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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 03 2010

Category: sax (第2期)  

People Time / Stan Getz & Kenny Barron

People Time-1  People Time-2

Stan Getz (ts)
Kenny Barron (p)
Recorded Live on March 3, 4, 5 & 6, 1991, at the Cafe Montmartre, Copenhagen.
 
第2期sax編、最初は、長い間のtenor sax冬の時代を経て、再びtenorの時代に入るきっかけ
ともなったアルバムから始めましょう。

すでに、あちこちで語り尽くされているこのアルバムですが、私の音楽史の中では、一つの
流れを変える節目ともなったということで大きな意味のあるアルバムでもあり、これを出さ
ないことには、このブログのサブタイトルにもなっている「感性の変遷の歴史」の説明にも
ならないということであえて出させていただきました。

このアルバムに出会ったのは、90年代に入って間もない頃、このアルバムが丁度リリース
された頃だったと思います。
Getzとの出会いは、これが初めてではなく、第1期sax期でもある程度聴いており、特に
Bosa Nova系のものは、だいぶ聴きましたが、こんな形で再び出会うことになるとは思って
もいませんでした。

CDショツプの試聴コーナーにあったこの盤、何気なくヘッドフォンをとって聴いた音は、
妙に、心の奥底まで染み込んできました。長年の勘というやつでしょうか、そこに新しい
出会いを感じた私は、即購入したのは言うまでもありません。

GetzはこのアルバムのLive3ヶ月後、癌により帰らぬ人となり、このアルバムがGetzの
ラストアルバムとなってしまいました。
考えてみれば、このLive時点では、体調面でかなり厳しいものがあったことは容易に想像
できますが、おそらくGetz自身もラストになるかもしれないであろう思いの中での
コンサートであったと思います。
そんな背景もあったのでしょうか、ここでのGetzの音は非常にピュアです。思いの全てが
詰まったかのような音はストレートに突き刺さってきます。
中でも特にballad「First Song」は、後にtenor saxのballadにのめり込むきっかけとも
なった生涯忘れられない一曲となりました。
死を目前に予感したGetz入魂のballad「First Song」は、哀しくもLast Songになって
しまいました。

写真左は国内92年リリースの2枚組、全14曲のOriginal盤、写真右は、このCopenhagen
での数日間のLive完全記録の2009年末リリース7枚組、全50曲のComplete盤、表情の違う
別テイクが多数入っており、インプロバイザーGetzの最後の貴重な記録が刻まれています。

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Stan Getz

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Category: sax (第2期)  

sax 編プロローグ

私とtenor sax との始めての出会いは、Coltraneが、あの黄金のquartetでバリバリやって
いた頃、来日時のTVの映像で見た時であったろうか。
当時、Blues好きの少年だった私の耳には、出会ったことのない新しい音楽ではあったがそれ
以上の夢中になる音ではなかったと記憶している。

そんな私が、Jazz突入期の第1期guitar, organ時代、第1期piano時代を経て、67年の
Coltrane没後数年経った頃からであったろうか、tenor saxの図太い音色に惹かれ始め、いろ
いろ聴いたあげく、たどり着いたのがこのColtraneでした。寝ても覚めてもColtrane、まさに
出口の見えないColtraneの崇高なる(当時の私はそう感じていた)ドツボの世界にはまり込ん
でしまったのです。
言ってみれば、教祖さまみたいなもんでしょうか。この世界から抜け出すのに、かなりの時間
を要してしまいました。抜け出してからの後遺症も長く続いたようです。

Coltraneのこの世界も、一旦離れてしまうと、逆にそれを避けようとする心理が働くのか
tenor sax自体、しばらく聴かない時代が続きました。
考えてみれば、当時、Coltrane以降のtenor sax sceneは、Coltraneの強大な影響力がしばら
く続き、Coltrane以降に表れたtenor sax playerはScott Hamiltonなどの例外はありました
が、ほとんどが彼の影響を受けたと言ってもいい状況でした。
tenorを聴けばColtraneの匂いがするということで、tenorを聴かなくなったのも自然な流れで
あったように思います。

こうしてtenor saxを聴かない時代が、しばらく続いてしまうのですが、90年代に入りまも
なく1枚のアルバムとの出会いが、この流れを大きく変えることになります。

このtenor sax編では、第1期のtenor期は、もう今さらの話ですので、90年代以降の第2期に
絞って、またtenor sax playerの場合、同時にalto saxやsoprano saxのplayerである場合も
多く、baritone saxも含めて、カテゴリーとしては、第2期sax編として進めることにいたし
ます。

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