前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

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Sonny Rollins / A Night at the Village Vanguard

  Sonny Rollins (ts)
  Wilbur Ware (b - 1,2,3,4,6)
  Donald Bailey (b - 5)
  Elvin Jones (ds - 1,2,3,4,6)
  Pete LaRoca (ds - 5)

  Recorded Novvember 3, 1957
  CDP7 46518 2 (Blue Note)

  1. Old Devil Moon
  2. Softly As In A Morning Sunrise
  3. Striver's Row
                      4. Sonnymoon For Two
                      5. A Night In Tunisia
                      6. I Can't Get Started

先日、JD Allenを聴いていて、何となく思い浮かんできた Sonny Rollins のテナー、しかもピアノレスのトリオ、ということで引っぱり出してみた一枚。
昔、LPの時代にはよく聴いた盤だったtが、CDに切り替えてからは、あまり聴いた記憶がない

Sonny Rollins(B1930)が好んだピアノレストリオによる同年録音の “Way Out West” と並ぶ名作、Elvin Jonesの参加も魅力だった Village
Vanguardにおけるライブ。
豪快にドライブする、Rollins も好きだったが、剛柔兼ね備え、デリケートに独特の歌いっぷりを見せる Ballad も好きで、M6 “I Can’t Started”
は、当時好んで聴いていた一曲。
糸を引くように粘る Elvin のブラッシュワークをバックに、太くはっきりしたラインを紡ぎ出してゆく Rollins、こうしてあらためて聴いてみると
濃厚な Jazz Spirit でムンムンとして、むせ返るようだ。まさにJazz だね!

トリオという、ミニマルなフォーマットにおいて、全体にElvin のプッシュが音楽に活力と張りをもたらしており、この我々生物の鼓動、呼吸といった
生命の源とも言えるものと、どこか連動してるかのような流動性もある生きたタイム感覚は、天性のものだね。

            

JAZZ-oldies 22
Sonny Rollins

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My Reverie (from “Tenor Madness”) / Sonny Rollins

  Sonny Rollins (ts)
  John Coltrane (ts - 1)
  Red Garland (p)
  Paul Chambers (b)
  Philly Joe Jones (ds)

  Recorded in Hackensack, NJ, May 24, 1956.
  OJCCD124-2 (Prestige)

  1. Tenor Madness
  2. When Your Lover Has Gone
  3. Paul’s Pal
                      4. My Reverie
                      5. The Most Beautiful Girl in The World

あのJazz史に残る Rollins の名作 “Saxophone Colossus” とは、ほぼ同時期(3ヶ月ほど前)の録音となる本作は、1曲のみだが、 Coltrane が
ゲスト参加したことでも当時、話題となった盤。
本作中の Ballad M4 “My Reverie” は当時、お気に入りとしていた一曲。
Ballad だが、甘さに走ることなく、スケール感ある広がりと、豪放且つ力強い歌いっぷりが、まさに Rollins の Ballad だ。
こうしてあらためてこの当時の Rollins のBalladを聴いてみると、アドリブでありながらもキレイにバランスのとれたラインは、まさに絶好調という
感じがするし、しかも、どれもがすぐ Rollins とわかるような独自のスタイルを持っていることは、私的に高ポイントのテナーマンとしているところ
だろう。

            

JAZZ-oldies 21
Sonny Rollins
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But Beautiful (from “Stan Getz & Bill Evans”)

  Stan Getz (ts)
  Bill Evans (p)
  Ron Carter (b-1,2,3)
  Richard Davis (b-4,5,6)
  Elvin Jones (ds)

  Recorded May 5 & 6, 1964 (Verve)

  1. Night and Day
  2. But Beautiful
  3. Funkallero
  4. My Heart Stood Still
                      5. Melinda
                      6. Grandfather’s Waltz

Stan Getz のラストアルバム “People Time(1991)” との出会いをきっかけに、楽器ごとに集中して聴いてしまう悪癖を持っていた自分は、それまで
一時遠ざかっていたテナーサックスに再び関わり始めた。そんな中で、この “People Time”中の Ballad “First Song” に心惹かれたところもあり、
テナー全般とはまた別に、特別なカテゴリーとして Tenor Sax による Ballad に関心が向くようになった。
そこに至ったのも、今振り返ってみれば、そこからさかのぼること20年程前に本作中の Ballad “But Beautiful” に出会っていたことも、その下地として
関係しているように思う。

1964年という本作録音当時の状況を考えると、しっくりこないメンバーである。dsのElvinもそうだが、特にアルバムタイトルにもなっているご両人の
相性も気になる本作だったが、やはり個々のプレイには、質の高いものを感じつつも、何となくそんな匂いも漂う、微妙な空気を感じなくもない。
その辺は、全て当方の勝手な解釈だが、密な絡みは無いものの、それぞれが自分の持ち分のシゴトをきっちりこなしつつの流れには、適度の緊張感も
生み出し、結果的には、これもありと思えるほどになっているのが、彼らのすごいところなのかもしれない。

元々、ワンマン性もあるGetzだけに、そんな影響はなかったように、快調にらしさを出している。
ここでは、特に Ballad “But Beautiful” にフォーカスした記事なので、他曲については省略するが、GetzのBallad表現は、抑制されたトーンによる
デリカシーに富んだソフトブローでの表現部分、これが逆に強の部分も生かし、 Ballad での豊かな表現力につながっている。

             

JAZZ-oldies 20

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Violets for Your Furs (from “Coltrane”) / John Coltrane

  John Coltrane (ts)
  Johnnie Splawn (tp 1,4-6)
  Sahib Shihab (bs 1,4,6)
  Red Garland (p 1-3)
  Mal Waldron (p 4-6)
  Paul Chambers (b)
  Albert “Tootie” Heath (ds)

  Recorded by Rudy Van Gelder at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, May 31, 1957
  (Prestige)

  1. Bakai
                      2. Violets for Your Furs
                      3. Time Was
                      4. Straight Street
                      5. While My Lady Sleeps
                      6. Chronic Blues

John Coltrane(B1926)初めてのリーダー作、私的には、初めて買ったColrane盤は、 “Soultrane” だったので、これが確か、手にした2作目
のColtrane盤だったと記憶している。
“Soultrane”にも “I Want to Talk about You” というお気に入りのBallad が入っていたのだが、本作には、さらに心惹かれるBallad
“Violets for Your Furs” が入っており、これらは初期 Coltrane を代表するBalladとして私的お気に入りになっていた。
この頃のColtrneのBalladには、あの後のImpulseでの名作”Ballads”につながっていく形が既にできており、飾りを排したシンプルで、どこか
真っすぐ前を見据えたようなピュアさは、初リーダー作だけに、Impulse盤以上に感じられるようにも思う。

後に、この “Violets for Your Furs” については、Zoot Sims(B1925)バージョンでも、出会うことになるのだが、「どシブ」とでも言いたくなる
ようなそのテイストには、完全にヤラれてしまった。
Zootの醸し出すテイストは、Coltrane とは真逆のもの。Traneの余分なものを排した混じりっけなしのピュアに対して、いろいろな不純物が付着
して、それがいい味わいとなっており、わずかにハードボイルド感も漂うというものだが、当時、30をわずかに過ぎたほどのテナーとしては、その
早熟な表現力に、驚かされる。
ほぼ同世代のテナー奏者が同時代に、Matt Dennis の手によるこの同じ曲から、それぞれの全く違った美の形を引き出すという Tenor Saxに
よるBalladに魅力を感じ始めたのもこの頃だったのかもしれない。

            

JAZZ-oldies 19
John Coltrane

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I’ve Grown Accustomed to Your Face (from “Rollins Plays for Bird”) / Sonny Rollins

  Sonny Rollins (ts)
  Kenny Dorham (tp)
  Wade Legge (p)
  George Morrow (b)
  Max Roach (ds)

  Recorded at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, October 5, 1956
  (OJCCD2142)

  1. Medley - I Remember You / My Melanchory Baby / Old Folks /
    They Can’t Take That Away from Me / Just Friend / My Little Suede Shoes / Star Eyes
                     2. Kids Know
                     3. I’ve Grown Accustomed to Your Face

本作は、ロック → ブルースを経て、Jazzに足を踏み入れた当時、それまで馴染みもあったギターやらオルガンを中心に漁った時期を経て、あの
「Saxophone Colossus」に出会った頃と同時期、ちょっと後の出会いとなるが、当然LPの時代だった。「Saxophone Colossus」には、私的に
Tenor Ballad史に残る名演 「You Don’t Know What Love Is」 が、入っていたのだが、本作にも心惹かれたBallad 「I’ve Grown Accustomed
to Your Face」 があり、これらは、Rollins のBalladとして、当時よく聴いていたもの。同時期のBalladとして、やはり、その組み立て方他、共通する部分
も多々感じられ、上り坂のいい時期にあった Rollinsの Balladではあっても、甘くならない豪放な、らしさがよく出た一曲となっている。

現在、Jazzに関しては、今の時代と密接につながるコンテンポラリー系を中心に関心が向いており、今後、自分の関心の向く先がどう変化していくのか予測
しがたいところもあるのだが、そんな中にあってもこの 「Tenor Ballads」 の分野に関しては、新旧を問わず反応するという、やはりそういう意味でも自分に
とっては、特別なカテゴリーということになるのかもしれない。

            

JAZZ-oldies 18
Sonny Rollins

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POPSの中に見るJazz

昔、POPSの中にあるJazz的表現に出会っては、心惹かれるという場面が度々あった。
今考えれば、まだ自分の心がまだ完全にJazzに移行しきれていないという中途半端な状況の中で、さらにPOPSの中だからこそ、そのJazzの部分がより
際立って感じられたということなのかもしれない。
もしかしたら演じている彼らの思いの中にも同じような心の動きがあったという見方もできるだろう。
しかし、こういった出会いが、自分がよりJazzの方に向く一つのきっかけをつくったのは間違いないだろう。
こういった音楽はPOPSという広いエリアの中でも、ほんの一部のものにすぎないのだが、耳に触れると今でも鮮明に当時の状況が蘇ってくる。
今現在、自分が求めている音ではなく、通り過ぎてきた、もはや過去の音でしかないものではあるのだが、
やはり、自分の大事な音楽史の一部と言ってもいいのかもしれない。
こうしてあらためて聴いてみるとカレンのボーカルには、ジャンルを超えた天性の巧さを感じる、惜しい。

                  

                  


最後に上の同曲 "This Masquerade" をバリバリのJazz Menが演ったものを....................................
2003年の映像だが、今は亡きBrecker、Svenssonの姿が曲調とともに、やけに染みる。
全員、魂の入った素のプレイに泣ける。

                  
          Nils Landgren , Pat Metheny , Esbjörn Svensson , Michael Brecker , Lars danielsson , Wolfgang haffner.

          JazzBaltica In Salzau 2003

JAZZ-oldies 17

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Jimi Hendrix / Blues

  01. Hear My Train a Comin' (acoustic)  December 19, 1967
     Jimi Hendrix (12 string guitar, voc)
  02. Born under a Bud Sign  December 15, 1969
     Jimi Hendrix (g, voc), Billy Cox (b), Buddy Miles (ds)
  03. Red House  December13,1966
     Jimi Hendrix (g, voc), Noel Redding (b), Mitch Mitchell (ds)
  04. Catfish Blues  November 10, 1967
     Jimi Hendrix (g, voc), Noel Redding (b), Mitch Mitchell (ds)
  05. Voodoo Chile Blues  May 2, 1968
     Jimi Hendrix (g, voc), Jack Casady (b), Mitch Mitchell (ds), Steve Winwood (org)
  06. Mannish Boy  April 22, 1969
                       Jimi Hendrix (g, voc), Billy Cox (b), Buddy Miles (ds)
                     07. Once I Had a Woman  January 23,1970
                       Jimi Hendrix (g, voc), Billy Cox (b), Buddy Miles (ds), Unknown (harmonica)
                     08. Bleeding Heart  May 21, 1969
                       Jimi Hendrix (g, voc), Billy Cox (b), Buddy Miles (ds)
                     09. Jam 292  May 14, 1969
                       Jimi Hendrix (g, voc), Billy Cox (b), Mitch Mitchell (ds), Sharon Layne (p)
                     10. Electric Church Red House  October 29, 1968
                       Jimi Hendrix (g, voc), Noel Redding (b), Mitch Mitchell (ds), Lee Michaels (org)
                     11. Hear My Train a Comin' (electric)  May 30, 1970
                       Jimi Hendrix (g, voc), Billy Cox (b), Mitch Mitchell (ds)

                     MCD 1060 (1994)

Jimi Hendrixの死後、発掘された未発表音源を含めた多くの編集盤が比較的コンスタントにリリースされていますが、本作は、ブルースマンとしてのJimiに
フォーカスし、未発表音源を含めた全11曲の厳選したブルースナンバーのみを集め、94年にリリースされたものですが、内容の方もなかなか充実の1枚に
なってます。Bluesを通過しJazzに入ってきた私ですが、当時、ロッカーとしてのJimiよりブルースマンとしてのJimiが好きだった私にとっては、永久保存
盤として誠にありがたい1枚。
レコードからCDの時代になって間もない頃、例外なく全レコード処分という取り返しのつかないミスを犯してしまいましたが、当然その中にもJimiのアル
バムも多数含まれ、彼のデビュー盤 "Are You Experienced" も入っていたわけですが、その中にJimiのブルースというよりもブルースそのものに取り憑か
れる大きなきっかけともなった1曲 "Red House" が入っていましたが、本作には、当時の私の方向性に大きく関わったその1曲が含まれているのも誠にあり
がたい。今回記事化にあたり、"Red House"久しぶりに聴いてみましたが、録音から半世紀近く経っているにもかかわらず全く色褪せを感じないのには驚か
されます。アイデア、オリジナリティー、テクニック.................彼のブルースとしてのギターワークが、いかに先を見ていたものか、今さらながら思い知らさ
れます。

          

oldies 16
Jimi Hendrix

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Jimi Hendrix / Message from Nine to the Universe

  Jimi Hendrix (g, voc)
  Billy Cox (b)
  Dave Holland (b-2,4,6,7)
  Buddy Miles (ds-1,2,8,9,10)
  Mitch Mitchell (ds-3,4,5,6,7)
  Jim McCartey (g-5)
  Larry Young (org-3,4)
  Larry Lee (g-10)
  Juma Sultan (perc-10)

  Recorded between March 1969 and March 1970
                     RECD1012 (Reelamation)

                     01.Nine to the Universe
                     02. Jimi / Jimmy Jam
                     03. Young / Hendrix Jam
                     04. Easy Blues
                     05. Drone Blues
                     06. Midnight Lightning Jam
                     07. Highway of Broken Dreams
                     08. Lonely Avenue Jam
                     09. Lover Man
                     10. Trying to Be

その昔、ロックからブルースそのものへと気持ちが向き始めた頃、Jimi Hendrixはやはり特別な存在だった。彼はロック・スターだったが同時に天才的ブル
ースマンでもあった。やがて時は流れJazzの世界へと流れ込んでいった私は、自然、ブルースやロックを聴く機会も徐々に減りJimiの死後、コンスタントに
リリースされ続けるアルバムにも手を出すことはなくなっていたのだが、唯一ずっと気になっていたのがLarry Young(B1940〜78)とのセッションが入った
音源。そのYoungとのセッションが入った本作は、80年頃、上記01〜05の5曲入りLPとしてリリースされたのだが、購入のタイミングを逃してしまったこ
ともあり、そのままになっていたのだが、しばらく前、ボーナス音源が5曲プラスされたCDとして出ていることに気づきゲットとなったしだいである。
しかしながら本作、よく見ればJimi関係の著作権を持っているはずのExperience Hendrix社からのリリースではなく、怪しさもあるという代物なので、また
いつ市場から姿を消すのかわからないということもあり、もしその気がある方は、早めに手を打ったほうがよいのかもしれません。

さて、内容の方ですが、こういった代物なので音の方は決して満足できる状態ではなく、その辺、割り引いて考えないといけませんが、それでもちょっと
内容的に満足できるというものではなかったというのが一聴しての率直な感想でしょうか。かつて心惹かれたJimiを上回るようなものはなく、目当てとして
いたYoungのオルガンにも冴えは見られず、ちょうど時期的には"Lifetime" とかぶる時期ですが、その後の混迷機を暗示するかのような迷いも感じられます。
もっとも、2013年今現在、その後、いろいろな音を通過してきた耳で聴くので、40年以上前の音が色褪せて聴こえてしまうのは、いたしかたないことなの
かもしれません。もしリアルタイムで聴いていたら、おそらく印象もだいぶ違っていたのかもしれません。

Jazzを含め、こういった時代と密接なつながりをもって生き続ける音楽は、どんなにすばらしいものでも、時とともに色褪せてゆくのは避けられません。
宿命です。だからこそ、最も輝きのあるその時、リアルタイムで出会いたい、そして今現在リアルタイムでしか出会うことのできない音達との出会いを大事
にしていきたいと、そんなことをつくづく思わされた本作との出会いでした。

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Jimi Hendrix

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Samba Triste from the CD "Stan Getz & Charlie Byrd / Jazz Samba"

Rock → Blues を経て Jazz に流れてきた私は、当初、特に選んだわけではなかったが、
気がつけば、聴くものは、ほとんど黒人ミュージシャンのものばかりだった。
音の根っこのところで何か反応するものがあったからなのだろう。感性の隅々まで染みついていたBluesの感覚、当然のことだったのかもしれない。
逆に白人ミュージシャン、とりわけEvansなどの音には、違和感をおぼえ、自然に拒否反応が出ていたのもこの頃だったと思う。
そんな白人ミュージシャンの音に対する違和感が薄れていくきっかけが、このあたりだったのかもしれない。
今頃になると、妙な懐かしさとともに蘇ってくる1曲..........懐かしい..........けれど、もう昔のように夢中になることはないんだろうな.........きっと..........


       



jazz samba
  Stan Getz - sax tenore
  Charlie Byrd - chitarra
  Gene Byrd - chitarra, contrabbasso
  Keter Betts - contrabbasso
  Buddy Deppenschimidt - batteria
  Bill Reichenbach - batteria

  Recorded ay Pierce Hall, All Sound Unitarian Church, Washington DC, USA on February 13, 1962.


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Jazz Samba

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Grant Green / Talkin' About!

Talkin about-1 Talkin about-2

01. Talkin' about J.C.
02. People
03. Luny Tune
04. You Don't Know What Love Is
05. I'm an Old Cowhand

Grant Green (g)
Larry Young (org)
Elvin Jones (ds)
Recorded at the Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ on September 11, 1964
Blue Note 21958

現在、organに関しては、90年代後半頃から出会ったアルバムを中心にorgan(第2期)と
いうカテゴリーにて記事としていますが、それ以前のJazz聴き始めのころの第1期と呼べ
る時期に聴いた盤ということでカテゴリー "oldies" からの記事となります。
この第1期と呼べる時期では、Blues, Rock系からJazzに流れてきたこともあり、当然の
ようにorganには、黒っぽいものを求めていったわけですが、そんなある日、出会った
Larry Youngのそれまで出会ったことのない異質のorganは、かなり衝撃的なものでした。
すぐに夢中になったのは言うまでもありませんが、Youngは、このorgan のColtraneと
呼ばれた時代から一気に駆け抜けるようにLifetimeの時期を経て、最後は新しい音を求め
ながら混迷の中、30代の若さでこの世を去りました。
Youngを思い出す時、いつも思うことですが、彼が生きていたら、今のorgan界の状況も
違ったものになっていたかもしれないと..................、残念です。

当時、私を夢中にさせたYoungの盤としては何枚かあるのですが、organ-guitarトリオ
としてGrant Green名義のアルバムですが本作を取り上げてみました。
内容的には、Youngが裏リーダーと言ってもいいほどソロにバッキングに存在感を出して
おり、なんといっても、64年という時期のElvinが入ったOrgan-Guitar トリオという
このメンバーの濃さは、Jazz Organの歴史的にも価値ある一枚と言えるのではないでしょ
うか。
YoungのOrganは、半世紀ほど経た今聴いても、経年変化を感じさせないものがある。
それだけ彼のOrganが先進性に富んだ斬新なものであったかということなのですが、逆に
見ればこのOrgan界も、長年目立った進化の見られない世界とも言えるのですが、それに
は、他楽器の世界とは違った特殊な状況も絡んで、常にその他の楽器としての位置づけも
あり、プレーヤーの数も他楽器と比べると、極端に少ないといった事情も大きく影響して
いると言えるでしょう。
現在、Youngのイディオムを吸収したと思われるような、Organistは、それなりにいる
のですが、それをステップとして大きくそこを飛び越え、まったく新しいJazz Organの
世界を創ったと認められるような革命家は、残念ながらまだいません。
現在の私のこういった活動も、ピアニストで言えば、昔、リアルタイムで出会った
Bill EvansやKeith Jarrettのように、全ては、そういった存在にリアルタイムで出会いた
いがための終わりのない旅でもあるのです。
リアルタイムで出会うことの意味は大きい。だからこそ日々変化している生き物である
今現在のJazzとの接点は、常に持っていたい、そして新しい才能との出会いの機会として
初物、新人には、無関心ではいたくないと思っている。

JAZZ-oldies 13

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John Coltrane / "Live" at the Village Vanguard

JC Vanguard

01. Spiritual
02. Softly as in a Morning Sunrise
03. Chasin' the Trane

John Coltrane (ts, ss)
McCoy Tyner (p)
Reggie Workman
Elvin Jones (ds)
Eric Dolphy (bc-01)
Recorded at the Village Vanguard, NYC, November 2 and 3, 1961.
(Impulse) 1962

自分の音楽史を振り返ってみれば、その出会いによって、その後の流れが変わったという、言
わば節目となった存在がいます。大きな節目として数人、小さな節目としてまた数人程度、枝
分かれとなる分岐点をつくったという重要人物がいますが、このJohn Coltraneは、私にとっ
ては、まちがいなくこの大きな節目をつくった存在と言えるでしょう。
本作は、彼に初めて出会った盤ではなく、確か2~3枚購入した後に出会った盤だったと記憶し
ています。
そして、本作中の一曲 "Softly as in a Morning Sunrise" が、その後の流れを大きく変えてい
くきっかけになろうとは、思ってもいませんでした。
Coltraneの入らないトリオでのスタート、Elvinの煽るようなブラッシュワークをバックに
Tynerのピアノがグイグイ盛り上げて、頂点に上り詰めたとき、やおらColtraneのソプラノが
入ってきてハイライトとなっていくというこの展開を何度聴いたことでしょう。
Coltrane病の始まりでした。のめり込むにつれ他の音を受けつけなくなり、終いにはColtrane
以外の音は、何を聴いてもおもしろくないというところまでいってしまいました。今考えてみ
れば、言わばColtrane教の信者になったようなものだったのかもしれません。
こういう状態はしばらく続き、やっと他の音にも関心が向くようになると、不思議なもので、
今度は急速にColtraneから離れようとするようになり、Coltraneの匂いのするものは一切避け
るようになったのです。当時、Coltrane以降のテナーというとS. ハミルトンなどの例外は、あ
ったものの若手テナー奏者の全てが何らかの形でColtraneの影響を受けているといってもいい
ような状況もあり、自然、テナーそのものから離れることになってしまいました。この状況
は、しばらく続き90年頃、あるテナー奏者のアルバムに出会うまで続くことになるのですが、
今考えてみれば、我ながら極端なものがあると思えます。こういったことは他の面にも表れ、
Jazzに入る以前あれだけ好きだったBluesも、エバンスの音に惹かれるようになると、当初、
染み付いたBluesの感覚が邪魔をしてエバンスの音にとまどいを見せながらも、しだいにそう
いった黒っぽさをイメージさせるような音を逆に避けるようになってしまい、Keith Jarrettと
の出会いにより、それはより加速することになります。
こういったことを経て、今現在は、幅広い受け入れがOKとなってますが、ある意味、昔の方
がピュアだったとも言えるし、それが良かったのかどうか、現時点では、私にもわかりません
が、いずれにしても、今まで出会ったことのない種類の美に出会いたいという気持ちだけは変
わらないようです。

前置きが長くなってしまいましたが、一度離れたColtraneも、現在はすんなり入ってきます。
このアルバムも、昔、夢中になったもので、今聴くとものすごく懐かしいものがあり、やは
り、私の音楽史の中では重要な人物でもありアルバムでもある、そこは変わりません。
しかしながら、あくまで過去通り過ぎてきた音で、きっと再び夢中になることは、ないので
しょう。自分の感性も、いろんなものに出会い変化してきているので、いたしかたないこと
なのでしょう。Jazzに永遠の美は無いと思っています。時代と蜜につながりながら生きてき
たJazzは、悲しいかな、時ともに色あせるのが宿命、それは避けられない摂理。だからこそ
の美とも言えるし、一番輝きのあるリアルタイムで出会ってやりたいとも思っています。
生き物であるJazzは、時とともに変化しています。それを追いかけてきた私も変化してきま
した。きっとそれはこれからも続く終わりのない旅なのでしょう。




JAZZ-oldies 12

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"Spider in My Web" / Ten Years After


Ten Years Afterは、少年時代のギター・アイドルの一人 Alvin Lee参加のグループ。
ギター、オルガン、ベース、ドラムスというこの編成が良い。
Bluesに心が動き始めた頃、とりわけマイナー系のスロー・ブルースが好きだった。
その昔、通り過ぎてきた音で、今再び夢中になることはないのかもしれない。
けれども懐かしい。ただただ懐かしいのだ。Bluesにとりつかれた少年時代が、
ついこの前のように蘇ってくる.......................




Ten Years After (Alvin Lee) - Swing in - Rock in WDR Studio Cologne,
DE (recorded Probably November 1969 Spider In My Web WDR

JAZZ-oldies 11
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Hamp's Piano / Hampton Hawes

Hamps Piano


 01.Hamp's Blues (H. Hawes)
 02.Rhythm (H.Hawes)
 03.Black Forest Blues (H. Hawes)
 04.Autumn Leaves (J. Kosma)
 05.What is This Thing Called Love ? (C. Porter)
 06.Sonora (H.Hawes)
 07.I'm All Smiles (Leonard-Martin)
 08.My Foolish Heart (Young-Washington)

Hampton Hawes (p)
Eberhard Weber (b)
Klaus Weiss (ds)
Recorded at MPS Studio, Villingen, West Germany, November 8, 1967
POCJ-2548 (MPS)

Jazzファンとして初期の頃、第一期Piano期と呼べる頃にお世話になった盤ということで
カテゴリー "oldies" からの記事となります。

ハンプトン・ホースは、特別に追いかけたというピアニストではなかったのですが、この
MPSから出た本作は、相性が良いというのか、今はCDの時代で、すり切れるということも
ありませんが、当時はLP盤でたぶんレコードもだいぶすり減ったと思います。
現在のどちらかというと...........と、回りくどい言い方をする必要もなく明らかなことでは
ありますが、ダークな方向に指向のある私の感性は当時、既に出来上がっていたようで、
知らず知らずに、明るくハッピーなものよりは、暗く沈んだものを手に取るという基本形
はできておりました。さらにこれにダーティー、怪しい、いかがわしい、オドロオドロし
い、デンジャラス..........................等々、一般的に敬遠されるような負の要素をしこたま
吸い込んで、なお吸い込もうとしているのが現在の我が身であります。
アハハハハハッ................病気だぁ!

さて、そんなことで私が当時この本作に惹かれたのもこのホースの沈んだタッチ。
ここでのホースには、明るくカラッとしたものは無く、あくまで薄暗く湿った空気感が支
配する中で、踊るピアノにゾクッとくるわけでして、これが明るく陽が差し込んで、幸せ
が充満したかのような空気感では、全然楽しくないのです。
明るくハッピーなスウィングではなく、ブルーに沈潜した濡れたタッチのスウィングが良
いのです。この辺の感覚は到底ことばが及ばない世界ですが、丁度本作中のHawesのオリ
ジナル "Black Forest Blues" という曲名の中に、当時、私はそのイメージを見出していま
した。

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Hampton Hawes

Category: oldies  

本田竹曠 / This is Honda

This is Honda  本田 竹曠 (p)
  鈴木 良雄 (b)
  渡辺 文男 (ds)
  Recorded March 14th, 1972, Tokyo, Japan
  TKCZ - 79075 (Venus)

  1.You Don't Know What Love Is
  2.Bye Bye Blackbird
  3.Round about Midnight
  4.Softly as in a Morning Sunrise
  5.When Sunny Gets Blue
                    6.Secret Love

その昔、出会ったアルバムということでカテゴリー "oldies" からの記事です。
本田竹曠(B1945)は、岩手県出身、国立音大卒というピアニスト。一度は脳内出血で倒れ、その後遺症から左半身麻痺というピアニストとしては絶望的状況から
強靭な精神力をもってリハビリにより立ち直ったが、急性心不全により2006年1月帰らぬ人となった。享年60才。

私が、彼のピアノに初めて出会ったのは、渡辺貞夫クァルテット時代。一音に気を入れるという点で並外れたものがあり、その類いまれなる感情注入力をもって
強い打鍵から発せられる音には凄みすら感じるものがあった。すぐさまレコード屋に走ったのは言うまでもない。
本作は、そのちょっと前、自身のトリオにより録音技師として菅野沖彦によりレコーディングされたものである。
ここでの本田は、とにかく濃い。うめき声とともにほとばしるような情念から叩き出される一音一音は神懸かり的ですらある。まあ、そう感じるか否か、それは
人それぞれ、少なくとも私はそう受取ったのである。
そして、その奥から感じ取れるsoulは、海外アーティストからは、感じ取ることができない日本人特有のものであったのかもしれない。奥に濃いブルースフィー
リングを潜ませているがそれは黒人のそれとは異質のものなのだ。
ここで奏される曲はおなじみのスタンダードなものばかり、小難しいことも一切なしという内容だが、ただひたすら、これ以上ないというぐらい目一杯の気を
入れて歌うピアノに心動かされるのだ。スタイルなど関係なし、音楽の基本をここに見た思いである。
泥臭さ、汚れ感と時に清々しいと感じるほどのピュアな感性そして大胆な中に見える繊細さ、そんな両極を備えたピアノであったとも思う。
冒頭の一曲 "You Don't Know What Love is" に全てが詰まっている。

このアルバムとの出会いは、私にとっては大きな意味があったように思う。うまくことばとして説明ができないが、そのことばにすることが不可の部分として、
言ってみればJazzの魂のようなものを感じとれたアルバムでもあった。そういう意味で得たものは、その後の私にとって極めて大きかったと思えるのだ。

              
                   「Peace」本田竹曠(pf) 峰厚介(Sax) 村上寛(ds)  井野信義(b)

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本田竹曠

Category: oldies  

Kelly at Midnite / Wynton Kelly

Kelly at Midnite
  1.Temperance
  2.Weird Lulaby
  3.On Stage
  4.Skatin'
  5.Pot Luck

  Wynton Kelly (p)
  Paul Chambers (b)
  Phily Joe Jones (ds)
  Recorded 1960 (Vee Jay)

これは、Jazz聴き初めの頃お世話になった盤ということでカテゴリー "oldies" からの記事と
なります。
ちょっとブルージーなテイストを持った明快なタッチのWynton Kellyは、Jazzを聴くように
なって最初に心惹かれたピアニストでもありました。
Kellyのお気に入り盤としては、本作以外にもロシア民謡 "Dark Eyes" の入った "Whisper
Not"、Wes Montgomeryとのライブ盤 "Smokin' at Halfnote"などがありますが、本作は
ドラムスのPhily Joe Jonesのベスト盤とも言える内容にもなっており、やはりこれです。
当時のMilesを支えたオールスターメンバーですね。

Phily Joe Jonesは、ドデカイ音を叩き出すドラマーとしてMilesが耳をふさぐしぐさのジャ
ケットでもおなじみですが、本作ではノリにノリまくった彼の豪快なドラミングが録音の
良さと相まって見事にとらえられています。
当時のVee Jay LP盤は、音圧も高く生々しい音で、Phily Joeの時折見せる瞬発力ある一発
に思わずビクっとするぐらいでした。ソロの最中に後ろでこれをやられたら、フレーズも
飛んでしまいそうで、Milesの気持ちもなんとなくわかるような感じです。
大らかな歌心と明快なシングルトーンでKelly節も全開の名盤と言っていいでしょう。

当時、英語の不得手な J 少年は、このタイトルの "midnite" は "midnight" の誤り、これ
は印刷の校正ミスに違いないなどと思っていたのですが、こういう使い方もあることを知
ったのは、つい最近のことです(苦笑)。




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Wynton Kelly


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