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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort by 02 2010

Category: piano (第3期)  

Westwind / Olivia Trummer Trio +1



Olivia Trummer (p)
Joel Locher (b)
Bodek Janke (ds, Perc)
Matthias Schriefl (tp, flh)
Recorded 2008

女性、ドイツ人、若手...ということで、イメージしていた、ありがちな欧州系
pianistの予想を見事裏切ってくれました。
ためらい無く打ち込んでくるフレーズは、小気味良く鋭い。音が生きている。
こういう生きた音を持ったpianoに出会うのも久しぶりだ。
何よりも、難しい顔をしながらウジウジと鍵盤を探っている様を感じないのがいい。
さしずめ、ちょっとスキを見せたら、途端、間髪入れず面に打ち込んでくるような
女剣士だ。できる!
美形女剣士ということで、ちょっとホメ過ぎてしまった。

前作「Nach Norden」も同様に鋭い太刀すじをみせてくれている。まっこと油断
ならぬ使い手。
希望を言わせてもらえば、どちらのアルバムもゲストが入っており、フロントに
管が入りバックに回った時の方が彼女の良い部分が出て、より魅力的になっている。
次回作では、この助太刀抜きのトリオのみで勝負した太刀すじをぜひみせてほしい。

第3期piano編一発目ということで、それだけ私の期待も大きいわけですが、美形で
pianoもキレる、若くて可能性の塊みたいなもんだ。こういうタイプは、邪念が入り、
以外と素直に伸びてくれないケースが多いものだが、願わくば大きく育って、再び
私の耳を喜ばせてくれることを祈るばかりだ。頼むよ!

Nach Norden


Live at the CD-release-concert of "Westwind" (April 2008)


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Olivia Trummer


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Category: piano (第3期)  

piano 編プロローグ

このブログも、つかみとしては何とも間の悪い、どマイナーのorganからスタートしたということで、客足も非常に悪く開店休業状態になってしまいそうだ。
そこで、軌道修正!当初、organ編がある程度キリが良くなったところで他楽器編をスタートしようと目論んでいましたが、ここで急遽pianoに登場してもら
い、同時進行ということで進めることにいたします。

さて、いよいよpiano編ということでorganにドップリ浸かってしまった私の脳みそも、全く違う世界に入るにあたり、リセットしなければならない。

pianoについては、Jazzに飛び込んできた頃、その取っ掛かりとして馴染みのあったguitar, organの時代を過ごした後、主として黒人系piano例えば
Bud Powell、Wynton Kelly. Red Garland...などいわゆるハードバップ期を代表するようなpianoを多く聴きましたが、これを第一期piano期とします。

その後saxといっても、最後はほとんどColtraneになってしまいましたが、この弟一期sax(coltrane)期を経て再度pianoにはまることになります。

第一期piano期では、Bill Evansに出会うことになり、pianoにおいては、かつて出会ったことのないその感性に衝撃を受けながらも、Bluesを通過してきた
私は黒人pianist には、感じたことのない違和感を覚え、そのpianoを遠ざけていたのです。流れている血の違いみたいなものでしょうか。黒人の感性の奥深
くにあるBluesを感じる感覚、それがすっかり染み付いていた私は、白人であるEvansの音に無意識のうちに拒否反応を起こしたようです。
しかしながらその後のsax期を経たことにより、免疫ができ、徐々にそのEvansの魅力に引きずり込まれていくことになります。第2期piano期の始まり
です。ここではColtrane期に出会ったM.Tynerなど第一期とは、また違った感性のpianoに出会っていくことになりますが、その後また大きな出会いが待っ
ていようとは、思いもしませんでした。
Sax期に聴いたCharles Lloyd 4でのデビュー間もない頃のKeith Jarrettには、強烈な印象を受けながらも放っておいたのですが、ある日聴いたFMで
新譜として紹介された全編即興によるブレーメンでのソロコンサートは、衝撃の出会いとなりました。すぐさまレコード屋に飛んだのを覚えています。

こうして、Evansについては、わずかにずれますか゛、Keithに関しては、全くのリアルタイムで今後の方向を大きく左右するという出会いを経験できたこと
は、非常にラッキーだったと思います。そしてこの時点では、今日、彼らに影響されたこれほど多くのFollowerが生まれるとは、思いもしませんでした。
今、若いJazzファンがこうした百花繚乱のごとくいるEvans, KeithのFollowerのpianoを多く耳にするという中で、始めて彼らの音楽を耳にした場合、私が
経験したように彼らのpianoに大きな衝撃を受けることができるでしょうか?
過去の音楽を聴くのは大いに結構ですが、一方でこの生き物であるJazzのリアルタイムでしか聴けない今の音を聴かないのは、非常にもったいないことです。
かつてのEvansやらKeithのようなMusicianにリアルタイムで出会うかもしれないのですから。

ということで、このブログのスタートともなった第2期organ期の後、まさに現在進行中の第3期piano期ですが、今迄ですと、他楽器に移る際は、きっかけ
として節目となるようなMusicianとの出会いが必ずありましたが、この第3期piano期に関しては、それは当てはまらず、何となく入ってしまいました。
というのもorganistの絶対数が少なく、その分聴いてみたいというアルバムも少ないという裏事情があり、時々pianoにちょっかいを出しているうちにこの
流れとなってしまいました。
ここでは、かつてのEvansやKeithのような出会いを求め、終わりのないJazzの旅が続きますが、彼らのように一つのスタイルを造り出し、後に多くの
Followerを生み出すというような大きな存在との出会いは、現時点で、残念ながらまだありません。

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