサイト
Category: piano (第3期)  

Nightfall / Charlie Haden & John Taylor



Charlie Haden (Double Bass)
John Taylor (piano)
Recorded October 8 & 9, 2003 (Naim)

前回のJean-Paul Bourellyに続く作品としてHaden - Taylorという本作の記事を書くに
あたり、音楽に対し、間口は広く垣根は作らずをモットーとしている私とは言え、なんと
いう節操の無いことかと、我ながらつくづく思うしだいであります。
元来、雑食性の私であり、いろんな要素が混じり合った部分に、新種のものが生まれる
可能性を感じ、自然、指向がそちらの方向にという癖を持っているようです。そんなこと
で、このブログも、この先何が飛び出すか予測不可という内容ではありますが、よろしく
おつきあいのほどお願いいたします。

ということで、今回は脳ミソのモード切替えスイッチを変態モードから真っ当モードに
切換えての記事となります。

Duo作の多いHadenは、近くKeithとのDuo "Jasmine" のリリース予定もあり、Keithが、
久しぶりにトリオとは違ったフォーマットでどんなプレイを見せてくれるのか、非常に
気になるところです。そしてその姿勢により今後の彼もわかろうかという大きな意味を
持つ一枚になるのではと思われます。
そんなことで、ちょっとイントロが長くなってしまいましたが、本盤の相手はJohn Taylor
ということで、リリース当時、即購入したものですが、やっとのUPとなりました。

内容は、Haden曲4、Taylor曲2、その他3曲の全9曲。

デュオという自由度の高いフォーマットにて、Haden(B1937), Taylor(B1942)という2人の
名匠の対話は、幻想的な中にもセンシティブに展開される。
内省的バラードを基軸とした中で2人の感性は、時に一方を際立たせ、時に溶け合いながら
も、飾りを嫌う2人の美意識は、余分な音の排除されたシンプルでクールなリリシズム溢れる
世界を創出している。

このアルバムにも入っているDon Sebeskyの曲 "Bittersweet" のごとくクール & ビター
スウィートな一枚。

JAZZ-piano 11 amazon quick link
John Taylor

Category: guitar (第2期)  

Boom Bop / Jean-Paul Bourelly

Boom Bop  Jean-Paul Bourelly (g, vo)
  Archie Shepp (ts) 1,2,6
  Henry Threadgill (as) 4,7
  Reggie Washington (b) 2,7,8,9
  Slam T. Wig (ds) 6
  Abdourahmane Diop (vo, ds) 1,2,3,6,7,8,9,10
  Big Royal Talamacus (filtered boom bass) 1,2,3,4,6,7,8,9
  Samba Sock (boograboo)1,2,3,6,7,8,9
  Slaka (jimbe) 1,2,3,6,7,8,9

                    Recorded June 1999  PAO-10640 (Pao)

                    01. Gumbe
                    02. New Afro Blu
                    03. Three Chambers of Diop
                    04. Silent Rain
                    05. Root One
                    06. Invisible Indivisible
                    07. Kinetic Threadness
                    08. Brother Boo Bap
                    09. Tara
                    10. Griot Sunset

Jean-Paul Bourellyは、61年シカゴ生まれ。ハイチ人の父とアメリカ人の母を持つ。
コルトレーン - ジミ・ヘンを通過し、ジャズ、ロック、ブルース、ファンクなどが混ざり合った汎黒人音楽の最前衛に位置するミュージシャンと言ってもいいか
もしれない。

内容は、自作曲とメンバーとの共作曲による全10曲。

Jimi Hendrixの影響を強く感じるフリー系ファンクロックといったものを基調としながらも彼のギターからは、ColtraneやAylerからの影響ともとれるフレーズ
も感じ取ることができる。また本作では、Abdourahmaneのヴォーカル参加により、強烈なアフリカンテイストも加味され、みなぎる生命力と黒い哀愁渦巻く
中、Bourellyのダーク、ソリッドなギターが炸裂し、過去、例を見ないような独特の世界を創り出している。Abdourahmaneの参加は、この特異な空間創出に
大きく貢献していると言っていいでしょう。

Sheppのテナーは、こういう空間に実にによくハマる。強烈な体臭をまき散らすBourellyのギターと絡んでも、負けず劣らず、さらに強い体臭を発散させ、もう
むせ返るような空間と化しています。
こんなもん聴いておったら、もうまともなJazzファンになれんですわなぁ。

JAZZ-guitar 4 amazon quick link
Jean-Paul Bourelly

Category: organ (第2期)  

Mis En Bouteille A New York / Nickelsen Trio



Steinar Nickelsen (org)
Lage Lund (g)
Ari Hoenig (ds)
Recorded May 8, 2006 CAL1040(calibrated)

Steinar Nickelsenは、78年生まれのノルウェー人。普段は、多少ジャムバンドっぽい
テイストを持ったJupiterというグループでの活動が多いorganist。
本作では、Lage Lund, Ari Hoenig という2人の俊英を従えて、ストレートなJazzに
挑んだ意欲作。

慢性的な人材不足に悩むOrgan界にあって、新しい感性を持ったニューフェースの出現は、
何よりも待たれるところであります。
ということで若手でもあり、このバック、多少のトンガった先進性あるものを期待していた
のですが、至って真っ当な正しいJazzをやってます。
邪の道を道を歩んできた決して正しいJazzファンとは言えない私にとっては、出端をくじ
かれた感じですが、あらためて聴いてみると、Hoenigのドラムスはスウィンギーな好サポート
を見せ、Lundのギターは、端正かつ正確無比なピッキングから繰り出される流麗なフレー
ジングにより渋くせまり、リーダー氏であるNickelsenのorganも、音そのものは、デビュー
当時のSam Yahelのチューニングを思わせるような音で、それなりに今の空気感を感じる
プレイはしているのですが、普通でないsomethingとの出会いを期待するJazz道楽者にとって
は、やはり何か物足りなさを覚えてしまう、全てが真っ当過ぎるという一枚だ。
Jupiterでのノビノビしたプレイと比べ、ちょっとよそ行きのプレイになってしまったかな?

年齢的には、もっと冒険をしてほしい、前を向いたプレイをしてほしい、そしてNickelsen
でしか聴けない音を、聴かせてほしいとちょっと思わせる内容でもありました。

JAZZ-organ 24 amazon quick link
Nickelsen Trio

Category: Gallery > etc  

水芭蕉

水芭蕉

昨日、家から1時間ほどのところの田舎道で、偶然、水芭蕉を発見しました。
ちよっと湧き水、雨水などの流れ道になっているような傾斜地ですが、
手前右とその左奥の2ヶ所に白い花も見えます。場所柄、極めてめずらしいことです。

ダーティーで怪しい音でいっぱいになった頭は、真っ当な人生送るためにも、
時々リフレッシュしてやらにゃーいけません。
変態ギターの後には、お天道さんと自然のみどりが、やけに目に染みます(笑)。
2010.4.18撮影

Gallery-etc-2

Category: vocal  

Autumn in New York / Carolyn Leonhart



Carolyn Leonhart (voc)
David Matthews (p)
Chip Jackson (b)
Terry Silverlight (ds)
Guests :
Andy Snitzer (ts)
Joe Magnarelli (tp)
Roger Blanc (g)
Recorded April. 2002  KICJ-445(King Record)

前回Wayne Escoffery(ts)を記事にしましたので、そのつながりということで、今回は
急遽予定変更し、Escoffery夫人でもあるCarolyn Leonhartを取り上げてみようと思います。
彼女は、ベーシスト Jay Leonhart の娘でもあります。

彼女は、TV CFなど日本には馴染みがあり、そんな関係もあったのでしょうか、またクセ
の無い素直なvocalであるがために、それが個性が弱いというような受取られ方をするなど
で、Jazz Vocalistとしては、正当な評価を受けていなかったように思う。
最近では、彼女の夫であるEscofferyとの双頭アルバムなど(写真下)を通し、米国発のCDに
なって、やっと評価されてきたとの感がある。
本盤は、2002年録音、たしか日本国内のみの扱いであったと思う。内容は日本でもおなじみ
のスタンダードのみ全13曲。まあ、その辺もたぶんに、レコード会社の商業上の理由による
ところがあったのでしょう。そんな条件の中ではありますが、彼女なりにきっちりと結果は
出したといってもいいのではないでしょうか。
T13 "You'd be so nice to come home to" のフレージングなど、なかなかの実力の持ち主
であることがわかります。抜群のルックスもマルですね!

Carolyn-2.jpg  Carolyn-3.jpg

JAZZ-vocal 7 amazon quick link
Carolyn Leonhart

Category: sax (第2期)  

Uptown / Wayne Escoffery



Wayne Escoffery (ts)
Avi Rothbard (g)
Gary Versace (org)
Jason Brown (ds)
Recorded October 20, 2008 at KAMPO Studio, New York
PR8056(Posi-Tone)
 
75年ロンドン生まれのWayne Escofferyは、ベーシストJay Leonhartの娘であるvocalist
Carolyn Leonhartの夫でもある。

本盤は、Gary Versace(0rg)の参加 が大きく影響し、購入に繋がったわけですが、未聴の若手
sax奏者Escofferyの検証という意味もありましたので、カテゴリー分類上は、一応リーダー氏
をたてカテゴリーsaxとします。

内容は全9曲ですが、クレジットなく、全てoriginalと思われますが、誰のペンになるものかは
不明。

Versace参加の若手sax奏者リーダー作ということで、先進性あるサウンドを期待していたの
ですが、極めてノーマル、スタンダードなsaxでちょっと肩すかしを食った感じになってしま
いました。Escofferyは、タイプとしては、モード主体のColtrane派と言えそうですが、今の
時代においては、これがもう主流であり、新主流派と呼べる先進性ある感性ではないという
印象を受けます。彼のプレイを聴くのは、このアルバムが初めてで、材料不足もあり、あく
まで本アルバムに限っての彼の印象ですが、年令面を考慮し彼が今後どういう形で進化して
いけるのかを考えた時、その姿がイメージできません。
ここはCarolyn夫人のためにも、冒険心を持って前向きにやってもらいたいところです。

周囲の平均的プレーにより逆にVersace の先進性が浮かび上がる形には、なってしまいまし
たが、それでも共演者の刺激により己のプレーもより高いところへというのがこの世界、
いまいち昇りきれないもどかしさも感じます。
それでも、T8 "Maya's Waltz" における彼のソロなどを聴くと、このアルバム録音時より
特に2~3年前あたりから表現力の幅が広がるなど、その進化を感じとることができ、今後が
非常に楽しみなorganistになってきたという実感を持てたことが、何よりの収穫でしょうか。

JAZZ-sax 5 amazon quick link
Wayne Escoffery

Category: guitar (第2期)  

After The Rain / John McLaughlin

After the Rain

John McLaughlin (g)
Joey DeFrancesco (org)
Elvin Jones (ds)
Recorded October 4 & 5, 1994  POCJ-1269(Verve)

McLaughlinは、60年代末Tony WilliamsのLifetimeへの参加とほぼ同時期のMilesのバンド
への参加をきっかけとして、それまでなかった大胆にdistortionのかかったサウンドと
フリーキーでモーダルなプレイによりJazz guitar Sceneに新しい流れを創ったInovater
でもあり、その後70年代に入ってからのマハビシュヌ・オーケストラの結成をきっかけと
した進化は、劇的なものがある。
その後も、とどまることなく常に前を向いた先進性と旺盛な実験精神は、現在も維持して
おり、真のInovaterと言ってもよいのではないでしょうか。

本作は、コルトレーントリビュートアルバムとして、dsにElvin Jonesが参加しており、
Coltrane縁りのナンバー全9曲で占められている。

McLaughlinの、研ぎすまされた鋭いguitar音は、場の空気を一瞬にして緊張させるほどの
尋常でないものを発散するが、同時に比較的ストレートなJazzの展開の中で、McLaughlinの
奥行きの深さを感じる一枚ともなっています。
またElvin独特の粘るようなウネリ感を伴ってソリストを煽るドラミングは、新たなサムシング
を生み出し、トリビュート・アルバムとしての本作の質を一段高いものとしているのではない
でしょうか。

organのDeFrancescoは、10代でマイルス・バンド参加という早熟の天才として期待された
俊英。本作録音時は20代前半という若さで、この頃はその可能性を感じさせる時代でもあった
と言えるのではないでしょうか。しかしその後、現在までの彼には、どうしても不満が残り、
こういった先進性を備えたメンバーのサイドメンとしての参加の場合と自身のリーダーアルバ
ムでのプレイでは、温度差を感じてしまう彼である。もっともそのeasyな方向に走りがちなの
が彼の持って生まれた資質であると言ってしまえばそれまでだが..................。
もっと高いpositionにいなければいけない素材なのに..........とつい思ってしまうのも事実だ。

JAZZ-guitar 3 amazon quick link
After the Rain

Category: piano (第3期)  

Circle Down / Chad Taylor

Chad Taylor

Angelica Sanchez (p)
Chris Lightcap (b)
Chad Taylor (ds)
Recorded December 20, 2008  482-1065(482Music)

Chicago Underground Sceneで活躍するドラマーChad Taylorのリーダーアルバム。
Tony Malaby夫人であるAngelica Sanchez(p)参加のpiano trioという内容に惹かれたのが
購入動機。

内容は、Lightcap曲3, Sanchez曲2, Taylor曲5の全10曲。
このメンツ、このレーベルということで一筋縄ではいかない何かをイメージし、期待しても
いたわけですが、このジャケットのように、聴き終わってもはっきりとした残像として
イメージが残らない、捕らえどころの無いというのが初聴印象。

しかしながら、この手の音楽は、何度か繰り返し聴く中で、急に視界が開けてくることも
度々経験しているので、トライしてみる。
フリー、アブストラクトをベースとし、めまぐるしくリズムが変化する中で、彼女の制限の
ないフォームから打ち出される音は、ある一定の温度を超えることのないcoolさを保ちつつ、
破綻することなく、終始抑制の利いたプレイにより展開される。そこには終始ダークな霧が
漂い、時折その合間から表れるpianoの旋律が甘く美しい。

このSanchezの捕らえどころ無い、浮遊感ある音は、さらなる検証が必要と思われるが、これ
以上のことばは、野暮と言うもんだろう。全ては、聴き手の感性しだい。そういう音楽だと思
う。

このジャケットのイメージに合わせたわけでもないと思うが、録音が何か雲をかぶったような
感じで、鮮明でないのは気のせいか?
このジャケットのイメージは、私好みなんだけどねぇ。

JAZZ-piano 10 amazon quick link
Chad Taylor
Angelica Sanchez

Category: organ (第2期)  

My Man in Sydney / Bobby Previte's Latin for Travelers

My Man in Sydney-1 My Man in Sydney-2

Marc Ducret (g)
Jerome Harris (g, b, voice)
Jamie Saft (org, fender rhodes piano)
Bobby Previte (ds)
Recorded January 20-23 1997, Live at the Basement Club, Sydney Australia
ENJ-9348 2(enja)

Free Jazz界で活躍するドラマーBobby Previteのプロジェクト "Latin for Travelers"にMarc Ducretがゲスト参加する形で行われたシドニーでのライブ。
Jamie Saftのorgan をターゲットとしての購入でしたが、始めてMarc Ducretに出会ったアルバムでもあり、これをきっかけとしてDucretとは、しばらく
つき合うことになる。

グループ名に、ラテンという文字が入っているが、ラテンというより、雰囲気としては、ジャムバンドといった方がわかりやすいかもしれない。
Previteが叩き出す躍動感あふれるリズムと、Jerome Harrisのボトルネックを駆使した浮遊感あるギターをバックにDucretの変態ギターが駆け回るという、
ある種の痛快さをおぼえる一枚。
それに絡んでくるSaftのorganもアブナイですねぇ。何かいかがわしい匂いがするorganです。そのいかがわしい音に反応し喜んでしまう私も、きっといか
がわしいんでしょうねぇ。
Jamie Saftは、地下の活動がメイン。John ZornとのプロジェクトなどTzadikレーベルでの作品が多い。ここではorgan, epをプレイしているが、これが専
門というわけでもなく、マルチ・キーボード奏者と言ったらいいのでしょうか。しかしながら単にプレイヤーとしてばかりでなく、作曲、プロデューサー、
エンジニアなどとしても活動しており、なかなかの才人です。

このジャケットの明るく、ハッピーなイメージを持って聴くと、痛い竹篦返しを食らうという、ちょっぴりいかがわしい一枚です。

JAZZ-organ 23 amazon quick link
Bobby Previte

Category: sax (第2期)  

Lost in a Dream / Paul Motian

Lost In A Dream

Chris Potter (ts)
Jason Moran (p)
Paul Motian (ds)
Recorded Live February 12, 13, 2009 at the Village Vanguard, New York
ECM 2128
 
Jason Moranのピアノも興味津々だが、ここは一応Chris Potterをターゲットとしての購入。

ここで、ちょっと当ブログのカテゴリー分けについてご説明しておきます。当プログでは、
カテゴリー分類を主体的なものとするため、アルバム名義人の担当楽器によるものではなく、
あくまでアルバム購入時に、何を目的としての購入であったかを基準にカテゴリー分けを
しております。従って、今回のこのアルバムですと、Chris Potter目的の購入ということで
カテゴリーsaxとなります。ご参考まで。

さて、内容の方ですが、全10曲中9曲がMotianの新旧オリジナルという構成。
まず、グループ編成で目につくのがベースレスという変則トリオになっていること。
Potterは、過去ベースレス編成は度々やっているし、Motianもやっているが、今回それが
誰のアイデアによるものなのか、その意図は、どの辺にあるのかは不明。

終始、張りつめた空気感の中で、一定の温度以上になることもなく、低い温度感を保ちつつ
坦々と曲は展開されていくが、その表面のcoolさとは裏腹に、内部温度は深いところで激しく
熱く、凝縮された硬質な音は、密度の濃い流れをつくり出している。

こうして通して聴いてみると、これはまぎれもなくMotianのアルバムであり、彼の透徹した
美学で貫かれた一枚と言えるのではないでしょうか。そしてあらためてMoranの高い能力を
感じる一枚でもありました。
Potterについては、どんなシーンに置かれても、安定した力を出せる、今や時代を代表する
tenor sax奏者としての風格すら感じられるようになってきましたね。
また、ベースレスという編成も特に気にならないし、むしろ自由度の高いプレイを誘発し、
好結果の要因となっており、Motianの狙いもその辺にあったのではないでしょうか。

JAZZ-sax 4 amazon quick link
Paul Motian

Category: organ (第2期)  

Afro Blue / Lonnie Smith

Afro Blue

Lonnie Smith (org)
John Abercrombie (g)
Marvin "Smitty" Smith (ds)
Recorded June 17, 1993

1. Afro Blue
2. Impressions
3. Naima
4. Traces of Trane (I Being Love)
5. Lonnie's Lament
6. Bessie's Blues

ストレートなジャズからコテコテのファンクまで、広いレンジを持つ彼は、43年生まれ。
自らが新しいスタイルを創り出すというInovaterタイプではないが、常に新しいものを取り
入れていくという姿勢は、大ベテランといっていい年令になった今日まで維持している。
本アルバムでもギターにJohn Abercrombieを迎え、コルトレーン縁りのナンバー全6曲を
モーダルにプレイし、その広い対応力を見せてくれる。
現在のorgan sceneでは、次代につながる先進性ある黒人プレイヤーが少ないだけに、
貴重な存在と言えるのではないでしょうか。

Abercrombieは、コルトレーンナンバーという内容がフィットしたのでしょうか。彼の
持ち味である暗い叙情性を内包した、知的なプレイが冴え、存在感を示しています。
こういう彼のプレイを聴いていると、その根っこの部分でJim Hallという存在との繋がり
をあらためて感じます。

JAZZ-organ 22 amazon quick link
Lonnie Smith

Category: Gallery > etc  

植草甚一さんのイラスト



これは、はっきりした記憶がないので昔としか言えませんが、スイングジャーナル社の
何かに応募して、賞品としていただいた植草甚一氏のイラスト原画です。
ただ眠らせておいてもしょうがないので、ちょうどブログを始めた、いい機会でもあります
ので公開してみます。何せ、アクセス数極少の超ド級マイナーブログですから、彼のファン
の方の目にとまる確率も極めて低いと言えるでしょう。(笑)
ミューズコットン紙にボールペン、サインペンなどで描いたようで、たぶん遊びで描いたよ
うなものだと思いますが、それだけに逆に、彼らしいタッチがよく出ています。
余談ですが、Jazz愛好家としても知られる氏のレコードコレクション約4000枚は、彼の
死後、散逸を防ぐため同じくJazzを愛好するタモリ氏が全て買い取ったようです。

Gallery-etc-1 

2
3
5
7
9
10
12
13
15
17
18
20
21
23
24
26
27
29
> < 04