前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Medeski Scofield Martin & Wood / Out Louder

  John Medeski (keyboards)
  John Scofield (guitars)
  Billy Martin (drums, percussion)
  Chris Wood (basses)

  Recoded January 2006 (disk1) and November 25, 2006 (disc2)
  Indirecto Records (2007)

  discOne
  01. Little Walter Rides Again
  02. Miles Behind
                      03. In Case The World Changers Its Mind
                      04. Tequila and Chocolate
                      05. Tootie Ma is A Big Fine Thing
                      06. Cachaca
                      07. Hanuman
                      08. Telegraph
                      09. What Now
                      10. Julia
                      11. Down the Tube
                      12. Lagalize It

                      discTwo
                      01. A Go Go
                      02. Cachaca
                      03. The Tube
                      04. Amazing Grace
                      05. Deadzy
                      06. What Now

Medeski 集中聴きの流れで聴いた本作だが、MMW+Scofield ということで “MSMW” 名義でリリースされた最初の作になり、後に
“MSMW Live(2011)” “Juice(2014)” と続編もリリースされる長年続くプロジェクト。
当時は、disc1のみのものが先行発売され、後にライブ盤が加わり2枚組として出たのが本作。
彼らのスタイルから、ライブの方に、より魅力を感じるのは自然の流れということで、迷うことなくこちらをゲットしたような記憶がある。

私的には、やはり disc2 のライブの方の内容により魅力を感じるものがあった。彼らの音楽から、何度もテイクを重ねてというのは、ピンとこないものも
あるが、disc1 のスタジオ録音も、やはり一発録りであるらしい。
disc1と2でそのテイストの違いは、聴衆の有無が結果に微妙な違いを出したのだろう。聴衆の生の反応を肌に感じつつの音楽は、いろんな意味で、より
Up - down の幅の激しいものとなる可能性を秘めているのだが、本作においても、disc1の比較的安定した内容と比べると、disc2は、まずいところは
まずいというデコボコ感はあるものの、ピークとなるポイントでは、明らかに高いレベルまで到達しており、彼らの音楽の性質から、望んでいた環境も、
まさにこちらの方なのではないだろうか。
同じ曲 “Cachaca” “What Now” がそれぞれに入っており、聴き比べれば、粗さもでるが、このバンドは、ライブという環境が、彼らの能力をより高い
レベルで引き出す可能性がある場であることを感じる。

Scofield の Bluesの表現でちょっとというところもある。
Bluesギタリストが多用したフレーズ、その影響がロック系ギタリストにも顕著に感じられたニューロック、アートロックなどと呼ばれた時代から延々と使わ
れてきた、もはやアドリブというより、定番のフレーズの数々。たぶん Scofield もそのあたりのものをいやというほど聴いて育ってきた口なのだろう。
なじみのフレーズが、随所に出てしまい、ちょっと興ざめといった場面もある。コンディションの良い時は、独自性溢れたフレーズの展開も見せるScofield
だが、これが一発勝負のライブというもの、アイデア不足に陥ってしまうこともある。リスクより可能性を求めた結果であり、その姿勢には納得。 だから
こそのLive のおもしろさとも言えるのだが。

形の上では、フロントに立つギターのScofield が引っ張っているようでもあるのだが、大きく見れば、MMWの音楽の中でのScofield だし、それを
コントロールしてるのもMedeski と私的には受け取っている。

ということで、夏場から続けてきた John Medeski 関連作のシリーズ、このまま続けても年内に、切りよく終わる見通しも全くたたず、ちょっと息切れして
きたこともあり、一端、間を置いて、機を見てということにします。

Jazz-organ 190
MSMW

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201611-8

           

           去年の今頃の状況はどうだったかと、過去記事を見ていたら
           12月9日付の記事に、暖かくてまだコートも着ていないというようなことが書いてあった。
           それに比べ今年は、秋の中に、強引に冬が割り込んできた感じ。
           厳しい冬になりそうな気配.....................

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Category: guitar (第2期)  

Rale Micic / Night Music

  Rale Micic (g)
  Danny Grissett (p)
  Corcoran Holt (b)
  Jonathan Blake (ds)

  WCS086 (Whaling City Sound) 2016

  01. Hotel Insomnia
  02. Jano
  03. Melody in a Mist
  04. Late Call
                       05. Blue
                       06. Nocturne
                       07. Night Music
                       08. Nocturne (reprise)
                       09. Afterparty
                       10. Sunrise
                       11. Color of the Sun

セルビア出身のギタリスト Rale Micic(レイル・ミシック B1975)は、過去にも購入歴はあり、地味、堅実といった印象もあったせいか、強いインパクト
の記憶としては残っていないのだが、私的好み外のギタリストとして、悪い印象を持ったというわけでもなく、単に印象が薄かったといったことである。
彼の米国での活動も2000年代前半ぐらいからだったと思うので、かれこれ10数年経っているわけだが、その割に大きなスポットが当たることもなく、
知名度がいまいちという状況も、そのハデさのない堅実なプレイといったあたりが多分に影響しているのかもしれない。

本作は、私的には、ちょうど Micic とは似たような印象もあり、地味ながら、それなりに惹かれるところもあり、過去には2度、生でも聴いてきたという
ピアニスト Danny Grissett の参加とともにJonathan Blake の参加が音楽に良いイメージができたので手を出してみた。

本作も一聴して、やはりキラビやかな光沢感のない裏通りでも思い出すようなマイナー感が漂う。そういう意味では、内容と全く関係ないとも思えるような
ジャケットのアートワークも多い昨今、内容をうまくイメージしたジャケットになっているのかな。
このマイナー感というのは、イコール音楽の魅力に欠けるということではない。二流、マイナー、B級.............といった中に見出す好印象に、何か特別の
ものを感じることがある。この辺は、ことばで説明するのは、むずかしい。己の感性が、直感的、瞬時に受け取る感覚なので..............そもそも、ことばで
表現することの不可の領域があるからこその音楽であり、そういうものだと思っている。
Micic の持つ今を感じさせる空気感は、コンテンポラリー系と言ってよいものだ。ただ、先端の方で先進性ある空気を振りまくといったタイプではなく、
あくまで中庸を行くということで、あの新しい音創りの現場独特の張りつめた空気感みたいなものは、音楽にはなく、安心して身を任していられる音楽
といった感じだろうか。通常、こういったケースで、私的感覚では、魅力に欠けるといった受け取りをすることも多いのだが、そういった方向には、ならす゜
何か惹かれるものも感ずるのは、全ては、このギタリストの持つ感性によるところなのだろう。
ハイテクの力技で押しまくるタイプでもない彼だけに、そこにストロングポイントがあるのは、大きい。
昨今は、逆に感性面の魅力に欠けるが、ハイテクで惑わすというギタリストも多いという中、これが正常な形と言えるのかもしれない。

自分の好みかもしれないが、マイナー系の曲調のものにより魅力が出る感性と感じる。Grissett の端正なピアノも相性が良い。
M4 “Late Call” 、ちょい速めの4ビートの中でのMicicのギター、スムーズな運びのフィンガリングが実に気持ちが良い。

地味ながらなかなかの好盤というのが率直な感想だが、その虚飾、ハッタリのない「地味」という部分に好印象を持つ。

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Rale Micic

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君の名は。

     

監督:新海誠 2016東宝

話題作、大作、人気作といった類いのものには、足が向かないことも多いのだが、イラストやその画像処理などに興味があったこともあり、
見てきた。
ツッコミを入れたいところは、もちろんあったのだが、細かいところは、ともかくとしてトータルに見れば、今の時代を舞台として瑞々しく
描かれたファンタジックな世界は、中だるみもなく、107分一気に楽しませてくれるものがあった。

画像のきれいさは、清々しいものがあった。生き生きとした東京の街、自然豊かな飛騨の風景、清流の澄んだ水面を流れる真っ赤なもみじの葉
............などなど、リアリティあるイラストが、嘘の世界の中の現実への感情移入を容易にしていた。この辺は、時代設定が今であること、
そしてその今を生きるそれぞれのキャラクターが瑞々しく描かれていたことが大きい。
ただ、そういった主に背景に当たる部分のリアル感とそこに配置される点景の描写のクォリティに差があり、全体として整合性という点で
馴染みの悪さから全体のクォリティを落としていると感じる部分も多々あったのはちょっと興ざめ部分として惜しい。

しかし、十分に満足できるできる内容であったこと、そして実写とは比べ物にならないほどの表現の自由度を持ったこの手法に、大きな
可能性を感じられたことが、何よりの収穫だった。
近い将来、革命的なアニメ作家の出現で、この世界も大きく変わるのかもしれない。

     YourName-02.jpg

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201611-7

              

              地方都市に行く機会も度々あるのだが
              商店街も概ね、こんな感じのところが多い。
              昔は賑わっていたんだろうけど、シャッターが下りているところも多く、
              活気が無く、まるで死の街。こっちに一人歩いて来るおっちゃんも何だかゾンビに見えてしまう。
              こういった商店街も、駅からは、至近距離にある場合も多く、何かもったいないことだね。
              大型商業施設開業、客のニーズの変化、車の利用.......などなど、理由はいろいろあるのだろうけど..........

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201611-6

               

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Category: guitar (第2期)  

Tisziji Munoz & John Medeski / Beauty as Beauty

Beauty as B  Tisziji Munoz (g)
  John ‘Lam-Sobo’ Medeski (p)
  Bob ‘Ra-Kalam’ Moses (ds)
  David Finck (b)
  Airto Moreira (perc & vocal)

  Recorded at Applehead Studios August 12, 2008
  AM024 (Anami Music) 2008

  01. Motherhood
  02. Only If You Love
  03. GratItude
                      04. Impermanen
                      05. Blessings
                      06. Crisis of Attachment
                      07. Happy Sadnes
                      08. It’s Done
                      09. Ways of Love
                      10. Wounds of Love
                      11. Thank You!       All compositions by Tisziji Munoz

相変わらずの Medeski 集中聴きの中で聴いた一枚。
アルバムタイトルから、イメージできるように、 全てオリジナルの Tisziji Munos(B1946) としては、珍しいBallad集。
5人編成だが、雰囲気としては、Munoz のギター と Medeski のピアノによるデュオといった感じで、2人のプレイにスポットをあてた仕上がりに
なっている。 Airto Moreira のボーカルというよりボイスは、ラスト曲にちょっと入っているだけなので、ほぼインストのアルバムと考えてよい。

Coltrane の影も強く感じられる Munoz でもあったので、当時は、Coltrane のあの “Ballads” を意識したものなのかといった思いの中での入手
でもあったのだが、結果的には、ギタリスト Tisziji Munoz の私的評価に迷いが出た一枚でもあった。

あくまで私的なことではあるのだが、ミュージシャン、特にギタリストの場合、速い展開よりもスローな “Ballad” においてその力量が出やすといったこと
もあり。その判断材料とすることも多いのだが、その点では、本作などは格好の材料と言えるのかもしれない。
前にも書いたが、Munoz は、事故による左手首神経損傷の過去があり、実際のところ、それがどの程度、プレイに影響しているかはわからないのだが、
何らかのハンデがあるのはまちがいないようである。
部外者である自分が、本作のプレイに、その辺の影響がどの程度出ているのかは、全く知る由もないのだが、あの彼の形ともなっている勢いあるハードな
プレイの中で見せるクォリティが感じられないのである。
減衰音の楽器であるギターで、しかも彼のようにシングルトーンのみで Ballad をこなすというのは、非常にハードルが高い。スローな展開では、
速い展開より以上に、微妙な歌いまわしなどで、アラが出やすく、Munoz が本来持っている感性が素直に100%出てないんじゃないかとも思える部分
もある。まあ、この辺は推測でしかないのだが、Munoz 自身もわかっていた状況だと思うが、それでもあえてこれを演ったというところに、何かBalladに
対するMunoz の特別な思いもあったのかとも思える(まったくの勝手な解釈だが)。そこを感じられたということでの意味ある一枚だったということ
にしておこう。
ただ、Medeski のピアノに一貫して感じられるピュアで端正な響きだが、Munoz のギターそして音楽には、イージーと受け取ってしまっていいのか、
あるいは、それがピュアであるがための結果なのか、何度繰り返しても判断に迷う感覚が残る...................。

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Tisziji Munoz

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201611-5

                

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Category: guitar (第2期)  

Diego Barber / Calima

  Diego Barber (g)
  Mark Turner (ts)
  Larry Grenadier (b)
  Jeff Ballard (ds)

  Recorded April, 2008 at Legacy Recorfing Studios ew York, NY
  SSC1210 (Sunnyside) 2009

  1. Calima
  2. Piru
  3. 190 East
  4. Desierto
  5. Catalpa
  6. Lanzarote
                          7. Richi
                          8. Virginna
                          9. Air

アフリカ大陸北西部に位置するカナリア諸島出身の Diego Barber は以前、本デビュー作の次作になる "The Choice(Rec.2010)" で記事歴が
ありますが、先日聴いた “Matt Brewer / Unspoken” で Ben Wendel のテナーを聴いていたら、Mark Turner を思い出し、彼の入った一枚を
何かと思い探していたら、目について、引っぱり出してみた。ついでに記事としておきます。

次作では、ドラムスにAri Hoenig、そしてそこにSeamus Blake (ts)、Johannes Weidenmueller (b)らが加わり、豊かな色彩感も感じられる
音楽となっていたが、本デビュー作では、当時 "FLY" として活動していた3人をメンバーとしている。
デビュー作でこの3人をサポートにというのもすごいが、確かな実力を備えた新人でもあったということなのでしょう。

全編アコギで通す Diego のギターには、感性面、技術面ともに強いクラシック臭が漂い、ある種の由緒正しいといったテイストもあり、普段ダーティー、
ラフといったものを好む傾向にある自分の感性とは衝突する部分もあるのだが、全体として見れば、そこに嫌悪感というほど大げさなものでもなく嫌み
として感じないのは、このギタリストが持つスペインあたりも感じる土着性あるいは素朴といった質感が、その辺をうまく緩和しているのかもしれない。
そんな出自を感じさせる土地の匂いとクラシックを通過してきた痕跡を感性、技術両面で色濃く残すという彼のギターだが、M4、M7あたりでは、Jazz
を感じる響きも感じさせてくれる。パワフルだが抑えたクールなテイストを振りまく Mark Turner のテナーもいつものごとくだ。
とは言え、全体として見れば、いわゆるJazz色希薄で、その部分を求めてしまう人にとってはもの足りないものもあるのかもしれない。
クラシックを本格的に学んできた彼が、FLYのメンバーを選び、デビュー作をJazzとしたこと、そこには当然ながらJazzが好きという並々ならぬ思いも
あったと想像するが、その部分がストレートに伝わってこないのが残念でもあり、いまいち魅力に欠けるといった印象となっている要因でもあるのだろう
か。Jazzサイドから見れば、個性派と言っていいDiegoだが、それだけに好みを分けるタイプなのかもしれない。
個性派大好きの自分で、能力の高いギタリストとは感じているのだが、自分の求める個性とはまた異質であるとも感じている。

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Diego Barber

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201611-3

              

              来月で、もう今年も終わりという時期になってしまったが、夏の足跡がまだ残っていた。

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201611-2

              

              はぁ、こんなんあり?

              紙一重の際どいところで勝負するネーミングというのも、けっして嫌いじゃないけど
              でもこれって、ちょっとだけアウトしちまってるんじゃあないか
              昔ながらの植物系自然素材による和菓子の好きな自分なので
              意図するところ、その気持ちも、何となくわかるけど................
              口に入るものだけに、気持よく手が伸びない。

              ちょうど、前回記事で、 Scofield が、もうそれ以上やるとリアルにチープな世界に
              というギリのところで決めていたという作を記事としたが、
              この紙一重の危ないところで、勝負できるというのは、やはり、かなりの上級者。
              それだけに決まれば見事ということになるが、半歩でも間違えば地獄という世界。

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Category: guitar (第2期)  

John Scofield / A Go Go

  John Scofield (eg, ag., whistle)
  John Medeski (org, Wurlitzer, clavinet, p)
  Chris Wood (ab, eb)
  Billy Martin (ds, tambourine)

  Recorded at Avatar Studio, NY, October 30 - November 1, 1997
  539 979-2 (Verve) 1998

  01. A Go Go
  02. Chank
  03. Boozer
                     04. Southern Pacific
                     05. Jeep On 35
                     06. Kubrick
                     07. Green Tea
                     08. Hottentot
                     09. Chicken Dog
                     10. Deadzy         All compositions by John Scofield

夏場から続いているMedeski 集中聴きの流れの中で十数年ぶりぐらいに聴いた一枚。
MMW と John Scofield(B1951) が共演した最初の作であり、この後の “Out Louder(2006)” “MSMW Live(2011)” “Juice(2014)”
と続くきっかけともなった作。
元々、Scofieldが持っていた ラフ、 アバウト、 ルーズ、 ダーティー、 チープ..............といった、ともすると一般目線からは負の要素とも受け取られかね
ない彼独特の持ち味が、これまた不良性もある John Medeski とクロスしたことにより、その相乗効果で持ち味も全開となり、いい意味でのチープ感に溢れた
一作となっている。そのチープ感も、これ以上やるとリアルなものになるというギリギリのところで寸止めしつつ、その危ういライン上、まさに紙一重という
ところで遊んでしまえるという感性は、やはり Scofield ならではというところでしょう。

傍若無人な Medeski(B1964) も、ここは、アニキ Scofield が、これ以上の暴走をして最後の一線を超えないよう監視役として、いつになくコントロール
の利いたプレイで危ういところをキープしており、本作も一応の形で収まったのも彼の貢献度大とも思える。この男、ハチャメチャなようでも、おさえるとこ
ろは、おさえる、意外とちゃんとしたクールガイなのである。
M2 “Chank” でのキレの良いオルガンソロのカッコ良さ。5指を鍵盤に叩き付けるようなMedeski独特の打楽器的奏法も目に浮かぶ。
正しいJazzファンからは、Jazzではないなどとも言われた本作だが、M8 “Hottentot” 、M9 “Chicken Dog” など。垣根を超えたところで遊ぶ楽しさが
ある。
枠を超えて行くアウトローがいてこそ、全体の枠を広げ、前に進めるというものであろう。

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John Scofield

Category: Gallery > Photo  

201611-1

               

               ちょっと出先で、年季の入ったのれんにつられて入ったラーメン屋。
               ここ最近、とんと旨いラーメンに、ご無沙汰してしまっていたが、
               久しぶりに昭和テイスト漂う王道のラーメンに出会った。

               見た目だけは、一丁前にレトロ感もあり、これはと思い、スープをススってみると
               ただの醤油汁だったり、それにあの黒装束のバイトのあんちゃんがやってるような
               店も概ね芳しくない。出てくるのは大抵、油ギトギトのやつだ。

               何よりスープがしっかりとれていることが基本、それとあの独特のシナ竹の香りと
               ちぢれた麺、それらが混然一体となったのが、昭和のラーメン。
               その基本のところをしっかりおさえているのが、いいやねえ!
               何でも、店は60年も前から、変わらぬこの味でやってるんだとか、
               この素朴で華が無い感じが、深い!

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Category: Other Instrument  

Matt Brewer / Unspoken

  Matt Brewer (b)
  Ben Wendel (ts)
  Charles Altura (g)
  Aaron Parks (p)
  Tyshawn Sorey (ds)

  Recorded at Systems Two Recording Studios, Brooklyn, N.Y., February 19, 2016
  CRISS1390CD (CRISS CROSS) 2016

  1. Juno
  2. Unspoken
                     3. Twenty Years
                     4. Lunar
                     5. Evil Song
                     6. Cheryl
                     7. Anthem
                     8. Aspiring to Normaicy
                     9. Tesuque

参加作では、度々聴いてきた Matt Brewer ですが、リーダー作の入手は、これが初めてとなる本作。
Frisell(M3)、Parker(M6)曲の他、すべて自身のオリジナルという内容。

初回印象での、全体に、やや内省的で、ダーク寄りという質感は、私的には好みの世界ではあるのだが..................
漂いつつ流れていくような、つかみ所のないような雰囲気もありつつ、繰り返すと、結構ハマるといったところもあるのだが、基本的にけっこう作り込んだ
音の流れは、もちろんそれぞれの自由なスペースは、あるものの、大きく見ればアンサンブルで聴かせるといった印象も残り、あらかじめ敷いたレールの上を
行くという部分が多くを占めることで、スリル感に乏しいといった印象もわずかに残るが、そこを求めた音楽ではないと思うので、しょうがないところなの
でしょう。
全体に策を弄し過ぎた感も残り、その点では、唯一の非オリジナルの Parker 曲 M6 “Cheryl” が最も生き生きとした出来となっているというのが何とも.....。
より自由を求める中から、より可能性をというのが自分の好みの形でもあるので、ちょっとそんな印象も持つところもあるのだが、緻密に作り込んだ音楽
として非常に良い仕上がりとも感じているところもあり、好みの部分、そうでない部分が同居しているような、判断に迷う内容だ。

Aaron Parks のピアノが、内省的、ちょいダークという質感の中によく馴染んでいる。
抑え気味のブロウで漂うように空間の密度に変化を加えていく Ben Wendel のテナーは、どこか Mark Turner とイメージが重なる。
リーダー Brewer が、基本となる土台をしっかりキープする中で、そこに刺激を加えていく Tyshawn Sorey のドラミングも貢献度大。

ちょうど同時期の Tom Harrell の新作(Something Gold, Something Blue)でも、ちょっと気になるプレイをしていた Charles Altura ですが、本作同様、
あくまで他人のコンポジションの中での動き、リーダー作など、自身のやりたいようにやった音楽の中でその感性を確認してみたいし、そう思わせる
ギタリストだ。本作は、あくまで参考物件、限られた出番という中で、見えてこない部分も多いと感じている。リーダー作を期待したい。

好みの部分がありつつ、そうでない部分が、そこを打ち消してしまうようなところもあり、トータルに見れば、好みモードで星4ツまではちょっとといった
ところか。

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Matt Brewer

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