前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: sax (第2期)  

Archie Shepp / I Didn't Know about You

  Archie Shepp (ts, as, vo)
  Horace Parlan(p)
  Wayne Dockery (b)
  George Brown (ds)

  Recorded November 6, 1990, Munchen, Germany
  CDSJP370 (Timeless) 1991

  1.Go Down Moses (Let My People Go)
  2.I Didn't Know about You
  3.Billie's Bossa
                      4.Hot House
                      5.The Good Life
                      6.Now's The Time
                      7.Ask Me Now
                      8.Party Time

ドス黒く深い哀感がうず巻く

時の流れとともに、それぞれの時代の新しい空気に触れ、また、それまで出会うことのなかった新種の感性との出会いなどを通し、自分の感性の変化、
そして好みの変化もあり、聴く音楽の方向性も徐々に変わってきてはいるのだが、そんな変化の流れの中にあっても、変わることなく、時々は聴かないと
どうにもおさまりがつかないという Archie Shepp。その音楽には、時代の流れに左右されない普遍性と根っこのところにはトラディショナルな響き、
そしてさらに突き詰めていった先には、消し去ることのできない濃厚な Blues の血も感じられる。
あのドギツくペイントしたシャレコウベのジャケットでも、おなじみのインパルス時代からのつき合いだから、もう長い。特に腐れ縁というわけでもないが、
何か心に響くものもあり、その特異な呪術的響きには、常習性もあるからなのだが、今回もなぜか無性に聴きたくなっちまった1曲があり、久しぶりの
蔵出しとなった。

"Go Down Moses (Let My People Go)"

ピアノでもなく、ギターでもなく、トランペット、いやアルトでもなく、なぜかテナーの Ballad に心惹かれていた時代に出会った Archie Shepp
の一曲は、スピリチュアル色も濃厚な "Go Down Moses"。
この曲、Balladという範疇に入れていいものなのか、迷うところだが、もしBalladの定義を「心に温もりの灯がともるような」とするならば、
それはもうりっぱなBalladだろう。

このアルバムに出会った頃というのは、楽器ごとに聴くものが集中してしまう悪癖があった時代で、しばらくSaxから遠ざかっていた時期、
Stan Getz のラストアルバム"People Time"(別頁あり)との出会いをきっかけに、再びSaxを聴くようになった頃だったと記憶している。
それ以前、第一期Sax期と言える時代にフリージャズに手を染めていた Shepp が好きだった自分には、久しぶりの再会となった。
この頃のSheppには、かつて破壊してきた伝統の再創造とも思えるような今のSheppに繋がっていく下地がすでに出来上がっていた。
そして特に魅せられた冒頭の1曲 "Go Down Moses" だが、むせかえるような体臭もほとばしる濃厚なShepp節が炸裂する。
特にイン・テンポになったあたりからの泣く子も黙るドスの利いた凄みすら感じるテナー。そしてその背後に渦を巻くように流れるドス黒く
深い哀感、これはもうSheppだからこその世界で、この味を出せるテナーは、他にはいない。自分がSheppのテナーに惹かれるのも、多分に
この部分が関わっているのは間違いないだろう。

             

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JAZZ-sax 80
Archie Shepp

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201701-2

             

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Category: guitar (第2期)  

Gene Ess / Absurdist Theater

  Gene Ess (g, synth, compositions)
  Thana Alexa (voice, lyrics)
  Manuel Valera (p, key)
  Yasushi Nakamura (ab, eb)
  Clarence Penn (ds)

  Recorded March 5 & 6, 2016 at Bunker Studio, Brooklyn, NYC
  SIMP 160901 (2016)

  1. Out of the Ashes
  2. Circe’s Compassion
  3. Jade Stones
                          4. Kunai
                          5. Torii (The Gate)
                          6. Forkball (for Ornette)
                          7. Dejala Que Pase
                          8. Upward and Onward!

沖縄育ちでバークリー卒、現在はNYを拠点として活動する日本人ジャズギタリスト Gene Ess の新作。全曲自身の手によるオリジナル。

Gene Ess に関しては、10年程前からのボーカルを入れてないものに関しては比較的好印象を持っていたのだが、こうして Thana Alexa のボーカルを
入れてからの音楽を聴くのは、今回初めて。
一通り聴いてみれば、Thana Alexa のボーカルというよりは、ほとんどスキャットを多用したボイスという感じで、もちろん歌詞が入るものもあるのだが、
楽器と同じような位置づけで考えてよい扱いだ。
Thana のボイスは、高音域が印象的で伸びも良く、技術面でもハイレベルを感じさせるものもあり、本作のカラーを決定ずけているとも思える露出の
多さなど、Thanaを1トップに据えての形との印象。他のメンバーに関しても腕達者揃いで、楽曲そのものの魅力も含め、音楽としては、よくまとまって
いるとも感じるのだが、久しぶりで期待もあったこの Gene Ess の音楽は、私的好みからは、ちょっと外れた方向にいってしまった感もある。
そんな風に感じるのも、この高音域を駆使して爽やか感もある Thana Alexa のスキャットを生かした音楽のあり方とその質感。この辺は、音楽の良し
悪しというよりも、もう全くの好みの世界。この質感が、些細な事ではあるのだが、昔、フローラ・プリムが入っていた頃の “Return to Forever” をわず
かにイメージさせられてしまう部分があるのが、気になってしまった。こういう事は、一度気になり出したら、最後までつきまとってしまい、何だか、あの
ジャケットの大海原を飛ぶカモメまて゜目に浮かんできてしまう。
トータルに見れば、哀愁溢れるラインの曲や、心地良い4ビートにのっての鮮やかなギターソロ、あるいは、ハードな盛り上がりを見せる曲.........等々、
けっして、前述の負のイメージのカラー1色で染まっているわけでもなく、バラエティーある内容なのだが、それだけ “Return to Forever” のあの
サウンドが肌に合わなかったということなのだろう。そんな極部分的なイメージが、アルバム全体のイメージまで左右してしまうというのは、何とも
運の悪いアルバムともいえるのだが、聴いた人が悪かったということで諦めてもらうしかない。

そんなちょっとしたトラブルは、あったものの、フラットな目で見れば、それなりに見所もあり、今後に期待させられるところもあったのだが、特に Gene
Ess のギター、Thana Alexa のVocal には、光るものがあった。

リーダーの Gene Ess について、本作では、ギタリストとして先頭に立ち引っ張るという感じでもなく、コンポジション重視といった印象もあり、 あくまで
Thana をメインに据えての形をとっているため、彼女の感性が音楽全体のイメージを決めてしまっているといった印象もあるのだが、それだけに Gene の
コンポジションとともに Thana の個性の強さも伝わってくる。
ただ、そんな中でも、時折、入れてくる Gene のギターソロは、他のブルックリン系ギタリストとは、また一味違った魅力を放っており、やはりこの辺は、
血の部分も関係しているのだろうか、繊細で鮮やかなギターから放たれるラインには、熟成された音を感じる。
唯一のギタートリオ編成での M6 “Forkball” などを聴いていると、全編こんな調子でやってくれたら、どれほど魅力の盤になっていたことかと思ってしまう。
それだけ魅力も秘めたギタリストということでもあり、できれば次回は、ぜひ本作とは、違う形でお目にかかりたいものだが、その辺は Thana Alexa にも
同じような印象を持ち、現在の Vocalシーンでは、少数派とも言えるスタイルには、未知の可能性といったものも感じられ、次のステップでは、自身名義の
アルバムで、自身のやりたいようにやった音楽の中で聴いてみたいと思わせるものもある。

キューバ出身のピアニスト Manuel Valera については、これまでにも何度か聴いてはいるが、やはりどうも肌に合わない。なかなかのテクニシャンだが、
音楽からまずテクニシャンと感じてしまうのは、そこに何か足りないものがあるからといった漠然とした感覚を持っている。技術は、言わば音楽をつくるため
の道具、それをどう使うかというソフトの部分こそが全ての源であり、自分の好みを分ける基準もその部分のウェイトが極めて大きい。本作がアルバムとして
いまいち満足できないのも、このあたりの私的好みが多少関係したのかもしれない。

JAZZ-guitar 176
Gene Ess

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201701-1

      

      よく使う散策エリアには、いくつかのネコスポットをおさえてあり、
      出会った時は、ちょっかいを出すなり、一応コミュニケーションをとってはいるのだが、
      この寒い時期、家の中でヌクヌクゴロゴロしてることも多いのか、外でネコに出会うことも、めっきり減っちまった。
      んで、久しぶりに出会ったヤツ。
      腹回りもちょっとダブついてるし...........少しは動いて、シェイプアップせんとあかんよ!

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Category: guitar (第2期)  

Tisziji Munoz / Love Always (Spirit of The Ancient Masters)

  Tisziji Munoz (g,synth)
  Dave Liebman (ts-7)
  Pharoah Sanders (ts-8)
  Ravi Coltrane (ts-9)
  Paul Shaffer (key-1,4)
  Bernie Senensky (p-2,3,5,6.7,8,10)
  Dennis Irwin (b-1)
  Rasto Harris (b-1)
  Don Pate (b-2,3,4,6,7,8,10)
  Cecil McBee (b-7)
  Guillermo Cantu (ds-1)
  Bob Moses (ds-2,3,6,10)
                      Rashied Ali (ds-4,7,8)
                      Adam Nussbaum (cymbals-1)

                      Recorded January 29,1982 〜 December 9, 2000
                      COCB-53596 (2006)

                      01. Song for All Children
                      02. Seven Steps to Heaven
                      03. All Blues
                      04. Blessings
                      05. Summer of ‘42
                      06. Breaking The Wheel of Life and Death
                      07. Happy Sadness
                      08. Purification by Fire
                      09. Offering of Love
                      10. Love is When You Let It Be

昨年、John Medeski 集中聴きということで、その関連作を記事とした中で、Medeski とは、蜜な関係もあるギタリスト Tisziji Munoz(B1946 ティシー
ジ・ムニョス)の作をいくつか記事としたが、そんな流れもあり、Medeski 接触以前の Munoz もあらためて聴いてみたくなり、久しぶりに引っぱり出してみた。
年の初めにふさわしい重みもある一枚だ。

70年代に Pharoah Sanders のグループに参加していたことがあったが、その後、消息がつかめない時期があったり、名前を使わず名字(Munoz)だけで
の活動などで、何かとなぞの多いギタリストだった Tisziji Munoz ですが、本作は、Munoz が自ら設立した 「Anami Music」なるレーベルに自主制作と
して残した、一般にはほとんど入手困難だった多くの音源の中から選曲し、アルバムとしたもので、先鋭的ギタリストでもある Jim Orourke(B1969)自らが
立ち上げたレーベル「社会人」の第一弾としてリリースされたもので、Orourke も大きく関わっている。

元々、自主制作としてマイナーな存在だった音源ながら、Pharoah Sanders、Dave Liebman、Cecil McBee、Bob Moses、そして後期Coltraneを
支えたRashied Ali 等々、そうそうたるメンバーが名を連ねており、一般には知名度も低かった Munoz だが、一目置かれる存在であったこともうかがえる。

幼少時の左手首神経損傷の事故もあり、コードプレイが不可というハンデの中から編み出されたシングルトーンによるプレイスタイルは、プエルトリコ系と
いった血の部分、そして他のギタリストをほとんど聴くことなく過ごしてきたといったことも関係しているのか、他のギタリストでは、あまり類を見ない独特の
感性を見せており、そのラインからは、Sax奏者のそれがイメージされる。この辺は Coltrane の存在も関係しているのか。
本作の全10曲も、過去の多くのレコーディングから、ピックアップされたものだけに、濃いものが揃っている。
雑多な要素が入り交じり、ギターの音は歪み、プレイは激しく、時には攻撃的とすら感じるのだが、そんな表面上のヨゴレ成分も含んだテイストとは相反し、
音楽には何かピュアなものとともに、目の前が拓けて来るような一種の清々しさも感じられるのは、ことばでは説明不可の部分だ。

その他の Tisziji Munoz 関連作は → こちらから

JAZZ-guitar 175
Tisziji Munoz

Category: guitar (第2期)  

Phil Robson / The Cutt Off Point

 CutOffP-2.jpg

Phil Robson (g)
Ross Stanley (Hammond org)
Gene Calderazzo (ds)

Recorded at Eastcote Studio, Llondon, on the 30th September, 2014.
WR4672 (Whirlwind) 2015

1. Thief
2. Second Thoughts
3. Dimd and The Blue Men 4. Vintage Vista
5. Astral
6. The Cutt Off Point
7. Berlin
8. Ming The Merciless

Mark Turner を迎えての作、その他で名前だけは記憶していた英国のギタリスト Phil Robson(B1970)ですが、聴くのは今回初めて。
オルガンのRoss Stanley(B1982) は、以前、元イエスの Steve Howe のJazzアルバム “Travelling” に参加した時の記事歴はあるのだが、オルガニスト
としての印象に残るようなプレイは、ほとんど記憶していない。
また、メンバーの仮面を付けたジャケットがMMW(Medeski Martin & Wood)をイメージしてしまい、パロディーとしてならともかく、そのパクリ感も
あるジャケ写に、初対面の印象は極めて悪い。

外身から判断すれば、音楽の方もMMWを意識して、Jazzの本道を外れたようなところで勝負しているのかと思いきや、至極真っ当な音を出しているのに
はおどろいた。感性としては、コンテンポラリー系、アルバムタイトル曲 M6のちょっとだけ冒険したようなもの、あるいはファンク調などもあるが、基本、
ストレートな展開のものが多くを占めている。

内容は、D.Liebman曲のM3を除き、全て Robson のオリジナルとなっているが、ギターの Robson をはじめオルガンの Stanley、ドラムスのCalderazzo
にしても巧い。平均レベル以上の感性とそれを支える技を備えており、特にオルガンの Stanley は、前述作の20代半ば当時の状況を考えると、全く別人
と言ってもいいようなコンポラ系オルガニストとしての姿には、驚いてしまう。変われば変わるものだ。本作録音時の32才という年令を考えれば、まだまだ
発展途上、しかもまだその初期段階ということで、今後のいい出会いの中から、自身の感性を少しでも前に進めていってもらいたいものだ。英国で、こんな
若手オルガニストが、育っていたのを確認できたことは、収穫だった。

ギターの Robson は、年令的には中堅からそろそろベテランの域へといったところだが、若いフレッシュな感性を維持しているようだし、ストレートな展開
でのフレーズの刻み方などを聴いていると Pat Martino を思い出すようなところもあり、音数を多く使うタイプだね。
曲により、クリヤートーン、エフェクト処理といろいろ使い分けてのプレイにも、典型的なコンテンポラリー系ギタリストの感性が見える。

アルバム全体の印象として、個性という部分にも大きく関わってくるところだとは思うが、全ての面で平均点をクリヤーしたレベルで、質の高さも感じさせ
る彼らのプレイだが、たとえ弱点はあっても、どこかに突出したストロングポイントでもあれば、それが個性として音楽もより魅力を増すとも思え、その辺
は、今後の課題として残るが、まずまずの好内容に満足できるものだった。

ただ、この内容で、こんなMMWもどきの面をかぶったジャケットにする必要がどこにあるのか、彼らの音楽のイメージが、歪められてしまうと思えるのが
極めて残念。

             
             The Phil Robson Organ Trio. Performing at The Crypt with Gene Calderazzo on Drums,
             Ross Stanley on Hammond Organ and Phil Robson on Guitar. 01.08.14


追記
年末恒例となっている「今年出会った極私的この1枚」のコーナーですが、残念ながら、今年は該当作なしということにしたいと思います。
楽しめた盤ということでは、けっこうヒットしたものはあったんですが、ノリノリで楽しめるというだけでは、本コーナーに選出する意味がなく、
そこに+α、つまりその出会いにより自分の指向の流れが多少なりとも変わり、その後の感性、好みの方向性に変化が生じたというような出会い、
何よりもそこを求めての活動でもあるので、そこまでの出会いが今年は無かったということで、いたしかたありません。
こういった出会いも、漫然とやっていても、あるはずもなく、求める当方としても積極的な動きも必要になりますが、来年は「流れを変える盤」
との出会いから、まだ見ぬ、あらたな世界をぜひ覗いてみたい。期待しましょう。
ということで、本年も、ご訪問いただきありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。

JAZZ-guitar 174
Phil Robson
Category: 未分類  

塩辛

            

毎年、寒い時期になると、つくりたくなるのがこれ。
塩辛なんて、わざわざ作らんでも、瓶詰めや袋詰めで、いくらでも売ってるじゃねえかと思われるかもしれないが、
あれは、各種調味料やら増粘剤、発色剤................など諸々の添加物が入り、本来の塩辛の味とは、ほど遠いというのがほとんど。
まあ、その辺、関心おありの向きは、一度、まぎれもの無しの手作り塩辛をお試しあれ。
塩辛づくりはイカの鮮度が命、なので当然のことながら刺身でも食べられる鮮度が基本なのだが、魚市場の近くにいるわけでもないので、 条件を満足した
イカに出会うことも、そう多くはない。
今回は、この時期、ちょうどおあつらえ向きのイカに出会ったので、早速、塩辛に加工してみた。
一冬に2~3回はやるという、毎年恒例のシゴトである。

作業はポイントを押さえれば、至ってシンプル。
ワタの部分を壊さないように取り出し、塩で覆う(塩の衣を着せる感じ)ようにして、タッパーなどに入れ、一晩寝かしておく。
このワタの良し悪しが最終的な味につながる大きなウェイトを占めているところなので、購入時には気をつけたいところだが、 内蔵部なので、当然、外から
は見えない。大きく、しっかりしていて、色も良いものを選びたいが、この辺は、何度か経験するうちに、つかんで ゆくしかないでしょう。
身の部分は、表面の薄皮を剥ぎ、食べやすい大きさにカット。この時、気をつけるのがアニサキス(寄生虫)、これは身に食い込んでいるので、 見つけやすい
ので、必ずチェックし、もしいたら取ればよい。(これを食べてしまうとめんどうなことになるので注意!)
カットした身と、一晩塩漬けで寝かしたワタの中身、適量の塩(精製塩ではなく、不純物が入った塩の方が旨い)を混ぜ、1日1回は、よく混ぜる ようにして、
3~4日ぐらいが、塩味の尖り感もとれてまろやかになり、味が落ち着く、でも、この辺の食べごろは、好みしだいだね。
バリエーションとして、鷹の爪を入れてピリカラ感を出したり、日本酒や麹を加えてまろやかにしたり、ゆずの皮で爽やか感を出したり...............
まあ、その辺はアイデアしだいというところでしょう。
今回は、基本中の基本、塩のみで、キメてみた。

酒の肴に良し、ごはんの友として、キムチ風に漬け物の具材としての利用、またアンチョビ代わりにパスタ料理に使うなどの変化球もアイデア しだいで
広がる。
まずは、これを肴にチビチビ飲って、今年の出来をチェックしてみたい。先人の知恵から生まれた日本の伝統食に感謝そして乾杯!

未分類-12
Category: Other Instrument  

Terri Lyne Carrington / Structure

 structure-2.jpg

Terri Lyne Carrington (ds, perc, voc-3)
Adam Rogers (ag, eg)
Jimmy Haslip (b)
Greg Osby (as)

Recorded in November 2003 at Castle Oaks Studio, Calabasas, CA USA
ACT 9427-2 (2004)

01. Mindful Intent
02. Black Halo
03. Ethiopia
04. The Invisible
05. Spiral
06. Facets Squared
07. Solace
08. Fire
09. Omega
10. Columbus, Ohio

先日来、Greg Osby を聴く機会があり、その流れで聴いた一枚。
リーダーの 女性ドラマーTerri Lyne Carrington(B1965) は、参加作では、けっこう購入歴はあるのだが、リーダー作では、唯一の所有盤。
本作は、Adam Rogers と Greg Osby 参加のピアノレスという編成が魅力で手を出したような記憶がある。

内容は、M3のJoni Mitchell曲以外は、メンバーのオリジナルを持ち寄ったという内容で、非4ビート主体のコンテンポラリーテイストに溢れたもの。

終始、多彩なワザを織りまぜてのセンシティブなTerri Lyneのドラミングをバックに、多少ダーク寄りの緊張を伴う空気感を振りまく Osby のアルトと
クリアートーンでクールに疾走する Rogers のギターとの絡みが放出するフレーバーが絶妙のクールサウンドを生み出しており、10年以上前の作だが、
そのカッティングエッジなテイストに経年変化による劣化は、全く感じられない。

M3 “Ethiopia” における、ちょっと鼻にかかった声質とともにスピリットに溢れた Terri Lyne のボーカルもGood。
M7 Terri Lyne のオリジナルバラード“Solace” での Osby の抑えたアルトが超クール。そしてRogersのアコギ。
M8 “Fire” Terri Lyne の乱れ打ちが炸裂し、RogersのギターそしてOsbyのアルトがうねる。Terri Lyneのドラマーとしての能力の高さもよく出た 1曲。
.............などなど、聴きどころ満載。

Terri Lyne Carrington の巧みな煽りで、Osby, Rogers の2トップもベストプレイを見せており、特にRogersファンにとっては、外せない1枚だ。

JAZZ-other instrument 40
Terri Lyne Carrington

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201612-3

             

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Category: Other Instrument  

Steve Fidyk / Allied Forces

  Steve Fidyk (ds)
  Brian Charette (org)
  Joseph Henson (as)
  Shawn Purcell (g)
  Doug Webb (ts)

  Recorded iJanuary 18, 2016 Acoustic Recording Brooklyn, NY
  PR8157 (PosiTone) 2016

  01. Evidence
  02. Good Turns
  03. Gaffe
                      04. Food Court Drifter
                      05. Doin’ the Shake
                      06. Moose the Mooche
                      07. Portrait of Tamela
                      08. High Five
                      09. In My Room
                      10. One for T. J.
                      11. Shiny Stockings

若手ドラマー Steve Fidyk の新作。メンバー、曲目などの状況から現在、自分が求めている方向性から、ちょっとずれたものとの予測もついたのだが、
オルガンに Brian Charette の参加もあり、手を出してみた。
リーダーの Steve Fidyk については、逆に Brian Charette のリーダー作 “Once & Future” に参加したものが記事歴としてある。

Fidyk のオリジナル6曲の他はジャズメン曲を含めた5曲という構成となっているが、内容の方は予想した通りの4ビート主体のストレートアヘッドな
展開となっており、オルガン入りということで、ちょうど Eric Alexander(ts) に Mike Ledonne やら Melvin Rhyne のオルガン入りのコンボを思
い出すようなストレートなドJazz感もあるが、感覚的には、それにほんのちょっと今のフレーバーを加えたようなと言ったらわかりやすだろうか。

リーダーの Fidyk は、前述の Charette 作でもそうだったように、緩急、剛柔取り合わせてのドラミングには、キレもあり有望な若手との印象もあり、
各人のプレイも良く、盛り上がりもある上質の硬派ストレートアヘッドなJazz作に仕上がっている。ただ、保守傾向も感じられる彼の音楽観が自らの
可能性を狭めてしまっているようにも感じるのは、もったいない気もする。

各メンバーのプレイも充実、それなりの盛り上がりも見せているのだが、この定型の枠の中での音の流れには、どこか既聴感もあり、私的には、予想して
いたように、やはりその点で若干の物足りなさがあるのも事実。まあ、この辺は音楽の善し悪しというよりは、受け手である我々各自の、どういった方向性
の音にもっとも価値を見出すかといった好みによるところだろう。なので、私的には評価はするが、好みからは、ちょっと外れるというのが率直な感想。

目当てとしていた Charette だが、Fidyk の直球勝負でストレートに攻める音楽の中で、やはり彼が本来持っている、前述の自身リーダー作で見せる
ようなコンポラテイストある感性は、希薄になってしまっている。参加作でも自分の色をこれでもかと出してくるタイプもいるが、これもミュージシャンと
しての考え、あるいは性格もあるし、また、いろんな状況に対応できる器用さであるとも言えるのだが....................。
私的に、Charette は、前を向いて、新しいものをどんどん取り入れ、自分の感性を開発していくような活動の中で、より輝きを増す感性と見ている。
なので、意外と多いこういった伝統のベースにのった音楽での活動が、足枷になっているのでは、と危惧してしまう。
私が心配してもどうにもならないことだが、こんな状況が、何か Pat Bianchi が辿った状況と似ていることが、気になる。なので、自分の求める方向性
の音楽ではないとの予測の中でも、あえてチェックせずにはいられなかった本作だった。

JAZZ-other instrument 39     
Steve Fidyk

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201612-2

           

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Category: guitar (第2期)  

Rale Micic / 3

  Rale Micic (g)
  Scott Colley (b)
  Gregory Hutchinson (ds)

  Recorded February 23, 2009, NY
  CTA008 (CTA Records) 2010

  01. Dealin’
  02. The World Doesn’t End
  03. I Love You
  04. Serbology
  05. Pannonia
                      06. Naive Art
                      07. Three of aKind
                      08. Thirty Three
                      09. Night Has a Thousand Eyes
                      10. Gybanitza

セルビア出身のギタリスト Rale Micic(レイル・ミシック B1975)の2010年作、入手当時は、未聴のギタリストながら強力なサポートメンバーを
迎えてのギタートリオ作ということで、かなり期待しての入手だったように記憶している。
そんな期待が大きかったこともあり、その反動ということもあったのか、感性面で微妙に反応するところや、引っ掛かるところもあったのだが、その
地味めのサウンドにリピートを繰り返すには至らず、倉庫暮らしの扱いを余儀なくされていたという盤である。
先日、聴いた Micic の新作 “Night Music” において、そのネックにもなっていた「地味」という部分に関して、逆にそこが好印象につながっていた
こともあり、要再チェックということで、久しぶりに表舞台に引っぱり出してみた。

初っ端の冒頭1曲目、ソロに入ってからの Micic の感性にやられた。米国系ミュージシャンには、あまり見られないどこか素朴、憂いを含んだような
響きは、独自性もあり惹き付られるものがある。今現在の自分の感性には、どストライク! 当時、聴いた時は、いったい何を聴いとんじゃと、後悔する
ことしきりである。ミスった!
他曲についても、セルビア出身というあたりも多分に関係していると思われる、この独自性ある感性がアルバム通して一貫して、感じられ、統一感も
ある上質の一枚に仕上がっている。Micicのギターには、先日、聴いた新作同様、強い先進性はないものの、程よく漂わせる今の空気感と虚飾の無い
抑えたプレイには、繊細な感性がうかがえる。
地味というよりもハデな太刀回りを嫌うとでもいったらいいのか、そんなプレイだけに、1回サラっと聴いただけでは、見逃すこともあるのかもしれ
ない。何度かリピートしているうちに、少しずつ視界が開けてくるという感じで、それだけに人並み以上の繊細な感性と言えるのかもしれない。
技術面では並ながら感性面では、好相性という評価。普段から技術はあくまで手段、肝心なのは感性などと言っておきながら、その大事な感性面で
見過ごしてしまったのは、我ながら何とも情けない。初めての出会いで、この感性を受け止められなかったことは、痛恨のミスだが、こうして良い再会
ができたことは、何よりである。

陽の当たらない不遇の盤、能力に見合った正当な評価を受けていない不遇のミュージシャンにスポットを当ててやりたいという当ブログの方針にも
誠にふさわしい盤でありながら、初見で見落としていたという、あってはならないミスを犯し、長きに渡る暗い倉庫暮らしを強いてしまったという罪は
重い。反省!
しかし、言い訳でもないが、そこにはもう一つの理由も考えられる。こうした自分とJazzとの関わりも、常に出会ったことのない新しい感性との出会い
を求める中で、自分の感性の変化を求める活動でもある。そんな中で自分の感性の変化から、受取り方やら好みも変化してきており、5年、10年前と
今現在の感性とは、明らかに違う。かつて反応しなかった音に反応したり、逆に反応した音に反応しなくなったりといったことがおこり、これは、新しい
ものを求める者にとっては、正常な変化であり、これがないと、この活動自体が意味の無いものになってしまう。
かつて夢中になった音と再会しても、懐かしいという感情はあっても、昔と同じように夢中にはなれないものだ。自分も変化してきてるし、夢中になった
ものに、いつまでもしがみついていたら前には進めない、Jazzとは、常に細胞分裂を続けることで生を維持している生き物だ(あくまで私的価値観であ
り他を否定するものではない)。
そんなことで、本作と出会った5〜6年前には、反応しなかったが、その後の自分の感性やら好みの変化により反応が変わったとの見方もできるのだ。
言い訳がましくなってしまったが、特にその時代の音、あるいはさらにその先の音を追うタイプのミュージシャンそしてリスナーは、変化(進化)を求める
ものであり、時代の流れとともに生きるJazzも、最も輝きを放つその時代時代の瞬間、その旬の時に受け止めてやりたいという思いでいるのだが.........

             
             Rale Micic - guitar, Mimi Jones - bass, Greg Hutchinson - drums
             live at Cornelia Street Cafe, New York January 14, 2009

JAZZ-guitar 173
Rale Micic

Category: Gallery > Photo  

201612-1

               

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Category: organ (第2期)  

Medeski Scofield Martin & Wood / Out Louder

  John Medeski (keyboards)
  John Scofield (guitars)
  Billy Martin (drums, percussion)
  Chris Wood (basses)

  Recoded January 2006 (disk1) and November 25, 2006 (disc2)
  Indirecto Records (2007)

  discOne
  01. Little Walter Rides Again
  02. Miles Behind
                      03. In Case The World Changers Its Mind
                      04. Tequila and Chocolate
                      05. Tootie Ma is A Big Fine Thing
                      06. Cachaca
                      07. Hanuman
                      08. Telegraph
                      09. What Now
                      10. Julia
                      11. Down the Tube
                      12. Lagalize It

                      discTwo
                      01. A Go Go
                      02. Cachaca
                      03. The Tube
                      04. Amazing Grace
                      05. Deadzy
                      06. What Now

Medeski 集中聴きの流れで聴いた本作だが、MMW+Scofield ということで “MSMW” 名義でリリースされた最初の作になり、後に
“MSMW Live(2011)” “Juice(2014)” と続編もリリースされる長年続くプロジェクト。
当時は、disc1のみのものが先行発売され、後にライブ盤が加わり2枚組として出たのが本作。
彼らのスタイルから、ライブの方に、より魅力を感じるのは自然の流れということで、迷うことなくこちらをゲットしたような記憶がある。

私的には、やはり disc2 のライブの方の内容により魅力を感じるものがあった。彼らの音楽から、何度もテイクを重ねてというのは、ピンとこないものも
あるが、disc1 のスタジオ録音も、やはり一発録りであるらしい。
disc1と2でそのテイストの違いは、聴衆の有無が結果に微妙な違いを出したのだろう。聴衆の生の反応を肌に感じつつの音楽は、いろんな意味で、より
Up - down の幅の激しいものとなる可能性を秘めているのだが、本作においても、disc1の比較的安定した内容と比べると、disc2は、まずいところは
まずいというデコボコ感はあるものの、ピークとなるポイントでは、明らかに高いレベルまで到達しており、彼らの音楽の性質から、望んでいた環境も、
まさにこちらの方なのではないだろうか。
同じ曲 “Cachaca” “What Now” がそれぞれに入っており、聴き比べれば、粗さもでるが、このバンドは、ライブという環境が、彼らの能力をより高い
レベルで引き出す可能性がある場であることを感じる。

Scofield の Bluesの表現でちょっとというところもある。
Bluesギタリストが多用したフレーズ、その影響がロック系ギタリストにも顕著に感じられたニューロック、アートロックなどと呼ばれた時代から延々と使わ
れてきた、もはやアドリブというより、定番のフレーズの数々。たぶん Scofield もそのあたりのものをいやというほど聴いて育ってきた口なのだろう。
なじみのフレーズが、随所に出てしまい、ちょっと興ざめといった場面もある。コンディションの良い時は、独自性溢れたフレーズの展開も見せるScofield
だが、これが一発勝負のライブというもの、アイデア不足に陥ってしまうこともある。リスクより可能性を求めた結果であり、その姿勢には納得。 だから
こそのLive のおもしろさとも言えるのだが。

形の上では、フロントに立つギターのScofield が引っ張っているようでもあるのだが、大きく見れば、MMWの音楽の中でのScofield だし、それを
コントロールしてるのもMedeski と私的には受け取っている。

ということで、夏場から続けてきた John Medeski 関連作のシリーズ、このまま続けても年内に、切りよく終わる見通しも全くたたず、ちょっと息切れして
きたこともあり、一端、間を置いて、機を見てということにします。

Jazz-organ 190
MSMW

Category: Gallery > Photo  

201611-8

           

           去年の今頃の状況はどうだったかと、過去記事を見ていたら
           12月9日付の記事に、暖かくてまだコートも着ていないというようなことが書いてあった。
           それに比べ今年は、秋の中に、強引に冬が割り込んできた感じ。
           厳しい冬になりそうな気配.....................

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