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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 03 2010

Category: organ (第2期)  

Saudades / Trio Beyond



John Scofield (g)
Larry Goldings (organ, ep)
Jack DeJohnette (ds)
Recorded Live November 21, 2004 at Queen Elizabeth Hall, London
ECM 1972/73

Jack DeJohnetteをリーダとするこのトリオだが、購入当時はorganにドップリ浸かっていた
時期でもあり、ターゲットは、Larry Goldingsのorgan。

DeJohnetteにとっては、所属していたマイルスのグループのds前任者Tony Williamsと彼の
バンド Lifetime へ捧げたロンドンでのLive2枚組。

曲目は、Miles, Lifetime 関係のものが多くを占め、同じ楽器編成でもあるLifetimeの方向性を
ある程度意識した内容となっているが、やはり時の流れは大きく、Lifetimeと比べると、進化
したサウンドと言えるでしょう。考えてみれば 少年時代 Emergency なる単語を憶えたのも
このLifetimeの同名アルバムがきっかけだった。時の流れを感じますねえ!

DeJohnetteのドラムは、8ビート、4ビート、はてはアブストラクトなフリーテイストのもの
まで飛び出すという多様な展開の中でグループの核となり、実にヘビーなサウンドを叩き出
している。Keithのトリオでは、しばしば流してるのかなあと思える場面も目撃してきた彼で
すが、ここでは別人になってます。

最前線のScofieldもジョンスコ節も全開に縦横無尽の動きを見せ好調のようだ。高速4ビート
での疾走感あふれるplay、一転してスローなBalladもいい。私は、このこれでもかというぐら
いタメを効かした唄心あふれるScofieldのBallad表現には、以前から魅せられていた。
多少のミスピックも、このあふれる唄心にまかせ、弾ききってしまうあたりは、逆にいい意味
でのラフな味わいにもなっていると思う。Disc2 T2 "I Faii in Love too Easily" における泣き
のBalladは、絶品の感あり。

さて、ターゲットのGoldingsですが、Scofieldとの繋がりもあるし、当時、新主流派と呼べる
ようなこの感性を持ったorganistは少なく、positionの近い Sam Yahel, Gary Versaceなど
もいますが、この2004年の録音当時を考えれば、このアルバムの役どころとしては、やはり
彼が最適任でしょう。3人ともブチキレてしまったら収拾がつかないということで、ここは
オトナの対応、Hotになってアブナイ2人のとっつぁんを横目に、抑えながらもあくまでCool
にキレてます。あらためて彼が、コンテンポラリーなorganの流れの中心にいることを感じさ
せられます。そして今後のorganの主流となる基礎をつくるのは、Goldingsを中心として
Yahel, Versaceあたりの流れであろうということも感じさせられます。
この種のorganを、たっぷり聴けるアルバムが少ないだけに、私としては満足の時間でした。
久しぶりのアドレナリン出まくり、血湧き肉踊るという怒濤のブチキレLive!スッキリ!

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Trio Beyond

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