前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

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Category: organ (第2期)  

That's Me / Barbara Dennerlein

Thats Me

Barbara Dennerlein (org)
Ray Anderson (tb)
Bob Berg (ts)
Mitch Watkins (g)
Dennis Chambers (ds)
Recorded March 3, 4, 9, 10, 1992 ENJ-7043(enja)
 
enjaレーベル3作目、彼女の考えていた音楽の方向性がはっきりしてきた一枚。
これを境にVerb時代へ、著しい進化を遂げていくという記念碑的作品といえるだろう。
 
内容とは関係ないがジャケットの写真もbeautiful!

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Barbara Dennerlein

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Category: organ (第2期)  

Electric Tonic / Medeski Martin & Wood

  John Medeski (org)
  Chris Wood (b)
  Billy Martin (ds)

  Recorded Live at Tonic, 107 Norfolk Street, New York City on July 4, 1998
  Indirecto Records (2001)

  01. improvisation 1
  02. improvisation 2
  03. improvisation 3
  04. improvisation 4
  05. improvisation 5
                      06. improvisation 6
                      07. improvisation 7
                      08. improvisation 8
                      09. improvisation 9
                      10. improvisation 10

全編即興にて全曲無題という、まことに彼ららしいNYCは”Tonic”でのLiveパフォーマンスをとらえた一枚。
この彼らの貴重な記録も、リリース当時は、MMWのオフィシャルサイトのみでの扱いということで、その後、わずかに国内でも限定的に扱うところも
あったようですが、入手困難盤となっているようです。

内容は、曲名を見てもわかるように、Liveという待った無し、一発勝負の環境下での全編インプロとなっており、3者の相互刺激により、まさに何が
飛び出してくるのか予測困難というスリリングで緊張感漂う一枚となっている。
本作録音時の世紀末のJazz Organを中心に時代背景なども見れば、革命家的な存在の出現も無く、まだまだJimmy Smithの影響も色濃く残っていた
という状況で、オルガンと言えば、黒っぽさを演出するものとして、ファンキー、グルービー、ジャージー、ブルージー................といった、ある方向に偏った
ものを周囲からも求められる特殊分野として、その他の楽器として位置づけされることも多い分野でもあり、他楽器分野と比べても、ミュージシャンの絶対数
が少ないなどのことや、他の特に先端部で得られた成果が反映されるのにも余計に時間を要し、進化の速度も遅いということが、またマイナーな分野として
位置づけられていた要因でもあるのだろうか。
そんな Jazz Organの歴史を振り返ってみても、本作のような内容は前例が無く、歴史的にも価値、そして意味のある一枚と評価している。
また、本作の結果には、通常、他のオルガニストにはあまり多く見られない専任のベーシストがメンバーとして入っていることも、互いの刺激から発展と
いった部分を生み、好結果に大いに関係しているように思える。オルガニストとしては、少数派とも言える Medeskiの考え方なのだろう。

垣根にこだわらず、Jazzの本道を外れた部分、定型の枠に収まりきれない部分、そして生き物としてのJazzのより細胞分裂の激しい部分での活動は、
ともすると保守層からは疎まれる場合もあるが、全体から見れば、進化のための成果が生み出される可能性も高いエリアであることは、否定できない
ところでしょう。

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Medeski Martin and Wood

Category: organ (第2期)  

The Jay Azzolina Trio / Live at One Station Plaza

  Jay Azzolina (g)
  Gary Versace (org)
  Adam Nassbaum (ds)

  Recorded December 21, 2001 Live at One Station Plaza, Peekskill, New York.
  AR-001 (Azziz Recods) 2002

  01. It's All about You
  02. Viracocha
  03. Irene
  04. So Steps the Giant
  05. Her First Waltz
                      06. Peace of Jack
                      07. It's All about Me

ギターのJay Azzolina名義のアルバムですが、当時、私的注目の新鋭オルガニストGary Versace(B1968)目当てに購入したもの。

ギターのAzzolinaに関しては、購入当時は、私も一度も聴いたことがなく国内でもほとんど無名の存在。従って本CDも国内流通はなく、米国から直接とな
りバタバタしてしまいました。気になるMusicianにマイナーな存在が多く、いつもこんなパターンになってしまうのは困ったものです。
歌心とノリの良さを基本に持つVersaceは、瞬時のメロディメイキングにも長け、オルガニストとしてもSmith後の新しい世代の感性ということで、今後ど
ういう方向に変化を見せてくれるのか、非常に気になるMusicianです。本人の考え方しだいですが、決してeasyな方向には行ってほしくないと思わせる素材
でもあります。

本作購入当時、全く無名のAzzolinaで年令などの情報もなく正体不明のギタリストでしたが、雰囲気としてはMethenyあたりを通過してきたと思われるもの
があります。無名ながら、いろいろな面でレベルは高いものを持っており、あらためてGuitarという世界の裾野の広さを感じさせられます。他楽器Musician
と比べると、Jazzに入る前にRockやらBluesなどを通過しているというケースが非常に多いという背景の違いもあり、何よりもその絶対数が多いということ
で、時にメジャーでは全くの無名ながら、枠に収まらないとんでもない素材がいるという闇の世界でもあり、jazz道楽者である私にとっては開拓しがいの
ある分野であるとも言えます。そして私のような意志薄弱者は足を踏み入れてしまうと、、2度と抜け出せなくなるのではというようなコワーイ世界でもあ
ります。

               
               September 2002 at One Station Plaza.
               Jay Azzolina, guitar; Gary Versace, organ; Adam Nussbaum, drums.

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Jay Azzolina
Gary Versace

Category: organ (第2期)  

The Sheryl Bailey Trio / Bull's Eye

Bulls Eye  Sheryl Bailey (g)
  Gary Versace (org)
  Ian Froman (ds)

  Recorded May 13 & 14, 2003 Live at Berklee College of Music.
  PureMusic Records (2004)

  01. Old and Young Blues
  02. Elvin People
  03. Swamp Thang
  04. Sue's Samba
  05. Valtz Med
                      06. Two Brothers
                      07. Song for All Souls
                      08. Fog
                      09. Bull's Eye

Organist Gary Versace(B1968)を紹介するアルバムとして、何を出したらよいのか迷いましたが、Organistとして初期参加作の本作が比較的彼の持ち味
が良く出ているということで選んでみました。
まだ伸びしろのある年齢なので今後どういう変化を見せるかわかりませんが、本作時点で感じる限りでは、新しい感性は持っているものの、革新的なプレイ
で新しいOrganの時代を切り拓いてゆくという革命家タイプではなさそうです。現時点では、Positionが近く、オルガニストデビューで先行しているLarry
GoldingsやSam Yahelにとって強力なライバルになることは間違いないでしょう。
オルガンがその他の楽器として甘く見られる要因の一つともなっていることに、ストレートなJazzがダメというオルガニストが意外と多いのだが、この
Versaceは、ストレートもOK、Jazzのメインストリートでも問題なく入っていける感性は、期待も持てるところでしょうか。
また、ツボを押さえた泣かせるフレーズで楽しませてくれる彼は、メロディーメーカーとして、非凡な才能の持ち主であると見ました。

本作のリーダーでもある、母校バークリー・ジャズギター科で教鞭もとるというSheryl嬢も、時折ハッとするようなモダンなフレーズを聴かせてくれ、なか
なか楽しめるアルバムとなっています。


本作の前作となる「Power of 3 / Sheryl Bailey 3 」や次作の「Live at the Fat Cat / Sheryley 3」も同様に楽しめお薦めです。

                    Power of 3 Fat Cat


                 


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Sheryl Bailey
Gary Versace

Category: organ (第2期)  

At Duc Des Lombards / Christian Escoude



Christian Escoude(g)
Emmanuel Bex(org)
Bruno Ziarelli(ds)
Recorded Live at Duc des Lombards, Paris, April 23, 24 & 25, 1996.

Christian Escoude(g)のアルバムのサイドメンとしてBexが入った1枚から1曲紹介
しましょう。
EscoudeのGuitarとBexのOrganとはその音楽的方向性に若干のズレがあるようで
アルバム全体に、そんな空気を感じます。BexのOrganには、もうちょっと先進性あるモダン
な匂いのするGuitarに適性を感じます。
そんなアルバムではありますが、どうしても捨て置けない1曲がありますので、あえて
取り上げてみました。T1「Goin' Down Broadway」におけるBexのソロは、圧巻です。
あえて歪ませたトーンでキレるOrganには、思わずニヤリとしてしまいます。まさに
一発屋Bexの面目躍如といったところでしょうか。
しかしながら、このアルバムには、ゆるいボサノバナンバーなども同居しており、
「違うだろう!」のツッコミを入れたくなるような部分もあります。
アルバム全体の、そしてグループとしてのコンセプトに疑問も感じる内容でもあります。
リーダーであるEscoudeの問題でしょうか。

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Christian Escoude / At Duc Des Lombards
Emmanuel Bex

Category: organ (第2期)  

Keynote Speakers / Bill Stewart

KeynoteSpeakers.jpg



Bill Stewart (ds)
Larry Goldings (Organ)
Kevin Hays (piano)
Recorded January 8 & 9,2002

現在のJazz Sceneにおいて、Organという楽器は、残念ながらマイナーな存在である。
他楽器に比べ一般に普及している楽器でもなく、Playerの絶対数も少ないこともその要因で
あろう。Organ界では、Jimmy Smithという存在があまりにも大きく50年代から続く
その影響力は、半世紀経過した今でも大きく残っている。
それに変わる革新的なPlayerが出てこなかったこともOrganをマイナーな存在としている
大きな要因でもあろう。
60年代前半には、Larry Youngという次代の感性を持ったPlayerが出現し、期待させられた
が、30代の若さで、末期は試行錯誤のうちに目立った成果も残すことなく旅立ってしまい
ました。もし、彼が生きていたら今のOrgan界の状況も違ったものになっていたかもしれま
せん。とは言え、このマイナーな世界にも世紀の変わり目あたりから、少ないながらも新しい
感性の息吹を感じさせるPlayerがポツポツと出てきており、Jazz道楽者としてうれしい限り
であります。
 
今回紹介するLarry Goldingsもそういったタイプの一人です。
私にとっては、伝統を踏まえつつ、新しい感性もちりばめてという最もおいしいという
タイプと言えるかもしれません。ただ、その新しい感性の出方も共演者によるところも大き
く、Carla Bley, Michael Breckerなどのサイドメンとして入ったアルバムで見せる先進性ある
フレーズもリーダーアルバムにおいては、ちょっと希薄に感じるのは、聴いていて物足りなさ
を覚えます。彼も年齢的には、若手から中堅に入る時期、これからは強力なリーダーシップで
独自の色を大いに出し、Organ界に新しい波を起こしてほしいものです。
ここに紹介するBill Stewartのアルバムでは、piano, organ, drumsという変則編成のトリオ
で、次代のorganの響きを感じさせてくれます。
このPositionにいるorganistは少ないだけに、期待も大きいのですが、彼には次代のorgan界
に残るような成果をぜひ残してほしいものです。

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Bill Stewart / Keynote Speakers
Michael Brecker / Time is of the Essence
Carla Bley / 4x4

Category: organ (第2期)  

Face to Face / Richard Galliano & Eddy Louiss

face to face

Eddy Louiss (org)
Richard Galliano (accordion, bandoneon)
Recorded at Studio Ferber, Paris, on March 16, 17 & 18 2001

Louiss 60才の時の録音。
若かりし頃の切れ味は、若干薄れた感はあるが、音楽が落ち着いてきたというか、
それを補って余りあるベテランとしての味を感じる1枚。
多面性あるが故に正当な評価を受けないこともあるLouissだが、ここでは何も余計なことを
考える必要はない。あるのは音楽だけ。
人生の酸いも甘いも知り尽くした2人の名人が、真摯に音楽に向き合い造り上げた音は、
そこはかとなく漂う淡い哀愁とともに温かく、美しい。
T4「Beija-Fior」でのLouissのタメの効いたソロ、いい味出してます。
心に温もりの灯がともる1枚。このアルバムに出会えたことを幸せに思う。

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Eddy Louiss
Richard Galliano

Category: organ (第2期)  

Feelin' Dunk / Peter Autschbach feat. Barbara Dennerlein

feelindunk.jpg

Peter Autschbach (g)
Barbara Dennerlein (org)
Rolf Sander (b)
Dorian Rudnutsky (b)
Mario Bruninghaus (ds)
Marco Bussi (ds)
Martin Hesselbach (ds)
Recorded May 27-28, 2002

guitarist Peter Autschbach名義のアルバム。
スタイルにこだわらないBarbaraの持ち味がよく出た一枚でもある。
タイトル曲ともなっている唯一の4ビート曲T7「Feelin' Dunk」では、オーソドックスな
4ビートに乗り快調なBarbaraのソロが飛び出す。俗な言い方だが、何ともカッコいいソロだ。
JazzのHammondの音はかくあるべきなどと、きっちりした考えをお持ちの正当派 organ
Jazzファンの方々からはお叱りを受けそうですが、私はOrganの音に関しては、個性を
表現する重要な要素でもあり、大いに自由な音造りをすべきと考えています。
彼女のOrganはエフェクトにより多少dirtyなテイストを加えてますが、この外見に似合わず、
ちょっぴりdirtyなテイストを含ませるあたりのさじ加減が、彼女のセンスでもあり彼女の
Organをさらに魅力的なものとしてしていると言ってもいいでしょう。
全く好みの問題かもしれないが、清く正しく美しくという美の形よりどこか危うく、dirtyな
香り漂う美に惹かれるのは、私だけではあるまい。(さじ加減がミソだけどね!)
 
このアルバムはリリース当時、国内では入手できるとこがなく、熱烈なBarbaraの追っかけ
だった私は、やむなくドイツ在住のAutschbzch氏本人に辞書を片手にメールでお願いして
入手したのを覚えていますが、Autschbach氏にお願いするのに、Barbaraのorganが
どうしても聴きたくてとも言えず、ドイツ人であるAutschbach氏からは、「お前の英語は
理解しずらい」とのメッセージとともにCDがエアメールで届きました。
彼から見たらさぞへんな東洋人と思ったことでしょう。お恥ずかしい限りであります。

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Peter Autschbach
 
Category: organ (第2期)  

Love Letters / Barbara Dennerlein

loveletters.jpg

Barbara Dennerlein(org)
Daniel Messina(ds, perc, voc)
Recorded March 2001 (BEBAB 250969)

80年代のデビュー当時は、チープな音でごくごく平凡なプレイをしていた彼女ですが、
一作ごとに確実にStep Upしてenjaレーベル3作目の「That's Me」あたりでは、Musician
としての方向性もある程度定まってきたとの印象もあります。
その後、Verbでの3作を経て、自身のBEBABレーベルからリリースした本作では、dsとの
デュオという最小の編成ながら、広がりのある見事なOrgan Musicを聴かせてくれます。
持ち味の今を感じさせる一種クールなサウンドに温かさとやさしさが加わり一段と進化し 
た姿を見せてくれます。

確実に階段を上り続けてきた彼女ですが、この後の自身のレーベルから出した数枚では、
今まで感じてきた前向きの姿勢が薄れてきたかなと思わせるような印象もあり、ずっと彼女の
organを追い続けてきた私としては、ちょっと心配でもあります。
本作は'10年1月現在、現時点での彼女の頂点とも言ってもいい作品と言えるのではないで
しょうか。


Jimmy's Walk - Barbara Dennerlein(Hammond B3), Daniel Messina(ds)



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Barbara Dennerlein

Category: organ (第2期)  

3 Bex / Emmanuel Bex

3 bex

Emmanuel Bex (org) Bireli Lagrene(g) Andre Ceccarelli(ds)
            Philip Catherrine(g) Aldo Romano(ds)
            Claude Barthelemy(g) Stephane Huchard(ds)
            Recorded 1998 PW022 (PEE WEE)

Musicianには、いろんなタイプがいます。たとえは悪いが常時、70~80点の及第点のプレイ
をする人、いつもは50~60点が多いが、時折90点以上の満点に近いようなプレイをする人。
今回紹介するEmmanuel Bexなどは、典型的な後者のタイプと言えるのではないでしょう
か。良いアルバム、悪いアルバムというよりは、おもしろいアルバムとおもしろくない
アルバムがはっきりしているという言い方をした方が適切かもしれません。

私は、Musicianの評価を平均点で論じたくないと思っている。最も高みに達した時、どの
ようなプレイが飛出してくるのかで、その人の評価をしたいと思っている。
今回紹介する「3 Bex」は、Bexが、最も高みに達した瞬間を見事に捕らえた一枚と言える
でしょう。このアルバムは、BexのOrganの他は、3人のギタリストによる3つの違った
ユニットによるJazzクラブでのLiveという内容になっていますが、中でもギターの
曲者Claude Barthelemyの入ったユニットでのT8 「Where ?」は、Liveの一発勝負という
条件の中、Bexの創造性溢れる爆発的なプレイが飛び出します。私の中でのBexの評価を
決定づけた記念すべき1曲。Stephane Huchardのキレのあるドラムにも要注目です。

私はMusicianを評価する時、独自性を重視しており、それが聴く場合の楽しさにもつながって
いるという部分があります。先人の造り出したスタイルの上で、ただ楽しくPlayしている
だけの音楽では、心の底から楽しくはなれないし、のめり込めるだけの密度を感じないのかも
しれません。
既成の枠に捕われない独自性、創造性………など、やはり高い評価をししなければならない
Organistの1人です。

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Emmanuel Bex

Category: organ (第2期)  

HLP / Humair-Louiss-Ponty

hlp.jpg

Daniel Humair(ds)
Eddy Louiss(org)
Jean-luc Ponty(violin)
Recorded Live at the Cameleon, Paris 1968

60年代、米Organ界では、Larry Youngという革命児の出現により新しい世界の予感を
期待させられましたが、志半ばの37才という若さで旅立ってしまいました。
以後、Organ Playerの絶対数の少ないこともあり、Jimmy Smithの影響が長期に渡って
続き、またOrganと言えば黒っぽいというようなイメージだけが先行し、他楽器に比べ
何か一段低いものとして位置づけられているような風潮は寂しい限りです。

今回紹介するアルバムは、今でこそ何かと話題になることもある欧州Jazzですが、非常に
注目度も低い60年代の欧州、そんな時代背景を考えると、しかもOrganという楽器で
Jimmy Smith一色の時代に、それとは全く違った新しい感性が欧州で芽生えていたことは
驚きです。
カミソリの切れ味を思わせる鋭さと圧倒的なテクニックに裏打ちされた柔軟でモダンな表現、
前を見据え、新しいものを造り出そうとするギラつくような感性と緊張感漂うこの60年代
後半、欧州はパリのクラブでのLiveの記録はJazz Organ史の中でも歴史的価値あるアルバム
と言えるのではないだろうか。

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Eddy Louiss
Jean-Luc Ponty

Category: organ (第2期)  

Dynasty / Stan Getz

dynasty.jpg

Stan Getz(ts)
Eddy Louiss(org)
Rene Thomas(g)
Bernard Lubat(ds)
Recorded Live at the Ronnie Scott Club, London, on March 15, 16, 17 1971
839117-2 (Verve) 2CD set

まず今世紀初頭からの弟2期Organ時代に入るきっかけともなったMusicianを紹介しましょ
う。出会いは、もう30年以上も前にあったFM放送でした。
70年代初め頃、Stan Getzが欧州への演奏旅行に行った折、たまたま聴いたOrganistの
プレイ、そのあまりのうまさに驚き、Getzの申し出により実現したのが、このアルバム
だったらしい。当時、FMのジャズ番組にて新譜紹介ということで、このアルバムから曲を
流したのですが、それを、たまたま私が聴いてしまったのです。

当時、私の音楽史の中では、過去にOrgan, Guitarを中心とした時代を経てSaxからPianoの
時代に入っている頃だったと思います。
Larry Youngという別の存在はありましたが、それまで経験した当時のOrgan界で強大な力を
誇示していた当時のJimmy Smithを中心とした、Organというと多くの人がイメージする
いわゆる黒っぽい音とは、全く異質の感性で、カミソリの切れ味を思わせる鋭いプレイは、
御大Getzもかすんでしまうほどだったと記憶しています。
Pianoの時代であった当時の私は、全盛力をPianoに向けていましたので、このGetzの
アルバムは、購入まで至らず、私の記憶の奥底に眠ったままになっていました。

長い時を経て、Tenor Saxばかりを追い掛け続け、そろそろ違うものを求め始めていた2000
年頃だったと思います。David Murrayの「Shakill's Warrior」に入っていた
「In The Spirit」という1曲でのそのいかにもHammondらしいDon PullenのOrganサウンド
にハマってしまい、それがきっかけで再びOrganの時代に突入することになってしまいました。

そこで、遠い昔に聴いたこのEddy LouissのOrganを思い出したのです。もうそれが気に
なったら居ても立ってもいられず、すでにLPの時代は終わり、当然廃盤、日本ではCD化も
されておらず世界を股にかけて(ちょっとオーバー、笑)捜すという大変なことになってしまい
ました。強く望む気持があれば、不思議とそれは叶うもので、CD入手に成功したのです。
長年の月日を経て、あらためて聴くEddy LouissのOrganは、やはり凄い。そのギラギラする
ような才気溢れるアグレッシブなプレイは、40年近く経った今でも、古さを感じさせない
ばかりか、むしろ新鮮さも感じるほどです。
ということで、はじめに私の第2期Organ 時代突入のきっかけをつくった若き日の
Eddy Louissがサイドメンとして入っているアルバムを紹介しました。

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Eddy Louiss
David Murray/Shakill's Warrior

Category: organ (第2期)  

organ編プロローグ

私の音楽との関わり方の癖として、気になるmusicianに出会うと、他アルバムなども含め
そのひとりを集中的に聴いてしまうという、全くの単一指向型というか一極集中型というか、
そんな関わり方をしてきたことである。(まあ、ピュアというか一途なんだよねえ!笑)
結果、そのmusicianのボロを感じるところまで聴いてしまい興ざめしてしまったり、あるいは
逆に、ますますその魅力にとりつかれ深みにはまり込んでいったりと、まっこと純粋かつ
猪突猛進型の音楽人生を送ってきたと言ってもいいのかもしれない。
そんなことで気になるmusicianに出会うと、自然それに関連したものということで、またまた
同楽器のmusicianばかりに集中し、追っかけて聴くというような言わば楽器集中型による
数年ごとのサイクルを繰り返し現在に至っている。
どうも広く万遍なくというようなおつきあいは、からっきし苦手としているようだ。
(そう言えば、世渡り下手だもんなあ。もうちっとうまく立回ってりゃあ.......。しみじみ!)

ということで、guitar, piano, sax.....等々といったそれぞれの楽器集中型時代を過ごしてきた
わけですが、それぞれの時代にその流れを変える節目となるようなmusicianとの出会いを
転機に更なる未知の美を求め、自分に変化をもたらしてくれるようなmusicianとの出会いを
ひたすら求めての何十年の旅であったとも思う。

そんなことで最初に紹介するアルバムも、いったいどこから始めてよいのやら非常に迷ったの
ですが、今までの自分の音楽との関わりと同じように楽器別で攻めるのが分かりやすいと
考え、まずは近いところで、今世紀に入ってからの数年間、共に過ごしたorganに的を絞り
話を進めましょう。まあ、初っぱなからこのどマイナーな世界になってしまうあたりが、
どうも私の人生とダブるんだよねえ。(何で!)

organに関しては、jazzと関わり初めた頃、guitarと共に集中的に聴いた時代がありました。
多くの人が辿ったと同じように私も人並みに映画音楽やらPOPS, ROCK...などを経てjazzに
流れ込んできましたが、jazz突入期直前の頃はROCKとりわけBLUES色の濃い音、そして
BLUESそのものということで、そこで使用されている楽器もguitarやらorganを中心とした
keyboardが中心となっていたわけです。
このjazz突入前にBLUESにのめり込み、BLUES臭が染み付いていたことが、後の白人
musician、特にBill Evansとのリアルタイムでの出会い時に微妙な影響を及ぼすことになり
ますが、その辺の話は、いずれpiano編の時にでも機会があったらということで話を先に
進めましょう。

開拓精神と好奇心旺盛な当時の私(まあ、そんな大したことでもないんだけどね。笑!)が、
未知の分野(jazz)のguitarやorganに目を向けたのは至極自然な流れであったと思います。
これより、第1期guitar及びorganの時代がしばし続くのですが、ここで出会ったmusician
については、範囲が広がり過ぎ収拾がつかなくなってしまうので、いずれまた機会があれば
ということで、まずは的を絞り、第一期から長い月日を経て、他楽器のacousticなjazzにも
どっぷり浸かった後の2000年頃から数年続いた弟2期organ時代から行ってみましょう。
ここでは、長い時を経て再びorganのdirtyな世界に足を踏み入れてしまい、弟1期で出会った
organistとはまた異質の感性に出会い心惹かれていくことになります。

JAZZ-organ-1
Category: はじめに  

はじめに

長年、ひたすら前を見ながら関わってきたJazzを中心とした音楽。
この辺で、自分の中の音楽を整理する意味も兼ね、しばし後ろを振り返ってこれまで
出会ったちょっと気になる音楽やらMusicianなど、思い起こしながら己の道楽の軌跡を
見るのも.......。などと思ったのがこのブログの始まりであろうか。

が、自分はプロのJazz評論家でもないし、それが目的でもない。あくまで過去の出会いを
ここで一旦、自分の中で整理、評価することにより明日につなげたいという魂胆からなのだ。

私の音楽道楽の歴史は、出会ったことのない更なる美を追い求め続けての歴史であると言って
もいい。未知の感性との出会いは、自分の感性の進化のきっかけともなる。私が未知の美を
求め、ひたすら未知のMusicianとの出会いを求めてきたのも新しい美との出会いにより、
自分の中の美の基準に変化をもたらし、進化のきっかけとしたいとの思いからとも言える。
新しい美との出会い、それはすなわち、より楽しみが広がるということである。
道楽として、そこにこだわるのは至極当然のこととも言える。

また、私は今現在自分をとりあえずJazzファンとはしているものの、それ以外の音楽に関心が
ないわけではない。
そもそも音楽のジャンルやらスタイルなど、私にとっては、あまり意味の無いことであり、
こだわりも無い。そこにこだわってしまうと未知の音楽に出会える可能性を著しく狭め、
己の感性の進化にも歯止めをかける結果になってしまうとも思っている。たまたま私の好きな
音が、結果的に、世間一般で言うところのJazzというジャンルに多かったということで理解
している。

Jazzは、所詮道楽、自分の好きな音を好きなように聴けばイイ。聴くのは自分の耳、世間の
評判など一切関係なく、自分が好きか、嫌いか、そこにはとことんこだわりたいと思って
いる。
ひたすら己を楽しませるものを求めてこその道楽である。

とまあ、ちゃんとした青写真もなしの出たとこ勝負というまことに甘い考えではありますが、
とにかく清くJazz一本で、無謀にも見切り発車してみようと思います。(不安いっぱい!)

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