前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Sort byvocal

Category: vocal  

Nice Weather for Ducks / Erin McDougald

ErinMcDo.jpg     
声質の表現としてシルキーあるいはベルベットといった質感とは対極にあるような刺激ある声質とともに、ここにPureなものを求めない自分としては、
この汚れ感、不純さといったテイストがマル。
Pureより不純だ、などと言ってる自分にも困ったものだが、この辺は話せば長いことなんで.....................
精製塩より、いろいろ不純物が混じってる塩の方が味わい深いものがあるのと同じか、..................違うか!
彼女のホームグラウンド 「シカゴ」 をイメージしてしまうね。

アルバム記事は → こちらから

JAZZ-vocal 54
Erin McDougald

スポンサーサイト
Category: vocal  

Anything / Erin Boheme

               

               18才でのデビュー盤が印象的だった早熟の天才肌。
               その後、地味な2ndの他、目立ったうわさも流れてこないが、どうしているのやら、気になる歌手だ。

記事は → こちらから

JAZZ-vocal 53
Erin Boheme

Category: vocal  

Moon & Sand / Tracy Todd

               TracyT.jpg

               YouTube を見ていたら、懐かしい1曲に出会った。
               もうかれこれ15〜6年ほど前になるんじゃないだろうか。
               クールにミュートの効いたペットと Tracyのシルキーヴォイスが絡みながらの1曲には中毒性があり、
               その後のiPodの時代には、移動中などあらゆる場面でよく繰り返していたのを思い出す。
               どうも名字が変わってるようだし..........結婚でもしたのかな? 時の流れを感じるね。


               

アルバム記事は → こちらから

JAZZ-vocal 52

Category: vocal  

Fay Claassen / Live at the Amsterdam Concertgebouw

  Fay Claassen (vo)
  Peter Beets (p)
  Martijn van Iterson (g)
  Rudd Jacobs(b)

  Recorded July 2014
  CR 73411 (Challenge Records) 2015

  01.Just One of Those Things
  02. I’m Old Fashioned
  03. When Sunny Gets Blue
                     04. The Song is You
                     05. Poor Butterfly
                     06. ‘s Wondeful
                     07. Zon in Scheveningen
                     08. I’ve Got the Word on a Song
                     09. Meditation
                     10. You’d be So Nice to Come Home to
                     11. Detour Ahead
                     12. Summertime

オランダの正統派ボーカリスト Fay Claassen と Peter Beets のドラムレスTrioによる Rita Reys トリビュートコンサートのライブ。
Fay Claassenは以前、生でも聴いたことがあり、その良さは確認しているが、そのClaassenが、これまた私的には縁のあるボーカリスト Rita Reys
トリビュートしたアルバムということで、即ゲットとなったしだい。
普段の当ブログからすると、こういった王道ど真ん中の匂いもするJazzは、違和感を覚える方、はたまた節操がないなどと思われる方もおられるかもしれ
ませんが、そうなんです、ことボーカルに関しては、この真ん中の路線がことのほか心地良いのです。コンテンポラリーテイストのものも嫌いなわけではない
のだが、やっぱ、ボーカルは王道が落ち着くのです。

Claassen にとって Rita Reys は、同じオランダの敬愛する大先輩ボーカリスト、そしてBeets は、Reys晩年のピアニスト、さらにClaassenとBeetsは、
普段から共演も多いという間柄、2人の共通の大先輩Rita Reysのトリビュートコンサートということで、オランダの名門ホールの会場も大いに盛り上がって
いる様子が伝わってくる。

スゥインギーな推進力を発揮するBeetsのピアノをバックに、ボーカルにそしてでアドリブでスキャットに、時にはベースラインやBeetsのブロックコード
のみをバックにあらゆるパターンを駆使するClaassenも終始快調に飛ばす。
“Poor Butterfly”などを聴いていると Rita Reys を思い出す。それだけでもトリビュート作としての意味があったというものだろう。

             

             
             
             Fay Claassen(vo), Jan Wessels(tp), Karel Boehlee(p), Hein van de Geyn(b), John Engels(ds)

JAZZ-vocal 51
Fay Claassen

Category: vocal  

Maja Christina / Romance

 Romance-2.jpg Romance-3.jpg

Maja Christina (voc)
Roland Koppel (p)
Emanuel Schnyder (b)
Pascal Graf (ds)
Stefan Schlegel (tb)

Recorded February 7-9, 2003
200385-2(BRAMBUS)

1.Tom's Diner
2.Romance
3.I Can't Stand The Rain
4.Heart of Gold
5.Honeysuckle Rose
6.Summertime
7.Yellow Moon
8,Bewitched, Bothered and Bewildered
9.Time to Say Goodnight

ここしばらく聴く音楽も、だいぶ片寄ってしまっていたことを自覚していたこともあり、軌道修正といったことでもないが、たまには気分転換ということで、
しばらく聴いてなかったvocal盤を特に選んだわけでもなく、一枚引っぱり出してみた。

出てきたのは、スイスのMaja Christina嬢の一枚、10年ぶりぐらいのご対面である。
内容は、彼女のオリジナル2曲、スタンダード他の全9曲。
バックは、ピアノトリオを基本として曲によりゲストのtbが加わるというスタイル。

程よい厚みとまろやかなクールヴォイスがなかなか魅力的な歌い手で、器楽的スキャットも見せるなどテクニック面でもしっかりしたものを持った本格派
といった印象である。
やや低めの声で基本は透明感あるひんやりした清涼感だが一方でそんな中にダル、レイジーといった相反するようなものが、かすかに顔をのぞかせるといった
あたりが彼女の個性でもあり魅力となっているようである。

バックのピアノのクールなスイング感、そしてゲストとして曲により入るトロンボーンが本作の味付けとして見事に機能しているようである。
冒頭1曲目の "Tom's Diner" での飛び込んでくるピアノソロの粋さ、2曲目の彼女のオリジナルタイトル曲 "Romance" での初々しさの中にも、時折見せる
レイジーな歌い回しなど..............本作のハイライトと言っても良い部分だろうか。

ということで、たまには違った空気も吸っとかんといかんなぁ................急がば回れなぁんてこともあるし!

JAZZ-vocal 50
Maja Christina

Category: vocal  

Cinzia Spata / 93-03

  Cinzia Spata (vo)
  Marc Corpland (p)
  Ron McClure (b)
  Marcello Pellitteri (ds)
  Donny McCaslin (ss)

  Recorded April 10, 11, 2003 at Acoustic Recording Brooklyn NY
  TBPJAB096 (Azzurra) 2004

  01. North Carolina
                    02. A Young Girl
                    03. Friend, We're Through
                    04. Thanks, G.
                    05. Lonely Woman
                    06. Anek
                    07. Marcha da Quarta-Feira de Cinzas
                    08. Everybody's Song but My Own
                    09. Every Time We Say Goodbye

イタリアは、シシリー出身のヴォーカリスト Cinzia Spata のアルバムなのだが、Marc Corpland, Donny McCaslin の参加もありゲットしてみた。
10代からプロとしての活動をしていたという彼女は、その後、米国に渡りキャリアを積んだようだ。
全9曲中、4曲が彼女のオリジナルとなっているが、その他2曲にKenny Wheelerの曲が入っているのが目につく。アルバムタイトルの "93-03" は、この10
年間に彼女が、お気に入りのレパートリーとして度々唄ってきたものといった意味があるらしい。

一聴して、Cinziaのヴォーカルからは、フローラ・プリムあたりが浮かんでくるのだが、爽やか感のあるスキャットを多用するそのスタイルは、どうも苦手だ。
だいたいが私は、ヴォーカルに爽やか、清々しい.......................といった感触は全く求めていない。もっともヴォーカル以外もそうなのだが(苦笑)。
一般的に心地よく感じることが多い爽やか、清々しいといったものを、素直にそうは受け取れず楽しいものではないという自分の感性にも困ったものだが、
こればかりはしょうがない、そこには今後も素直に向き合っていくしかないのだろう。この辺の感触は、例外ももちろんあるのだが、私にとっては通常、音楽を
まずくする要素になることが多いのである。
けっしてヘタな歌手ではないが、ウマい、ヘタは好みとはまったく別物であり、これはどうにもならない部分である。相性悪しということで、悪しからず。
ということで、耳は自然とCorplandやMcCaslinへと向くことになるのだが、あくまでヴォーカリスト Cinzia Spataを名義人とするアルバムという中での
プレイなので、本来の彼らの魅力をそこに求めるのは、酷な事かもしれない。
そんな中ですが、ゲスト扱いで出番の少ないMcCaslinはともかくとして、Corplandのピアノが、その独自性あるフレージングで鈍い輝きを放っているのが
救いと言えるでしょうか。

JAZZ-vocal 49
Cinzia Spata

Category: vocal  

Diana Krall / Wallflower

  Diana Krall (vo, p)
  David Foster (key, p, Orchestra Arranged)
  William Ross (Orchestra Arranged)
  etc.

  Recorded 2014, Santa Monica, CA
  Verve 3786685

  01. California Dreamin' / The Mamas & Papas 1965
  02. Desperado Piano / Linda Ronstadt 1973
  03. Superstar / Delaney & Bonnie 1969
                     04. Alone Again (Naturally) / Gilbert O'Sullivan 1972
                     05. Wallflower / Bob Dylan1 971
                     06. If I Take You Home Tonight / Paul McCartney
                     07. I Can't Tell You Why / The Eagles 1979
                     08. Sorry Seems To Be The Hardest Word / Elton John 1976
                     09. Operator (That's Not The Way It Feels) / Jim Croce 1972
                     10. I'm Not In Love / 10cc 1975
                     11. Feels Like Home feat. Bryan Adams / Bonnie Raitt 1995
                     12. Don't Dream It's Over / Crowded House 1986

デビュー当時からずっと追っていたDiana Krall(B1964)でしたが、エルヴィス・コステロとの結婚後の作 "Girl in the Other Room(2004)" あたりから
それまでとは何かが変わり、音楽の魅力が薄れたと感じるところもあり、アルバムには手を出さなくなってしまっていた。それでもそれまでのアルバムは
時折聴くこともあり、やはり稀な才能、数少ない大好きなVocalistであることに変わりはない。
そんなこともあり、とんとご無沙汰していたDianaですが、久しぶりに現在の状況も知りたくチェックすべく本作ゲットの予定もしていたら、発売延期も
ありのびのびになってしまっていた。
年の初めには、特に予習というわけでもないが、デビュー作そして出発点とも言える "Stepping Out" なども聴いたりして、準備万端整えては久しぶりの
再会に向けテンションをキープしていた。

内容はほとんど、Diana自身がおそらく聴いて育ったと思われる思い出のポップスをカバーしたもので、オーケストラアレンジを David Foster と
William Ross が担当しているというもの。
曲については、私としては当時、違うフィールドにいたとはいっても、多くが耳にしたことがあるという内容だが、特に入れ込んだという曲は無い。

さて、一聴してみれば、歌の魅力はハンパなく、さすがと思わせるものもあり、前述の "Girl in the Other Room" あたりで感じられた負の印象はあまり
感じられなくなっている。曲の魅力を自分の感性を通し増幅して引き出してしまうこの能力は天性のものなのだろう。
でも、う〜むといった感じ!何か大事なものが足りない感じがしてしまう。
これって、ほんとうにDiana自身が100%納得した結果としての形なんだろうか?そんな疑問もわく。
私的には、元来が雑食性でありJazz度が薄いとか濃いとか、その辺は求めない、ただただ音楽として魅力的であればそれで良いのだが、いい仕上がりで、
それなりに楽しめる音楽となっているとも思え、おそらく多くの人に受け入れられては、売れるアルバムにもなるのだろう..........とも思えるのだが...........
私的に彼女の音楽の魅力は、「男前」とも言えるような低め、太めのハスキーぎみの声質をもって思うがままに歌い、そして弾き、強引に引っ張る姐御肌の
テイスト、そしてそれらとは真逆の女性らしい繊細なテイストとが同居しているというレンジの広い天性の表現力といったあたり。
本作では、あくまで敷かれたレールの上という条件ながら彼女の天性の歌の巧さもあって、上質の音楽にはなっているのだが、それが彼女の感性で思うが
ままに歌い、弾いた結果とはどうも思えないだけに、納得できない、すっきりしないものが残ってしまう。
音楽というのは、その音づくりの姿勢みたいなものが最終的に音になったとき、おどろくほど正直に表れるもの、つくり手の目的としているものが自分の
求めているものとズレがあれば、心から受け入れられる音楽とはならない。
レーベルそしてDavid Fosterの考えや思いとDianaの思いは一致しているのだろうか?アルバム名義人であるDianaの創りだしたと言えるものなのか?
もっともDiana自身が、過程、結果を含めてこれで良しと納得、満足しているのであれば、何ともしょうがない、きっぱり見切りをつけるしかないのだが.....
リスナーの私としては、彼女自身が求める音楽、そして納得できるやり方で勝負したものを聴きたいだけなのだ。そこに余計な味付けなどは要らない、
ただ Diana Krall の音楽をフィルター抜きでストレートに聴きたい、というのがリスナーの思い。どうも本作はそんなリスナーの思いには、正面から応えて
くれなかったようだ。
現況チェックの意味もあっての本作ゲットだったがDianaの本心がいまいち読めない、次も聴いてみないと判断不可という何ともはっきりしない展開に
なっちまったようだ!

JAZZ-vocal 48
Diana Krall

Category: vocal  

Sanem Kalfa / Nehir

 nehir-2.jpg

Sanem Kalfa (voice)
Kaja Draksler (piano)
George Dumitriu (guitar)
Mattia Magatelli (bass)
Kristijan Krajncan (drums)

ZR1412002 (ZENNEZ) 2014

1. STORM  2. NEHIR  3. LAYKLA  4. CEMBERIMDE GUL OYA  5. COME RAIN OR COME SHINE  6. BLU SKIES  7. YOU BETTER GO NOW
8. UNBALANCED  9. CANTO DE OSSANHA  10. PRAYER FOR THE PEOPLE  11. VIRA  12. SOMETHING MORE ABOUT IT  13. GIRIZGAH

Sanem Kalfa は、トルコ出身。
チェリストとしての経験もあったらしいが、Jazzへの傾倒もあり、2010年モントルー・ジャズ/ヴォイス・コンペでのウィナーの受賞歴がある。

1曲目からトルコ出身という出自がそのまま色濃く出ており、欧州を感じさせるリリシズムと哀愁漂う中東的メロディーラインとが入り組んで、独特の世界
を創り出している。
伸びのある高音域に特徴のある彼女の声質で、かなりスキャットを多用するのが彼女のヴォーカルスタイルのようだ。技術面でもかなりハイ・レベルのもの
を感じさせるものがあるのだが、それが音楽に技巧的といった匂いを感じさせないのは、彼女の音楽的懐の深さゆえなのだろうか。
スタンダードでの解釈なども彼女の感性による新鮮な表現には非凡なものを感じる。
伝統に必要以上に縛られることなく、新世代のヴォーカリストとして新しい形を創り出してほしい、期待したい。

今回、私的には他にも収穫があった。
このバックを支えるメンバーが非常に良い。本作における彼らの貢献度は高い。東欧圏出身者が多く、トルコ出身のKalfaの感性との相性あるいは共感でき
るといったものもあったのだろう。米国ミュージシャンとの共演では、また異質の音楽になっていたのではないだろうか。
特にスロヴェニアの女性ピアニスト Kaja Draksler そしてルーマニアのギタリスト George Dumitriu の感性には、惹き付けられるものが随所にあった。
感性面、技術面いずれもハイレベル、そして何よりも音創りの面で前向きなものが感じられるところに先の広がりも思わせるところが良い。
今まで出会ったことのない感性を求める私にとっては、こういった新しい出会いが何よりの収穫なのだ。

JAZZ-vocal 47
Sanem Kalfa

Category: vocal  

Diana Krall / Stepping Out

  Diana Krall (voc, p)
  John Clayton (b)
  Jeff Hamilton (ds)

  Recorded by Ian Terry at Kingsound Studios in North Hollywood, CA, October 18-19, 1992.
  GRD-9825 (GRP) 1993

  01. This Can't be Love
  02. Straighten Up and Fly Right
  03. Between the Devil and the Deep Blue Sea
  04. I'm Just a Lucky So and So
                     05. Body and Soul
                     06. 42nd Street
                     07. Do Nothin' Till You Hear from Me
                     08. Big Foot
                     09. Frim Fram Sauce
                     10. Jimmie
                     11. As Long as I Live

まもなく、新作 "Wallflower" のリリースが予定されているDiana Krallですが、エルヴィス・コステロとの結婚後、どうも歌の魅力が薄れてしまったと
感じるところもあり、それまで全作聴いていたDianaでしたが、とんとご無沙汰してしまっていた。
年の初めに思い出したようにDiana Krall(B1964)の原点とも言えるデビュー作を引っ張り出してみた。

彼女は、カナダのブリティッシュコロンビア州のナナイモの出身、位置的には、ジョージア海峡を挟んで対岸にはバンクーバーそして米国との国境を挟んだ
先が、ちょうどシアトルといったあたり、幼い頃に家族でバンクーバーに転居してからバークリーに入学するまでは、そこが生活の拠点となっていたようだ。
バークリー卒業後、西海岸のロサンゼルルスでの活動を経て90年にニューヨークへ転居、そして93年の本デビュー作につながっている。

本作を初めて聴いた頃、それがジャケットの印象に通じるようなものがあり、いいのか悪いのかわからないが、内容のよく出たジャケットなどと思えたもの
だった。後のDianaのジャケットに徐々に表れてくるような洗練感は全くと言っていいほど無く、まさに荒削りだが Jazzフィーリングの塊みたいなシーン
に登場してきた頃の状況が、そのまま見えてくるような一種の素朴さも漂うジャケ写である。

そんな原石を思わせるような本作ですが、そこに感じる可能性の大きさが、やはりDiana Krallのデビューアルバムであることを強く感じる一枚と言える
でしょうか。
極部分的だが彼女のピアノに同じカナダの大先輩オスカー・ピーターソンを感じる部分もあるのは、何か感慨深いものもある。
シーンに出て来た当初の勢いとともに彼女の原点も見えてくるようなアルバム、そして大きな可能性も感じさせてくれた一作。
Dianaには、今一度この頃を思い出してほしい。
新作は、豪華アレンジで歌うポップソング集といった内容らしい。この「豪華」といったテイストがどうもひっかかる。手が伸びるか微妙だなぁ。

JAZZ-vocal 46
Diana Krall

Category: vocal  

Solveig Slettahjell / Silver

 Silver-2.jpg Silver-3.jpg

Solveig Slettahjell (vo)
Mats Eilertsen (b)
Sjur Miljeteig (tp)
Morten Qvenild (p)
Per Oddvar Johansen (ds)

CLCD80 (Curling Legs) 2004

01. Take It with Me
02. Second Time Around
03. What is Thing Called Love
04. C. Parkers Wisdom
05. What It
06. You Won't Forget Me
07. Nobody's Fault But Mine
08. Moon River
09. Time after Time
10. 12th of Never
11. The Mre I See You
12. Look for the Silver Lining

ノルウェーのヴォーカリスト Solveig Slettahjell(B1971)のデビュー作 "Slow Motion Orchestra(2001)" に続く2作目。
前作での大編成の核となっていた活動を共にする4人をバックに、メンバーのオリジナルなども混じえながらのスタンダードを中心とした曲構成。

この5人編成のグループをSlow Motion Quintetと名のっているように、スローバラードを中心として、ゆっくりとした透明感もある時の流れを感じる
ようなアルバムに仕上がっている。
そんな音の流れの中で、Solveigのクールでセンシティブなボーカルが光るが、そういった表面上の印象とは別に、奥に素朴さとともに芯の強さも感じ
られるあたりが、この歌手の魅力でもあるのだろうか。

音数を抑えたSjur Miljeteigのtp、斬新なアレンジなどコンポーズ面でも光るベースのMats Eilertsenなど
前作同様、バックを務めるメンバーの質の高さも伝わってくる一枚。

JAZZ-vocal 45
Solveig Slettahjell

Category: vocal  

Solveig Slettahjell Slow Motion Orchestra

  Solveig Slettahjell (vo)
  Sjur Miljeteig (tp)
  Morten Qvenild (p)
  Mats Eilertsen (b)
  Per Oddvar Johansen (ds)

  Henrik hannisdal (vln)
  Sidsel Scheen (vln)
  Marek Konstantynowicz (vla)
  Morten Hannisdal (cel)
  Rolf Steinar Borch (bcl)
                     Lene Lindquist (fl)
                     Tone Reichelt (horn)
                     Christian Jaksjo (tb)
                     Sissel Walstad (harp)
                     Nils Olav Johansen (g)
                     Eivind Buene (ensemble-arrangement/cond)

                     Recorded Live May 22, 2001 Oslo
                     CLCD69 (CURLING LEGS)

                     01. All the Way
                     02. Comes Love
                     03. Blame it on My Youth
                     04. My Heart Belongs Daddy
                     05. What a Little Moonlight can do
                     06. Little Girl Blue
                     07. I've got a Crush on You
                     08. I remember Clifford
                     09. Reaching for the Moon
                     10. Beautiful Love
                     11. Wild with the Wind

ノルウェーのヴォーカリスト Solveig Slettahjell(B1971)のデビュー盤。
そしてこの10年余りコンスタントなつき合いをしてきたヴォーカル盤でもある。
最初の出会いでインパクトはあっても、薄っぺらな音楽性しかないと飽きるのも早い。そういう意味では、つき合いが続いているのは、彼女が持っている
豊かな音楽性の結果でもあるのだろう。
音楽に取り組む真摯な姿勢が歌の魅力を損ねてしまう場合が往々にしてある。ヘンな生真面目さが歌に絡み付いてしまい堅苦しさというJazz Vocalとしては、
悪い方向に走ってしまうというようなことだ。
Solveig の場合は、適度にレイジーにそしてヌクというツボを心得ているようで、その辺の絶妙な出し入れは天性のものなのだろう。
わずかにハスキーぎみの声質で柔らかで繊細な表現から力強い表現までレンジの広さとしっかりした個性を感じさせてくれる。

バックは、行動を共にすることも多い小コンボを軸として曲により編成を変えるというスタイルとなっているが、これがなかなかの腕達者が揃っており、
変化に富んだ曲構成は、本作をハイレベルな一枚としている要因にもなっていると思う。
Morten Qvenild(p)のシャープな感性が印象に残るとともに、あらためてノルウェーミュージシャンの質の高さも感じる内容だ。

JAZZ-vocal 44
Solveig Slettahjell

Category: vocal  

Dena Derose / A Walk in the Park

  Dena Derose (voc, p, moog)
  Martin Wind (b)
  Matt Wilson (ds)

  MXJ 502 (MAX JAZZ) 2005

  01. Meditation
  02. All My Love
  03. How Deep is the Ocean
  04. Home (with You)
                     05. All the Way
                     06. The Lonely Ones
                     07. In the Glow of the Moon
                     08. Imagine
                     09. A Walk in the Park (with James)
                     10. I Could've Told You
                     11. I Concentrate on You

オーソドックスで伝統を感じさせつつも今の空気感も程良く漂わせ、また自らが弾くピアノとヴォーカルといういわゆる弾き語りなど、
いろんな面でミュージシャンとしてのバランスの良さも感じさせるDena Derose(B1966)ですが、本作も40ちょっと前という脂の乗りきった時期で、
スタンダードを中心にオリジナルも程良くブレンドし、Jazz Vocalアルバムとしてなかなかの充実した内容となっている。

弾き語りのヴォーカリストとはいっても、ピアニストとしても成り立つ技量の持ち主である彼女は、元々はピアニストであったらしく、
手指の炎症による病からピアノを諦めヴォーカルに転向、そうこうしてるうちに手指の回復もあり今のスタイルになったという経緯があるらしい。
自らが弾くピアノということで、ヴォーカルとの一体感とともにバランスが良く、
度々使うスキャットとピアノのユニゾンによる表現などは、彼女ならではのものだろう。

M 4, 7, 9 のオリジナル良し、スタンダードにおける彼女のカラーもよく出ており、M2の染みるバラード、そしてジョン・レノンの M8 "Imagine"など
見事なJazzナンバーに仕上げている。

             

JAZZ-vocal 43 amazon quick link
Dena Derose

Category: vocal  

Simone Kopmajer / Romance

  Simone Kopmajer (vocals)
  John di Martino (piano and all arrangements)
  George Mraz (bass)
  Tim Horner (drums)
  Eric Alexander (tenor sax)

  Recorded February 2004 NY
  ZOHO Music (2005)

  01. How Do You Keep the Music Playing?
  02. A Blossom Fell
                     03. We Kiss in a Shadow
                     04. Calling You
                     05. Whatever Happens
                     06. Exactly Like You
                     07. Someone to Light Up My Life
                     08. The Way You Look Tonight
                     09. A Time for Love
                     10. Where or When
                     11. Just Squeeze Me
                     12. Whatever Happens (Reprise)

オーストリア出身のヴォーカリスト Simone Kopmajer(シモーネ・コップマイヤーB1981) のデビューアルバム "Moonlight Serenade" に続くセカンド
アルバム。アルバムの方は、結構コンスタントにリリースしており、直近でも2作立て続けにリリースするなど活発な活動を見せている。
本作でバックを努めているのは、これまでの彼女の作の多くに関わってきている John di Martino (P) のトリオを中心として3曲でゲストにEric Alexander(ts)
が参加という内容になっている。
本作は2004年にVenusから上のジャケットとは違ったもので国内リリースされていたが、それには、どうも手が伸びなかった。

程よい伝統の王道系テイストを感じさせながらも一方では程よい現代風味のポップなテイスト、そしてあくまでナチュラルな声質と歌いっぷりと全てに平均点
をクリヤーしている上手さを感じるのだが、特別に突出したところが無いという点で個性面でのもの足りなさも感じられる。
その辺は、受け手の感性でどちらにでも転ぶといった微妙な位置にいるとも言えるSimoneではないだろうか。
実際、私自身、聴く時の状況、状態などで印象は、その境界線を境に行ったり来たりしてしまうといった具合だ。
つまるところ、評価を決定づける圧倒的な何かが見当たらないということでもあるのだが、私的には欠点、弱点は多いに結構、ただしそれを補う圧倒的な
何らかの魅力あればということなのだが、その歪が個性でもあるのだろう。

あまり誉めことばにはならないが、安心して聴いていられる、そんなシチュエーションで出番が回ってくる歌手だ。

JAZZ-vocal 42 amazon quick link
Simone Kopmajer

Category: vocal  

Maggie Green / First Song

Maggie Green
   Maggie Green (vo)
   features special guest Chris Howes(violin) and many other Ohio based musicians.

   Self-Release (2007)

   01. Chega De Saudade
   02. No Moon at All
   03. First Song
   04. So Danco Samba
   05. Up Jumped Spring
   06. A Felicidade
   07. I'm Old Fashioned
   08. My One and Only Love
   09. All Blues
   10. But Not for Me
   11. Aqua De Beber


ブラジル音楽に取り組んだデビュー作 "Maggie Green" に続くMaggie Greenの自主制作による2作目は、ブラジル音楽に加えジャズサイドの曲を半分ほど
取り入れ持ち味をより広くアピールした内容となっている。

ミシガン州立大学でクラシックピアノを追求していた彼女だったが、Billie HolidayやChet Bakerに魅せられ、ピアノから自身の声での表現に関心が向き、
後にバークリーに再入学。その後、ブラジル音楽に強い関心を持ち始めた彼女はヴォーカリストのMili Bermejoに師事している。
2005年、ブラジル旅行の際、現地のピアニストMarcos Arielと知り合い、それがきっかけでNYで活動していたブラジル人ドラマーJurim Moreira、ベー
シストAndre Neivaらと共に活動することになるのだが、その2年後さらにLuiz Avellar、Kiko Freitasなども加わり前述のデビュー作につながる。

本作は、バイオリンのChris Howesの他、彼女が活動拠点としているオハイオ州の地元ミュージシャンがバックをつとめているのだが、Howesのバイオリ
ンそして地元ギタリストの生ギターがなかなかシブく、味のある響きを出しており、彼女のわずかに素朴感もあるテイストにはフィットしている。
Maggie の歌は、私が普段好みとしない素直で爽やか感もある声質だが、それが決してイヤな感じがしないのは、彼女の音楽に対する真っすぐな姿勢が歌
に感じられるからなのかもしれない。
ジャズナンバーでは、Anita O'Dayをちょっと思いだす。

自主制作だが、ジャケットが気に入った、写真の選択にセンスを感じる。邪道と怒られるかもしれないが、Vocal はヴィジュアルを含めたトータルな魅力が
勝負、従って私にとってインストものとは、だいぶ違う世界となっている。
このジャケットとGetzのラトレコーディングでも忘れられないタイトル曲ともなっているCharlie Hadenの手による "First Song" につられてゲットした
本作でしたが、ブラジルとジャズそれぞれのテイストが半分ずつぐらいと、どっちつかずの中途半端感も多少感じるものの、まずまずの内容でした。

JAZZ-vocal 41 amazon quick link
Maggie Green

Category: vocal  

Yvonne Sanchez / Invitation

  Yvonne Sanchez (voc)
  Stanislav Macha (p)
  Robert Balzar (b)
  Jiri Slavicek (ds)
  Special Guests
  Filip Jelinek (tb)
  Radek Zapadlo (ts)
  Ernesto Chuecos (g)

  Recorded January 2002
  Cube (Czech)

                     01. Old Devil Moon
                     02. The Way Look Tonight
                     03. In a Mellow Tone
                     04. Feitico de Irena
                     05. My Romance
                     06. Invitation
                     07. Nica's Dream
                     08. All of Me
                     09. I'll Remember April
                     10. Lover Man
                     11. Well you Needn't
                     12. dindi
                     13. Autumn Leaves

半分キューバの血を引くというポーランド生まれの Yvonne は、94年から隣国のチェコに移住し、プラハ界隈を拠点として活動しているようで、
98年にはチェコのVocalist of the Yearにも選出されるという経歴の持ち主でもある。また、本作もチェコのグラミー賞とも言える国内賞に
ノミネートされている。

ポーランドとキューバの混血という彼女だが、それが彼女の歌にもそのまま素直に表れているように思える。
彼女のルーツ、南国キューバの熱いエモーションを感じさせつつも、一方で東欧らしいクールネスが混在しており、それはそのまま、他の東欧圏の
ヴォーカリストとは異質の感性として彼女のヴォーカリストとしての魅力となっているのではないだろうか。
おなじみのスタンダードナンバーがほとんどという内容だが、その解釈に平凡さは感じず、新鮮。ベースのみをバックにした M13 "AutumnLeaves"
など、なかなか新鮮に聴ける。
ピアノのStanislav Macha Trioを中心としたバックも水準以上の出来を見せ、好内容のヴォーカル盤。

JAZZ-vocal 40 amazon quick link
Yvonne Sanchez


1
3
4
5
7
8
9
11
12
14
17
19
20
21
22
24
26
27
28
29
30
31
> < 03