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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 02 2010

Category: piano (第3期)  

Blues Vignette / Gwilym Simcock

Gwilym Simcock

Disc 1) Gwilym Simcock - Solo / Duo
Gwilym Simcock (p)
Cara Berridge (cello)
Disc 2) Gwilym Simcock Trio
Gwilym Simcock (p)
Yuri Goloubev (b)
James Maddren (ds)
Recorded 2009 SRCD 32-2(Basho)

彼の形容詞によく天才ということばが使われているのは、このまわりの評判をあまり気に
しない私の耳にも入っていた。
そこで、百聞は一聴にしかずということで、まずは聴いてみようというのが購入きっかけ
でした。きっかけは、いつもたわいもないことから、そんな先に大きな出会いが待っている
かもしれないという淡い期待とともにはじまる。

基本的なことだが、まず音がいい。pianoを知りつくしているからこその音だ。細部まで
きちっとキメてくるテクニックは、アップテンポでも、鋭く切り込んでくる速いpassage
でも余裕を感じるぐらいだ。全体的に音の選択には、非常にセンスを感じるものがあり、
その新鮮なフレーズは、彼独自の語法を持ちつつあるということでもありましょう。
Disc 2 t4「Black Coffee」の新鮮な解釈、そしてDisc 2 t7「Cry Me a River」などの
Balladでは、甘くなり過ぎず、きりっと辛口に締め、硬質で透明感ある音のイメージと
相まって、この俗っぽさのある曲を気品あるBalladに仕立て上げている。
このきっちりとした、たたずまいは、同じ英国の大先輩 John Taylorに通じるものがあるし、
明らかにKeithの匂いのする部分もあるなど、その辺は多くの欧州若手pianistと共通する部分
もあるようで、彼の出発点がその辺にあったこともうかがえる。

とまあ、いいことばかり並べてしまったが不満がないわけではない。
私のちょっとしたイメージなのだが、この寸分の狂いもなく細部まできちっと、理詰めで
音を並べてくるようなプレイと「清く正しく美しく」というような美のあり方に私の感性が
ちょっぴりNOのサインを出してしまうのも事実だ。
おそらく、これまで順風満帆できたであろう彼のpiano人生、まだ若い彼は、これからいろ
んな経験を経て、自由な心の表現を真に体得した時に、とてつもないpianistになる可能性が
ある、そう思わせるpianistだ。

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Gwilym Simcock

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